2024年02月01日更新

監修記事

アイランドキッチンのメリットとデメリットは?価格についても解説!

リフォームで部屋の雰囲気を大胆に変えたいという方に、高い人気を誇るのがアイランドキッチンです。通常の壁付けキッチンとは異なる、個性的な形状のアイランドキッチンの、使い勝手や設置時の条件など、様々なメリットとデメリットについてご紹介します。

アイランドキッチンの特徴と意味

アイランドキッチンとは、どの壁にも隣接せず、部屋の中央に独立して設置されたキッチンの形状を指します。

アイランドキッチンのメリットとデメリットは?

キッチンを構成するコンロ・カウンター・シンクの全てが独立しているアイランドキッチンもあれば、いずれか1箇所または2箇所のみ壁に面し、それ以外の設備が独立している物もあります。

島のように独立したキッチン

アイランドキッチンは、その名の通り「島」のように独立して設置されたキッチンです。

キッチンの種類には、ペニンシュラタイプと呼ばれる物もありますが、ペニンシュラとは「半島」を意味する言葉ですので、こちらはキッチンの両サイドのどちらかが壁に隣接している状態です。

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アイランドキッチンのメリット

どのタイプのキッチンよりも個性的な見た目を持つアイランドキッチンは、以下のように使い勝手の良さなどのメリットも持っています。

アイランドキッチンのメリットとデメリットは?

メリット1. 家事動線の確保しやすさ

壁に隣接してキッチンを設置すると、鍋に料理を取りに行くためだけに、壁側に設置されたコンロまで歩かなければなりません。

しかし、キッチンの周囲全てが移動スペースとなるアイランドキッチンは、部屋のどの位置からも向かえる使い勝手の良さという、大きなメリットがあります。

メリット2. モダンで洗練された見た目

部屋の中央に設置されたアイランドキッチンは、モダンな雰囲気をまとい、リフォームによる変化を最も強く感じる事ができるでしょう。

上述の使い勝手の良さも相まって、ホームパーティーなど人が多く集まる場面では、多くの人がスムーズにキッチン周りを行き来し、パーティーをより華やかに演出するという利点があります。

アイランドキッチンのデメリット

利点の多いアイランドキッチンですが、スタンダードな壁付けキッチンに比べると、その個性的な形状から、リフォーム工事の際に受けるデメリットが多いという欠点も否めません。

アイランドキッチンのメリットとデメリットは?

デメリット1. コンロの位置に注意

コンロ部分を独立させるアイランドキッチンでは、レンジフードも部屋の中央に設けなくてはなりません。

しかし、既存のコンロの多くは壁付けですので、天井付近への位置変更リフォームには、大規模な工事と費用が発生します。

最悪の場合、天井の梁が換気ダクトに干渉し、リフォームできないケースもあるため注意が必要です。

デメリット2. 調理中の汚れが周囲に飛散する

部屋のどこからでも向かえるアイランドキッチンですが、欠点として、キッチン周辺の床に調理中の油汚れや水しぶきが飛散してしまうというデメリットがあります。

飛散防止のためのガラスパネルや、造作壁の設置など、毎日のお手入れを軽減する使い心地の工夫も、リフォームの際に取り入れておくと良いでしょう。

デメリット3. 煙が部屋に広がりやすい

アイランドキッチンは四方がオープンになっていて、ダイニングやリビングとキッチンの間をさえぎる壁がありません。

そのため、料理中に出た煙が部屋に広がりやすくなってしまいます。

特にIHクッキングヒーターはガスコンロに比べて上昇気流が弱いため、煙が充満しやすくなります。

対策としては、高性能の換気扇やレンジフードを利用することで煙を吸い取り、部屋に広がらないようにし、煙を軽減することができます。

事前に収納スペースの確保を

完全に部屋の中央に独立したアイランドキッチンは、調理器具やカトラリーの収納をキッチン下部に頼らざるを得なくなる点も1つのデメリットです。

収納家具の追加や、キッチン付近にすぐに取り出せる収納を設けておくなど、収納スペースをリフォームのプランニング時に確保して欠点を回避すると良いでしょう。

アイランドキッチンのメリットを活かす工夫とは?

アイランドキッチンにはさまざまなメリットがあります。

それらのメリットをより活かすための工夫にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは代表的な工夫の方法をいくつか紹介していきます。

アイランドキッチンは動線の自由度が高いので、その点を活かしてダイニングを並列させると、食事の配膳までが楽に行えるようになります。

また、アイランドキッチンの背面を魅せる収納にすることもできます。

アイランドキッチンの背面はデッドスペースになりがちですが、収納機能を持たせると同時に間接照明などでおしゃれに演出することも可能です。

背面収納をおしゃれに演出する方法以外にも、実用的な収納として活かすこともできます。

取り皿などの食器を収納することで、食事の準備などでお皿が必要なときにすぐに取り出すことができるようになります。

アイランドキッチンは場所をある程度自由に配置することが可能です。

例えば、キッチンに大人2人で立つことが多い場合には通路を100センチ確保したり、1人でキッチンに立つことが多い場合には通路を少し狭くしたりなど、生活スタイルに合わせてレイアウトできます。

アイランドキッチンのリフォーム費用と工期

アイランドキッチンのリフォーム費用相場は、約130万円〜約240万円です。

内訳は、キッチン本体費用約100万円〜約200万円、設置工事費用約30万円〜約40万円となります。

キッチン本体の費用は、ハイグレードタイプの機器を選んだり、大容量の収納を設置するなどのオプションを追加したりするとさらに高額になります。

また、アイランドキッチンへのリフォーム工期は、約2週間〜約1カ月です。

壁付のキッチンをアイランドキッチンにするなど、キッチンの場所を移動させるレイアウト変更には、それなりの日数が必要です。

リビングとの仕切りを取り払うなどの大規模なリフォームの場合は1カ月程度かかります。

上記の数字はあくまで目安です。場合によっては費用が高くなったり、工期が延びたりすることがあります。

アイランドキッチンの大きさ選びはどうする?

アイランドキッチンの大きさ選びのポイントとして大切なことは、アイランドキッチンを設置する家の大きさを考慮する、という点です。
特に、リビングルームやダイニングルームの広さによってアイランドキッチンの理想的な大きさは変化します。

アイランドキッチン周辺の安全性や動線のことを考慮すると、キッチンスペースはある程度余裕を持てる広さにし、キッチン本体はあまり大きくないサイズを選ぶと良いでしょう。

キッチン本体を大きくしすぎると、作業スペースや動線が圧迫されてしまうためです。

また、同居している家族の人数に合わせてアイランドキッチンのサイズを決めるというのも一つの方法です。

人数に対してキッチンを無駄に広くすると、その分ダイニングルームやリビングルームが狭くなることもあります。

しかし、なによりも大切なことは、実際のアイランドキッチンのサイズを目で見て確認するということです。

図面上に書かれた数字では実際のサイズ感の想像がつきにくいので、ある程度決めた時点で、ショールームなどで実際のサイズを確認した上で最終決定するようにしましょう。

アイランドキッチンにカウンターを付ける利点とは?

アイランドキッチンにカウンターを付けるメリットは2つあります。

ダイニングテーブルとして利用できる

アイランドキッチンの前面に広いカウンターをつけると、ダイニングテーブルとして利用することができます。

キッチンとカウンターの距離が短いため、料理を作っているところを見せながら、出来立ての料理を提供できます。

配膳や後片付けも楽にでき、手伝いもしてもらいやすくなります。

また、テーブルを別で用意する必要がないため、テーブル分のスペースを他のスペースに使うことができます。

カウンター部分にも収納スペースを確保できる

アイランドキッチンには収納スペースが少ないことが多いですが、カウンターを付けることにより、収納スペースを増やすことができます。

カウンターの収納スペースにお皿などの食器をしまっておけば、他の人が食器を取り出して料理をしている人に渡すなどの手伝いもしやすくなります。

アイランドキッチン風のレイアウト方法

アイランドキッチン以外のキッチンでも、工夫をすればアイランドキッチン風にして使用することも可能です。

その方法をいくつかご紹介します。

I型キッチンを中央に配置する

I型キッチンとは、よくあるコンロ、シンク、調理台が一列に並んだキッチンのことです。

基本的に壁付けされますが、3方面に壁を付けて中央に配置することで、アイランドキッチンのように使用できます。

壁があることで適度に目隠しにもなり、キッチンの状態が見えにくくなります。汚れなども目立ちにくいです。

アイランドキッチンよりも、本体のコストを抑えられます。

幅の薄い壁の横にペニンシュラキッチンを配置する

ペニンシュラキッチンとは、対面式キッチンの一種で左右どちらかが壁と接しているタイプのキッチンです。

その状態が半島(ペニンシュラ)のように見えることから、ペニンシュラキッチンと呼ばれています。

幅の薄い壁にペニンシュラキッチンを配置することで、アイランドキッチンのような動線を確保できます。

また、壁があることで、汚れが飛散しにくくなっています。

キッチンスペースに独立した作業台を設置する

キッチンスペースに独立した作業台を設置することで、アイランドキッチンと同じような動線を実現できます。

作業スペースが増え、複数人での作業も可能となりますし、作業しながらコミュニケーションが取りやすいというメリットがあります。

様々なキッチンに対応でき、費用もアイランドキッチンと比べて安く抑えることができます。