カフェ店舗併用住宅にリフォームする費用は?メリット・デメリットや注意点を解説

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自宅でカフェを開くには、内装だけでなく厨房設備や給排水・換気、許可申請などの準備も必要です。この記事では、店舗併用住宅として自宅をカフェにリフォームする費用の目安、メリット・デメリット、事前に確認したいポイントを解説します。開業後に困らないよう、計画段階で押さえるべきことを見ていきましょう。
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自宅をカフェ店舗併用住宅にリフォームする際の内装、厨房設備、給排水、電気・換気、許可・消防の費用項目を整理した図解
カフェ店舗併用住宅リフォームの費用内訳

カフェの店舗併用住宅リフォームでかかる費用

自宅をカフェとして使える店舗併用住宅にリフォームする場合、一般的な住まいのリフォームより費用は高くなりやすいです。壁・床・天井などの内装をカフェ風に整えるだけなら、10畳あたり100万円前後が目安になります。

ただし、実際に営業するには、内装工事に加えて厨房設備、給排水・電気・換気・空調工事、保健所や消防への対応、看板・外装まわりの費用がかかることがあります。工事範囲によっては数百万円規模になるため「内装だけの費用」と「営業に必要な設備・法令対応を含めた費用」は分けて見積もりましょう。

自宅をカフェ店舗併用住宅にリフォームする際の内装、厨房設備、給排水、電気・換気、許可・消防の費用項目を整理した図解
カフェ店舗併用住宅リフォームの費用内訳

※ 参考1:東京都保健医療局「改正食品衛生法の営業許可と届出」
※ 参考2:東京消防庁「防火管理 実践ガイド」

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戸建て住宅を店舗併用住宅にリフォームするメリット

戸建て住宅を店舗併用住宅にリフォームすると、住まいと店舗をひとつにできるため、費用や時間の面でメリットがあります。主なメリットを見ていきましょう。

【メリット1】経費の節約になる

一般的にテナントを借りてカフェを開業すると、家賃だけでなく敷金や礼金などが必要です。一方、店舗併用住宅なら、自宅の一部をお店として使えるため、テナントを借りる場合に比べて毎月の賃料負担を抑えやすくなります。ただし、家賃がかからない分、改装費やローン返済、固定資産税、事業で使う水道光熱費などは発生します。家賃分をそのまま利益と考えず、毎月の固定費全体で比較しましょう。

※ 参考:日本政策金融公庫「START 政策金融公庫の創業支援」

【メリット2】通勤時間とコストを節約できる

店舗併用住宅なら通勤が不要になり、時間と交通費を節約できます。浮いた時間は、オープン準備やメニュー開発、SNS発信などに充てられます。満員電車のストレスが減り、家族との時間や趣味の時間を確保しやすくなる点もメリットです。

【メリット3】収益物件にできる

将来カフェ経営をやめても、店舗スペースを別の用途に転用できる場合があります。住居と店舗の動線を分けられれば、賃貸に出して家賃収入を得られる可能性もあります。ただし、店舗部分だけを貸すには、防犯対策や用途地域、保健所・消防の手続き、近隣への配慮などの確認が必要です。リフォーム前から「将来どう使うか」まで想定しておくと安心です。

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戸建て住宅を店舗併用住宅にリフォームするデメリット

店舗併用住宅へのリフォームには、費用・集客・売却面で注意したい点もあります。メリットだけで判断せず、事前にデメリットも確認しておきましょう。

カフェ店舗併用住宅の経費節約、通勤不要、将来転用と、改装費高め、集客に工夫、売却しにくい点を比較した図解
店舗併用住宅カフェのメリット・デメリット比較

【デメリット1】リフォーム代金が高額になりやすい

店舗併用住宅のリフォーム費用は、一般的な自宅リフォームより高くなりやすいです。カフェとして営業するには、専用の厨房工事や、消防法などに対応した安全対策工事が必要になるためです。さらに、デザインにこだわったり、店舗用の丈夫な素材を使ったりすると費用は上がります。店舗スペースを増築する場合は工事規模も大きくなるため、追加費用を見込んだ予算計画を立てておきましょう。

【デメリット2】自宅の場所では集客が難しい可能性もある

店舗併用住宅では、自宅の立地がカフェ経営に向いているとは限りません。駅から遠い場所や人通りの少ない地域では、お店の存在に気づかれにくく、集客に苦戦する可能性があります。住環境としては良くても、カフェには不向きなケースもあります。その場合は、看板の設置やSNSでの情報発信など、集客の工夫が欠かせません。音・匂い・来店客の車の出入りが近隣トラブルにつながらないよう、ご近所への配慮も忘れずに行いましょう。

【デメリット3】お店だけを売るのは難しい

店舗併用住宅は家と店舗が一体になっているため、将来カフェをやめても店舗部分だけを売却するのは難しい傾向があります。買い手が限られ、想定より売却価格が下がる可能性もあるでしょう。リフォーム前に「閉店後は住居に戻すのか、貸し出すのか」まで考えておくと、間取りや設備計画を決めやすくなります。

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店舗併用住宅リフォームの費用面に関する注意点

店舗併用住宅へのリフォームでは、工事費だけでなくローンや税金の扱いにも注意が必要です。資金計画でつまずかないよう、事前に確認しておきたい点を見ていきます。

【注意点1】リフォームローンの条件は金融機関によって異なる

店舗併用住宅のリフォーム資金を借りる場合、住居だけのリフォームとは審査条件が異なることがあります。個人で新たにカフェを始める段階では、事業実績や安定収入を示しにくく、銀行のリフォームローンを利用しづらいケースもあります。金融機関によって条件は異なるため、銀行だけでなく地域の信用金庫などにも相談しておきましょう。

あわせて読みたい【2026年】リフォームローン低金利ランキング1位は?審査内容もチェック!

【注意点2】事業用ローンは金利が高い傾向にある

リフォームローンの利用が難しい場合は、カフェ開業資金として事業用ローンを検討することになります。事業用ローンは、一般的にリフォームローンより金利が高くなる傾向があります。返済総額が増えやすいため、毎月の返済額と事業収支をあわせて確認しておきましょう。日本政策金融公庫などの公的な融資制度も、選択肢のひとつです。

【参考】リフォームローンの種類と金利

「【注意点2】事業用ローンは金利が高い傾向にある」内、「【参考】リフォームローンの種類と金利」の表の直後
リフォームローンと事業用ローンの金利比較
ローンの種類金利の目安
リフォームローン1.7~5%前後
事業用ローン(銀行・日本政策金融公庫など)2~6%前後
ノンバンクのビジネスローン5~18%前後
2026年7月時点の目安

実際の金利は、借入先、担保の有無、返済期間、事業実績、自己資金、融資制度などによって大きく異なります。日本政策金融公庫の事業資金も、制度や条件によって適用利率が変わります。

※ 参考:日本政策金融公庫「金利情報 小規模事業者/個人事業主の方」(令和8年7月1日現在)

【注意点3】税金の軽減措置を受けられない可能性もある

店舗併用住宅では、固定資産税や都市計画税の扱いにも注意が必要です。住宅用地の特例は、土地のうち住宅用地と認められる部分に適用されます。店舗部分が広く、住居部分の割合が小さい場合、特例の対象となる土地の範囲が限られることがあります。一般的な併用住宅では、居住部分の割合が4分の1以上2分の1未満なら土地の一部、2分の1以上なら土地全体が住宅用地として扱われるのが基本です。

店舗併用住宅の住居部分の割合が4分の1未満、4分の1以上2分の1未満、2分の1以上の場合の住宅用地特例の対象範囲を示した図解
店舗併用住宅の住宅用地特例と面積割合

ただし、建物の構造や階数、自治体の判断によって扱いは変わります。設計段階で店舗と住居の面積割合を確認し、税務上の扱いは自治体や税理士に相談しておきましょう。

※ 参考:東京都主税局「固定資産税・都市計画税(土地・家屋)」

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店舗併用住宅のリフォームを検討する際に確認すべきポイント

カフェ併用の住まいを成功させるには、資金計画だけでなく、立地・防犯・駐車場・事業計画・許認可の確認も欠かせません。リフォーム前に確認したいポイントを見ていきます。

カフェ店舗併用住宅へリフォームする前に確認する立地、駐車場、防犯、事業計画、保健所、消防・建築の流れを示した図解
カフェ開業前に確認すべきポイント

【ポイント1】集客が見込める立地条件か

店舗併用住宅でカフェを開くなら、自宅の周辺にどのようなお客さんがいるか、競合店はあるか、人通りは多いかを確認しましょう。駅からの距離や、駐車場・駐輪場の必要性も、来店しやすさを左右します。

【ポイント2】セキュリティは万全か

店舗併用住宅でカフェを運営するなら、店舗部分だけでなく住居スペースの防犯も考える必要があります。閉店後の店舗、営業時間中の自宅側の出入りを分け、防犯カメラや鍵の強化などをリフォーム会社や防犯の専門家に相談しておくと安心です。

あわせて読みたい防犯リフォームで強盗・空き巣対策!特に窓が重要!補助金も活用して費用をおさえよう

【ポイント3】駐車場・駐輪場は必要か

車や自転車で来店するお客様が多い地域では、駐車場・駐輪場の有無が集客に影響します。自宅敷地内に設けられるか、近隣で借りられる場所があるかを事前に確認しておきましょう。来店車両が近隣の交通を妨げないよう、出入りのしやすさにも配慮が必要です。

【ポイント4】どのようなカフェにしたいか(事業計画)を考える

店舗併用住宅にリフォームする前に、どのようなカフェにして、どう運営するかを整理しておきましょう。コンセプト・ターゲット・メニューを明確にしておくと、必要な設備や内装の方向性が決まりやすくなります。リフォーム会社との打ち合わせやローン審査にも役立つため、事業計画は早めに準備しておくと安心です。

【ポイント5】カフェ開業に必要な許可や法律を調べる

店舗併用住宅でカフェを開く場合、基本的には保健所で「飲食店営業許可」を受ける必要があります。申請時には、施設の図面や食品衛生責任者の資格を証明する書類などが求められるため、キッチンや手洗い設備、客席の配置を決める前に相談しておくと安心です。

また、住宅を店舗併用に変える場合は、用途地域や建築基準法上の用途変更、建築確認の要否も確認しましょう。カフェ部分の面積や工事内容によっては、消防署への届出や防火管理者の選任、消防計画の作成、消防用設備の確認が必要になることもあります。リフォーム会社だけで判断せず、保健所・建築指導課・消防署へ早めに相談することが大切です。

※ 参考1:東京都保健医療局「改正食品衛生法の営業許可と届出」
※ 参考2:東京都保健医療局「営業許可・届出の概要」
※ 参考3:東京消防庁「防火管理 実践ガイド」

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まとめ

店舗併用住宅へのリフォームは、自宅でカフェを開きたい人にとって有力な選択肢です。一方で、費用・集客・法律・資金計画など、事前に確認すべきことは多くあります。開業後に困らないよう、リフォーム前から計画を具体化しておきましょう。

カフェ開業に必要な許可や法律の確認は、リフォーム前に済ませておきましょう。2025年4月以降は、木造住宅の大規模なリフォームで建築確認の対象が広がっているため、店舗併用住宅にする工事でも、用途変更や建築確認の要否を早めに確認しておく必要があります。

店舗併用住宅のリフォームには専門的な知識が必要です。複数のリフォーム会社に相談し、夢や予算に合うプランを比較しながら、無理のない開業計画につなげましょう。

※ 参考1:国土交通省「改正建築物省エネ法・建築基準法等に関する解説資料とQ&A」
※ 参考2:e-Gov法令検索「建築基準法」

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