-
オーダーメイドキッチンのおすすめメーカーは?選ぶポイントも解説
-
食洗機の取り付けはDIYできる?工事の流れや費用を抑えるコツを紹介
-
システムキッチンのリフォーム費用の相場は?工事費の内訳も事例から知りたい!
-
海外のキッチン特集!マネしたくなるおしゃれな間取り・メーカー13選【画像付き】
-
キッチンリフォームは10万円でできる?費用を抑えるポイントも解説
-
憧れのアイランドキッチンにリフォームしたい!注意すべきデメリットは?
-
流し台(シンク)の交換費用はいくら?リフォーム費用を抑えるコツも解説
-
食器棚をリフォームする際のポイントは?費用も解説
-
ホーローキッチンの魅力とは?使い勝手やリフォーム費用を紹介!
排水ホースや排水管は、長期間の利用にともなう経年劣化によって材質の柔軟性が失われてしまうため、ヒビ割れなどの破損が発生して水漏れを起こすことがあります。
このタイプの水漏れでは、排水の水圧によって急激に穴が広がることが多く、いきなり大量の水があふれ出してしまう事例が多いようです。
破損状況によっては小規模な水漏れで収まることも多いのですが、材質の劣化が原因の場合は破損箇所が拡大する可能性が高いため、早急な修理を行った方が良いでしょう。
修理方法は、劣化した配管の交換となりますので、露出部分から床下部分まで広範囲の修理が必要となる可能性が高いでしょう。
また、シンクについてはほとんどがステンレス製のため、劣化による破損は起こりにくいのですが、調理道具を落としてしまう等の衝撃によって配管との接続部分が壊れ、水漏れの原因となってしまうこともあります。
近年ではキッチンの天板と一体化した継ぎ目に隙間のない人工大理石のシンクも増え、重たい鍋などを落としてしまうと割れてしまうこともあります。
一体型なので天板ごと交換しなければならないこともあり傷つけてしまったときは早めに補修するとよいでしょう。
こちらから無料で簡単に見積もりが出来ますので、ぜひハピすむのリフォーム費用の無料相見積もりをご利用ください。
目次
- 1 キッチンの水漏れの主な原因と修理方法
- 2 キッチンの水漏れ修理にかかる時間とは?
- 3 キッチンの水漏れの修理費用の目安
- 4 傷みが激しい場合はキッチン自体を交換リフォームした方が良い場合も
- 5 キッチンの水漏れを放置した場合の二次被害とは?
- 6 キッチンの水漏れ修理に関する注意点
- 7 キッチンの水漏れの主な原因
- 8 キッチンの水漏れのパターン別修理方法
- 9 キッチンの水漏れ修理にかかる費用の目安
- 10 劣化が激しい場合はキッチン自体をリフォームした方が良い場合も
- 11 キッチンの蛇口からの水漏れパターンと主な原因
- 12 キッチンの蛇口の水漏れ修理にかかる費用の目安
- 13 キッチンの蛇口の水漏れ修理を業者に依頼する前にやるべきこと
- 14 今のキッチンに不満がある場合はリフォームするという選択肢も
キッチンの水漏れの主な原因と修理方法
キッチンの排水が溢れてしまう水漏れですが、さまざまな原因が考えられます。
水漏れが起こる原因と、原因別の修理方法について見てみましょう。
排水溝のパッキンの劣化や排水管の接続部分の緩み
排水管に用いられている塩化ビニル管には、直線のものと曲線のものとがあり、これらを接続して配管を設置する仕組みです。
管の接続については防水やずれ防止のために接着剤やパッキンが用いられていますが、排水の温度差や経年劣化によってこれらの部分が劣化を起こし、隙間から排水が漏れてしまうことがあります。
このタイプの水漏れについては、いきなり水が噴き出してしまうようなことはなく、隙間からじわじわと漏れる形となるため、大きな被害が出る前に対処しやすいのが特徴です。
また、修理についても配管を一度分解し、パッキンの交換や接着剤を塗り直せば元通りになりますので、時間も費用も抑えられるでしょう。
ただ、見えにくい場所、例えば床下で水漏れが発生した場合などは気づくのが遅れてしまう場合もあり、床下が腐食して修理費用が割高になってしまうこともあります。
排水管・排水ホース・シンク自体に破損がある
配管の隙間から水漏れを起こす事例とよく似ていますが、こちらは配管そのものが破損して水漏れを起こしているタイプです。
この場合は、破損部分の交換及び補修が可能なら短期間で修理することができますが、もし交換や補修が不可能な場合はシンク周りの全交換、またはキッチンの入れ替えとなるため、多額の費用がかかる可能性があります。
キッチンの床下の水漏れは排水管につまりがある場合が多い
キッチンの水漏れは配管の異常によるものもありますが、傾向としては汚れなどによって配管が詰まり、排水が逆流して隙間から漏れている場合が多いようです。
この場合はシンクの排水溝から洗浄ワイヤーを通して汚れを取り除く方法が用いられますが、この方式では完全に排水溝の汚れを除去することができません。
そのため、頻繁に排水管の詰まりが発生する場合には、洗浄業者に依頼して高圧洗浄を行う必要があります。
また、排水管の詰まりについては、洗浄ワイヤーを用いる手法なら機材を購入すれば自力で行うことも可能ですが、配管を破損させてしまうリスクもあるため、できれば水道工事業者等に対応を依頼した方が良いでしょう。
もし、詰まりが起こっている部分が床上部分の配管で、取り外しが行えるなら自力で洗浄を行うことも可能ですが、この場合も隙間からの漏水のリスクが考えられますので、自信がない場合は業者に依頼した方が安心です。
キッチンの水漏れ修理にかかる時間とは?
キッチンの水漏れ修理にはどれくらい時間がかかるのでしょうか?
修理する箇所によって修理時間は違ってくるので解説していきます。
排水溝のつまりや、パイプの交換などの場合は、約30分~約1時間程度で完了します。
キッチンの排水溝はとてもつまりやすく、また、その原因が分かりにくい箇所です。
排水溝のどこでつまりが起こっているのかを調査し、排水管や排水マスが原因であれば交換します。
水漏れ修理でキッチン全体の工事となる場合は、約2日~約6日はかかります。
使い続けて10年以上経つと、蛇口やパイプ、部品などが劣化してしまうことがあります。
劣化したまま放置してしまうと、さらに厄介なトラブルに見舞われてしまうことが多いのです。
蛇口の接続部や給排水管からの水漏れが起こってしまった場合はキッチン全体の工事になることが多く、自分では修理が難しいので業者に依頼して修理を行ってもらいましょう。
キッチンの水漏れの修理費用の目安
キッチンの水漏れの原因と一般的な修理方法についてご紹介しましたが、修理方法によって費用はどの程度変わるのでしょうか?
修理方法別の費用の目安についてご紹介していきます。
キッチンのちょっとした水漏れ修理の費用相場はおよそ4,500円
配管の接続部分がずれて水漏れを起こしている場合など、ちょっとした作業で補修が可能な場合については約4,500円が修理費用の相場となります。
ただ、排水の水漏れではなく、蛇口部分から水漏れが起きている場合については、蛇口の購入費用が別途必要となるため、注意が必要です。
しかし、蛇口の水漏れについてもパッキンや水量を調節する部品の交換だけで対処できる場合、それほど費用はかかりません。
排水栓や止水栓・トラップ蛇腹・パッキンの交換費用の目安
排水栓や止水栓、排水トラップの蛇腹ホース、パッキンなどの交換については、部材の費用と作業料などを含めて約1万円が費用の目安です。
部材の費用については、トラップ用の蛇腹ホースが約2,000円、排水栓や止水栓についても約2,000円が相場ですし、パッキン類については約1,000円が相場ですので、比較的安価に修理を行うことができるでしょう。
ただ、経年劣化によって樹脂部品が全体的に劣化しているような場合については、交換箇所が多くなるため、費用が多くかかる可能性があります。
フレキ管交換や排水ホース交換にかかる費用の目安
トラップ蛇腹に接続されている配管を交換する場合については、約12,000円が修理費用の相場となります。
他の修理に比べてやや費用が割高に思えますが、これらの配管は床下部分に埋設されていることが多いため、取り替えに手間がかかることが理由です。
また、床下部分の修理となりますので、もし配管周辺の床が水漏れによって傷んでいた場合にはその部分の補修、修繕費用が追加で必要となりますので、場合によっては数万円を超える費用がかかることも考えられます。
床下部分の水漏れについては、床面の浮きや濡れ、キッチンに排水の臭いが漂うといった影響が起こることが多いため、違和感があるときには業者に調査を依頼するようにしましょう。
傷みが激しい場合はキッチン自体を交換リフォームした方が良い場合も
排水や蛇口からの水漏れが起きた場合、システムキッチンの構造部分が腐ってしまうことがあります。
システムキッチンは一般的に合板などの木質系原料をベースに作成されていることが多く、水漏れによって湿った状態が続くと簡単に腐ってしまうのです。
小規模な腐食なら傷んだ部分を切り取って補修を行うこともできますが、基礎部分などが大きく腐食している場合、将来的にキッチンそのものが大きく破損してしまう可能性が高いため、キッチンの交換が必要となります。
システムキッチンの交換リフォームにかかる費用の目安
水漏れによってシステムキッチンが大きく傷んでしまった場合、交換費用はどの程度が目安となるのでしょうか?
マンションで用いられているI型キッチンをシステムキッチンに交換する場合の費用は、約50万円が相場です。
一戸建て用の大型システムキッチンに交換し、床面の補修や加工工事を同時に行う場合については約130万円が目安となります。
また、床面や基礎などが水漏れで傷んでいた場合については、修理範囲にもよりますが、キッチン全体の床面張替えなら約20万円が相場です。
キッチンの水漏れを放置した場合の二次被害とは?
キッチンの水漏れを放置した場合、予期せぬ二次被害が起こることがあります。
水漏れを放置したことによる二次被害の内容についてご紹介します。
湿気によるシンク下のカビ被害
湿気によってシンク下にカビが発生してしまうことがあります。
カビが発生する原因は、湿度、温度、カビの栄養源となる食材カスや油汚れ、水垢などです。
キッチンは頻繁に水を使っているため、水気や水蒸気が発生しています。
シンク下の排水管まで掃除が行き渡っていないと排水管に汚れが溜まり、冷たい水や熱いお湯が流れることで結露が起こり、水蒸気が発生してしまうのです。
汚れと水蒸気によって、カビが発生する要因が揃ってしまうことになります。
特に梅雨の時期はカビが発生する要因が揃っているので、湿気対策を施しておきましょう。
水を使用したら水滴をこまめに取ったり、風通しを良くしたり、除湿剤を置くことも有効です。
カビが広がることによって、喘息や場合によっては肺炎など健康被害に至ることもあります。
カビが発生してしまったら、放置せずに床やクロスの張り替えを行いましょう。
水漏れによる階下への被害
マンションなどの場合、水漏れを放置することにより階下の部屋にまで浸水してしまい、金銭トラブルに発展する可能性があります。
階下の住戸の家財道具や電化製品が使えなくなるなどの被害を与えてしまった場合、自費による弁償が必要になることもあるでしょう。
水漏れの原因を調査し、共有部分での水漏れであれば管理会社が負担します。
専有部分での水漏れであった場合には、自身で保険に加入していれば保険で賄うことができますが、そうでない場合は自費によって賠償することもあるのです。
水漏れを放置していたということで、住人の過失によるものと判断されてしまうこともあります。
水漏れが起きてしまった場合には、放置しないで業者に依頼して早急に修理しましょう。
水道代が高額になる
水漏れしている状態は、水を出しっ放しにしているのと同じことです。
気がつかないうちに水漏れを起こしていることも少なくありません。
場合によっては、後日身に覚えのない高額な水道代を請求される可能性もあるのです。
水漏れの要因が台風や地震などの自然災害によるものや、床下のパイプなど目に見えない部分が破損しているために起こっていた場合には減免制度が適用されることもあります。
減免制度は住んでいる地域の自治体によって内容が異なるので、不安のある方はお住まいの自治体の関連窓口で確認してみましょう。
キッチンの水漏れ修理に関する注意点
キッチンの水漏れが起こった場合、どのような点に注意が必要となるのでしょうか?
日常生活の中でキッチンからの水漏れを発見した場合の対応方法、注意点などについて見てみましょう。
水漏れが発生したらなるべく早く業者に修理依頼をする
水漏れの対応として最も重要となるのが迅速な修理です。
キッチンでの水漏れは、床やキッチンそのものの劣化を起こすため、修理が遅れれば遅れるほど修理にかかる時間も費用も大きくなってしまいます。
特に床下や床面にまで被害が広がってしまった場合には全体で約100万円以上の費用がかかってしまう可能性も考えられますので、水漏れを発見した場合には一刻も早く専門業者に修理を依頼しましょう。
また、マンションやアパートなどの集合住宅では、漏れた排水が階下に流れ落ち、直下階の天井を傷めてしまったり、場合によっては家具、家電製品や所有物を排水によって破損させてしまったりすることもあります。
マンションやアパートの場合は入居時に加入する火災保険によって漏水被害の補償を行える場合もありますが、他の住民に迷惑をかけるとその後の生活に悪影響が起こる可能性が高いため、水漏れには特に注意が必要です。
直下階に被害がなかった場合でも、賃貸の場合は敷金の問題が起こる可能性もありますので、水漏れが起こった際にはすぐに管理会社、不動産屋に連絡を取り、対応を依頼するようにしましょう。
キッチンの水漏れの主な原因
キッチンで起こる水漏れにはどのような原因が考えられるのでしょうか?
キッチン全体の構造から、水漏れが起こりやすい箇所とその原因について見てみましょう。
キッチンの蛇口やパッキンなどの経年劣化
長期間の使用で起こりやすいのが蛇口やパッキンの劣化による水漏れです。
蛇口や配管には、接続部分や可動部分からの水漏れを防ぐためにパッキンという部品が用いられているのですが、この部品はゴムで作られているため、経年劣化によって弾力性が失われると、隙間から水が漏れるようになります。
また、蛇口内部にあるコマという水量を調整する部品についてもゴムが素材として用いられているため、この部分が劣化すると水が止まらなくなってしまうでしょう。
ただ、これらのパッキンについては通常の利用なら耐用年数は約10年と比較的長めに設計されていますので、施工後短期間で水漏れが起きた場合や、急に大量の水が漏れた場合などは別の原因が考えられます。
蛇口・水栓の水漏れは接合部分の劣化が主な原因
蛇口や水栓については、パッキンの劣化以外に、部品の接合部分からの水漏れが起こる場合もあります。
これは、蛇口の構造が複雑なことが理由のためで、蛇口の根元が左右に動かせるものや、フレキシブルホースで引き出せるタイプのものではより水漏れが起こりやすいようです。
蛇口の接合部分からの水漏れについては外部に漏れ出す事例が多く、見た目で漏れを確認しやすいのですが、場合によっては蛇口内部に漏れた水がキッチンの中に流れ込み、見た目で漏水が把握できないこともあります。
このような場合には、室内の蛇口を全て止め、水道メーターを確認すると水漏れの有無を確認することが可能です。
もし蛇口を全て止めているにも関わらず、水道メーターが動いているようなら、どこかから水漏れが発生しているということになるでしょう。
キッチンの床までの水漏れは配管関係の故障が主な原因
シンク周りの床が濡れている場合は排水管のどこかから水漏れを起こしている可能性が高いと考えられます。
この場合は、配管の詰まりや配管の接合部分の劣化、配管そのものの劣化による破損などが原因です。
また、漏水箇所についてもキッチン内部の配管から漏れている場合もありますが、床下配管から漏れている場合もあるため、漏水かどうか判断しにくい場合もあります。
特に床面が濡れているだけの場合、漏水量によっては洗い物の際に水が飛び散っただけなのか、漏れているのかわかりにくいため、気になった場合にはシンクに水を流して確認を行った方が良いでしょう。
もし、配管から水が漏れていた場合には、シンクに水を流すだけで床面に水が流れ出すことになります。
床下部分の配管から水が漏れていた場合については、フローリングの隙間から水が湧き出したり、床が湿り気を帯びたりといった症状が発生するでしょう。
水漏れが少量の場合については、水を流した直後に症状が発生しないという場合もありますので、10分程度水を流し続け、1時間後に床が濡れているかどうかで確認するという方法もあります。
排水からの水漏れについては、蛇口からの水漏れと違い水道メーターで確認することができませんので、床面やキッチンが不自然に濡れていないか日頃から注意しておくことが重要です。
シンク下の水漏れはシンク自体に破損がある場合も
シンク下の収納部分が濡れていたり、シンク周辺の床が濡れていたりする場合には、配管ではなくシンクそのものが破損して水漏れを起こしている可能性も考えられます。
一般的なキッチンの場合、シンクにはステンレスが材料として使用されているため、錆や破損による水漏れは起こりにくいのですが、重量物をシンクに落としてしまった場合などはその限りではありません。
特に排水口周辺に重量物を落としたり、熱湯をシンクにかけて変形させてしまったりした場合には、排水口とシンクの接合部にずれが生じ、水漏れの原因となってしまうことがあります。
確認方法は配管からの水漏れと同じようにシンクに水を流して調査を行いますが、ただ水を流すだけでは配管からの水漏れと区別を付けるのが難しいため、排水口を塞いでから水を流すといいでしょう。
破損状況によってはある程度水を溜めて圧力を高めないと水漏れが起こらないという場合もありますので、できる限りシンクの限界まで水を溜めて1時間程度放置し、水漏れの有無を確かめてください。
水漏れが確認できた場合は、そのまま放置すると被害が広がってしまいますので、すぐに排水口の栓を取り除いて排水しておきましょう。
また近年キッチンカウンターだけでなくシンクも人工大理石を使っている場合があります。重たい鍋などを落としてひび割れができてしまったりしていると、毛細管現象で水が伝って漏れてしまったり、ヒビが酷くなっていることも考えられますのでチェックが必要です。
シンクの裏側には防音などのために発砲スチロールなどが貼りこんであり、すぐに下部の収納や床に漏れ出すことは少ないかもしれませんが、キッチン本体が傷む前に補修が必要です。
水漏れでこぼれた水についても、そのままではキッチンや床を傷める原因となりますので、雑巾などで拭き取り、できるだけ早く修理業者や管理会社に連絡してください。
キッチンの水漏れのパターン別修理方法
キッチンの水漏れ修理ではどのような工事が行われるのでしょうか?
原因別の修理方法について詳しくご紹介していきます。
キッチンの蛇口や水栓が原因の水漏れの修理方法
蛇口や水栓のパッキンが劣化した場合や、接合部分の劣化から水漏れが起きている場合については、部品の交換や蛇口の交換によって対処を行います。
修理内容については、パッキンの交換だけなら蛇口を分解して古いパッキンを取り除き、金属部品等に劣化が見られなければ新しいパッキンを取り付けて組み立てるだけで完了です。
部品そのものの劣化が見られた場合については、補修部品があれば部品の交換だけで修理できますが、故障箇所が交換できない場合や部品がない場合は、蛇口そのものの交換となります。
キッチンの排水ホースが原因の水漏れの修理方法
排水ホースの破損や接合部の劣化による水漏れが起きた場合の修理方法は、配管の交換、劣化したパッキンの交換または接着剤の塗り直しとなります。
破損箇所が床下配管だった場合については、床材を剥がして作業を行う形となりますので、やや費用と時間がかかりますが、露出部分から水漏れを起こしている場合にはさほど時間はかかりません。
また、配管の詰まりによる水漏れについては、長いワイヤーの先端にブラシが取り付けられた配管掃除用の器具を用いて配管を磨き、詰まりを除去すれば対処できます。
ただ、配管の詰まりについてはブラシだけでは完璧に取り除くことが難しく、一時的に詰まりが解消できてもまた詰まる可能性もあるため、安心して利用するためには高圧洗浄や薬剤を用いた洗浄が必要です。
キッチンの流し台トラップが原因の水漏れの修理方法
排水口下部に設置されている流し台トラップ(蛇腹トラップ)の接合部などから水漏れを起こしている場合については、漏れの原因に合わせて修理方法が変わります。
流し台トラップには接合部にパッキンが用いられているのですが、このパッキンが劣化して止水力が低下し、水漏れを起こしている場合についてはパッキンの交換によって対処可能です。
流し台トラップ本体が破損したり変形したりして水漏れの原因となっている場合については、トラップ本体の交換及びパッキンの交換が必要となるため、部品代が追加となるでしょう。
破損や劣化以外にも、流し台トラップからの水漏れでは配管接合部のナットの緩みが原因という場合もあり、この場合は締め直しだけで修理することができます。
キッチンの水漏れ修理にかかる費用の目安
キッチンから水漏れが発生した場合、費用はどの程度が目安となるのでしょうか?
キッチンの水漏れ修理にかかる費用の相場
パッキンの交換やちょっとした補修で修理できる場合の費用は、約5,000円が相場となります。
ただ、蛇口本体の交換が必要となる場合や、配管を取り替える場合、床下工事で床の一部を取り除いて作業を行う場合などについては、部材の費用が追加となりますし、工事費用も高くなるでしょう。
特に蛇口の交換については、高機能な蛇口は製品価格が比較的高額ですので、想定以上に費用がかかってしまう可能性もあります。
基本的に水漏れ修理は原因や修理方法によって費用が大きく変化してしまう工事ですので、水漏れが起きた場合にはまず原因を調査してもらい、修理費の見積りを作成してもらいましょう。
水漏れについては、放置すると周辺への被害が拡大し、修理費がどんどん割り増しになっていく傾向がありますので、費用的に多少厳しい場合でも、水漏れ部分だけは早急に修理を行っておくことが重要です。
劣化が激しい場合はキッチン自体をリフォームした方が良い場合も
シンクや配管は水に強い素材で作られていますが、その他のキッチンの材料は合板などの木質系原料が用いられていることが多く、防水もそれほど強固には施されていません。
そのため、水漏れが起こるとキッチンの部材が湿気によって腐ってしまい、カビの発生や強度の低下などが起こります。
もし、劣化が小規模なら該当箇所を取り除いて合板などで補修することも可能ですが、水漏れによる劣化が大きいとキッチンそのものの交換が必要です。
システムキッチンの交換リフォームにかかる費用の目安
水漏れによる破損でシステムキッチンの交換が必要となった場合、費用はどの程度が目安となるのでしょうか?
マンションなどで用いられることが多いI型システムキッチンの場合、平均的な製品なら約50万円がリフォーム費用の相場となります。
高機能なシステムキッチンを用いる場合はもう少し費用が高くなり、約130万円が相場です。
床面の補修や配管の修繕といった追加工事が必要な場合については、工事内容や範囲によって費用が大きく変わりますので、まずはリフォーム会社に相談し、見積りを立ててもらうと良いでしょう。
キッチンの蛇口からの水漏れパターンと主な原因
キッチンに設置された蛇口から水漏れが起こった場合、どのような原因が考えられるのでしょうか?
水漏れの状態から予想される水漏れの原因について見てみましょう。
キッチンの蛇口の吐水口からの水漏れ
レバーやノブをきちんと締めているにもかかわらず、吐水口から水が流れ出している場合は、内部のパッキンやコマという部品の劣化が考えられます。
パッキンとは、金属部品の接合部に用いられているゴム製の部品で、圧迫されることで隙間を埋め、水漏れを防ぐ部品です。
コマは蛇口内で水量を調整するために用いられている部品で、名前の通りコマのような形状をしており、ゴムと金属を組み合わせて作られています。
どちらの部品についてもゴムが材料として用いられているため、経年劣化により弾力性が失われると隙間を埋める力が弱くなり、空いた隙間から水が流れ、栓を閉めても水が止まらないという症状が起こるのです。
注意点として、吐水口に浄水器を後付けしている場合に水漏れだと誤認してしまうことがあります。
製品にもよりますが、吐水口に後付けするタイプの浄水器は浄水部にある程度水が溜まる設計になっているものがあり、利用後しばらくは内部の水が流れ落ちるのです。
蛇口から水が漏れていると連絡を受け、実際に確認してみると特に蛇口に問題はなかったという事例もありますので、水漏れを確認する際には浄水器を取り外してから確認を行うようにしましょう。
キッチンの蛇口のレバーからの水漏れ
吐水口からではなく、レバーやノブの根元などから水が漏れている場合は、金属部品の摩耗やパッキンの劣化が原因と考えられます。
レバーやノブなどの水量を調整する部品は水が通る部分まで部品が繋がっており、可動域を確保しつつ防水される設計なのですが、長年の利用や経年劣化によって隙間が大きくなると、この防水力が低下してしまうのです。
また、蛇口の内部構造ではネジ切りによって部品同士を接合している部分もあり、使用時の振動やレバーやノブにかかった力などによってこのネジ切り部分が緩み、水が漏れる場合もあります。
その他にも、ネジ切り部分が長年の利用で金属疲労を起こし、ネジ山が割れるといった故障も起こるため、修理の際にはまずどの部品が原因なのかの切り分けが必要です。
キッチンの蛇口の胴体部分や付け根からの水漏れ
蛇口の根元や胴体など、可動部分以外から水漏れが発生している場合は、接合部のパッキンの劣化やジョイント部の部品が劣化していることが予想されます。
一般的な蛇口は材料として水に比較的強い黄銅や青銅が使われているのですが、これらの金属は鉄などに比べるとやや脆く、経年劣化によって砕けるように壊れることがあるのです。
そのため、古い蛇口などでは水圧や使用時にかかる応力によって部品にヒビ割れなどの破損が起こり、根元や胴体部からの水漏れの原因となることがあります。
また、パッキンについては他の項目でも説明しているとおり、ゴムが原料として用いられているため、経年劣化によって弾力性が失われることで密閉力が低下し、水漏れの原因となるのです。
ただ、蛇口そのものの材質、金属部品の摩耗や破損による水漏れについては、パッキンの劣化に比べて緩やかに起こるため、蛇口から水漏れが起きた場合は概ねパッキンの劣化か部品の緩みが原因である可能性が高い傾向があります。
修理で何度かパッキンを取り替えたり、緩みを締め直しても水漏れが止まらない場合には金属部品の破損が考えられますので、分解して部品の状態を確認してもらうと良いでしょう。
キッチンの蛇口の水漏れ修理にかかる費用の目安
蛇口からの水漏れにはさまざまな原因が考えられますが、故障の原因によって修理費用はどの程度変わるでしょうか?
原因別に修理費用の目安をご紹介します。
キッチンの蛇口のパッキン交換にかかる費用の目安
パッキンの劣化にともなう水漏れについては、蛇口を分解して新しいパッキンに交換するだけで水漏れを修理することができます。
一般的な蛇口の場合、パッキンの交換が行いやすい設計が施されているため、作業にかかる時間も手間も少なくすみ、熟練の作業者なら約10分で交換可能です。
また、パッキンは消耗品のために部品の価格も安価ですので、技術料や出張料などを含めても修理費用の相場は約5,000円が相場となります。
どちらかと言えば部品代より出張費や技術料が高額となる修理ですので、修理を依頼する際にはついでに水漏れがないか配管を見てもらったり、他の水回り設備のリフォームを同時に依頼したりするとお得です。
キッチンの蛇口交換にかかる費用の目安
金属部分が破損しており、交換部品がない場合や、全体的に劣化が進んで水漏れを完全に修理することが難しい場合には蛇口そのものの交換となります。
この場合の費用は、一般的な蛇口本体の価格が約2万円、これに工事費及び出張費が追加で約1万円です。
ホースでノズルを引き出せるタイプや、フレキシブルホースを用いたタイプ、浄水器が内部に組み込まれているような高機能な蛇口の場合は、本体価格が約4万円からとなります。
蛇口の交換はどうしてもパッキンの交換や金属部品の交換といった修理工事に比べて費用が割高です。
しかし、あらかじめ取り付けたい蛇口を自分で用意しておけば費用を抑えられる可能性もありますし、この機会に高機能で便利な蛇口に交換すれば、修理だけを行うより生活のクオリティをアップさせることもできるでしょう。
また、蛇口の修理については、ホームセンターなどで工具や部品、蛇口本体を購入すればDIYでも実施することができますが、取り付けを失敗すると水漏れの原因となってしまいますし、蛇口が破損する可能性もあります。マンションなど集合住宅の場合、下の階に漏れてしまったりすると損害や賠償の問題も起こりえますのでご注意ください。
壊れたら業者に作業を依頼する前提で試しに修理をしてみるのも良いですが、将来的な安全性を確保したい、性能を十分に発揮させたいという場合には、できる限りプロに施工を依頼した方が良いでしょう。
キッチンの蛇口の水漏れ修理を業者に依頼する前にやるべきこと
蛇口の水漏れが起こった場合、業者に修理を依頼する前に個人で行っておいた方が良いことはあるのでしょうか?
キッチンの蛇口の接続部分をしめてみる
蛇口とキッチンの接続部分やノブの根元などは、ナットによって固定されているのですが、このナットの緩みも水漏れの原因となるため、締め直すだけで水漏れが収まる可能性もあります。
このナットは使用している蛇口によって大きさが変わるため、ご自分で試したい場合にはホームセンターなどでウォーターポンププライヤーやモンキーレンチなどを購入し、布を挟んで傷を予防してから回してみましょう。
こちらの作業を行う際の注意点として、緩む方にナットを回してしまうと蛇口が外れてしまい、隙間から勢いよく水が漏れ出してしまうことがありますので、作業を行う前に元栓や止水栓を閉めておいてください。
また、強く締め付けすぎるとナットや内部部品の破損に繋がりますので、締め付けの際には力を入れすぎないという点にも注意しておきましょう。
もし、ナットに緩みがない場合や、締め直しても水漏れが止まらない場合には緩み以外が水漏れの原因だと考えられますので、専門業者に連絡し、修理を依頼してください。
今のキッチンに不満がある場合はリフォームするという選択肢も
蛇口からの水漏れで蛇口そのものを交換するのも良いのですが、キッチンに不満がある場合にはキッチン全体をリフォームしてしまうのもおすすめです。
システムキッチンでは蛇口もあらかじめセットとなっていますし、配管等もまとめて交換する形となるため、経年劣化による水漏れをキッチン全体で予防することができます。
システムキッチンの交換リフォームにかかる費用の目安
システムキッチンの交換費用は、標準的なI型キッチンを交換する場合が約50万円から、高機能タイプのシステムキッチンや、アイランドキッチンへと変更する場合が約130万円からが目安です。
システムキッチンの交換リフォームでは、排水管の入れ替えや床面の工事、場合によっては換気扇の入れ替え、電気工事といった付帯工事も行います。
費用の内訳については、クッションフロアなどの床材の張替えが1平方メートルあたり約4,000円、IHクッキングヒーター用の電気工事を行う場合は約2万円、配管の交換は約5万円が目安です。
詳細な費用については、キッチンの状態や追加で必要となる工事の内容、使用するキッチンの価格などによって大きく変わりますので、まずはリフォーム会社に現場確認と見積りを依頼すると良いでしょう。
キッチンリフォームの業者選びで後悔しないために
必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!
なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。
とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。
そのような方こそハピすむの一括見積もり比較を活用しましょう!
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで、審査を通過した1000社以上の中から、まとめて見積もりを依頼できます。
また、ハピすむでリフォームされた方には最大10万円分の「ハピすむ補助金」もご用意しています。
詳細はこちら>>>ハピすむ補助金プレゼントキャンペーンの流れ