駐車場に人工芝はあり?メリットデメリットや選定ポイントなどを解説

外 構 駐 車場 人工 芝

「駐車場に人工芝を敷いても大丈夫なのだろうか」と心配していませんか?駐車場に人工芝を敷くことは可能ですが、耐久性や安全性に欠けるといったデメリットもあることを頭に入れなければなりません。そこでこの記事では、駐車場に人工芝を敷くメリットやデメリット、人工芝の選定ポイントなどを解説します。わが家に適した人工芝を選び、安心して長く利用できる駐車場にリフォームしましょう。

2024年12月23日更新

監修記事
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駐車場に人工芝を敷いても大丈夫なのか

「人工芝に車が乗っても大丈夫?」と疑問に思うかもしれませんが、駐車場において人工芝を敷くことは問題ありません。

人工芝は車の重量に耐えられるため、外構の駐車場でも多く使用されています。

ただし、負荷がかかりすぎたり、摩擦が起きたりすると、劣化の早まるおそれがあることも事実です。

したがって、人工芝をできるかぎり長く使用するために、選び方や敷き方を工夫する必要があります。

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駐車場に人工芝を敷くメリット

駐車場に人工芝を敷くと、外構全体の見栄えが明るくなったり、メンテナンスの手間が減ったりするなどの効果が期待できます。

駐車場に人工芝を敷くメリットを理解し、外構づくりやリフォームの計画に役立てましょう。

【メリット1】見栄えが明るくなる

駐車場に人工芝を敷くと、鮮やかな緑色が際立ち、見栄えが明るくなります。

人工芝は天然芝と違って枯れることがないため、常に美しい見栄えを保てるのは大きな魅力です。

空いたスペースに植栽や花壇などを置けば、より華やかな駐車場に仕上がること間違いありません。

駐車場を含め、外構のデザインにアクセントを加えたい場合は、人工芝を取り入れてみましょう。

【メリット2】メンテナンスの手間がかからない

人工芝を敷いた駐車場は、メンテナンスの手間がかかりません。

たとえば、人工芝は伸びることがないため、定期的に芝刈りをする必要がありません。

また、防草シートを敷けば、地面から雑草が生えにくくなるため、面倒な雑草抜きも不要です。

人工芝は簡易的な掃除を必要としますが、メンテナンスの負担を減らせる点は大きなメリットといえるでしょう。

【メリット3】デザインの汎用性が高い

人工芝はデザインの汎用性が高く、さまざまな駐車場の雰囲気に合わせやすいのがメリットです。

たとえば、和風な雰囲気の駐車場に人工芝を取り入れれば、自然の風合いがより引き立ち、落ち着いた印象となります。

一方、洋風な雰囲気の駐車場であれば、全体的な彩りが増し、明るい印象を与えます。

人工芝はタイルや砂利、コンクリートなどほかの舗装材とも合わせやすいため、おしゃれな駐車場づくりに役立つでしょう。

【メリット4】転倒によるケガのリスクを抑えられる

駐車場に人工芝を敷くことで、転倒によるケガのリスクを抑えられる効果があります。

人工芝にはクッション性があるため、コンクリートや砂利のような硬さがありません。

そのため、万が一転んでも大ケガを負うリスクはあまりないでしょう。

とくに、小さなお子さんがいる家庭では、駐車場を人工芝にすると安心です。

【メリット5】水たまりができにくい

人工芝を敷いた駐車場なら、水たまりに悩まされる心配がありません。

人工芝の中でも、裏地に水抜き穴がついた排水性の高い人工芝を選べば、駐車場の水はけがよくなります。

水はけがよいと、車や靴が汚れにくくなるため、余計な掃除の手間もかかりません。

駐車場に人工芝を敷くことで、悪天候のときでも快適に利用できるのは大きなメリットといえます。

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駐車場に人工芝を敷くデメリット

駐車場に人工芝を敷いた場合、「摩擦で傷みやすい」「定期的に張り替える必要がある」など、いくつかの懸念点があります。

「人工芝にしなければよかった」と後悔しないためにも、駐車場に人工芝を敷くデメリットを知っておきましょう。

【デメリット1】摩擦で傷みやすい

人工芝の駐車場は、摩擦によって傷みやすくなります。

とくに、タイヤで踏まれる箇所は、摩擦熱によって劣化が早くなるおそれもあります。

頻繁に車を出し入れする場合や、人の往来が多い場合、人工芝が耐用年数よりも早く劣化してしまう可能性があるので注意しましょう。

【デメリット2】車の重量で潰れやすい

駐車場に人工芝を敷く場合、車の重量で葉が潰れやすいというデメリットがあります。

タイヤが通る場所はもちろん、車を停める部分には大きな負荷がかかるため、その重量で葉が潰れやすくなります。

長い間、車を停めるとなると、葉が押し潰される時間も長くなるため、人工芝の跡が目立つかもしれません。

人工芝の跡が気になる場合は、ほかの舗装材も視野に入れて検討しましょう。

【デメリット3】定期的に張り替えが必要

人工芝の駐車場は、定期的な張り替えが欠かせません。

一般的に、人工芝の耐用年数は10年前後といわれています。

しかし、使用状況や劣化具合によって、早めの張り替えが必要になるかもしれません。

とくに、駐車場の人工芝は摩擦や重量による劣化が懸念されるため、10年以内での張り替えが必要不可欠となります。

【デメリット4】滑りやすい

人工芝を敷いた駐車場は、ほかの舗装材に比べて滑りやすいというデメリットもあります。

人工芝は表面がツルツルしていて、濡れると滑りやすくなるのが特徴です。

タイヤがスリップしたり、歩行時に転倒しやすくなったりするおそれがあるため、悪天候のときはとくに注意しなければなりません。

また、水洗いした後も滑りやすくなるため、滑り止めのある靴やスリッパを履くなどの対策を考えましょう。

【デメリット5】初期費用がかかる

駐車場に人工芝を敷く場合、ある程度の初期費用がかかります。

材料費に関していえば、人工芝の費用だけでなく、下地材や防草シートなどの費用も考えなければなりません。

また、人工芝を敷く範囲が広いほど、通常よりも施工費がかかる可能性もあります。

予算オーバーしないためにも、業者に見積もりを依頼し、あらかじめ初期費用を把握しておくことが重要です。

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駐車場に適した人工芝の選定ポイント

駐車場に敷く人工芝は、耐久性の高いものや、芝の密度が高いものなどが適しています。

駐車場に向いた人工芝の選定ポイントを学んで、理想の駐車場づくりに活かしましょう。

【ポイント1】耐久性のある素材を使用している

駐車場に人工芝を敷くなら、耐久性の高い素材にこだわりましょう。

人工芝における耐久性の高い素材は、ポリエチレン製またはポリプロピレン製です。

ポリエチレン製やポリプロピレン製は、肌触りが硬く耐久性にも優れているため、駐車場に向いているといえるでしょう。

ナイロン製の人工芝はおすすめできない

同じプラスチック素材の中でも、ナイロン製の人工芝は推奨できません。

ナイロン製の人工芝は、「耐久性が低い」「カビが生えやすい」などのデメリットがあるため注意しましょう。

【ポイント2】芝の密度が高い

駐車場に人工芝を敷く場合、芝の密度が高いものを選びましょう。

芝の密度が高いと、一本一本の葉が支え合うことで倒れにくくなります。

葉が倒れにくくなれば、芝のへたりを最小限にできるため、芝の密度が低いものに比べて耐久性が上がります。

芝が高密度であることで、クッション性も格段に上がるため、快適性や安全性も高まるでしょう。

【ポイント3】葉の長さが短い

駐車場に人工芝を敷くなら、葉の長さが短いものを選びましょう。

葉の長い人工芝を選んでしまうと、車の重量によって負荷がかかるとヘタりやすくなります。

一方、葉の短い人工芝であれば、負荷がかかっても葉がフラットな状態を保ちやすくなるため、ある程度へたりが軽減されます。

葉の短い人工芝は、土やホコリを巻き込みづらく、掃除の手間がかからないのもポイントです。

【ポイント4】排水機能が高い

駐車場に敷く人工芝を選ぶなら、排水機能の高いものがおすすめです。

排水機能の低い人工芝は水はけが悪く、カビや異臭を発生させる原因になるかもしれません。

また、水はけが悪いことで、歩行時の転倒リスクも高まります。

これらの問題を解決するためにも、裏地に水抜き穴がついたものを選び、排水機能を高めることが重要です。

【ポイント5】UV加工されている

駐車場の人工芝には、UV加工されたものが適しています。

人工芝が劣化する要因として、摩擦や重量のほか、長時間にわたって紫外線にさらされることもあげられます。

UV加工された人工芝を選べば、紫外線による色褪せや劣化を最小限に抑えられるため、耐久性の向上が期待できるでしょう。

UV性能は各メーカーによって異なる

UV性能は各メーカーによって異なるので、あらかじめスペックを確認することが大切です。

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駐車場リフォームにおすすめの人工芝

ここでは、駐車場リフォームにおすすめの人工芝を紹介します。

人工芝選びで迷わないためにも、いくつか目星をつけておきましょう。

【おすすめ1】リアル人工芝

出典:MODERN DECO

駐車場リフォームにおすすめの人工芝1つめは、MODERN DECOの「リアル人工芝」です。

「まるで天然芝」と謳われるほど、本物の芝に近い質感に仕上がっています。

芝の長さやタイプなど、さまざまなラインナップが展開されているため、用途に合わせて適切な人工芝を選べるのも魅力といえるでしょう。

駐車場に敷くなら、葉の起立性が高い「高耐久タイプ」がおすすめです。

【おすすめ2】人工芝エターナルターフ

駐車場リフォームにおすすめの人工芝2つめは、人工芝ドットコムの「人工芝エターナルターフ」です。

人工芝エターナルターフは、4種類の葉を混ぜ合わせることで、リアルな質感が再現されています。

また、静電気抑止や抗菌などの機能性にもこだわって作られているため、安心して長く使えるでしょう。

無料サンプルも提供されているため、あらかじめ質感を試せるのも嬉しいポイントです。

【おすすめ3】丸巻リアル人工芝

出典:CAINZ

駐車場リフォームにおすすめの人工芝3つめは、CAINZ(カインズ)の「丸巻リアル人工芝」です。

丸巻リアル人工芝は、葉がV字に加工されており、へたりにくさを実現しています。

また、裏地に水抜き穴がついているため、水はけが悪くなる心配もありません。

サッカーのFIFA(国際サッカー連盟)公認工場製の商品ということもあり、優れた品質であるといえるでしょう。

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駐車場の人工芝を長持ちさせるコツ

駐車場の人工芝を長持ちさせるには、「タイヤが乗る部分には人工芝を敷かない」「定期的に葉を起こす」などの工夫が欠かせません。

人工芝を長持ちさせるコツを覚えて、将来的に必要なメンテナンスの負担を軽減させましょう。

【コツ1】タイヤが乗る場所には人工芝を敷かない

駐車場の人工芝を長持ちさせるには、タイヤが乗る場所に人工芝を敷かないことが得策です。

タイヤが通る部分は、どうしても大きな負荷がかかってしまうため、重量による劣化が避けられません。

そこで「強度が気になるけれど、どうしても人工芝を取り入れたい」という場合は、目地だけ人工芝を取り入れておしゃれな駐車場に仕上げるのがおすすめです。

また、駐車場の強度を高めるために、タイヤが乗る場所だけコンクリートで舗装する方法もあるので覚えておきましょう。

【コツ2】定期的に葉を起こす

駐車場の人工芝を長持ちさせるには、定期的に葉を起こすことも効果的です。

葉は車の重量で押し潰されてしまうため、へたりによって劣化するおそれがあります。

そこで、ブラシやほうきなどを使って葉を起こすことで、劣化を最小限に抑えられます。

定期的に葉を起こせば、人工芝につくタイヤ跡も目立ちにくくなるでしょう。

【コツ3】定期的に掃除する

駐車場の人工芝は、定期的に掃除することで長持ちします。

定期的な掃除を怠ると、人工芝に枯葉やゴミが蓄積したり、汚れがこびりついたりしてしまいます。

それらのゴミや汚れを放置した場合、人工芝の表面が傷むほか、カビの発生を招くかもしれません。

人工芝のコンディションを保つためには、掃除機を使ってゴミを吸い取ったり、水で汚れを洗い流したりすることが大切です。

【コツ4】下地をきちんと整備する

駐車場の人工芝は、リフォーム時に下地をきちんと整備することで長持ちします。

下地材をしっかり整備しないと、人工芝がずれたり、破れたりするおそれがあります。

また、人工芝の表面に凹凸ができてしまい、見栄えも悪くなるでしょう。

これらのリスクを回避するためには、コンクリートや砂利、土など地面に合わせた下地処理が重要です。

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駐車場に人工芝を敷く際にかかる費用相場

駐車場に人工芝を敷く際にかかる費用相場は、1平方メートルあたり6,500~15,500円が目安です。

項目費用相場
(1平方メートルあたり)
人工芝の本体代3,000〜7,000円
そのほかの材料費
(防草材・下地材・固定部材)
500〜1,500円
施工費3,000~7,000円
合計6,500~15,500円

なお、費用は選ぶ人工芝の種類や下地の状態、依頼する業者などによって変動します。

正しい費用を算出するには、あらかじめ専門業者に現地調査してもらったうえで見積もりを依頼しましょう。

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駐車場の人工芝をDIYで敷く方法

駐車場の人工芝をDIYで敷く方法は、既存の地面によって異なります。

既存の地面に合わせた方法を知り、作業の流れを具体的にイメージできるようにしましょう。

駐車場に人工芝を敷くなら、業者に頼んだ方が安心

DIYで人工芝を敷く場合、仕上がりに問題が出たり、難しい作業が必要になったりするおそれがあります。

そのため、駐車場の人工芝を敷く際は、業者に依頼することがおすすめです。

【方法1】土の場合

既存の地面が土の場合、以下の方法で人工芝を敷きます。

STEP
雑草を取り除く

雑草が生えている場合は、根本から抜いて処理します。

鋤簾(じょれん)を用いると、効率よく雑草を取り除けます。

STEP
地面を均す

スコップやトンボなどを使い、凹凸が出ないように地面を均します。

STEP
下地材を敷く

均した地面に、山砂や砕石を敷きます。

STEP
防草シートを敷く

防草シートを隙間なく敷きます。

防草シートを敷かないと、人工芝の下から雑草が生えるおそれもあります。

STEP
人工芝を敷く

ジョイント部分を接着剤で固定します。

はじめに人工芝を仮で敷き、サイズに合わせてカットしましょう。

STEP
珪砂を撒く

人工芝に珪砂を撒いたら完成です。

珪砂を撒くことで、タイヤの摩擦による劣化を軽減できます。

【方法2】コンクリートの場合

既存の地面がコンクリートの場合、以下の方法で人工芝を敷きます。

STEP
コンクリートの地面を清掃する

人工芝の接着性を高めるために、コンクリートの地面を清掃します。

STEP
サイズに合わせて人工芝をカットする

人工芝の余分な部分をカットします。

人工芝を仮止めしておくと、余分な部分をカットしやすいでしょう。

STEP
人工芝同士を接着させる

人工芝同士を接着剤やテープを使って固定します。

STEP
人工芝を固定する

人工芝の外周もしっかり固定します。

固定した後、接着剤の残りを清掃するときれいに仕上がります。

STEP
珪砂を撒く

人工芝に珪砂を撒いたら完成です。

珪砂を撒くことで、タイヤの摩擦による劣化を軽減できます。

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駐車場における人工芝のリフォームを業者に依頼すべき理由

駐車場に人工芝を敷く際、人工芝の選定や下地づくりが難しいため、業者に依頼するのが得策です。

人工芝のリフォームで失敗しないためにも、なぜ業者に依頼すべきなのかを頭に入れておきましょう。

【理由1】人工芝の選定が難しい

人工芝の選定を自分で行う場合、水はけの悪いものや耐久性の低いものを選んでしまうリスクがあります。

人工芝の選定が適切でなければ、耐久性や安全性に欠け、早々に劣化する可能性があります。

そのため、安心して長く使えるようにするには、駐車場に適した人工芝を選ばなければなりません。

プロの業者なら、駐車場に適した人工芝を提案してくれるため安心して任せられます。

【理由2】下地づくりが難しい

駐車場に人工芝を敷くなら、車の重量に耐えられる下地づくりが肝心です。

下地をきちんと整備しないと、タイヤの摩擦によって人工芝がずれたり、破損したりするリスクがあります。

しかし、下地づくりは既存の地面によって方法が異なるため、専門的な知識が必要です。

技術をもつプロの業者なら、下地づくりに関する知識も豊富であるため、耐久性の高い下地をつくれます。

【理由3】人工芝をしっかり固定する必要がある

駐車場に人工芝を敷く際は、しっかり固定する必要があります。

人工芝の固定が甘いと、車の重量によってずれたり破れたりしやすくなります。

また、歩行時の安全性にも欠けるため、転倒のリスクが上がるでしょう。

そのようなリスクを極力減らすためにも、駐車場の人工芝リフォームは専門業者に依頼することがおすすめです。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】小川愛

二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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