目次
フローリングの床を大理石に張り替える際の費用は?
大理石張替え費用 | 1~5万円/1m2 |
フローリングの床を大理石に張り替える際にかかる費用は、1m2あたり1~5万円が相場です。
床の張替えにかかる費用は、リフォームする床の広さや施工方法、使用する床材のグレードなどによって費用は変わります。
大理石はフローリングなどの一般的に使用される床材と比較して、加工の手間や重さによる運搬のコストから価格は高額です。
しかし床を大理石に張り替えることによって、大理石ならではの高級感が出ます。高級感を求めたい場合にはうってつけの材質だと言えるでしょう。
20畳のフローリングを大理石に張り替える場合
20畳のフローリングを大理石に張替える場合の費用例 | 36万~180万 |
20畳のフローリングを大理石に張替える際にかかる費用は、36万~180万円程です。
たとえば、20畳程度のLDK全体の床が大理石になれば、豪華でホテルライクなリビング空間を演出できるでしょう。
16畳のフローリングを大理石に張替える場合の費用例 | 229万~146万円 |
16畳のフローリングを大理石に張替える際にかかる費用は、229万~146万円程です。
大理石は自然な模様があるため、ホコリやゴミが目立ちにくい効果もあります。素材が持つ自然な高級感に加え、清潔感も感じられる素材です。
14畳のフローリングを大理石に張替える場合
14畳のフローリングを大理石に張替える場合の費用例 | 25.5万~128万円 |
14畳のフローリングを大理石に張替える際にかかる費用は、25.5万~128万円程です。
大理石には光の反射で空間を広く見せる効果があるため、リビングの床が大理石になることで実際の空間よりも広い空間に見せる効果も期待できます。
施工方法や床材による費用の違い
床の張り替えリフォームは、施工方法や使用する床材によっても費用が異なります。
一般的に床の施工方法は「張り替え」と「上張り」の2パターンです。
床材にもさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なるため、目的に合った物を選ぶようにしましょう。
施工方法による費用の違い
張り替えの場合にかかる施工費用例 | 約12万円/1m2 |
上張りの場合にかかる施工費用例 | 約0.9万円/1m2 |
床リフォームでの施工費用は、張り替えの場合は1m2あたり12万円、上張りの場合は1m2あたり約0.9万円が目安です。
張り替えに比べ、上張りは既存の床材を撤去する費用がかからないため、費用は安くなります。リフォームする箇所が広ければ広いほど、施工方法による費用の違いは大きくなるでしょう。
しかし、上張りは費用が安い一方、既存の床材と新しい床材の間に湿気がたまりやすくなるなどのデメリットもあります。
リフォームを検討する際は、デメリットの面もあらかじめ考慮しておくのが重要です。
床材の種類による費用の違い
費用は使用する床材によっても異なります。
それぞれの床材の費用や特徴については、ハピすむの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
大理石の床にリフォームする際の費用を抑える方法は?
大理石は高級な素材のため、費用が高くなるのをネックに感じる人も多いでしょう。
大理石を使って高級感のある部屋にリフォームしたいけど、費用面で迷っているという人も多いと思います。
ここでは、大理石の床にリフォームする際の費用を抑えるための方法を紹介します。
部分的に大理石を使用する
部屋の床全体に大理石を使用するのではなく、部分的に大理石を使用するとコストを削減できます。
床を大理石に張替えるリフォームは、一般的に張り替える面積とタイルの種類で決まります。
そのため部屋全体ではなく、部分的に大理石を使用することでリフォーム費用は安くなるでしょう。
たとえば玄関や廊下を大理石にすれば、家に入った時に高級感のある印象になります。
部分的に大理石を使用することで、高級感を演出しながら費用節約につながるでしょう。
ストーン・カバー工法を取り入れる
大理石の床へリフォームする際にコストを削減するためには、今の床に大理石を上張りする方法がありますが、その中でも特に「ストーン・カバー工法」を取り入れるのと効果的です。
ストーン・カバー工法とは、通常の大理石よりも薄く軽い「ライト・ストーンパネル」を使用し、既存の床に上張りする工法です。
通常の施工であれば、既存の床材を撤去した上で大理石を張りつけていく流れが一般的です。しかし、ストーン・カバー工法であれば、既存の床撤去の手間がなくなります。
そのため既存の床撤去にかかる費用や、撤去した床の処理代が節約でき、トータルのリフォーム費用節約につながる上、工事日数も短くすみやすいです。
グレードの高くない大理石を選ぶ
リフォーム費用を抑えるために、グレードの高くない大理石を選ぶのもおすすめです。
大理石にはさまざまな種類があり、日本では200種類ほどが流通しています。中でも、床材に使われる大理石はグレードによって値段は大きく異なります。
床材に使用される大理石は大まかに以下の物が主流です。
- 天然大理石
- 人造大理石
- 人工大理石
「天然大理石」や、天然の大理石が含まれた「人造大理石」に比べ、「人工大理石」の方が価格は安いです。
しかし、「人工大理石」は紫外線に弱いため、床材への使用は避けたほうがよいでしょう。
施工費用を抑える場合は、天然大理石よりも安価なものの、大理石がもつ高級感ある風合いを演出できる人造大理石がおすすめです。
大理石調のタイルを選ぶ
リフォーム費用を抑えるために、床材に大理石調のタイルを選ぶのもひとつの手です。
本物の大理石ではありませんが、リフォーム後の見た目が大理石風になり高級感が味わえます。さらに薄く施工性が高いフロアタイルであれば、既存の床へ上張りもしやすく、費用は大幅に抑えられるでしょう。
しかし、あくまで見た目が大理石風になるだけで、実際に触った質感や耐久性などは本物の大理石とは異なる点に注意が必要です。
相見積もりを取る
リフォームを依頼する際には相見積もりを取り、複数業者の中から依頼先を選ぶのがおすすめです。
業者によって設定している材料費や施工費などに違いがあります。
リフォーム内容が同じでも、施工業者によって値段に大幅な違いがあることも珍しくありません。
リフォームを依頼する際は、相見積もりを取って複数業者から条件の合う業者に依頼するようにしましょう。
大理石の床に張り替えた際のメリット・デメリット
ここでは、大理石の床に張替えた際に考えられるメリットやデメリットを詳しく紹介します。とくに、デメリットになり得る点は気になる人も多いと思いますので、ぜひ参考にしてください。
デメリット① 変色する可能性がある
酸や水には弱い石でできた素材のため、飲み物や油などの液体をこぼしたまま長く放置すると、大理石が変色する可能性もあります。
大理石のもともとの色によっても異なりますが、黄色や茶色のシミができるケースもあり、注意する必要があります。
大理石の変色を防ぐためには、液体をこぼしたらすぐに乾いた布などでふき取ることが重要です。
誤って液体を床にこぼしてしまっても、すぐにふき取ってこぼした液体を放置しなければ、変色は予防できます。
デメリット② フローリングに比べると固く、割れやすい
大理石はフローリングに比べると、固い素材です。物を落としてしまった際には割れやすい特徴があります。
また、フローリングなどの他の床材に比べ、転倒した時に怪我をしやすいです。高齢者や子供が家にいる場合はとくに注意しましょう。
デメリット③ 冬は床が冷たく感じる
大理石の床は冬など寒い季節は冷たく感じます。
足元が冷えてしまうため、冬場はスリッパを履くなどの寒さ対策が必要です。
メリット① 高級感が出る
大理石のメリットは、なんといっても大理石が持つ特有の高級感が味わえる点です。
大理石は高級ホテルや美術館のロビー、エントランスなど格式の高い場所によく使われています。大理石によって模様や色合いなども違い、特有の輝きがあります。
フローリングなど、一般的によく使われる床材では味わえない贅沢な非日常感を味わえる点が大理石ならではのメリットといえます。
メリット② 空間が広く見える
大理石には光が反射する効果で、空間を広く感じさせる効果があります。
とくに白色など、淡い色の大理石は光を受けた際の輝きが増し、よりいっそう空間を広く見せる効果が高いです。
また黒や茶色などの落ち着いた色でも光沢があるため、重い雰囲気になりづらく、空間を広く見せる効果があります。
大理石は、光の当たる角度によって光沢の印象が変わるため、さまざまな印象を与えます。
メリット③ 掃除がしやすい
大理石は掃除がしやすい点もメリットのひとつです。
一般的に床材として使用されるフローリングやカーペット、畳と比較すると、水分を吸収しにくいため、液体をこぼしてもすぐにふき取れます。
また光の反射や模様があるため、ホコリやゴミが目立ちにくく、普段から掃除していれば汚れが気になることは少ないです。
フローリングを張り替えるタイミングはいつ?
フローリングを張り替えるタイミングは、耐用年数が経過している場合や、劣化症状が出てきた時です。
ここでは、フローリングの主な劣化症状や、耐用年数について詳しく解説します。フローリングの張り替えを検討する際はぜひ参考にしてください。
フローリングの劣化症状
フローリングの劣化症状 | ・ひび割れ、反り ・傷や凹み ・色褪せ ・歩いた際のきしみ、沈み |
フローリングが劣化してくると、さまざまな症状が出てきます。
ひび割れや反りは、湿気や乾燥など季節の変化でフローリングが膨張したり、収縮するために起こる症状です。歩いた際にフローリングがきしむ場合も同様の原因で起こります。
きしみの症状がさらにひどい場合は、歩いた際にフローリングが沈んで、フワフワとした感覚を感じるケースもあります。
床が沈む場合は、下地に影響が出ている場合があるため、早めのメンテナンスが必要です。
また、他にも紫外線の影響による色褪せや、生活している上でついてしまった傷や凹みが気になってきた場合もも床を張りかえるタイミングです。
劣化症状が見られる場合は、早めに張り替えの検討をおすすめします。
フローリングの耐用年数
複合フローリング | 10年~15年 |
無垢フローリング | 約30年 |
クッションフロア、フロアタイル | 約10年 |
床材として使用されることが多い複合フローリングの耐用年数は10年~15年です。
リフォームの際にもよく使用されるクッションフロアやフロアタイルは約10年が耐用年数と言われています。
無垢フローリングの場合は、他の床材に比べ耐用年数は長く、一般的には約30年が耐用年数です。
しかし、メンテナンスを頻繁に行ったり、使用環境によっては50年ほど持つ場合も珍しくありません。
ただし水には弱いので、濡れてしまって劣化症状が出ている場合は張り替えを検討する必要があります。
床を大理石に張り替えリフォームする際に知っておくべきポイント
床をリフォームした人の中には、下調べがうまくできておらず「失敗してしまった…」という声を聞くことも珍しくありません。
ここでは、失敗して後悔しないためにも、床を張り替えリフォームする際に知っておくべきポイントを紹介します。
床の高さが変わる場合もある
床の張り替えリフォームでは床の高さが変わる場合もあります。
床の張り替え工事は、基本的に既存と同じ高さになるように下地の調整をします。
しかし、既存の床と新しい床材の厚みの違いや、下地調整ができない場合は床の高さが変わるため注意が必要です。
また、既存の床に上張りする工法の場合は、新しい床材の厚み分床は高くなります。
床の高さが変わると、隣の部屋との段差ができたりして、転びやすくなる場合もあります。床の高さが変わるのか、あらかじめ業者に確認しておくと安心です。
床暖房と相性が悪い場合がある
大理石の床へリフォームする際は、床暖房との相性が悪い場合があります。
床暖房の上に既存のフローリングがある場合、フローリングを一度はがすと床暖房はほとんどの場合再利用できません。
既存のフローリングの上に大理石を上張りした場合は床暖房を使えますが、大理石の厚み分熱が伝わりにくくなります。
床を大理石に張り替えた後も床暖房を使用したい場合は、業者とよく相談して決めるようにしましょう。
ペットや子供がいる方は注意
大理石の床に張り替えリフォームする際に、ペットや小さな子供がいる場合は注意する必要があります。
大理石は選ぶ素材によって違いがあり、表面がつるつるしてすべりやすい素材もあるため注意が必要です。
すべって転倒した際もフローリングに比べ固い素材のため、怪我のリスクが高まります。
犬や猫などのペットは足元がすべる状況だと、足腰を弱めてしまうケースも多いです。
自宅にペットや小さな子供がいる場合は注意しましょう。
マンションの場合は管理規約の確認をする
マンションの床をリフォームする際は管理規約の確認が必要です。
マンションでは使用できる床材の遮音等級が管理規約によって定められている場合が多いです。
下の階に足音などが響くことを防ぐため、一定以上の遮音性がある床材を使用しなければなりません。
他にも、近隣や下階に住む住人の同意が必要な場合があるなど、マンションによって規約が異なります。
マンションの床をリフォームする際は、事前に必ず管理規約を確認しましょう。
Q&A 床を大理石に張り替える際によくある質問
ここでは床を大理石に張り替えリフォームする際によくある質問をまとめています。
- 大理石に張り替えても床暖房は使用できるか知りたい
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使用可能ですが、リフォーム前に比べ温まりにくくなる可能性があります。
使用する素材や状況などによっても変わるため、事前に業者への問い合わせが必要です。
- 大理石の耐用年数はどのくらい?
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人工大理石の場合は15年~20年が目安ですが、人造大理石や天然大理石は30年~40年以上の耐久性があると言われています。
大理石の耐用年数は素材によって大きく異なります。
- 大理石の割れやヒビは部分的に修理できる?
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割れやヒビに対して部分的な補修が可能です。
床・フローリングリフォームの業者選びで後悔しないために
必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!
なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。
とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。
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