2024年01月24日更新

監修記事

マンションの和室リフォームにかかる費用や相場は?

マンションの和室を洋室にリフォームする場合、リビングとの一体感ができて掃除がしやすいメリットがあります。一方で、部屋が幾通りにも使えるモダン和室が見直されています。デザイン的にもスッキリした和室に変貌させるための費用と相場を調べてみました。

マンション和室の畳やふすまのリフォームについて

マンションの約70%に和室もしくは、畳スペースが設置されています。

その理由については、マンションを販売する側の効率や、法規的な配慮もあることは確かですが、やはり日本人は畳の暮らしを求めているということが最も大きな理由でしょう。

スリッパでなく裸足で暮らせる畳は機能的でもあるのです。洋間のようにフローリングやクッション材を剥がすことなく、畳を変えるだけで部分補修も可能な和室は合理的です。

このようにリフォームしやすい利点があるのです。そこで、どのような視点でリフォームを考えたらいいか、ポイントを見ていきます。

マンション和室のリフォームする時のポイントはココ!

マンションの和室をリフォームする時に、知らなくて損をしたという事が無いように、前もって事前に情報収集しておきましょう。

マンションの和室リフォームにかかる費用や相場は?

畳の張替えについての注意点

畳の張替えについては、素材などにより一枚約4,000円から約35,000円と大変な差が出てしまうところです。

まず、中古の分譲マンションに入居する時には、畳表(ござ)の状態を販売担当者に聞いておきましょう。張り替えたばかりで有るとか、一度裏返したなどが分かると何年か経って交換する際の目安になります。比較的新しいものであれば、畳を裏返すだけの工事で済む場合もあります。

現在では藁で作った畳床は減り、圧縮合板などで床を作っていいる事も多く、厚みやござの種類、取付方など様々なので現物を見てもらって見積を取るとよいでしょう。

使用し始めて約3~5年が張り替える時期の目安となりますが、よい畳床を使用しているならば、畳表だけを交換すれば事足りる場合があります。

琉球畳に変更し、モダンな和室へ変更することもできます。本物の琉球畳はイグサではなくカヤツリグサを使います。素材の特徴としては使い始めは目が粗く、青さもないのですが、使い始めて一年以上たつと光沢が出て琉球畳の良さが出てきます。

和室の押し入れのリフォームについての注意点

和室にある押し入れの工事方法としては、大工さんに造作してもらう方法とシステムクローゼットをはめ込む方法があります。

大工さんに造作してもらう場合は建具工事と大工工事に仕事が分かれます。システムクローゼットはめ込みの場合とどちらが良いかについては、両方の見積もりを取ってみて判断しましょう。

押入れに何を収納したいのか、収納する方法を決めモノの大きさを計っておくことも大事です。

ハンガーパイプだけで良いのか、押し入れ用の収納ボックスを使うのかなどによっても変わってきます。

リビングに小上がりをつけるメリットとデメリット

リビングの一角に小上がりをつけて、食事をしたり、赤ちゃんの世話をしたり、時にはお茶会をしたり、裸足で畳生活をしたい、という要望を伺ことがあります。

小上がりの段差を利用して収納スぺ―スを設ることもできますし、和室の本領である「部屋の使いまわし」ができるなどメリットは大きいです。

デメリットは天井の高さが小上がり分低くなることです。

マンションの居室の場合、天井高は約240cm前後であることが多いです。マンションは天井裏のスペースが十分に取れず、天井高を今以上に上げることが難しいこともあります。

その場合、天井高が240cmで25cmの小上がりを設けた場合の天井高は215cmとなります。

間取りを変更しリビングと一体化するリフォーム

リビングをもっと広く使いたいが、隣り合う和室も残したいという場合、構造壁でない限り間仕切り壁を取りのぞき、リビングとして一体化した間取りにリフォームすることができます。

壁を取りのぞくと同時に、敷居をなくして見切り板のみにして畳の一角を残す間取りにすることができます。

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マンション和室のリフォーム相場

では、具体的にどれぐらいの費用がかかるのか、相場を見ていきましょう。

畳の張替え・障子の張替え費用

畳の張替えと言っても「畳表張替え」「畳床まで変える」場合や、琉球畳にすることなど費用は大幅に変わります。

畳表の裏返し(畳表(ござの部分)を裏返して畳縁を付け直すだけ):約4,000円/本
畳表替え:約4,000円~約15,000円/本
畳表+畳床:約9,000円~約35,000円/本

障子の張替え:約1,500円~約8,000円/本
ふすまの張替え:約1,500円~約50,000円/本

押入れをクローゼットにリフォームして使いやすくする

マンションの和室の押し入れを、季節ものの道具や普段使わないモノの収納庫にしていることは多いものです。布団を収納するにも無駄な空間が空いたり湿気がたまったりして、押入れの改造は一つの課題です。

押入れを造作工事でクローゼットにリフォームする場合
解体及び撤去費用:約1万円~約5万円
クローゼットの壁、床補強:約1万円
クローゼット内湿気対策シート張り:約2万円~約3万円
クローゼット内枕棚・中段・ハンガーパイプ取り付け:約5万円~約8万円
扉本体及び取り付け:約6万円
施工費(大工さん) 約3万円/日・人
合計 約18万円~約26万円

和室を洋室にリフォームする工事費用

赤ちゃん時代に重宝した和室ですが、小学校に入るころになり、もう一室子ども部屋が欲しいという時など、和室では使いづらくなったときに洋室に変更することもできます。

マンションの和室6畳を洋室にリフォームする場合
和室の解体費用:約10万円~約20万円
壁紙及び工事:約10万円~約12万円
フローリング+工事:約14万円~約16万円
天井及び工事:約4万円~約10万円
木製建具本体及び取り付け:約2万円~約15万円
電気工事:約3万円
照明器具本体及び取り付け:約2万円
合計 約45万円~約78万円

マンションの和室リフォームにかかる費用や相場は?

マンションの和室リフォーム、DIY可能な範囲は?

障子は閉めれば部屋が二つになり、開ければ一つになるというとても便利な建具です。障子という素材は透けて向こうの気配がみられることも一つの特徴です。

ただ、薄いがゆえに破れやすいものではあります。障子の張替えなどは、昔はどの家でも年末の恒例行事でした。DIY可能なリフォームと言えます。

子どもが小さいうち、障子はよく破れるものですから、自分でその都度張替えることもできます。

DIYで難しい和室のリフォーム工事はどうする?

壁だったところをふすまや障子にする場合は、壁を取り去る工事、敷居や鴨居を設置する工事、建具づくり、周囲のクロスの修繕など複雑な工事になります。

複雑な工事に関してはリフォーム会社におまかせするのが妥当でしょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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