2024年06月21日更新

監修記事

畳の張替え費用はいくら?裏返し・表替え・新調のタイミングとは?

畳を張替えたいけど「張替えの方法や予算がわからないと不安」と感じていませんか?この記事では、畳の張替えにかかる費用と交換時期の目安、注意点からよくある質問まで、詳しく解説しています。畳の張替えリフォームをお考えの方は、ぜひ参考にしください。

畳の張替え時期と3つの工法

畳の張替えリフォーム費用・価格の相場は?

畳の張替えリフォームには3つの工法があり、それぞれの張替える時期やタイミングは異なります。
3つの工法の張替え時期を表でまとめました。

工法工事をする目安
裏返し(うらがえし)約2~3年
表替え(おもてがえ)約4~6年
新調(しんちょう)約10年~15年
※畳の種類や状況によって年数は異なるため、目安として参考にしてください。

裏返し・表替え・新調について工法やタイミングはどのように違うのでしょうか。
以下でそれぞれの工法と時期について詳しく解説します。

①畳の裏返し(うらがえし)の時期

裏返し(うらがえし)とは、その名の通り、畳表を畳床から一度はがし、裏返して再利用する工法です。

新しく畳を使い始めてから約2~3年後に、日焼けによる色褪せや傷みが目立ってきたら、裏返しのタイミングです。
畳表は両面を表(ゴザ部分)として使用できるつくりになっているため、ひっくり返せば裏面も表面と同じように使用できます。
張替え費用を安くしたい、または一度も裏返しをしていない場合に適しています。
ただし、裏面にまで傷みが広がっている場合は、次項で解説する「表替え」がおすすめです。

②畳の表替え(おもてがえ)の時期

表替え(おもてがえ)とは、畳の芯である「畳床」はそのままで、畳表(ゴザ部分)と畳縁(ふち)を新しくする工法です。
新しく畳を使い始めてから約4年~7年後に、色褪せやシミ、摩擦による表面のささくれが現れたら、表替えのタイミングです。
以前に畳の裏返しを行った方や、畳の材質やデザインを変えたい場合にも適しているでしょう。
「畳床」はそのまま使用しますので、畳の凹みがあったり、傷みが進行している場合は次項で解説する「新調」をおすすめします。

③畳の新調(しんちょう)の時期

新調(しんちょう)とは、畳を丸ごと新しく交換する工法です。
新しく畳を使い始めてから約10年~15年後に、畳の弾力がなくなり踏み心地が悪くなってきたら新調するタイミングです。
弾力がなくなった畳は、畳の中心部である「畳床」が劣化しています。
また、色褪せやシミ、ダニが気になってきた場合に新調するのもおすすめです。
畳を新調すると、ツヤ、踏み心地が一新され、い草の香りもするので、お部屋がキレイになった印象を受けます。
ただし、裏返しや表替えと異なり、全ての畳を新しいものに交換するので、費用も高くなります。

畳の裏返し・表替え・新調の費用相場

畳の張替えリフォームで行われる、裏返し・表替え・新調での費用相場はどのくらいでしょうか。
3つの工法の1畳と6畳あたりの費用相場を表でまとめました。
費用は畳の種類や工事内容により異なるため、目安として参考にしてください。

畳の裏返しの費用相場

畳数裏返しの費用相場
1畳約4,000~9,000円
6畳約24,000~54,000円

畳の裏返しは、畳の張替えリフォームの中で最も低価格で行える工法です。
材料費がかからず、作業期間も多くの場合は1日で終わります。

畳の表替えの費用相場

畳数表替えの費用相場
1畳約5,000~15,000円
6畳約30,000~90,000円

畳の表替えは、使用する畳表と畳縁の材質によって、費用に幅があります。
グレードの高い材質を使用すると、費用は高額になりますが、作業自体は裏返しと同様に1日で終わるでしょう。

畳の新調の費用相場

畳数新調の費用相場
1畳約10,000~35,000円
6畳約60,000~210,000円

畳の新調では、畳の全ての材質の違いによって、費用は大きく変動します。
新しい畳を完成させ張替えるまでに、約2日から10日くらいの期間が必要であるため、作業費用も高くなります。

費用を抑えるためには?

費用をできるだけ抑えたい方は、裏返し工法がおすすめです。
ただ、既存の畳の状況によっては、裏返しが適していない場合もあるので、リフォーム業者に相談して工法を決めてください。

まずは
無料お見積もりから

畳の価格は素材の種類によって変わる

格安・激安で畳の張替えリフォームをするには?

畳の表替えや新調をする場合、材質の種類によって価格に大きな差が出ます。
そこで、価格に差が出る部分について解説します。
畳の張替え費用を抑えるためにも、確認しておきましょう。

畳表の「い草」による価格の違い

畳表(ゴザ部分)は麻、綿などの経糸に、い草(いぐさ)を織り込んでつくられています。
使用されるい草の長さによって価格は変動し、長いい草で造られた畳ほど高価です。
短い「い草」は、草の根と先の弱い部分も使用されるため、色ツヤが不揃いで耐久性が弱くなりがちです。
一方、長い「い草」は良質な部分を使用できるため、色ツヤが均一で耐久性の高いものが造れます。
また、使用するい草の本数が多いほど、密度と厚みが増すため耐久性も高くなり、価格は上がります。
畳を長持ちさせたい方は、上質ない草が使用されている表畳を選択すると良いでしょう。

畳床の「藁」のグレードで価格が決まる

畳の芯となる畳床には、藁(わら)やスタイロフォームといった材料があります。
藁(わら)は乾燥させて何層にも積み上げてから圧縮するため、吸湿性や放湿性があり、耐久性や復元力に優れています。
藁だけでつくられた畳床は、弾力があり踏み心地が良いのが特徴ですが、手間をかける分、グレードが上がり価格も高くなります。
一方、スタイロフォームを藁で挟んでつくられる畳床は、藁だけを使用したものより、重量が軽く持ち運びがしやすいのが特徴です。
藁だけを使用した畳床より安価ですが、耐久性に劣るのがデメリットです。
スタイロフォームは、安価であるものの、藁に比べて耐久性は劣ります。
費用を抑えたいならスタイロフォーム、耐久性を重視したいなら、藁だけの畳床を選択すると良いでしょう。

畳縁に「綿」を使用すると価格は上がる

畳縁は、畳の縁に縫い付ける布生地の種類によって、価格が変動します。
縁の素材は数百種類ほどあるとされており、中でも綿を使用したものは高価です。
綿を100%使用した畳縁は、肌触りが良く高級感がありますが、日焼けにより変色しやすいのがデメリットです。
また、最近では安価な化学繊維を使用した畳縁が増えています。
化学繊維を使用した畳縁は、デザインの種類は豊富ですが、熱に弱いといったデメリットがあります。
畳の縁の布生地はお部屋の雰囲気を変え、アクセントにもなるため重要な部材です。
肌触りと落ち着きを求めるなら綿100%の畳縁、カラフルで費用を抑えた畳縁を求めるなら化学繊維を選択すると良いでしょう。

畳のリフォームを行う際に注意する点は?

畳の張替えリフォームを行う際にどんな点に注意すれば良いのか、こちらで抑えておきたいポイントを3つ解説します。

ポイント①畳の表替えの際は畳床の劣化を確認する

一度裏返しをした畳は、表替えをするのが一般的です。
実際に、表替えは畳を新調するよりもリフォーム費用を抑えられ、新調したようない草の香りや畳のツヤも感じられます。
ただし、畳を敷いている部屋の使用頻度や家具の配置により、畳床が思ったより劣化している場合があります。
畳床が劣化していると、凹みがひどくなったり、踏み心地が悪くなったりして、結局新調すれば良かったと後悔するかも知れません。
表替えをお考えの際は、専門業者に畳床の劣化具合を確認してもらってから、張替え方法を決めるようにしましょう。

ポイントその②畳の張替えには廃棄費用がかかる

畳の張替えリフォームで新調する場合、既存の畳の廃棄費用が発生します。
廃棄する畳の枚数が多いと、その分廃棄費用も高くなります。
畳の張替え業者によって、廃棄費用が工事代金に含まれているかは異なりますので、見積もりの際に確認しておきましょう。
また、自分で畳を張替える場合、畳を購入する費用だけを考えるのではなく、廃棄費用も計算した上で計画してください。

ポイント③畳を自分で張替えるのは労力がいる

畳の張替えリフォームの費用を抑えるために、自分で作業を考える方もいるでしょう。
ホームセンターやネットなどで畳と張替え用の工具を購入すれば、自分で張替えられます。
しかし、畳は思った以上に重く、簡単に張り替えられません。
裏返しにしても、畳を持ち上げる際には、縁を固定させている多くの釘を抜く作業が必要です。
また、裏返しの方向を間違えると、畳の寸法が合わず元通りの形に納まらなくなる可能性もあります。
畳の張替えは、知識や十分な技術がないと、大変な労力を使うため注意が必要です。
失敗して使えるはずの畳をムダにしないためにも、専門業者への依頼をおすすめします。

まずは
無料お見積もりから

畳の構造はどうなっているの?

畳は一般的に、畳表(ゴザ部分)と畳表の縁である畳縁(たたみべり)、畳の中心部となる畳床(たたみどこ)でつくられています。
以下で畳の構造と特徴について解説します。

出典:すけみつ畳ナビ-畳の構造ページより

畳表(たたみおもて)のつくり

出典:大空畳店-高級畳ページより

畳表は表面のゴザ部分にあたります。
一般的には、い草と麻や綿などの経糸が織り込まれており、畳床を表と裏で挟んでいる状態です。
い草は、お部屋の湿気を調節する機能があり、独特の香りでリラックス効果をもたらします。
畳表は家具を置いたり、人の足で歩いたりくつろいだりと一番摩擦が多いので、劣化が目立つ場所です。
また、日光による色褪せなども起こり、ツヤが失われやすくもあります。
畳表の劣化が目立ったら、お部屋全体の印象が悪くなるので、裏返しや表替えを検討しましょう。

畳床(たたみどこ)のつくり

出典:もとやま畳店-畳の構造ページより

畳床は、畳の中心となる軸の部分にあたります。
一般的には乾燥させた藁(わら)を、何層にも積み重ねて圧縮してつくられるため、吸湿性や放湿性、断熱性に優れています。
また、弾力性が高く畳の踏み心地を左右する、重要な部分です。
踏み心地が悪くなった畳は、畳床が劣化しているかもしれません。
畳床の劣化が激しいときは、畳を新調するタイミングです。
最近では、畳床にボードを使用した畳や、藁をスタイロフォームで挟んだ畳もあります。
畳を新調する際は、予算を明確にした上でリフォーム業者に相談するのがおすすめです。

畳縁(たたみべり)のつくり

出典:犬浦畳店-畳の種類ページより

畳縁は、畳の縁(ふち)に布生地を縫い付け、畳の側面を保護している部分です。
また畳の間の隙間をなくし、畳表を畳床に固定する役割も担っています。
布生地には化学繊維を使ったものが増えていますが、麻や綿の方が肌触りが良いとされています。
様々な色やデザインがあり、畳のアクセントとなるため、お部屋の雰囲気を変えてくれるのが特徴です。

畳のリフォームはどこに依頼すれば良い?

畳の張替えリフォームを考えた際に、どこに依頼すれば良いのか悩まれる方もいるでしょう。
こちらでは、施工会社を選ぶポイントをお伝えします。

①近くのホームセンターに依頼する

ホームセンターでは畳の販売以外に、畳の張替えサービスを行っている所が増えており、気軽に相談でできるでしょう。
ホームセンターで販売している畳の中には、費用を抑えられるグレードの低いものもあります。
ただし、ホームセンターでは張替え費用以外に、家具の移動や駐車料金などの追加料金が発生する場合があります。
かえって費用が高くなったと後悔しないために、希望の張替えと見積内容が見合っているか、しっかり確認する必要があるでしょう。

②地域の畳専門店に依頼する

地域の畳専門店に、畳の張替えを依頼するのも1つです。
畳を専門に扱っているため、良質な材質を使用した畳が多く、腕利きの職人さんが丁寧に作業を行ってくれるので安心です。
ただし、畳と併せて和室の壁紙や他のリフォームを行う場合は、リフォーム会社に依頼したほうが手間と費用を抑えられる可能性があります。
畳以外のリフォームを行うなら、リフォーム会社にまとめて依頼するのがおすすめです。

③和室のリフォーム経験のある施工会社に依頼する

和室のリフォーム経験が豊富な施工会社を選びましょう。
和室に慣れている施工会社は、畳の知識や張替えの経験が豊富です。
希望する畳の張替えについて、的確にアドバイスをくれ、わからないことにも答えてくれるでしょう。
ネットなどでお住まいの近くにある、畳を取り扱っているリフォーム会社を探すのもおすすめです。

④複数のリフォーム会社から見積もりを取る

畳の張替えリフォームを考える際は、ぜひ複数のリフォーム会社から見積もりを取ってください。
一社だけの見積もりでは費用相場や、どんなリフォームが必要なのか、情報をしっかり把握できません。複数社の提案と見積もりを比較することをおすすめします。

また畳の張替え以外に壁紙などのリフォームをお考えの際は、リフォーム会社によって得意な施工は異なります。
それぞれの業者の見積もり内容を見比べて、予算に合った費用や工事内容に納得できる、リフォーム会社に依頼しましょう。

まずは
無料お見積もりから

日常から行える畳のお手入れ方法とは?

畳を長く気持ちよく使うには、日常のお手入れが重要ですが、お手入れにはコツがあります。
畳の特性を知ったうえでお手入れを行うと、畳が長持ちします。
こちらでは、畳のお手入れ方法について3つ解説しますので参考にしてください。

その①畳の目に沿って掃除する

畳を日常的に掃除する際は、掃除機で畳の目に沿って優しくゆっくり往復させ、汚れを取り除きます。
畳の目に逆らって、掃除をすると畳に傷がついてしまうため、注意が必要です。
また、畳の縁はダメージを受けやすいので、なるべく掃除機をかけないようにしましょう。
畳の目や縁に詰まったホコリなどの細かい汚れは、ほうきを使って小刻みに履くと汚れが取れやすくなります。
もし、飲み物などをこぼしてしまったら、すぐにタオルなどで液体を拭き取りましょう。
汚れを拭き取ったら、塩を振りかけて歯ブラシなどで畳の目に沿ってこすってください。
その後、掃除機で塩を吸い取り、固く絞った雑巾で拭き取ってから乾燥させます。

その②拭き掃除は湿気に注意する

汚れが気になる場合には、乾いた雑巾で表面の汚れを拭きましょう。
乾いた雑巾で汚れが取れない場合は、濡れた雑巾を固く絞って優しく拭いてください。
濡れた雑巾で拭くと黒ずんでツヤがなくなるため、濡らした場合は十分に乾燥させるようにしてください。
汚れが酷い場合には、クエン酸を使いましょう。
バケツ半分の水に対して、クエン酸小さじ1を入れて混ぜ、雑巾を浸してしっかり絞り拭き取ります。
汚れを拭き取ったら、乾拭きしてしっかり乾燥させてください。
湿気が残ると、カビやダニの発生に繋がり、畳が傷みやすくなるため注意が必要です。

その③ダニの発生を防ぐ

畳の上にはカーペットや布団を、敷きっぱなしにしないようにしましょう。
畳は呼吸をしているため、カーペットなどで呼吸を妨げると湿気がこもりやすく、ダニの発生源になってしまいます。
もしダニが発生したら、日当たりの良い場所で天日干しを行い、湿気がたまっている場所を十分に乾燥させてください。
ただし、畳は重さがあり、取り外すのは大変な作業なので十分に注意して行いましょう。
日頃から、窓を開けたり、扇風機を使用したりして、風を通して換気を良くするのもおすすめです。
畳をダニから守るには、日常の環境作りと換気対策が重要です。

畳の張替え・よくある質問Q&A

こちらでは、畳の張替えについてよくある質問を3つ解説します。

畳の持ち込みで張替えは可能?

畳自体をお客様がリフォーム会社に持ち込み、張替えを依頼する「持ち込み」は可能です。
ただし、部屋と畳の寸法が合わないと、結局畳を新調し直す手間になります。
できるだけリフォーム会社に依頼した方がスムーズに話が進みます。

畳の裏返しと表替えの違いは?

裏返しは、畳をひっくり返して裏面を表面にする工法で、表替えと比べて手間や費用がかかりません。
表替えは、畳の表面のゴザ部分と畳の縁を、新しく一新させる方法でデザインや雰囲気を変更できます。

裏返しと表替えは何回できるの?

畳は基本的に表面と裏面を使用できるため、1回のみ裏返しができます。
表替えに関しては、回数に制限はありませんが、限度はあります。
使用年数があまりにも長い、畳床の傷みが激しいなどの場合は新調が必要です。

まずは
無料お見積もりから

和室のリフォームで、優良な会社を見つけるには?

本記事の和室リフォームは一例で、「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって大きく異なります。複数社の見積もりを「比較」することが重要です!

実際のリフォーム費用が気になった方は見積もり比較のステップに進みましょう!

「本当に信頼できる会社が分からない……」「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒……」

そんな方のため、無料で簡単に比較できるようになっています。
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで、1000社以上が加盟しており、安心してご利用できます。

無料の見積もり比較はこちら>>

後悔しないリフォーム・満足できるリフォームのため、慎重にリフォーム会社を選びましょう!

まずは
無料お見積もりから

この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

LINE 友達追加
まずは
無料お見積もりから
【お住まい周辺】
無料一括最大3社
リフォーム見積もりをする