スタンプコンクリートとは何か?
スタンプコンクリートとはエクステリアの外構工事でよく使われる工法です。コンクリートの床面にスタンプのように型押しし、自然石やタイル、レンガ模様などの風合いに仕上げられ、デコレーティブコンクリートとも呼ばれています。
USJのエントランスに使用されたことで話題を呼び、ショッピングモールやテーマパークなどの商業施設で広く採用されるようになりました。最近では一般家庭のエクステリアに利用されることも多いです。
一般家庭でリフォームに取り入れる場合、ガレージやエントランスにスタンプコンクリートが採用されています。ガーデンや軒先のエクステリアに使われることも少なくはありません。
スタンプコンクリートでおしゃれなエクステリアへ
土間コンクリートと言うと、グレー色の無機質なコンクリートを思い浮かべると思いますが、コンクリートを景観用の土間に仕上げる、アレンジコンクリートの人気が高まっています。
アレンジコンクリートにはいろいろな工法がありますが、その中のひとつにスタンプコンクリートと呼ばれるアレンジ方法があります。
打設したコンクリートが固まる前に型押しをして色を付け、レンガや天然石など多彩な模様に仕上げることができます。本物のような素材感があり、コンクリートであることを忘れてしまうような仕上がりになります。
コンクリートならではの耐久性があり、商業施設やテーマパークなどで採用されていましたが、近年では住宅の外構においても施工する例が多く見られるようになりました。
スタンプコンクリートの工事費用の相場
スタンプコンクリートのリフォーム費用の相場は、施工面積が10平方メートル(約6帖間)とすると、18万~22万円です。
1平方メートルあたりの工事費用の相場は?
スタンプコンクリートの施工費用は、平米単価で計算されますが、面積が広いほど割安になる傾向があります。
住宅の外構に施工する場合は、それほど広い面積ではないため割高になる場合もありますが、1平方メートルあたりの価格は8,000~1万円前後が相場となっているようです。
複雑な色付けをする場合や、敷地形状、施工する場所が生コンクリートの場合なども価格が高くなるケースがあります。
工事費用の内訳価格
スタンプコンクリートの施工費には、材料費のほかに以下のような費用が含まれています。
費用相場 | |
---|---|
残土処分費用 | 約2,000円 (1平方メートルあたり) |
下地 | 約300円 (1平方メートルあたり) |
人件費 (2日分) | 約3万円 (1人あたり) |
ユンボやダンプ・転圧ローラーなどのリース | 約2万円 (1日あたり) |
燃料費 | 約5,000円 (1日あたり) |
その他経費 | 総額の約2~3割程度 |
工事にかかる日数
スタンプコンクリートの施工は、コンクリートの打設と均し作業、ハーデナーの散布と均し作業、リリーサーの散布後に型押しとなります。4、5日養生して乾燥させたら、洗浄しトップコートを塗布して完成です。
スタンプコンクリートのメリット
スタンプコンクリートを利用することでどのようなメリットが得られるのでしょうか。普通のコンクリートとは何が違うのでしょうか。
【メリット1】美しい外構がつくられる
レンガ風やタイル模様のスタンプコンクリートを型押しをすることによって、外構に高級感が出ます。エクステリアを洋風にしたいと考える家庭にはぴったりです。
またレンガや天然石のように目地から雑草が生えることがないので、時間が経過してからも美しい外観を保存できます。
【メリット2】工事期間を短縮できる
スタンプコンクリートは元々敷かれたコンクリートに型押しをしていくため、時間をかけることなく工事を終わらせることができます。施工そのものも簡単で、信頼できる業者にすべて任せられるでしょう。
天然石やレンガはひとつひとつ埋め込む必要がありますが、スタンプコンクリートは型押しするだけなので時間がかかりません。
【メリット3】リーズナブルにリフォームできる
コンクリートに直接加工するスタンプコンクリートは、リーズナブルで気軽に外構をリフォームすることができます。
【メリット4】耐久性が高まり、ひび割れを防止できる
スタンプコンクリートは耐摩耗性に優れていて色落ちしにくいところが魅力です。コンクリート床にありがちなひび割れを防止できるでしょう。
スタンプコンクリートのデメリット
メリットが多いように思われるスタンプコンクリートにも少なからずデメリットが存在します。工事を依頼する前にどんなデメリットがあるのかを知っておきましょう。
【デメリット1】資材や出来が不安定になりやすい
現在スタンプコンクリートに使用されている資材の多くはアメリカやオーストラリアから輸入されているもので、時期によっては資材が高騰してしまったり、品質在庫不足が起こったりする恐れがあります。
また既存のものを使用するレンガや天然石と違ってスタンプコンクリートは現場の職人の腕によって出来が大きく異なります。
特に地方ではまだ取り扱い業者や専門技能者も少ないことなどから、満足のいくできにするためにはリフォーム会社の技術実績に十分考慮し、問い合わせしましょう。
【デメリット2】定期的なメンテナンスが必要
耐久性に優れているスタンプコンクリートですが、メンテナンスは2から3年に一度必要とされています。剥げてしまった部分をトップクリア塗装することでより長い期間、美しい外観を保てます。
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