ガスコンロからIHに交換できる?電気に変える費用とメリットを解説!

現在使用しているガスコンロをIHクッキングヒーターに交換したいとお考えの方も多いのではないでしょうか。本記事では、IHクッキングヒーターを交換するリフォームの工事内容や費用、メリット・デメリットについても紹介しています。
またガスコンロとの違いについても説明していますので、ガスコンロからIHクッキングヒーターに交換するか迷っている方は、ぜひチェックしてみてください。

2025年11月10日更新

監修記事
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キッチンのガスコンロをIHに交換できる?

結論、お使いのガスコンロからIHクッキングヒーターに交換することは可能です。

システムキッチンのコンロは天板の幅が60センチと75センチの2種類がありますが、ビルトインする機能部本体の大きさは規格で決まった同じ寸法です。

ですのでIHクッキングヒーターに交換する場合、元々のガスコンロの種類にとらわれず、どのメーカーの商品でも比較的簡単に交換することが可能です。

ガスコンロからIHへの交換リフォームで肝心なのは、ご存じのように加熱に使用するエネルギーが違うため、ガスから電気に変える設備環境を整える必要がある所です。

それではIHクッキングヒーターを設置するために必要な工事の内容について見ていきましょう。

IHクッキングヒーター交換工事の内容と工期

ガスコンロからIHクッキングヒーターに交換設置する場合、まず専用の電源を用意する必要があります。
IHは200Vという特殊な電源を使用するため、一般家庭用の100Vコンセントから延長コードで引っ張ってくるという訳にはいかず、電気工事士による電源増設工事が発生します。

またコンロで使っていたガス栓を元栓を閉めた状態で置いておくのか、ガス管の分岐地点で止めてしまうのかなど、要望によっても工事内容は変わってきます。

ガスコンロからIHクッキングヒーターへの機器の交換だけであれば1日もかからない工事ですが、上記のような付属工事の内容によって工期は変動します。

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IHクッキングヒーターの交換リフォーム費用相場

ガスコンロからIHコンロへの交換費用について紹介します。

工事内容工事費用相場
(本体価格は除外)         
IHからIHに交換       2〜3万円
ガスコンロからIHに交換10〜25万円

コンロ交換リフォームには上記の工事費用に加え、IHクッキングヒーター本体の費用5〜30万円がかかります。

交換にかかる大まかな金額を把握して、IHリフォームについてのイメージを掴みましょう。

ガスコンロからIHへの交換総費用

ガスコンロからIHに交換する総費用の相場は、15〜55万円です。

機器本体の取り付工事費はさほど差がありませんが、IHクッキングヒーターを使用するための電源が必要であるため、キッチンに200Vの専用電源を増設する電気工事の費用がかかってきます。

専用回路を設ける回路の空きがなければ、盤の増設もしくは分電盤自体の交換などが発生する場合もあり、さらに費用がかかる可能性があります。

この本体価格と工事費用の合計金額が10〜25万円となります。
また新たに配線する電気線の隠蔽工事で造作・クロス等の工事があれば、さらに追加費用がかかります。

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ガスコンロの耐用年数と4つの劣化症状

ガスコンロの耐用年数は10年程度です。

2008年以降に製造されたガスコンロには「Siセンサー」という安全装置がついており、調理油過熱防止装置、立ち消え安全装置、コンロ消し忘れ消火機能などの搭載が義務付けられています。

もしお使いのガスコンロにSiセンサーが搭載されていない場合、迷わず交換をおすすめします。

ここではその他のガスコンロの劣化の兆候を説明します。

劣化1. 火がつきにくい

調理の際の吹きこぼしなどによりグリル周辺の汚れていると、火がつきにくい原因になります。
点火装置の経年劣化以外にも、汚れがひどくなり掃除が困難な場合も交換の時期と言えます。

劣化2. 火力の調整がしにくい

ガスコンロの火力を調節するつまみなどを操作しても反応が薄い場合は、機器の故障が考えられます。
年数が経った商品であれば、修理ではなく交換を検討しましょう。

劣化3. ガスの臭いがする

ガスコンロを操作して、ガス臭がする場合は特に注意が必要です。
不完全燃焼や機器の不具合からガス漏れなどの事故につながる前に、早めに業者に連絡しましょう。

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ガスコンロ取り外しからIH取り付けまでの工事の流れ

ここではガスコンロからIHに交換する工事の流れについて説明します。

1. 専用電源の増設

電源の増設はコンロの交換と同日に工事をしても良いのですが、配線方法と内容はご家庭によって異なるため、トラブルでコンロを使えない日数が増えたりしないよう、電気工事は事前に終わらせておくと安心です。

2. ガスコンロ・ガス管の撤去

ガスコンロの取り外しはまず、ガスの元栓をしっかりと閉めた状態から始めます。
ガスコンロの撤去に伴い、元栓やガス管の一部を撤去してプラグ止めするなどをする場合は当然、ガスの資格を持った人間が作業してガス漏れ試験まで行います。

3. キッチン天板の清掃

長年使用したガスコンロを撤去すると、システムキッチンの天板に油汚れなどの跡形が残ります。
新しいコンロを汚さないよう、先にクレンザーなどで綺麗にします。

4. IHクッキングヒーターの取り付け

IHクッキングヒーターの取り付けは、プロであればさほど時間はかかりません。
取り付けが完了したら、準備していた専用コンセントにプラグを差し込めば完了です。

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IHに交換リフォームする際の4つの注意点

ガスコンロからIHクッキングヒーターを設置するリフォームの前に、いくつか確認しておかなければならないことがあります。

注意点1. 残ったガス栓はどうする?

ガスコンロを撤去した後のガス栓は、撤去してプラグ止めする場合もありますが、IHから再度ガスコンロに戻す可能性や撤去費用削減のために、元栓を閉めた状態でそのまま置いておくこともあります。

注意点2. 電気の使用容量を確認する

IHの新規設置に関しては、それぞれの家庭の「契約アンペア」が影響します。
このアンペアが低すぎるとIHの使用でブレーカーが落ちたりする可能性があり、場合によっては大きなアンペア数に対応できる電気工事が必要な場合があります。

またマンションなど集合住宅は、戸建て住宅とは違い建物全体の電気供給量が決まっているため、IHの設置が禁止されている場合がありますので、こちらも事前に確認が必要です。

注意点3. IH用の調理器具を使用する必要がある

デメリットの項でもお伝えしたように、IHクッキングヒーターの使用には専用の調理器具が必要です。
リフォーム工事以外でもそういった器具を揃える予算も確保しておきましょう。

吸い込みの弱いレンジフードとの相性が良くない

ガスコンロの場合、火による上昇気流でレンジフードへの油煙の吸引を助けますが、IHにはそれがありません。
「IHに交換した後なぜかキッチン周りが油っぽい」とならないように、工事前にはレンジフードの性能についても確認しておきましょう。

注意点4. コンロ以外のリフォーム範囲

IHには専用電源が必要なことはお伝えしましたが、その配線方法は外部からキッチンまで持ってくる方法や、宅内を露出配線でまわす方法、天井や壁内を隠蔽で這わせる方法と様々です。

そのやり方で工事の内容とリフォーム費用が大きく変わるため、お願いする工事業者にはその仕上がりと費用の違いをよく説明してもらい、IH以外の部分で後悔が残らないようにするのが肝心です。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

マザーハウス 石田工務店

久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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