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目次
L型キッチンとは?コンロの配置や動線が特徴!
L型キッチンとは、上から見てLの字型になっているキッチンのことを言います。直角に曲がるコーナーを中心として片側にシンク、反対側にコンロが配置されているのが特徴です。
まずはL型キッチンとI型キッチンの施工費用の差を見ていきましょう。
L型キッチンのリフォーム費用相場と工期
L型キッチンのリフォーム費用の相場は、120万円〜300万程度となることが一般的です。
ただし、システムキッチン本体とビルトイン機器のグレード、オプションの有無、配管・配線や間仕切り壁・窓・勝手口などの追加工事の有無によって費用は大きく変動します。
L型キッチンとI型キッチンの施工費用の差
リフォーム内容(同一グレード・単純なリフォーム) | 施工費用例 |
I型キッチン→I型キッチンへのリフォーム | 120万円~ |
L型キッチン→L型キッチンへのリフォーム | 150万円~ |
I型キッチン→L型キッチンへのリフォーム | 200万円~ |
L型キッチンは一般的にI型キッチンよりリフォーム費用が多くかかります。キッチン本体価格だけでなく、周囲の造作などの付帯工事も増える傾向があり、特にL型以外のキッチンをL型に変更する場合は配管や内装などの追加費用が多くかかります。
L型キッチンの工期
工事内容 | 工期 |
システムキッチンの入れ替え | 約1~2日間 |
内装工事を含むキッチンリフォーム | 約3~5日 |
レイアウト変更・間取り変更 | 約1週間~2週間 |
システムキッチンを入れ替えるだけの単純な工事であれば1~2日間が目安となり、内装工事が絡むと3~5日間程度が目安となります。
キッチンのレイアウトをI型キッチンからL型キッチンに変更するような、配管を移動したり、間取りを変更するようなキッチンリフォームの場合では、約1週間~2週間が工期の目安となります。
工事期間中はキッチンが使えなくなり生活に支障をきたしますので、費用とともに工期を事前に確認しておきましょう。
L型キッチンのメリットは?
L型キッチンには以下のようなメリットがあります。
- 動線が短くなり、料理の効率が上がる
- 作業スペースが広くとれる
- 収納スペースを多く確保できる
- 複数人で料理を楽しめる
- 壁付式と対面式の2つのレイアウトを選択できる
メリット1. 動線が短くなり、料理の効率が上がる
L型キッチンの最大のメリットは、動線が短くなり作業効率が上がることです。
キッチンのコンロ・シンク・冷蔵庫を結ぶ三角形はワークトライアングルと呼ばれます。冷蔵庫から食材を出し、シンクで下ごしらえをし、コンロで調理するのが一般的な流れで、人はこの三角形を行き来します。
L型キッチンはコンロとシンクが90度に配置されており、作業スペースが広いにもかかわらず動線を短くできます。
以下の図では、I型キッチンとL型キッチンのワークトライアングルを比較しています。同じ広さの空間で、L型キッチンの方が移動距離が短縮されていることがわかります。
L型キッチンは、シンクや調理スペースが正面にあり、左右のどちらかに加熱機器が配置された直角の形状です。
少し身体の向きを変えるだけで調理スペースを移動できるため、鍋に水を入れたり、汚れた手を洗ったりする作業が楽になり、料理時間も短縮できます。
また、レイアウト次第でダイニングやリビングへの準備や片付けも効率よく行え、便利です。
「今のキッチンは行ったり来たりして疲れる」と感じている方は、L型キッチンへのリフォームを検討してみましょう。
I型キッチンのワークトライアングル
L型キッチンのワークトライアングル
メリット2. 作業スペースが広くとれる
L型キッチンはシンク側とコンロ側にそれぞれキャビネットがあり、L型コーナー部分も含めてワークトップ(天板)の面積が大きくなります。
このため、調理中の食材や鍋などの一時置き場や、配膳スペース、洗い物、家電製品の置き場などを広く確保することができます。
メリット3. 収納スペースを多く確保できる
L型キッチンでは、キャビネットをシンク側とコンロ側に2つ設置し、メーカーによってはコーナー部分にも収納が可能なので、収納スペースを広く確保できます。
シンク側には包丁やザルなどの調理器具、コンロ側にはフライパンや鍋、調味料など、それぞれのエリアでよく使う物を収納しておくと便利です。
また壁付け式では多くの吊り戸棚を設置することが可能で、たくさんの食器や調理道具、食料品なども収納できるので、パントリーを設置できないときにもおすすめのレイアウトです。
L型キッチンの収納のイメージ
メリット4. 複数人で料理を楽しめる
L型キッチンを設置することで、キッチンスペースにゆとりが生まれ、複数人で料理を楽しむことができます。
コンロ側の間口が広く確保されるため、通路も広くなり、シンク側で下ごしらえをする人とコンロ側で調理をする人が互いに邪魔にならずに作業できます。これにより、動線が交錯せず、作業を分担しやすくなります。シンクとコンロが異なるスペースにあるため、複数人で同時に作業が可能です。
また、キッチン本体での同時作業だけでなく、ダイニングテーブルや作業棚を囲むようにキッチンを配置することで、テーブルや棚上での作業分担も可能になります。
メリット5. 壁付け式と対面式の2つのレイアウトを選択できる
L型キッチンでは、壁付け式と対面式の2種類のレイアウトを選択することができます。
壁付け式は豊富な収納や短い動線とスペース効率に特徴があり、対面式はオープンキッチンと独立キッチンの良さを兼ね備えています。
L型キッチン(壁付け式)
収納や作業スペースが広く確保できます。
キッチンには、冷蔵庫や電子レンジなどの家電の他、食器類、ストックの食材も収納する必要があるので、十分な収納スペースは必須です。
また、作業スペースを確保しやすく、作業効率にもプラスです。料理に対するストレスも軽減できます。
L型キッチン(対面式)
L型キッチンのデメリット(注意点)とは?
L型キッチンを選んで後悔しないために、デメリットも確認しておきましょう。
- コーナー部分がデッドスペースになりやすい
- I型キッチンに比べて奥行きが必要
- I型キッチンに比べて価格がやや高い
- 冷蔵庫や食器棚の配置に工夫が必要
デメリット1. コーナー部分がデッドスペースになりやすい
L型キッチンの最大のデメリットは、コーナー部分がデッドスペースになりやすいことです。
I型キッチンでは、端から端までスペースを活用することができるのとは対照的です。
身長が低い方は、ワークトップの奥に手が届きにくく、キャビネット内部の収納も一般的な引き出しや扉、棚板などを設置しにくいため、利用効率が下がることがあります。
L型キッチンではコーナー部分の有効活用が重要です。
L型キッチンの標準仕様では、直線部のみの収納が多く、I型キッチンよりも収納量が少なくなることがあります。
デメリット2. I型キッチンに比べて奥行きが必要
L型キッチンは一般的に広めのスペースが必要です。
下の図のように、コンロ側とシンク側にそれぞれ最低限の長さを確保するため、キッチン全体の奥行きがI型キッチンより広くなります。そのため、I型キッチンからL型キッチンにリフォームする場合、間仕切り壁の移動が必要になることがあります。
また、付近に窓や勝手口、スイッチやコンセントがある場合、大掛かりな追加工事が必要になることがあります。特に、構造上撤去できない壁がある場合には、L型キッチンを設置できないこともあります。
L型キッチンの計画には、スペースの確認と無駄のないレイアウトの検討が大切です。I型キッチンからL型キッチンに変更すると、I型キッチンよりも奥行きが必要になるため、ダイニングが狭くなる可能性があります。
特に、壁付けキッチンから対面キッチンにレイアウトを変更すると、ダイニングやリビングへの影響が大きくなるため、レイアウト変更を行う際は、LDK全体の家具配置も見直す必要があります。
例えば、キッチンとダイニングのスペースを分けて使っていた空間の境界線を無くし、キッチン空間の中にダイニングテーブルを配置するなどの工夫が必要です。
デメリット4. I型キッチンに比べて価格がやや高い
L型キッチンはI型キッチンより形状が複雑で大きくなり、コーナー部分のキャビネットやワークトップの面積が増えるため、本体価格が高めになります。
また、I型キッチンからL型キッチンにすることで配置が変わり、給排水配管や電気配線などの位置が変更になったり、床や壁を改修する面積も増えるため、工事費用がかさむ傾向があります。
デメリット5. 冷蔵庫や食器棚の配置に工夫が必要
L型キッチンの魅力は、コンロ・シンク・作業スペースの距離が短いことですが、レイアウト次第では冷蔵庫が使いづらくなることがあります。特にI型キッチンからリフォームする場合、冷蔵庫のコンセント位置や扉の開き方向を事前に確認しておくことが重要です。
L型キッチンにした後でも使いやすいように、必要に応じてコンセントの移設や冷蔵庫の買い替えを検討しましょう。コンセントの移設は、配線状況や物件の構造によって可能かどうかが決まるため、リフォーム会社に相談する必要があります。
以下の図のように、I型キッチンとL型キッチンでは冷蔵庫や食器棚の配置に違いがあります。I型キッチンでは背面側に自由に配置できるのに対し、L型キッチンでは置ける場所が限られます。
L型キッチンを計画する際は、冷蔵庫や食器棚、家電ラック、ゴミ箱などの置き場所をあらかじめ明確にしておくことが大切です。
L型キッチンの一般的なサイズはどのくらい?
L型キッチンの一般的なサイズは下の表の通りです。メーカーによってはさらに選択肢が多い場合もあります。
シンク側の間口 | 180cm~270cm |
コンロ側の間口 | 165cm〜180cm |
ワークトップの奥行き | 60cm・65cm |
ワークトップの高さ | 80~90cm |
L型キッチンを設置するキッチンのスペースは約4畳程度必要になります。ただし、設置したいキッチンのサイズや収納、家電製品置き場の広さによっては、さらに広いスペースが必要になることもあります。
L型キッチンのサイズの選び方とは?
次に、L型キッチンのサイズの選び方を解説していきます。
ワークトップ(天板)の奥行きのサイズの選び方
ワークトップの奥行きは65cmが標準ですが、60cmのスリムなタイプを選択できるものもあります。またシンク側がオープン対面式となる場合は75cmや97cmのワイドタイプを選択できるメーカーもあります。
奥行きが広いほうが作業スペースが増えますが、身長が低い方はコンロやシンクの奥にあるものが取りづらいことがあります。
また、狭いスペースに奥行きが広いキッチンを設置すると、通路が狭くなって使いづらくなったり、冷蔵庫が搬入できなくなることがあります。
キッチンの間口の大きさの選び方
キッチンの間口の大きさを決めるときは、シンク横の作業スペースが重要です。できれば幅60cm以上のスペースをとりたいので、シンク側の間口は210cm程度あることが理想的です。
コンロ側の間口はキッチンを設置するスペースによって決定し、165cmでも問題なく機能します。
キッチンの高さの選び方
JIS(日本産業規格)では、キッチンの適切な高さは「身長÷2+5cm」とされています。
たとえば、身長160cmの人であれば、85cmがめやすの高さです。
しかし、このめやすは作業台を使うときの姿勢を想定しているので、コンロではやや高く、シンクではやや低く感じられる場合があります。
対面式?壁付け式?レイアウトの選び方とは
L型キッチンには壁付け式と対面式という2種類のレイアウトがあります。また対面式の場合はアイランドも選択肢となります。以下にそれぞれの特徴を解説します。
壁付と対面はそれぞれメリット・デメリットがあるので「収納量を重視したいから壁付がいい」など、何を重視して選ぶかを決めてレイアウトを考えてみましょう。
壁付け式L型キッチンの特徴
壁付け式キッチンは、コンロ側・シンク側ともに壁に向けて設置するレイアウトです。
このレイアウトの利点は、吊り戸棚や壁面収納を設置できるため、収納量を確保したい方に適しています。また、調理中の水や油はねを気にせずに調理できる点も魅力です。
壁に向かっているため、油はねなどの掃除やメンテナンスがしやすく、壁面に多くの吊り戸棚を設置できるので、豊富な収納量を確保できます。
独立キッチンのリフォームで採用されることが多いですが、ダイニング・キッチンを一体化した間取りにして、振り返ったところにダイニングテーブルを置くレイアウトもおすすめです。これにより、スペースを節約でき、配膳や後片付けの動線が短くなり、テーブルを食材の仮置き場としても利用できるため、作業効率が向上します。
注意点としては、冷蔵庫や食器棚、ゴミ箱などが目立ちやすくなるため、設置スペースをよく検討しておく必要があります。
対面式L型キッチンの特徴
対面式は、コンロ側を壁に向け、シンク側をダイニングに対面させるレイアウトです。
油はねなどで汚れやすいコンロを壁に向けることでメンテナンスがしやすく、なおかつ作業時間の長いシンクと調理台をダイニングに向けてオープンにつくることで、家族と対話したりTVを観ながらの調理が可能になります。その開放感の裏返しとして、音や臭いが気になるのがデメリットです。
リビング・ダイニングと視覚的につながることで、明るく開放的なデザインにすることもできます。特に独立キッチンからのリフォームでは、空間の雰囲気をガラリと変えることができます。独立キッチンとオープンキッチンの良さを併せ持つレイアウトと言えるでしょう。
注意点としては、I型の対面式に比べてスペースが多く必要になるため、I型からのリフォームではダイニングが狭くなったり、構造上の制約を受ける場合があります。
L型コーナーを有効利用しよう!
L型キッチンのコーナーはデッドスペースになりがちですが、うまく活用するとメリットにもなります。
コーナー部分のキャビネットも工夫次第で便利な使い方ができます。メーカーによっては効率的な収納を実現している商品がありますので、カタログやショールームで確認してみてください。
また、ワークトップのコーナーも有効に活用することができます。デッドスペースになるということは、物を置いておけるということでもあります。
料理中の仮置き場としたり、コンロ横の配膳スペースとしても使えますし、調味料やボトル、フルーツやお花などをディスプレイすれば、おしゃれなキッチンを演出できます。
対面式のコーナーにコーヒーメーカーやウォーターサーバー、ビールサーバーなどを設置すると、キッチンとダイニングの両側から使えて便利ですし、カフェやバーのような雰囲気を演出することもできます。
L型キッチンにリフォームした事例
ここからは、実際にL型キッチンにリフォームした事例を紹介します。
リクシル「シエラ」のL型キッチンにリフォームした事例
費用 | 約133万円 |
工期 | 約10日 |
建物 | マンションのリフォーム |
施工内容 | リクシル「シエラ 」L型 215cm×215cm 食洗機新設・電気工事・クロス/クッションフロア張替え |
古くなったマンションのL型キッチンを新しくリフォームした事例です。
クッションフロアの張り替えも行い、統一感のあるキッチンに仕上がっています。食洗機も新設して利便性が向上しています。
クリナップ「ステディア」のオールステンレスL型キッチンを施工した事例
費用 | 約174万円 |
工期 | 約6日 |
建物 | 中古マンション購入に伴うリフォーム |
施工内容 | クリナップ「ステディア」 L型 210cm×180cm 食洗機・電気工事・カップボード・クロス張替え |
壁付け式のL型キッチンを新しくリフォームした事例です。
スタイリッシュで耐久性が高いオールステンレスの「ステディア」を採用しています。コーナーを有効活用する収納システムも装備され、食洗機も新設して使いやすいキッチンに生まれ変わりました。
リクシル「リシェル」で人工大理石のL型キッチンを施工した事例
費用 | 約440万円 |
建物 | 中古マンション購入に伴うリフォーム |
施工内容 | リクシル「リシェル」 食洗機・浄水器・クロス/フローリング張替え |
壁付けのI型キッチンを対面のL型キッチンにリフォームした事例です。
リクシルの高級グレード「リシェル」を採用し、既存の独立キッチンの壁を撤去して開放的な対面式レイアウトに変更しています。無垢のフローリングに合わせたウッディな柄でぴったりのコーディネートになっています。
I型キッチンからL型対面式キッチンにリフォームした事例
費用 | 約200万円 |
工期 | 約15日 |
建物 | マンションのリフォーム |
施工内容 | システムキッチン・キッチンの内装のリフォーム |
壁付けのL型キッチンをL型システムキッチンにリフォームした事例です。
調理家電や調理器具の収納を一体的に設置して、すっきり片付けられるキッチンに仕上がっています。ホワイト基調の清潔感あるコーディネートで、空間デザインも一新されています。
古くなったL型キッチンを交換した事例
費用 | 約200万円 |
工期 | 約6日 |
建物 | 一戸建てのリフォーム |
施工内容 | システムキッチン・キッチンの内装・飾り窓 |
古くなった独立壁付け式L型キッチンを、新しくシステムキッチンにリフォームした事例です。
機能性や収納量を十分に確保しながら、飾り窓を付けることで対面式のような雰囲気も出しています。
TOTOクラッソL型に交換し、タイル貼の北欧モダンなキッチンにリフォームした事例
費用 | 約200万円 |
建物 | 一戸建てのリフォーム |
内容 | TOTO ザ・クラッソの施工 キッチンの内装・タイル貼り |
既存のL型キッチンをTOTOザ・クラッソに入れ替え、内装も新しくしたリフォーム事例です。
名古屋モザイクの白いタイルを貼り、既存の吊り戸棚を残しながら色を変えて、北欧モダン風の明るい雰囲気にしています。
おすすめのL型キッチンのメーカー・人気の商品をご紹介!
ここでは、L型キッチンの人気メーカーやおすすめの商品をご紹介します。
リクシル
水回りの衛生器具から各種建材までを総合的に扱う大手メーカーならではの高機能なキッチンが特徴です。天板の長さがどのシリーズでも5mm単位でサイズが調整できるのでリフォームにぴったりです。
リクシル「リシェルSI」
リシェルSIは、機能性とデザイン性の高さを併せもつ高価格帯のシステムキッチンです。
熱や汚れに強いセラミックワークトップや、シンクの中で下ごしらえができるWサポートシンク、自動水栓のナビッシュ、独自の技術でスムーズな動きが実現できる引き出しなど、ひとつひとつの機能にこだわっています。扉や取手のデザインも豊富に用意されており、好みに合わせて自由にコーディネートできます。
リクシル「シエラS」
シエラSは、比較的手頃な価格帯のシステムキッチンでありながら、扉のデザインが27種類用意され、コンロ部分の色も選べたりする点が魅力です。
また、収納スタイルの違いによって3つのパッケージプランが用意されているので、プランニングもしやすいでしょう。
タカラスタンダード
タカラスタンダードのキッチンには、傷や汚れに強く手入れがしやすいホーローが使用されています。
キッチン周りのパネルにもホーローが使用されているため、磁石を付けることができ、インテリアや収納の幅が広がります。
タカラスタンダード「レミュー」
タカラスタンダードのレミューは、収納部分の中までホーロー素材でできています。
収納棚の中で調味料が液だれしてもシミになることがなく、お掃除しやすいのが特徴です。ワークトップの高さが一般的な80cm、85cm、90cmのほか、82cm、88cmから選択できるのもうれしいポイントです。
タカラスタンダード「リフィット」
タカラスタンダードのリフィットの特徴は、キャビネットの幅を1cm刻みで調整できることです。
サイズが合わないときは、造作材などですき間を埋めて対応する製品が多いですが、リフィットなら収納棚自体をぴったりサイズにオーダーできるので、きれいに納まってスペースを無駄にすることもありません。
パナソニック
大手家電メーカーであるパナソニックのキッチンの魅力は、独自の横長のコンロです。
コンロの3口を横並びにすることにより、手前に広いスペースが確保でき、下ごしらえなどのちょっとした調理時に重宝します。
パナソニック「Lクラス」
パナソニックのLクラスはやや高価格帯のシリーズですが、機能やデザインが充実しています。
横並びのトリプルIHヒーターや10年間お掃除不要というレンジフードなどの先進的な機器を搭載しています。薄くて強いカウンタートップも特徴で、扉の面材は天然木や塗装も選べます。キッチンの高さは80cm〜90cmの間で1mm単位で調節できます。
パナソニック「ラクシーナ」
パナソニックのラクシーナは、基本的な機能を備えた低価格帯のキッチンです。Lクラスに比べると選べる扉の柄が少ないとはいえ、スタイリッシュな柄やナチュラルな柄など45種類の柄が用意されています。パナソニックのキッチンの魅力である横長のトリプルコンロも設置可能です。
クリナップ
クリナップのキッチンは、美しく耐久性のあるステンレス素材にこだわりがあります。
自動洗浄機能付きの換気扇も特徴です。
クリナップ「ステディア」
ステディアは、クリナップのシステムキッチンの中ではミドルグレードにあたるシリーズで、価格と機能のバランスがよく人気となっています。
スタイリッシュなステンレスやリアルな木目で高級感のある扉などのデザイン性が高く、キャビネット内部にも手入れがしやすく丈夫なステンレスを採用するなど機能性もしっかりしています。
クリナップ「ラクエラ」
クリナップのラクエラは、デザインにこだわった低価格帯のシステムキッチンです。
家具調のデザインにこだわって、どんなインテリアにも合うよう、30色の扉柄が展開されています。ワークトップは汚れが付きにくい加工がされたステンレスが標準仕様です。作業台下の収納スペースには内引き出しが標準装備されているので、空間を有効活用できます。
TOTO
水回り器具のトップメーカーならではの高品質なシステムキッチンがラインナップされています。
TOTO「クラッソ」
クラッソはクリスタルカウンターが特徴の上級グレードです。
空間の調和を妨げない「ノイズレスデザイン」という発想で、余分な凹凸や隙間のない美しいカタチを追及しています。衛生器具メーカーらしい高性能な水栓や浄水器なども特徴で、高級感のある扉面材や、豊富な収納レイアウトにも定評があります。
TOTO「ミッテ」
ミッテはシンプルな美しさと使いやすさを追及したスタンダード商品です。
カウンターと一体型のお掃除しやすいシンクや豊富な収納がラインナップされ、エアインシャワーやフットスイッチなど水栓メーカーならではの工夫も特徴です。
トクラス
トクラスは楽器などで有名なヤマハ系列の会社です。とても高品質な人造大理石のワークトップに定評があります。
トクラス「コラージア」
コラージアは美しいデザインと高い機能性をもった上級グレードです。
高級感のある新質感人造大理石「テノール」がラインナップされ、スムースワークシンクやシームレス接合、オーバービュー収納などの特徴があります。
トクラス「Bb」
Bbは低価格帯のシリーズでありながら、トクラス独自の人造大理石カウンターが標準装備されています。
調理中に手が届きやすい吊り戸棚のオープンウォールや、ちょっと置きに便利なハイバックレールなど、使い勝手に配慮されています。
L型キッチンはどんな人におすすめ?
これまで見てきたように、L型キッチンには多くの特徴があります。以下のような方には特におすすめです。
効率よく料理をこなしたい方
L型キッチンは動線が短く作業効率が高いことが最大のメリットです。
移動距離が短いL型であれば、料理にかかる時間を減らすことができ、ストレスや体の負担も軽減できます。
一方で間口(幅)が広いI型キッチンの場合、料理中に行き来する距離が長くなり、効率が悪くなるケースも多いです。
忙しい共働き世帯など、作業の時間と効率を重視される方におすすめです。中でも壁付け式のダイニング・キッチンスタイルは、最も効率の高いレイアウトと言えるでしょう。
収納量を確保したい方
L型キッチンは収納量を多く確保したい方におすすめです。
コーナー部分のキャビネットも増えますし、多くの吊り戸棚も設置できるので、パントリーに十分なスペースが確保できない場合など、食器類や食料品などの収納量にこだわりたい方におすすめです。
広めの作業スペースを確保したい方
L型キッチンは、広めの作業スペースを確保したい方にぴったりです。
特にコーナー部分には広いスペースが確保できるので、調理中に食材や食器などを一時的に置いたり、家電製品を置くにも重宝するでしょう。
複数人で料理を楽しみたい方
L型キッチンは、複数人で料理を楽しみたい方にもおすすめです。
通路幅を確保しやすいため、2~3人で同時に作業しても窮屈にならず、家族やゲストと一緒に料理を楽しむことができます。
また、同時作業がしやすいだけでなく、レイアウト次第で収納や作業スペースも十分に確保できます。そのため、普段から複数人で作業することが多く、広いスペースが欲しいという方に最適です。
オープンキッチンと独立キッチンのいいとこどりをしたい方
リビングに開かれたオープンキッチンと、メンテナンスのしやすい独立キッチンをどちらも実現したい方におすすめです。対面式にレイアウトしたL型キッチンは、これら両方の特徴を併せ持っています。
L型キッチンをおすすめできない方
逆に、L型キッチンをおすすめできないのは、以下の2つに当てはまる人です。
- キッチンの面積が広くない
- とにかく安さ重視でリフォームしたい
I型キッチンよりもキッチンの面積を多く必要とするので、面積が広くない場合はI型キッチンの方が適している場合があります。
場合によってはリビングやダイニングの家具などの配置を変えたり、冷蔵庫や収納を買い替えたりする必要もあるので、レイアウトを変えたくないのであれば、L型キッチン以外を検討しましょう。
また「I型キッチンとの価格差」でもお伝えしたように、I型キッチンと比べて、L型キッチンの方が約20万円以上リフォーム費用が高くなるケースが多いです。
中には、既存のキッチンがL型である場合など、L型キッチンを選択した方が安くリフォームできることもあるので、リフォーム会社に現地調査をしてもらった上で価格を比べる必要があります。
キッチンのレイアウトは8種類もありますので、自分にあったレイアウトを探してみてください。
まとめ
L型キッチンのさまざまな特徴やおすすめのメーカー、施工事例などを詳しくご紹介しました。
L型キッチンには壁付け式や対面式といったレイアウトがあり、既存のキッチンの状態によっても最適なリフォーム方法は変わってきます。それぞれのメリット・デメリットや各メーカーの特徴をしっかり理解したうえで、理想のL型キッチンへのリフォームを検討してみてください。
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