2025年02月12日更新

監修記事

和室の押入れはクローゼットにリフォームできる?DIYによるアイデアも

突然ですが、生活する上で和室の押入れを上手に活用できていますか?普段の生活で使わないものばかり収納してしまい、もはや「ごみ箱化」している人も少なくないはず。この記事では、和室の押入れをクローゼットにリフォームする方法について解説します。どのようなリフォーム方法があるのか学んで、掃除機や衣類をスッキリ収納できる空間に変身させましょう。

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和室の押入れをクローゼットにリフォームする方法

和室の押入れは、クローゼットにリフォームできます。

具体的には、押入れの棚をハンガーパイプに変えるなどの方法が挙げられます。

和室の押入れをクローゼットにリフォームする方法についてチェックして、和室の空間をスッキリさせましょう。

【方法1】棚をハンガーパイプに変える

衣類をハンガーにかけて収納したい場合は、和室の押入れの棚を撤去して、ハンガーパイプに変える方法もあります。

押入れの腰高にある「中棚」を撤去すれば、丈のある衣類もハンガーパイプにかけて収納できます。

もし布団よりも衣類を収納したいなら、押入れの棚をハンガーパイプに変えられないか検討してみましょう。

【方法2】収納家具を設置する

和室の押入れをクローゼットにリフォームするなら、収納家具を設置して、収納力を向上させる方法もあります。

たとえば、パナソニックのアイシェルフは、引き出し式の収納やハンガーパイプがセットになった商品です。

アイシェルフの棚になっている部分は、収納したい物にあわせて自由に高さを変えられる仕様になっています。

このような収納家具を設置することで、既存の押入れから収納力を大幅に向上できるため、和室をスッキリ使えるでしょう。

【方法3】両側から使える仕様に変える

和室の押入れが別の部屋などに面している場合、和室と別の部屋の両側から使える仕様に変えるリフォームの方法もあります。

たとえば、押入れが脱衣所に面しているなら、和室と脱衣所の両側から使えるようにすることで、収納する場所を1か所にまとめられるのがメリットです。

脱衣所に干していた洗濯物を、そのまま押入れに収納することもできるため、家事の効率アップが期待できます。

もし「押入れを違う部屋からも使えたら便利なのに」という不満を抱えているなら、両側から使える仕様に変えるリフォームができないか検討してみましょう。

【方法4】ウォークインクローゼットにする

和室の押入れをクローゼットにリフォームする際「収納量を大幅に増やしたい」という希望があるなら、ウォークインクローゼットに変える方法もあります。

ウォークインクローゼットとは、人の入っていくスペースがある収納のことをいい、押入れよりも収納量が多いのも特徴です。

ウォークインクローゼットは一般的に2〜4畳の広さがあるため、アイロン掛けや着替えのスペースも確保できる場合があります。

そのため「夫婦の衣類をウォークインクローゼットにまとめたい」など、大容量の収納がほしい場合は、押入れをウォークインクローゼットにリフォームできないか検討してみましょう。

【方法5】折れ戸にして洋風のデザインに

和室から洋室にリフォームする際に「押入れのデザインも洋風にしたい」という希望があるなら、押入れの扉を折れ戸にするリフォーム方法もあります。

折れ戸とは、おもにクローゼットに採用される扉のことで、扉をあける際におりたためるのが特徴です。

折れ戸は木目調などのデザインになっているのが一般的で、洋風のデザインに変えたい場合におすすめの扉です。

そのため、もし押入れの内部だけでなく、外観も洋風に変えたい場合は、襖などから折れ戸へのリフォームを検討してみましょう。

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和室の押入れをクローゼットにリフォームする費用

和室の押入れをクローゼットにリフォームする際にかかる費用は、棚をハンガーパイプに変える場合で1万〜2.5万円が目安です。

リフォームの方法費用相場
棚をハンガーパイプに変える1万〜2.5万円
収納家具を設置する3万〜20万円
両側から使える仕様に変える10万〜25万円
ウォークインクローゼットにする20万〜40万円
折れ戸にして洋風のデザインに10万〜40万円

ただし押入れをクローゼットにリフォームする費用は、押入れの大きさや採用する扉のグレードなどによっても変動します。

リフォームにかかる具体的な金額は、業者に見積もりを依頼して確かめましょう。

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和室の押入れをクローゼットにリフォームした事例

和室の押入れをクローゼットにリフォームした事例について紹介します。

どのように押入れをリフォームしたのかチェックして、自宅のリフォームの参考にしてみましょう。

【事例1】押入れをクローゼットに変えてバリアフリー化

バリアフリー化する前の押入れ
before
クローゼットにリフォームした押入れ
after

押入れをクローゼットに変えてバリアフリー化

リフォーム費用約96万円
※押入れ以外も含む
工期8日間
建物タイプ一戸建て
施工箇所押入れ
和室

「車椅子を使って生活する必要がある家族のために、和室の段差をなくしたい」という相談があった、リフォームの施工事例です。

和室と押入れの段差をなくし、車椅子に座った状態でも衣類を取り出しやすいようにリフォームしました。

【事例2】枕棚とパイプ付きのクローゼットにリフォーム

クローゼットにリフォームする前の押入れ
before
リフォーム後のクローゼット
after

枕棚とパイプ付きのクローゼットにリフォーム

リフォーム費用約44万円
※押入れ以外も含む
建物タイプ一戸建て
施工箇所押入れ
和室

「押入れをクローゼットにリフォームしたい」とご依頼があった、一戸建てにおけるリフォームの施工事例です。

押入れを仕切っていた中棚などを撤去して、枕棚を取り付け、広々としたクローゼットに仕上がりました。

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DIYで和室の押入れをクローゼットにリフォームするアイデア

DIYで和室の押入れをクローゼットにリフォームするには、収納家具を設置するなどの方法が有効です。

DIYで和室の押入れをクローゼットにリフォームするアイデアについてチェックして、自分でもリフォームできないか検討してみましょう。

【アイデア1】突っ張り棒を取り付ける

ホームセンターなどで購入できる突っ張り棒を取り付けると、衣類をかけて収納できるため、押入れをクローゼットとして活用できます。

押入れの壁から壁までの距離を測定し、収納したい衣類の荷重に耐えられる突っ張り棒を選んで購入してみましょう。

ただし突っ張り棒の種類によっては、衣類をかけた時の重みに耐えられず、床や壁を傷つけてしまうおそれもある点に注意が必要です。

【アイデア2】襖をカーテンに変える

押入れをクローゼットにリフォームしたいのが「デザインを変えたい」という理由である場合、襖をカーテンに変えることで希望がかなえられるかもしれません。

襖を押入れの枠から外して撤去し、突っ張り棒やカーテンレールにカーテンを取り付けることで、簡単におしゃれなデザインへ変えられるでしょう。

ただし押入れの襖の枠などは既存のままであるため「こまかい部分までこだわりたい」という場合は、枠などの塗装が必要です。

【アイデア3】収納家具を設置する

収納家具を設置することで、押入れの収納量を増やし、クローゼットのように活用できます。

たとえば、押入れの棚と天井のあいだに、引き出し式の収納家具を設置することで、布団だけでなくタオルなども収納できます。

もし押入れをクローゼットにリフォームしたい理由が「収納量のアップ」であるなら、自分で収納家具を設置できないか検討してみましょう。

ただし収納家具を設置するなどして、DIYで押入れをクローゼットにリフォームする場合、デザインを大きく変更できません。

そのため「和室を洋室に変える際に、押入れもクローゼットに変えたい」など、デザインを大きく変えたい場合は、業者にリフォームを依頼するのがおすすめです。

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和室の押入れをクローゼットにリフォームする際の注意点

和室の押入れをクローゼットにリフォームする際には、湿気がたまらないように対策するなどの点に注意しなければいけません。

ここでは和室の押入れをクローゼットにリフォームする際の注意点について学び「衣類が臭くなってしまった」などの失敗を回避しましょう。

【注意点1】床の補強が必要になる場合もある

和室の押入れの床における強度がない場合、クローゼットにリフォームするなら、床の補強が必要になるかもしれません。

たとえば、和室の押入れの床が薄いベニヤ板でできている場合は、収納物などの重みによって破損してしまうおそれもあります。

既存の押入れでは問題なく使えていても、クローゼットにリフォームして収納量が増えることで、床が抜けるトラブルを起こす可能性もあるでしょう。

そのため、もし既存の押入れにおける床の強度がない場合は、収納量が増えても荷重に耐えられるように、床の補強工事が必要になるケースもあります。

【注意点2】湿気対策をする

既存の押入れで天井や壁の腐食がある場合は、断熱材を入れるなどして、結露の発生を予防するために対策しておくのがおすすめです。

押入れで発生する結露は、押入れと和室や外壁などとの温度差が大きいことで、空気中の水分が水滴に変わることも原因として挙げられます。

押入れで発生している結露を放置したままにすると、クローゼットにリフォームした後でも、壁紙などの腐食が発生してしまうかもしれません。

そのため、リフォーム後の腐食などのトラブルを回避するために、押入れからクローゼットに変える際には、湿気対策も検討してみましょう。

【注意点3】事前にマンションの管理規約を確認する

マンションにお住まいなら、管理規約でリフォームできる内容や範囲が決められている場合もあるため、事前に管理規約を確かめておきましょう。

たとえば「押入れのリフォームは扉の変更のみ認める」など、収納材の変更は管理規約で認められていない場合もあります。

マンションの管理規約に違反すると、管理会社などから工事のやり直しを求められるかもしれません。

そのため、工事のやり直しなどで費用がかかってしまわないように、押入れをクローゼットにリフォームする前に、管理規約を確かめておくことが大切です。

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和室の押入れをクローゼットにリフォームする際のポイント

和室の押入れをクローゼットにリフォームする際には、十分な収納スペースを確保するなどのポイントを押さえておくことが大切です。

ここでは和室の押入れをクローゼットにリフォームする際のポイントをチェックして「和室で必要な物が収納できない」などのトラブルを回避しましょう。

【ポイント1】十分な収納スペースを確保する

和室の押入れからクローゼットにリフォームする際には、クローゼットに収納したい物をあらかじめ把握して、十分な収納スペースを確保しておくことが大切です。

たとえば、クローゼットに衣類を収納したい場合、ハンガーパイプを多く取り付けると、スッキリ収納できます。

また、ハンガーパイプのほかに、タオルや靴下などを入れられる引き出し式の収納があると、より多くの物をクローゼットに収納できるでしょう。

和室の押入れをクローゼットにリフォームするなら、具体的にどのような物を収納したいかリストアップした上で、収納材や配置を検討してみましょう。

【ポイント2】使いやすい扉の種類を選ぶ

和室の押入れをクローゼットにリフォームする際、クローゼットに収納したい物の大きさや使うシチュエーションなどにあわせて、使いやすい扉の種類を検討してみるのも大切です。

たとえば、ハンガーパイプにかけた衣類をみて、コーディネートを考えたい場合。クローゼットの扉を折れ戸にすれば、ハンガーパイプの衣類を見渡せるため、コーディネートも考えやすいでしょう。

和室の押入れは、左右に扉をあける引き違い戸となっているのが一般的です。

もし押入れをクローゼットにリフォームするなら「既存の引き違い戸のままで使いにくさを感じないか」など、扉の種類についても検討してみましょう。

【ポイント3】部屋の雰囲気とあうデザインを採用する

和室の押入れをクローゼットにリフォームする際に、収納材や扉を部屋の雰囲気とあわせると、統一感のあるおしゃれな雰囲気を演出できます。

たとえば、押入れのリフォームとあわせて、和室を洋室にリフォームする場合、収納材も洋風のデザインを選ぶのがおすすめです。

クローゼットと部屋の雰囲気があっていれば「クローゼットだけ浮いて見える」という失敗を回避できるでしょう。

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和室の押入れをクローゼットにリフォームする際の工期

和室の押入れをクローゼットにリフォームする際の工期は、リフォームの方法によって異なり、棚をハンガーパイプに変える場合で0.5〜3日が目安です。

リフォームの方法工期目安
棚をハンガーパイプに変える半日〜3日
収納家具を設置する1〜3日
両側から使える仕様に変える3〜5日
ウォークインクローゼットにする3〜10日
折れ戸にして洋風のデザインに1〜3日

ただし和室の押入れの下地などで補修が必要になった場合、リフォームの工期も長くなりやすい点に注意しましょう。

そのため、和室の押入れをクローゼットにリフォームする際には、あらかじめ業者に工事のスケジュールを確かめておくことが大切です。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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