2024年07月24日更新

監修記事

クローズ外構のメリットとは?後悔しがちなポイントをも確認しよう!

クローズ外構は塀やフェンスで敷地を囲うため、プライバシーの確保がしやすい、敷地へ侵入しにくいといった特徴があります。
この記事ではクローズ外構のメリット・デメリットや、費用や事例、後悔しやすいポイントと対策についてもご紹介します。クローズ外構をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

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クローズ外構の特徴とは?

クローズ外構は建物以外の敷地を、塀やフェンス、門扉などで囲うタイプの外構デザインです
敷地を囲って境界線を明確にし、プライバシーや安全性が確保できるため、人気を集めています。

また設置物が多いため、さまざまなデザインを楽しめるうえ、重厚で落ち着いた雰囲気を演出できるのも魅力です。

>>オープン外構はこちらの記事で紹介!

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クローズ外構のメリット

クローズ外構には、敷地の境界線を明確にすることで、さまざまなメリットがあります。こちらでは、クローズ外構の3つのメリットを以下で詳しく解説します。

  • プライバシーが守られる
  • 外部からの侵入を制限できる
  • 子どもやペットの飛び出しを防げる

メリット①プライバシーが守られる

塀やフェンスで囲った敷地では、外からの視線を気にせずに過ごせます。
たとえば、1階に大きな窓を設置したり、日中にリビングのカーテンを開けたりできます。
人目を気にせず、部屋でくつろいだり、庭で洗濯物や布団を干すことも可能です。

また、敷地を囲う塀やフェンスは、道路や近隣の騒音を軽減し、静かな環境を作ることができます。
外からの視線や音を気にせず、プライベートな空間でのびのび過ごせるのは、クローズ外構の大きなメリットです。

メリット②外部からの侵入を制限できる

クローズ外構は、敷地の境界線が明確に仕切られているため、他人が敷地とわからずに侵入することがありません。
また、塀の高さや素材により、塀を乗り越えて不審者が敷地に侵入するのを諦める効果も期待できます。
門扉をオートロックにしたり、防犯カメラを設置したりして、防犯性を高めると不審者の侵入をさらに防げるでしょう。

メリット③子どもやペットの飛び出しを防げる

特に大きな道路が家の前にある場合は、子どもやペットの飛び出しは非常に危険です。
敷地外に出るまでに遮るものがないと、子どもやペットが道路に飛び出して事故に巻き込まれてしまうリスクがあります。

クローズ外構で敷地を塀やフェンスで囲っていると、すぐに敷地の外に出ることができないため、子どもやペットが居る方も安心して過ごせるのもメリットの一つです。

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クローズ外構のデメリット

防犯性、安全性の高いクローズ外構ですが、デメリットもあります。
こちらでは事前に知っておきたいデメリットについて、3つ解説しますので事前に押さえておきましょう。

デメリット①閉鎖的で圧迫感を覚えやすい

クローズ外構は敷地を塀やフェンスで囲うため、視界が遮られ開放感や広がりを感じにくくなるのがデメリットです。
特に敷地が狭い場合、塀やフェンスが前に張り出す印象があり、圧迫感を与える可能性があります。

また、塀やフェンスが日光を遮り、室内が暗くなったり、狭く感じたりするかも知れません。
狭い敷地の場合は、境界線ギリギリまで構造物を設置しないなどの、対策が必要です。すき間のあるフェンスや高過ぎない囲いを用いるなど、デザインに工夫して閉鎖的にならない工夫をしましょう。

デメリット②日当たりが悪くなりやすい

クローズ外構で、高い塀やフェンスを設置すると、日光が遮られ建物や敷地に十分な日当たりが得られない可能性があります。
また、ガレージや物置、生け垣や高い木などが敷地内に密集して設置された場合も、影を作り日当たりが悪くなるかも知れません。

特に南側や東側は、日当たりの影響を受けやすいため、注意が必要です。日当たりが悪くなると、部屋の中も暗く閉鎖的な印象になります。
クローズ外構での塀やフェンスの設置には、高さや素材を十分考慮しましょう。

デメリット③費用が高額になりやすい

クローズ外構で敷地を囲う、塀やフェンス、門扉などは設置する数が多いと費用が高くなるのがデメリットです。
特に敷地の面積が広いほど、必要な材料が増えるため費用は上がります。

また、耐久性やデザイン性などが優れた高品質な材料は、高額になりがちです。さらに高品質な設備の維持には、メンテナンス費用の考慮も必要です。

植栽や照明などのオプションを追加する際にも、内容によって費用は変動します。
優先したい工事の内容を決めて、費用の範囲内のリフォームとなるように計画しましょう。

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クローズ外構の種類

クローズ外構には、大きく分けて3種類のデザイン(クローズ外構、セミクローズ外構、ハイクローズ外構)があります。
プライバシー性の高いクローズ外構と、セミクローズ・ハイクローズ外構は、どう違うのでしょうか。
以下で2つの特徴について解説します。

  • セミクローズ外構
  • ハイクローズ外構

セミクローズ外構の特徴

メリット
デメリット
  • 部分的にプライバシーを確保できる
  • 適度な開放感を演出できる
  • クローズ外構に比べて費用が安くなる
  • プライバシーの完全な確保は難しい
  • 防犯性を高めにくい
  • 設置物が多いと費用は上がりやすい

セミクローズ外構は、必要な部分に塀やフェンスを設置して、プライバシーを守りつつ開放的な雰囲気を可能にするデザインです。
クローズ外構に比べて構造物が少ないため、リフォーム費用を削減できます。
ただし、複雑な構造にして設置物が増えると、費用が高額になる可能性があり注意が必要です。

防犯性やプライバシーを重視したい場合は、クローズ外構を選ぶと良いでしょう。

ハイクローズ外構

メリット
デメリット
  • プライバシーを確保できる
  • 防犯性が高くなる
  • 高級感を演出できる
  • 圧迫感が出やすい
  • 日当たり・風通しが開く保しにくい
  • 費用が高額になりやすい

ハイクローズ外構とは、クローズ外構よりも高さのある塀やフェンスを使用した、高級感のあるクローズ外構です。

高い塀で敷地を囲うと、道路や近隣からの騒音が遮断されやすく、静かな住環境を維持できます

ハイクローズ外構は、高級感が出て重厚な印象になりますが、塀やフェンスが高すぎると、周囲に圧迫感を与えてしまいます。また、費用が非常に高額になりやすいというデメリットもあります。
費用に余裕のある方や、高品質な材料と高いデザイン性を求める方に、ハイクローズ外構は向いているでしょう。

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クローズ外構の後悔しがちな点と対策

クローズ外構にリフォームする際に、しっかり計画を立てないと失敗する場合があります。
リフォーム後にクローズ外構を「やめたい」と後悔しないように、事前にポイントを抑えて対策を取りましょう。
こちらでは、後悔しやすい点と対策を3つ解説します。

その①駐車スペースが狭くなる

クローズ外構で敷地内の駐車スペース周辺にブロック塀やフェンスを設置すると、駐車スペースが狭くなることがあるため注意が必要です

また、庭やアプローチを敷地内に設置した場合も、駐車スペースが制限されるかも知れません。せっかく駐車スペースを作ったのに、車の出し入れやドアの開閉がしにくいと、ストレスになります。

後悔しないために、まず駐車スペースを優先し、塀や門扉、庭などはできるだけシンプルでコンパクトなデザインにしましょう。
駐車スペースに合った車両のサイズを選ぶのも、対策として有効です。

その②庭の開放感がなくなる

プライバシーを優先して、高さのあるブロック塀などを設置すると、視界が遮られ庭の広がりを感じにくくなります。また高い塀は日光を遮り、庭が暗く閉鎖的に感じるかも知れません。

せっかく庭にこだわって、多くの植栽を植えても、圧迫感が出て開放感がなくなってってしまう可能性もあります。

明るく開放的な庭にするには、すき間のあるフェンスや低めの塀や垣根を使用して、光と風を取り入れると効果的です。
また庭に高い植栽を密集して植えずに、壁面に植物を配置するのも開放感を出すのに有効です。

その③近隣から浮いてしまう

クローズ外構を施工する際、近隣の外構も事前に調査しておきましょう。たとえば、近隣にオープン外構が多い場合は注意が必要です。

設置物が少なく明るい印象を与えるオープン外構が多い中で、一軒だけ高い塀を設置すると圧迫感を与えてしまいます。
特に、狭い敷地の境界線ぎりぎりに、高い塀やフェンスを設置すると、閉鎖的なイメージになり近隣から浮いてしまうかも知れません。

対策としては塀を高くし過ぎない、すき間のあるフェンスを取り入れると、圧迫感を低減した外観に近づけることができるためおすすめです。

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クローズ外構のリフォーム費用はいくら?

クローズ外構には3つの種類があるとお伝えしましたが、それぞれリフォーム費用はどのように違うのでしょうか。

こちらでリフォーム費用について比較して表でまとめました。

クローズ外構の種類リフォーム費用
セミクローズ外構約150万円~約250万円
クローズ外構約200万円~約300万円
ハイクローズ外構約600万円~
※デザインによります
※工事内容や使用する商品により費用は異なります。

表で見るように、ハイクローズ外構は塀の高さや、機能性・デザイン性が高品質になるため、費用はオープン外構と比べるとやや高めです。
セミクローズ外構は、設置物が少ないため比較的安価ですが、複雑なデザインを取り入れると費用は上がります。

プライバシーを重視しながら、費用を抑えたい場合は、クローズ外構を選ぶと良いでしょう。

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クローズ外構のおしゃれな施工例

こちらでは、クローズ外構の施工例をご紹介しますので、参考にしてください。

補助金を利用して塀を耐震化リフォーム

デザイン性と機能性を高め塀を耐震化
施工期間約1週間
リフォーム費用約160万円

ブロック塀が古くなったので、お住まいの地域の条件を確認し、補助金を利用して土台から作り直しました。鉄筋を入れたコンクリートで固め、塀の強度を向上させています。

ブロック塀とフェンスを組み合わせることで、圧迫感を無くし、おしゃれなデザインに仕上がっています。災害時の不安が軽減され、見た目もスッキリしたと喜んで頂きました。

既製品を使用せずコストを抑えておしゃれな外構に

こだわりのブラックで一体感のあるデザインに
建物構造木造
リフォーム費用約350万円

新築の住居に合う外構を、デザインと色にこだわってリフォームしました。ブラックを基調として、新居と一体感のある仕上がりになるよう工夫しています。

既製品を一切使用せず、目隠しフェンスも板材を計算して組み合わせています。
コストを抑えながらも、おしゃれでモダンな外構に仕上がりました。

高さの違うフェンスで境界線を明確に

強度のあるプロフィールデッキ製のフェンスを設置
施工期間約2日間
リフォーム費用約65万円

隣家との境界線に、高さの違うフェンスを設置しました。スチール支柱は特注ですが、フェンスと同じ色に塗装して、統一感を出しています。

プロフィールデッキ製のフェンスは、強度がありお手入れも不要で、機能性とデザイン性に優れています。高さの違うフェンスの設置により、圧迫感が出ず爽やかな印象になりました。

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クローズ外構はどんな方におすすめ?

クローズ外構のメリット・デメリットは?

敷地の境界線が明確になり、プライバシー性の高いクローズ外構ですが、どんな方におすすめなのでしょうか。
こちらでは、クローズ外構のリフォームに向いている方をご紹介します。

①人目を気にせずプライバシーを楽しみたい方

塀やフェンスで敷地を囲うクローズ外構は、他人の視線を気にせず、自由に庭でくつろげるのが魅力です。
たとえば、庭でバーベキューをする際も、家族や親しい友人とプライベートな時間を楽しめます。

クローズ外構では、敷地を塀やフェンスで囲うことにより、騒音やニオイが外に漏れにくくなります。
そのため、話し声やバーベキューのニオイなど、近隣への配慮も最低限ですむでしょう。

人目を気にせず、自由にプライバシーを楽しみたい方にクローズ外構はおすすめです。

②防犯対策をしっかりしたい方

日中家を空けることが多い方や、愛車を守りたい方、不審者の侵入が不安な方もいるでしょう。
クローズ外構は、敷地の境界線がはっきりしているため、侵入しにくい印象を与えるのが特徴です。

敷地内にも、センサーライトを設置したり、防犯用砂利を敷いたり、さまざまな対策が取れるためセキュリティ面を高められます。

クローズ外構は、工夫次第で心理的にも物理的にも侵入しにくくできるのが特徴です。
防犯対策をしっかりしたい方にも、クローズ外構はおすすめです。

③機能的でおしゃれな外構を演出したい方

クローズ外構は、塀やフェンスで敷地を囲ったり、門扉を取り付けたりとさまざまな構造物を設置できるのが特徴です。

これらの設備はシンプルなものから、装飾が施されたものまでデザインの種類が豊富です。
自分好みのスタイルに合わせて自由に空間を作ることができるため、美しく自身にあったおしゃれな外構を演出できます。

クローズ外構は機能面とデザイン性の両方を楽しみたい方も、おすすめです。

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Q&A クローズ外構でよくある質問

セミクローズ外構のリフォーム費用は?

こちらでは、クローズ外構でよくある質問を3つ紹介します。

クローズ外構を安くリフォームするには?

設置物の数を減らし、デザインや装飾に拘らないようにしましょう。

たとえば、人目につかない所には、機能性を重視したグレードの低いフェンスを選ぶと費用は安くなります。

クローズ外構リフォームで後悔しない業者選びは?

外構のリフォーム経験が多い業者を選びましょう。その際は、複数の経験豊富なリフォーム会社に相見積もりをとることをおすすめします。

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ブロック塀は内積みから芯積みに変更できる?

ブロック芯積みは、ブロックの中心が隣家との境界線になるため、隣家の同意が必要となります。勝手に変更することはできません。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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