
ジョリパットの塗り替え費用相場

ジョリパットの施工単価(平米単価)は、塗り替えの場合1㎡あたり2,500~12,000円が目安で、選ぶ工法によって大きく異なります。
| リフォーム工法 | 平米単価の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 専用塗料(ジョリパットフレッシュ等) | 3,500〜5,000円 | 現在の風合いを維持できる 最も一般的な方法 |
| 一般塗料(シリコン・フッ素等) | 2,500〜4,500円 | 費用を抑えられる 塗料の種類や仕様により質感・ツヤが変わる |
| ジョリパット重ね塗り(再施工) | 5,000〜12,000円 | 新しい模様を付けられる 費用は高くなる |
※上記は塗装のみの単価目安です。別途、足場代(15〜25万円)や高圧洗浄費、養生費などがかかります。
ジョリパットのリフォーム方法3選!「重ね塗り」は可能?
ジョリパットの上にジョリパットを重ねて改修できる場合もあります。ただし、適用できる仕様は、既存塗膜の種類や付着状態、ひび割れの有無によって異なります。外壁の状態を確認したうえで、現在の質感を残すか、模様を変えるかという希望に応じて工法を選びましょう。代表的なリフォーム方法は、次の3つです。

【1】専用塗料での塗り替え(ジョリパットフレッシュなど)
現在のジョリパットの質感を残して色替えしたい場合は、改修用トップコート「ジョリパットフレッシュ JQ-800」が選択肢です。砂壁調の風合いを維持しやすく、高耐候タイプの「ジョリパットフレッシュ∞(インフィニティ) JQ-820」もあります。ただし、JQ-800はシリコン系塗膜・フッ素系塗膜・単層弾性塗膜・塗装サイディングなどには施工できません。既存塗膜と下地を業者に確認してもらい、適合する仕様を選びましょう。
【2】一般的な塗料での塗り替え
ジョリパットの改修に一般塗料を使える場合もありますが、耐久性や防汚性、仕上がりは塗料の種類と施工仕様によって異なります。艶消し・半艶・艶有りを選べる製品もあるため、一般塗料を使っても必ずツヤが出るわけではありません。ただし、塗膜の厚さなどで元の凹凸や質感が変わることがあります。施工前に塗板見本や試し塗りで仕上がりを確認しましょう。
【3】ジョリパットの重ね塗り(パターンの変更)
新しい模様に変える場合は、アイカ工業の「プレミアムリフレッシュシステム」などが選択肢です。プレミアムリフレッシュシステムは、既存壁へ仕上げ材を直接塗るだけの方法ではありません。外壁の状態を確認し、シーラーや下地調整材、上塗り材を組み合わせる改修工法です。既存塗膜の付着状態やひび割れなどによって、補修や下地処理が必要です。使用する材料が多く手間もかかるため、3つの方法のなかでは費用が最も高くなる傾向があります。
ジョリパットとは?特徴とメリット・デメリット

ジョリパットとは、アイカ工業が1975年にフランスから日本へ導入し、1978年に国産化した建築用仕上げ塗材(塗り壁材)です。住宅などの外装・内装に使われ、コテ・ローラー・吹き付けといった施工方法で多彩な模様(パターン)を表現できます。職人の手仕事による温かみのある仕上がりが特徴です。仕上がりの厚みは、使用する製品や施工パターン、下地の状態などによって異なるため、検討時は製品の仕様書や施工業者の提案を確認しましょう。
メリット:耐久性とデザイン性
- 耐久性がある:ジョリパットの耐用年数は、汎用品で約10年が目安です。高耐候タイプなど、製品によって性能は異なります。
- デザインが豊富:コテ、ローラー、吹き付けなど、仕上げ方次第で数十種類以上のパターンを表現できます。
- ひび割れに配慮した製品もある:「ジョリパットネオ JQ-650」や「ジョリパットネオ∞ JQ-620」などの可とう性タイプは、たわみや曲げへの耐性があり、ひび割れ防止性能に優れています。ただし、すべてのジョリパットが同じ性能を持つわけではなく、下地のひび割れを完全に防げるものではありません。
デメリット:汚れやすさとコスト
- 汚れが溜まりやすい:凹凸のあるデザインが魅力である一方、溝に汚れや水が残り、コケやカビの原因になることがあります。
- 施工費用が高め:職人の技術を要する手作業のため、一般的な塗装やサイディング工事に比べて施工単価が高くなる傾向があります。
ジョリパットのリフォーム時期と劣化のサイン

ジョリパットの耐用年数は、汎用品で約10年が目安です。築年数ではなく施工時期を基準に点検し、劣化の状態に応じてメンテナンス(塗り替え)を検討しましょう。ひび割れや塗膜のはがれがある場合は、塗り替えだけでなくジョリパットの補修や下地処理が必要になることもあります。次のような症状が現れたら、専門業者へ外壁の点検を依頼するタイミングです。
- 色あせ・変色
紫外線による経年劣化で、本来の色味が薄くなったり変色したりします。 - カビ・コケ・藻の発生
凹凸部分に水が溜まり、日当たりの悪い面を中心に緑色や黒色の汚れが付着します。 - クラック(ひび割れ)
経年により素材が硬化し、建物の揺れに追従できなくなるとひび割れが発生します。放置すると雨水が浸入する原因となります。 - 塗膜のはがれ・ふくれ・チョーキング
塗膜のはがれやふくれ、手で触れたときに粉が付くチョーキングが見られる場合は、塗膜や下地の状態を点検してもらいましょう。
ジョリパットの塗り替えで失敗しないためのポイント
ジョリパットの施工には、通常の塗装よりも高度な技術が求められます。仕上がりや耐久性を損なわないため、次の点を確認してください。ジョリパットの再塗装は、凹凸面の洗浄や下地の補修、既存塗膜に合う材料選びが必要なため、DIYよりも施工実績のある専門業者への依頼が安心です。

塗装前の洗浄を徹底する
ジョリパットは表面に凹凸があるため、高圧洗浄で汚れを十分に落とす必要があります。汚れが残ったまま塗装すると、塗膜が早期にはがれる原因になります。
ジョリパットの施工実績がある業者を選ぶ
特に「重ね塗り」や専用塗料による施工は、経験の少ない業者では仕上がりにムラが出ることがあります。見積もりを依頼する際は、ジョリパットの施工事例が十分にあるか確認しましょう。複数社の見積もりを比較し、提案する工法、塗料、補修範囲、足場代などを確認すると、条件の違いを判断しやすくなります。
将来のメンテナンス計画を考える
選ぶ工法によって、次回のメンテナンス時期や費用も変わります。「とにかく安く済ませたい」のか、「新築時の風合いを取り戻したい」のか、優先順位を明確にしたうえで業者に相談しましょう。








