目次
- 1 セラミック塗料とはどのようなものなのか?
- 2 セラミック配合塗料に使用されている塗料
- 3 外壁塗装セラミックの「ローラー工法」と「吹き付け工法」とは
- 4 リフォームの際にセラミック塗装を選ぶメリットとデメリット
- 5 セラミック塗料でリフォームを行う際に注意することは?
- 6 外装セラミック塗装を施工できる業者を選ぶポイントとは
- 7 セラミック塗料ってどんなもの?
- 8 代表的なセラミック塗料の仕組み
- 9 おすすめのセラミック塗料は?
- 10 ファイン4Fセラミックの効果って?
- 11 リフォームでファイン4Fセラミックを使う場合の費用は?
- 12 セラミック塗料にはどのようなものがあるのか?
- 13 各セラミック塗料の特徴とは
- 14 各塗料の価格について
セラミック塗料とはどのようなものなのか?
外壁塗装や屋根の塗装の塗り替えを行う際に用いられるセラミック塗料とは一体どのようなものなのでしょうか?
セラミック塗料とは、他の塗料のように樹脂を主材として作られている塗料ではなく、シリコン塗料やウレタン塗料などにセラミックの粒子や粉末、セラミックビーズが添加されている製品を総称です。
セラミック塗料にはさまざまなメーカーから色々な製品が販売されており、それぞれに特徴があるため、リフォームで塗料を選ぶ際には、各塗料の特徴を知っておかなければいけません。
まず、一つ目の塗料、微量のセラミック粒子が塗料の中に混ぜられたものの特徴についてです。
このタイプは、塗料が乾燥していく際にセラミック粒子が塗膜の表面に浮き上がることで汚れが雨水で流れ落ち、汚れにくくなるのが特徴です。
断熱効果はあまりありませんので、断熱塗料を使用したいという場合には向いていません。
二つ目の極小セラミックビーズが塗料の中に混ぜられた製品も、基本的な特徴はセラミック粒子が添加されているものとほぼ同じで、乾燥の際にセラミック成分が塗膜の表面に集中することで汚れが落ちやすくなります。
ですが、配合されている中空のセラミックビーズによって熱や音が遮断されるため、断熱塗料、防音塗料としての効果も期待できるのです。
三つ目のカラーセラミックスを配合したものはこちらはさまざまなカラーのセラミック粉末を塗料に配合して作られているため、乾燥後の塗膜が石材のように仕上がるという特徴があります。
見た目は他のセラミック塗料と違い、凹凸が多くなりますが、こちらも高い耐久性と防汚性があり、さらに塗膜の厚みとセラミック粉末の量によって熱の伝わりが妨げられるため、断熱塗料としても使用することができます。
どの製品もセラミック塗料の特徴である汚れにくさと高い耐久性を持っていますので、性能や見た目を考慮して選ぶと良いでしょう。
無機塗料とセラミック塗料は何が違う?
無機物とは、生物由来ではないもののことを言い、鉱物などがこれにあたります。
有機物と違い、紫外線や気候による化学変化によって劣化しにくいという特性があるため、塗料として外壁塗装に用いることで、長期間美しさを維持することができるのが特徴です。
ただ、無機物だけで塗料とすることは性質上不可能なため、現在販売されている無機塗料は正確には、有機樹脂の中に無機物を混合塗料した無機ハイブリット塗料とも言われます。、
便宜上、無機物を添加した塗料については無機塗料と呼ばれることが多いようです。
セラミック塗料も無機物であるセラミックをシリコン塗料などに混ぜて作られるため、無機塗料として扱われています。
セラミック配合塗料に使用されている塗料
セラミック塗料は基本的に元となる塗料にセラミックを添加することで作られています。
そのため、ベースとなる塗料によって耐久性が変わってくることに注意してください。
シリコン樹脂塗料にセラミック粒子を混ぜたものなら耐用年数は約15年、フッ素樹脂塗料をベースに使用している場合は耐用年数が約20年となります。
ベースとなる塗料で性能はどう変わる?
セラミック塗料は、セラミック粒子やセラミックビーズを樹脂塗料に混ぜて作られるため、製品の性能はベースとなる塗料によって多少違ったものとなります。
各製品に使われている塗料の種類と、それぞれの塗料の特徴を見てみましょう。
フッ素樹脂塗料の特徴
フッ素樹脂塗料は、フライパンなどに使われているフッ素樹脂を主な素材として作られている塗料で、耐熱性の高さと塗膜の硬さが特徴です。
塗膜が硬いので摩耗しにくく、経年劣化によって塗装面のつやを長く維持することができるというメリットもあります。
ただ、塗膜が硬いため、外壁のヒビやクラックによる塗膜の割れが起こりやすいという欠点があるため、塗装によって外壁の状態を改善するといった用途にはあまり向いていません。
アクリルシリコン樹脂塗料の特徴
こちらはシリコン樹脂が素材となっており、フッ素樹脂と同程度の防汚性がありますが、塗料自体の耐久性はやや短めとなっています。
性質上の利点や欠点については、フッ素塗料とシリコン塗料もほぼ同じですので、塗料選びの際には、添加されているセラミック粒子の量や形状によって選ぶと良いでしょう。
外壁塗装セラミックの「ローラー工法」と「吹き付け工法」とは
セラミック系の塗料を用いて外壁塗装を行う場合、主な工法は「ローラー工法」と「吹き付け工法」の2種類があります。
近年では一般住宅の塗装にはローラー工法が採用されること多いようですが、それぞれに一長一短があるため両者の違いについてご紹介します。
ローラー工法
ローラー工法とは、取っ手の付いた円筒に動物の毛や合成繊維を巻き付けたローラーを使用して塗装する工法のことを言います。
凹凸の激しい外壁や屋根には毛足の長いローラーを使用し、平滑な壁には毛足の短いローラーを使用することでさまざまな種類の壁を塗装することができます。
ローラー工法は外壁材や塗料の種類に応じて適切なローラーを選択することで厚みのある塗装を行えるため、塗装面の耐久性を高く保つことができる工法です。
ただし、ローラー工法は基本的に全て手作業になるため、塗装面の面積が大きい場合はそれだけ作業に時間を要するという点には注意が必要です。
工期が長くなればその分だけ人件費がかかってしまうため、工事費用が高くなってしまうケースもあるでしょう。
吹き付け工法
吹き付け工法とは、スプレーガンと呼ばれる機械を使用して塗料を吹き付けて塗装する工法のことを言います。
手作業で塗料を塗り広げていくローラー工法と異なり、機械で噴射することで塗装するため塗装にかかる作業時間を圧倒的に短縮できるのが特徴です。
一般住宅だけではなく工場や事業所などといった比較的塗装面積が広い建物の場合は、吹き付け工法が適しているでしょう。
吹き付け工法のデメリットは、塗料を噴射して塗装を行うため塗装したい部分以外にも塗料がかかってしまう可能性があるという点です。そのため、吹き付け工法を行う際は周辺を汚してしまわないよう、入念な養生が必要となります。
住宅が密集しているような地域では近隣住民とのトラブルとなる可能性もあるため、業者へ塗装を依頼する際にはどの工法で行うかを事前に確認すると良いでしょう。
リフォームの際にセラミック塗装を選ぶメリットとデメリット
外壁塗装や屋根の塗装の塗り替えを行う際にセラミック配合塗装を選ぶと、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
ベースとなる塗料や各社の製品以外の共通した特徴についてご紹介します。
セラミック塗料のメリット
セラミック塗料の最も大きな利点は耐久性の高さです。
どの製品も約20年の耐用年数があり、長期間住宅の外壁を守ることができます。
また、汚れがつきにくく、カビやコケが発生しにくいのも利点の1つです。
セラミック塗料のデメリット
セラミック塗料を選ぶ際に気になるのは施工費用の高さです。
一般的なシリコン塗料の場合、平米単価は約1,800円が相場ですが、無機塗料、セラミック塗料の場合は平米単価が約3,600円と価格が倍近く高いのが欠点と言えます。
ただ、耐用年数がシリコン塗料に比べて約10年程度長いため、塗り直しなどのメンテナンスを考慮した場合にはそれほど大きな価格差にはなりません。
セラミック塗料でリフォームを行う際に注意することは?
メンテナンスが容易なため、外壁の塗り替え用途で人気が高まっているセラミック塗料ですが、業者に施工を依頼する際には少し注意しなければいけないことがあります。
まず、共通した注意点としては、業者の施工技術に関する注意です。
セラミック塗料は耐久性に優れていますが、塗料内にセラミック粒子が含まれているため、攪拌(かくはん)が不十分な場合、塗装がムラになって性能を十分に発揮することができません。
そのため、セラミック塗料を用いて外壁のメンテナンスを行う際には、セラミック塗料の扱いを得意としている業者に作業を依頼してください。
外装セラミック塗装を施工できる業者を選ぶポイントとは
外装セラミック塗装を業者に依頼する場合、どのようなポイントに注意すれば良いかについて紹介します。
まず気をつけておきたい点として、「訪問営業」が挙げられます。担当者が自宅を突然訪問し、塗装を勧められたというケースがあるのです。
ここで契約を急がせたり不自然な値引きを提示してくる場合は悪徳業者である可能性があるので注意が必要です。その場ですぐに契約せず、提案内容をしっかり吟味するようにしましょう。
また、自ら業者を選ぶ場合には、1社だけでなく必ず複数の業者へ相談して相見積もりを取るようにしましょう。
相見積もりを取ることによって適正な金額で工事を依頼できる可能性が高まり、より良い業者を見つけることができるでしょう。
複数の業者を比較する際には業者がどの工法で塗装を行うかをチェックすることも重要です。業者によって得意な工法が異なり、取り扱っている塗料の種類も異なるためです。
まずはインターネットを利用して業者のホームページをチェックし、過去の実績などを確認すると良いでしょう。
小さな工務店等はホームページを持っていないこともありますが、その場合は電話をかけたり営業所を直接訪問し、業者の人となりや態度を事前に確認しておくと安心です。
セラミック塗料ってどんなもの?
セラミックというとなんだか最先端素材のようなイメージがありますが、実際には陶磁器全般を表す言葉です。
身近にあるものなら陶器のお茶碗や湯飲み、ガラス、水回りなどに使われるタイルもセラミックになります。
実際にこれらの道具を使っているとわかりやすいのですが、熱に対する耐性や、経年による劣化などが殆どありません。
この耐久性、耐候性に優れたセラミックを塗料に添加することで外壁や屋根などの外装を長持ちさせられるというのがセラミック塗料の特徴です。
セラミック塗料を外壁塗装に使うとどんな効果がある?
外装のリフォーム用途などに使われているセラミック塗装ですが、実際に施工することでどのような効果が期待できるのでしょうか?
これは使用しているセラミックの種類にもよりますが、概ね高い耐候性、紫外線による劣化防止、塗膜の強度、汚れにくさなどの効果があると言われています。
ただ、製品によっては見た目のデザインのためにセラミックを用いているものもあり、このようなものでは性能面で期待することはできません。
実際にリフォームで外装にセラミック塗料を用いる場合には、どのような塗料メーカーのどのような製品を使うのかをしっかり把握しておきましょう。
代表的なセラミック塗料の仕組み
セラミック塗料にはさまざまな種類があります。
先ほど少しご紹介したようなデザイン優先のカラーセラミックを配合して塗装面を彩ることができる製品の他にも、日進産業のガイナのように中空セラミックを添加することで高い断熱性、防音性を誇る製品もあります。
基本的に塗料に何らかの形でセラミックが添加されているのが基本となりますが、セラミックの形状や塗装後にどのような形でセラミックが定着するかによって効果が変わってくることに注意しましょう。
また、セラミックを添加しているものがセラミック塗料とされているため、ベースとなる塗料はさまざまなものがあります。
シリコン樹脂タイプ、ウレタン樹脂タイプのような塗料をベースにしたものなら、塗装自体の耐久性も高いため、より長くセラミック塗装の効果を得られるでしょう。
セラミック塗料にはどんな種類がある?
現在よく使われているセラミック塗料には、3つのタイプがあります。
ひとつめはデザイン向けに仕上げ用途として色が付いたセラミックを用いたもの。
ふたつ目は塗料にセラミックのパウダーを混ぜ、このセラミックパウダーが塗装後に表面に浮き出ることで硬い皮膜を作り、セラミックの特徴を外装に付与するタイプ。
最後はセラミックを特殊加工したものを塗料に加えることで基本的なセラミック塗料の性能に付加価値を付けたものです。
デザイン向けの製品は多少趣が違いますが、他の2つは性能が似ている部分もあるため、工事の際にはどのような効果が期待できるか確認してから選びましょう。
おすすめのセラミック塗料は?
各塗料メーカーからさまざまなセラミック塗料が販売されていますが、その中でも人気があるのが日本ペイントのファイン4Fセラミックです。
通常のセラミックと違い、ファインセラミックとは科学的に配合された高度な機能を持った特殊なものになります。
そのため、より耐久性などの性能に優れた製品となっているのです。
ファイン4Fセラミックってどんなもの?
この製品で使われているセラミック成分は、4F、つまり4フッ化フッ素です。
つまり、セラミックと名前は付いていますが、フッ素系塗料の1つとも言えます。
しかし、従来のフッ素樹脂系塗料では3フッ素が用いられていたのと違い、4フッ化フッ素を使うことで塗膜の劣化が起こりにくくなっているのです。
これは、3フッ素には塩素原子が使われていたことが理由なのですが、4Fセラミックではこの塩素成分を排除することに成功したため、塗膜の劣化が起こりにくくなり、より長期間使用することができるようになりました。
ファイン4Fセラミックの効果って?
セラミック塗料には断熱を謳うものもありますが、ファイン4Fセラミックには断熱性はありません。
基本的にこの塗料は耐候性、汚れにくさ、塗装の劣化しにくさを目的に作られている製品ですので、断熱を求めているなら他の製品を選んだ方が良いでしょう。
また、フッ素系塗料は塗膜が硬すぎて割れてしまうという弱点がありましたが、こちらの製品では塗膜の伸縮性も比較的高いため、割れにくいという利点もあります。
ファイン4Fセラミックは、できるだけ長い間塗装のメンテナンスをしたくない、住居を綺麗なまま保ちたいという方におすすめの塗料です。
リフォームでファイン4Fセラミックを使う場合の費用は?
外装のリフォーム、外壁のリフォームなどでファイン4Fセラミックを使う場合の価格は、平米あたり約4,000円になります。
屋根とセットで工事する場合の費用は、屋根の分だけ面積が増えると考えてください。
もし屋根の修理などが必要な場合は、その都度別料金がかかりますが、塗装そのものの費用は外壁塗装と変わりません。
総額では外装部分全て、外壁と屋根をファイン4Fセラミックで塗り直した場合、約80万円が相場となります。
塗装費用の内訳を知りたい
基本的な価格として、塗料メーカーが販売している塗料の価格、工事の際に業者が使用する足場の価格、外壁の汚れを落とし、塗装が綺麗にできるようにする洗浄の費用がかかります。
ここにさらに補修などが必要な場合には修繕費、下地を作り直すなら下地代も必要です。
メーカーや業者のサイトで表示されている価格は基本的な作業費のみの場合が多く、下地や補修費用は含まれていません。
この部分の費用は実際に建物を見ないと計算できないため、リフォームの際にはどの程度追加費用がかかるかしっかり確認しておきましょう。
業者によって価格が違う理由
大手のリフォームメーカーと、街の工務店では塗装を依頼した場合の相場は大きく違います。
これにはさまざまな理由があるのですが、大きなところでは大手のリフォームメーカーでは長期間の塗膜補償が付いているためです。
そのため、工務店に依頼すれば比較的安価に外装の塗り直しができますが、数年後に塗膜に異常があった場合は補償が受けられないかもしれません。
もし長期間の安心が欲しいなら、しっかり補償が付いた施工業者に依頼すると良いでしょう。
セラミック塗料にはどのようなものがあるのか?
先ず、セラミック塗料は全て長持ちすると言うことではありません。
シリコン系やフッ素系などの塗料に各種のセラミックを調合し、色々な機能性を持たせた塗料を一般的にセラミック塗料と呼ばれ、セラミック自体は耐久性能にはほとんど関係ありません。
屋根や外壁塗装に用いられているセラミック塗料には、大きく分けて3つの種類があります。
ひとつめはセラミックの細かい粒子を塗料に添加したもの、ふたつめはセラミック製の中空ビーズを塗料に添加したもの、最後に大粒のセラミックを使用しているものです。
それぞれの塗料ごとに特性や性能が大きく変わりますので、セラミック塗料で外壁や屋根を塗装する際には、性能を良く把握した上で選びましょう。
セラミック塗料の基本的な特徴
色々な種類があるセラミック塗料ですが、セラミックを用いた塗料には共通の効果があります。
それは、親水性という効果で、雨水などの水分がかかった際に外壁に付着した汚れが流れ落ちやすくなるという性質です。
この効果により、セラミック塗料を外壁塗装や屋根塗装に用いると長い間美しいままの状態を保つことができます。
各セラミック塗料の特徴とは
粒子が含まれているもの、セラミックビーズが含まれているもの、大粒のセラミック粉末が含まれているものではどのような性質の違いがあるのでしょうか?
各メーカーのセラミック塗料の特徴についてご紹介します。
セラミック粒子を使用したセラミック塗料
日本ペイントの「ファイン4Fセラミック」などがさまざまなメーカーがこのタイプの製品を販売しています。
セラミック塗料の基本とも言えるタイプの製品ですので、耐久性と汚れにくさが特徴です。
このタイプの製品で塗装を施すと、乾燥にともなって塗膜の表面にセラミック粒子が浮き上がり、セラミックで建物がコーティングされ、汚れが付着しにくくなります。
また、紫外線による塗膜の劣化や、カビ、コケの付着も防ぐことができるため、長期間建物を保護したいという方におすすめの製品です。
ただ、断熱性や防音性、耐熱性についてはそれほど高くないため、これらの問題を改善したいという場合は、他の製品を使用した方が良いでしょう。
ファイン4Fセラミックの耐用年数は約20年、塗装のリフォーム回数をできるだけ減らしたいという方におすすめの塗料です。
日本ペイントでは、この製品以外にもさまざまな特徴を持ったセラミック塗料を販売していますので、目的に合わせて塗料を選ぶことができます。
セラミックビーズを使用した製品
中空セラミックビーズを使用した製品と言えば、日進産業の「ガイナ」です。
使用されているセラミックビーズは内部が中空になっており、熱や音が伝わりにくいという特性があります。
断熱性や耐熱性、防音性の高さが特徴の塗料ですので、外気温の伝達を防いでエアコンの電気代を抑えたいという方、雨音が気になるという方におすすめの塗料です。
こちらも耐用年数は約20年と十分な耐久性を持っている製品となっています。
セラミック粉末を利用した製品
株式会社アペティーが製造している「アトモス」「ラピス」がこのタイプの製品となります。
これらの商品は、吹き付け施工することで建物の表面が自然石のような仕上がりとなり、通常の塗装とはひと味違ったデザインになるのが特徴です。
表面がざらざらとした質感に仕上がるため、汚れの付着が気になりますが、親水性が高いので雨などがかかればある程度汚れは流れ落ちます。
ただ、雨がかかりにくい場所では親水性を発揮することができませんので、そのような部位にはホースなどを用いて水をかけると良いでしょう。
ガイナのように中空ビーズを使っているわけではありませんが、塗膜が他の2種類に比べて厚くなるため、耐熱性や耐久性にも優れています。
耐用年数は約20年、他の塗料より色あせに強いという特徴がありますので、長期間外壁を美しく保ちたいという方におすすめの製品で
各塗料の価格について
各塗料の平米あたりの価格ですが、ファイン4Fセラミックは約3,600円、ガイナが約3,800円、アトモス、ラピスについては約9,000円が相場となります。
アトモスとラピスは少し価格が高めとなっていますが、これは塗膜に厚みがあるため、使用する塗料の量が多くなってしまうことが原因です。
アトモスとラピスはデザイン性を重視した塗料ですので、多少施工費用が高くなっても見た目にこだわりたいという方におすすめとなっています。
塗り替えにセラミック塗料を使用する際の注意点
外壁の塗り替えにファイン4Fセラミックやガイナ、アトモスなどのセラミック塗料を使用する際に注意しなければいけないことがあります。
それは、どの塗料も施工にやや技術を必要とする点。
特にアトモスやラピスは吹き付け施工となりますので、職人の腕によって仕上がりが左右されてしまいます。
セラミック塗料に塗り替える際には、メーカーの講習を受けたリフォーム会社に作業を依頼するようにしましょう。
最適な業者を探すには、リフォーム紹介サービスを使うといいでしょう。
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