2024年10月09日更新

監修記事

外壁コーティングの塗料5選!優れもの「ガラス塗料」のメリット・デメリットを紹介!

外壁コーティングに使用される塗料は、数多くあります。日本の開発技術が発展していることで、日々数多くの塗料が販売されています。そのため、塗料選びに迷われる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、外壁コーティングにおすすめな塗料について詳しく紹介します。

まずは
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外壁コーティング(塗装)とは?

外壁コーティング(塗装)とは?

外壁コーティングとは、外壁塗装と同様の意味のことです。

外壁材に耐久性や防汚性などに優れた塗料を塗布する工事が該当します。

一般的に、シリコンやフッ素などの樹脂を使用した塗料のことを有機塗料といい、ガラスやセラミックなどの無機物を配合した塗料のことを無機塗料といいます。

塗布する外壁材やどれくらいの耐用年数を求めているのかによって、選ぶ塗料が異なるため、各塗料のメリット・デメリットを正しく理解することが大切です。

>>クリア塗装はこの記事で紹介!

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外壁コーティング(塗装)で使用される塗料の種類は?

外壁コーティング(塗装)で使用される塗料の種類は?

ここからは、外壁コーティングで使用される塗料の種類について紹介します。

  • ガラス塗料
  • アクリル塗料
  • ウレタン塗料
  • シリコン塗料
  • フッ素塗料

1つずつ順番に確認していきましょう。

ガラス塗料

耐用年数20~25年
費用約4.5千円〜5.5千円/m2
ガラス塗料の概要

ガラス塗料とは、原料の石英ガラスを溶媒に溶解させた無機質成分の塗料のことです

ガラスと同じ性質をもち、耐候性や耐用年数・寿命が優れているため、他の塗料よりもメンテナンスの頻度を抑えられます。

性能が良い反面、費用は他の塗料よりも高額で、初期投資がかかる塗料でもあります。

もし安価なガラス塗料があれば、それは完全有機質ガラス塗料ではなく、有機物を混合している可能性があります。

有機物配合のガラス塗料は、一般的な無機質のガラス塗料と異なり、塗膜が劣化しやすいので注意しましょう。

アクリル塗料

耐用年数5年~8年
費用約1.0千円〜1.5千円/m2
アクリル塗料の概要

アクリル塗料とは、アクリル樹脂を主成分とする塗料のことです。

他の塗料に比べて、費用が安いというメリットもあります。

しかし、耐用年数は他の塗料に比べ、短くなるため、定期的なメンテナンスが必要です。

ウレタン塗料

耐用年数6~8年
費用約1.8千円〜2.5千円/m2
ウレタン塗料の概要

ウレタン塗料とは、ポリウレタンを主成分とした塗料のことです。

木材や金属など、塗装箇所を選ばない幅広い塗料になります。

ウレタン塗料は柔軟性が高いため、変形や劣化の進行など、外壁の動きに適応することも可能です。

シリコン塗料

耐用年数10年~13年
費用約2.3千円〜3.2千円/m2
シリコン塗料の概要

シリコン塗料とは、ベースとなるアクリルに、シリコン樹脂を配合して生成された塗料のことです。

シリコン塗料はコストパフォーマンスが高く、選びやすいといった特徴があります。

しかし、他の塗料よりも塗膜が硬いため、ひび割れを起こしやすくなっています。

>>シリコン塗料の外壁塗装はこの記事で紹介

フッ素塗料

耐用年数15~20年
費用約3.5千円〜4.5千円/m2
フッ素塗料の概要

フッ素塗料とは、フッ素樹脂を主成分とした塗料のことです。

屋外の環境に強い性能を兼ね備えているため、塗り替えが難しい高層マンションやビルに使用されています。

スカイツリーにも使用されるほど耐久力に優れる塗料です。

>>フッ素塗料はこの記事で紹介

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外壁コーティング(塗装)でかかる費用目安

外壁コーティング(塗装)でかかる費用目安

外壁コーティングにかかる費用は、「1.8千~5.5千円/m2」が目安です。
※この費用は、材料と施工費を合わせた金額です。足場代は含まれていません。

外壁コーティングにかかる金額は、塗料によって大きく異なります。

塗料を選ぶ際は、耐久性で選ぶのかコストパフォーマンスを重視するのかなど、優先するものを決めるとよいでしょう。

自分で考えるだけではなく、プロに相談すると最適な答えを導き出してくれることがあります。

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注目されるガラスコーティング(塗装)のメリット

注目されるガラスコーティング(塗装)のメリット

ここからは、外壁コーティングのなかでも、人気が高いガラス塗料のメリットを紹介します。

  • 耐候性が高い
  • 耐用年数・寿命に優れている
  • 原料が環境にやさしい
  • 浸透性に長けている
  • コケやカビなどに強い

それぞれ順番に確認していきましょう。

メリット①耐候性が高い

ガラス塗料は、耐候性に優れています。

耐候性とは、屋外の自然環境に耐える性質かどうかを見定める性能基準のことです。

耐候性の高い塗装なので、外部からの紫外線や雨などの影響を最小限に抑えられます。

ガラス塗料は耐候性が高いため、耐用年数が長く、メンテナンス頻度を抑えられる塗料になります。

メリット②耐用年数・寿命に優れている

ガラス塗料の耐用年数・寿命は、「20~25です。

他の塗料に比べ、長い耐用年数を誇っています。

耐用年数が長いことから、メンテナンスの頻度を抑えられます。

メリット③原料が環境にやさしい

ガラス塗料の原料は、無機塗料です。

有機物を含まないため、環境に影響を与える成分が含まれていません。

どの外壁材に塗装しても、安心して使用できます

メリット④浸透性に長けている

ガラス塗料は、浸透性に優れています。

外壁材に浸透しやすいため、付着力が高く、塗膜が強固なものになります。

外壁材の劣化防止につながるため、外壁材のメンテナンス頻度を抑えることが可能です。

メリット⑤コケやカビなどに強い

ガラス塗料は、コケやカビなどに強い傾向があります。

なぜなら、ガラス塗料はガラスの表面のように撥水性が高いので、水や汚れが弾きやすい性質だからです。

雨が原因で発生するカビやコケはもちろん、外壁材の表面に付着する汚れやほこりも綺麗に洗い落とせます。

そのため、外壁材に汚れを付着させたくないお家におすすめな塗料になります。

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注目されるガラスコーティング(塗装)のデメリット

注目されるガラスコーティング(塗装)のデメリット

ここからは、ガラス塗料のデメリットを紹介します。

  • サイディングには不向き
  • 費用が高い
  • 次回の塗装が難しい
  • 施工実績が少ない

それぞれ順番に確認していきましょう。

デメリット①サイディングには不向き

ガラス塗料は、サイディングに不向きです。

なぜなら、ガラス塗料とサイディング目地の耐用年数に差があるからです。

前述した通り、ガラス塗料の耐用年数は20~25年になります。

しかし、サイディング目地の耐用年数は5年~10年が目安になります。

メンテナンスのタイミングが大きく異なることで、費用や手間がかかるので、サイディングとガラス塗料の相性は良くありません。

デメリット②費用が高い

ガラス塗料は他の塗料に比べ、費用が高く設定されています。

ガラス塗料は、スタンダードなシリコン塗料に比べ、40%~45%ほど価格が高く設定されています。

費用が高い分、耐用年数が優れているなどのメリットはあります。

>>塗料ごとの費用はこの見出しで確認!

デメリット③次回の塗装が難しい

ガラス塗料は、次回の塗装が困難です。

なぜなら、ガラス塗料は撥水性の高い塗料になるため、上から塗装しても付着しにくい状態になってしまうからです。

ガラス塗料を使用すると長期間メンテナンスが必要なくなるため、次回の塗装について考える必要がありません。

デメリット④施工実績が少ない

ガラス塗料は単価が高いため、一般住宅ではなく、公共の建物に使用されることが多くなっています。

そのため、一般住宅への施工実績が少ないです。

実際に、一般住宅への外壁塗装にガラス塗料を使用する業者も少ない傾向にあります。

安心して任せられる業者を探しにくい場合がありますので、リフォームコンシェルジュに相談可能な「ハピすむ」への相談もご検討ください。

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外壁コーティング(塗装)の施工事例

外壁コーティング(塗装)の施工事例

ここからは、外壁コーティングの施工事例をいくつか取り上げます。

これから外壁コーティングを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

光触媒コーティングを採用した外壁コーティング(塗装)

After:光触媒コーティングを採用した施工事例
Before
施工期間約2週間
築年数10~20年未満
塗装箇所外壁・外壁塗装、その他、屋根・屋根塗装
光触媒コーティング施工事例の概要

こちらは、光触媒コーティングを使用した施工事例になります。

外壁と屋根に光触媒コーティングをすることで、新築時に近い状態に戻せます。

高圧洗浄で汚れをしっかり落として施工を行うため、塗料の付着を高めた塗装が可能です。

液体ガラスクリアを採用した外壁コーティング(塗装)

After:液体ガラスクリアーコーティング工事を行った施工事例
Before
施工期間20日間
費用約180万円
築年数20~30年未満
塗装箇所屋根・屋根塗装、外壁・外壁塗装
液体ガラスクリア施工事例の概要

こちらは、液体ガラスクリアを使用した施工事例になります。

外壁材のデザインを活かしたいとのご要望で、液体ガラスクリアを提案いたしました。

下地処理や細かい傷、欠損のタッチアップペイントなど細かな処理までこだわった外壁コーティングになります。

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外壁コーティング(塗装)で塗料を選ぶ際のコツ

外壁コーティング(塗装)で塗料を選ぶ際のコツ

外壁コーティングで塗料を選ぶ際のコツは、以下の3つです。

  • 外壁の素材と合わせる
  • 10~15年後のライフスタイルを考える
  • 地域に合った塗料を選ぶ

1つずつ解説していきます。

①外壁の素材と合わせる

外壁コーティングで塗料を選ぶ際、外壁の素材と合わせましょう。

外壁の素材に合わない塗料を選んだ場合、塗料が外壁材に付着しにくくなります。

付着していないと、耐用年数が短くなってしまい、すぐにメンテナンスが必要になります。

性能が優れている塗料を選ぶよりも先に、業者と相談しながら、まずは外壁の素材に合った塗料を選ぶことが大切です。

②10年~15年後のライフスタイルを考える

外壁コーティングで塗料を選ぶ際、10年~15年後のライフスタイルを考えましょう。

なぜなら、10年~15年後のライフスタイルが決まっていることで、耐用年数を基準に塗料を選べるからです。

10年~15年後に新しい家に引越しを考えているなら、耐用年数がそれほど長くない塗料を選ぶのも1つの方法です。

15年以上家に住み続けるなら、ラジカル塗料やフッ素、ガラス塗料などから外壁の状況に応じて選ぶとよいでしょう。

③地域に合った塗料を選ぶ

外壁コーティングで塗料を選ぶ際、地域ごとの環境条件に合った塗料を選びましょう。

外壁材は、雨や風、紫外線の強さ、頻度によって劣化のスピードが異なります。

また、使用する塗料によって、性能の良し悪しは大きく異なります。

環境条件に合った塗料を選ぶことで、備えている性能を最大限に発揮することが可能です。

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外壁コーティング(塗装)に関するQ&A

外壁コーティング(塗装)に関するQ&A

最後に、外壁コーティングに関するQ&Aを紹介していきます。

外壁コーティングでDIYはできる?

外壁コーティングでのDIYは、おすすめできません。

おすすめできない理由は、以下の通りです。

  • 高所による作業で危険を伴う
  • 施工品質が業者よりも劣る
  • 外壁材を傷つけてしまう可能性がある
ガラス塗料が向いている家とは?

ガラス塗料は、以下のような家に向いています。

  • 外壁材のデザインを活かしたい家
  • 外壁材が汚れやすい環境にある家
外壁コーティングのタイミングは?

外壁コーティングのタイミングは、塗料によって異なります。

耐用年数の比較表は、以下の通りです。

ガラス塗料20~25年
アクリル塗料5年~8年
ウレタン塗料6~8年
シリコン塗料10年~13年
フッ素塗料15~20年
塗料の耐用年数
外壁汚れ防止に向いているコーティングとは?

外壁汚れ防止に向いているコーティングには、ガラス塗料をはじめ、光触媒塗料、フッ素塗料、ナノテク塗料など、さまざまなものがあります。

それぞれ耐用年数や費用などが異なるため、外壁の状況や要望、予算にあわせて選ぶようにしましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】工藤 あきこ

リフォーム業界出身のママ建築士。
設計事務所でのアシスタントを経て、地場やハウスメーカー系リフォーム会社の営業設計として勤務。水まわりの交換からフルリノベーションまで、幅広いリフォームを担当した。2022年、前職までの経験を活かして、建築専門ライターに転身。現在は、記事の監修やブログ「新・リフォームの歩き方」の運営をメインに活動する。

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