2024年11月27日更新

監修記事

キッチン照明の交換にかかる費用は?照明の種類や選び方のポイントも

キッチンは、毎日使生活に欠かせない場所です。古くなったキッチン照明は、雰囲気を損ねたり、手元が見にくかったりと危険もあります。しかし、キッチン照明の交換にはどれくらいの費用がかかるのか、どのような照明を選べば良いのか迷ってしまうことも。
そこでこの記事では、キッチン照明の交換にかかる費用の目安や、選び方のポイントをわかりやすく解説します。あなたのキッチンにあった照明を選んで、おしゃれで快適に作業できるキッチンを目指しましょう。

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キッチン照明の選び方

キッチンは毎日調理をおこなう「作業場」であるため、安全に作業できるよう照明の明るさと色味に気をつけて選ぶ必要があります。

さらに対面キッチンが増えた最近では、キッチンはインテリアの一部にもなっているため、機能とおしゃれさを兼ね備えた照明を選ぶ人が増える傾向にあります。

そこで、ここではキッチン照明を選ぶポイントについて解説します。

【選び方1】キッチン照明の明るさ

安全に作業できるキッチン照明の明るさは、一般的には「畳数×400lm(ルーメン)」必要とされています。

3畳のキッチンなら、「3畳×400lm」合計1,200lm以上の明るさが最適です。

キッチン照明1灯のみをつける場合は、1200lm以上の明るさが確保できる照明を選びましょう。

また、キッチンではダウンライトを複数取り付けたり、多灯タイプの照明もおすすめです。

白熱電球とLED電球の対比表

従来の白熱電球と同程度の明るさを確保するには、対応するルーメン数のLED電球を購入すると良いでしょう。

白熱電球のワット数LED電球のルーメン数
30W325lm
40W485lm
50W640lm
60W810lm
80W1160lm
100W1520lm

【選び方2】キッチンダウンライトの色

LED照明は、一般的に「電球色」「温白色」「昼光色」「昼白色」が販売されています。

キッチン手元灯では、明るく手元がよく見える「昼白色」を選ぶのがおすすめです。

「昼白色」は、太陽光に近い色で食材が自然な色に見えるため、食材の焼け具合なども確認しやすいでしょう。

キッチン手元灯以外に補助的にキッチンダウンライトを取り付ける場合は、手元灯は中白色、ダウンライトは電球色であたたかい雰囲気を演出する方法もあります。

照明の色の単位「K(ケルビン)」

照明の色味は「色温度」とも呼ばれ「K(ケルビン)」という単位で表されます。

  • 電球色:2700〜3000K
  • 温白色:3500K
  • 昼白色:5000K
  • 昼光色:6500K

【選び方3】キッチン照明の交換方法

キッチンの照明選びの際は、以下の点に配慮しましょう。

  • 今後は自分で交換できる引掛シーリングタイプにする
  • 今後も電気工事を依頼する直付けタイプにする

現在、直感型蛍光灯を使用している場合は電気工事が必要です。

電気工事で直付けのLED照明に交換できるほか、引掛シーリングやローゼット、ライティングレールを取り付けてもらえば、自分で照明を交換できるようになります。

電気工事には、電気工事士の資格が必要です。

例えば、さまざまな部屋で使える固定型のダウンライトは直接配線されているため、LEDの寿命がきたときに電気工事を依頼する必要があります。

ただし、LED照明の寿命は40,000時間といわれており、交換頻度は10年に1度程度です。

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キッチン照明の種類

ここでは、キッチン照明の種類について見ていきましょう。

シーリングライト

シーリングライトは、キッチン以外でもリビングや子ども部屋などで幅広く使われる照明器具です。

1灯で、メインの照明として全体を明るく照らせるうえ、デザインや用途も豊富にあります。

どのキッチン形状にも使用できますが、特にI型キッチンにおすすめです。

I型キッチンは、シンクやコンロを一直線に並べた形で、壁づけや対面などの設置方法ができます。

壁づけの場合は、作業時は常に壁向きとなり、対面の場合もコンロ側や作業スペースの前に壁があるため暗くなりがちです。

このため、I型キッチンには全体を明るく照らせるシーリングライトが向いています。

ベースライト

ベースライトは、キッチンに採用されやすい照明器具で、キッチン全体を明るく照らします。

キッチンは、キッチン本体と背面収納に挟まれた細長いスペースとなることがほとんどです。

そのため、棒状や長方形状であるベースライトは、キッチンの形状に適しています。

シーリングライト同様にどの形状のキッチンにも使えますが、特にI型キッチンなど暗い部分ができやすいキッチンにおすすめです。

基本的には天井に埋め込みや直接取り付けをおこなうため、取り替えの際には電気工事の依頼が必要です。

ダウンライト

ダウンライトは、天井に埋め込んで設置する小型の照明器具です。

埋め込みのため圧迫感が少なく、リビングや寝室、トイレなどどこでも使えて万能です。

天井から床を照らすのが特徴で、照らす範囲はシーリングライトより狭くなるため、キッチンの広さに合わせて複数個を組み合わせて設置します。

ダウンライトは、キッチンの広さや形状によって設置する個数や場所を調整できるため、すべてのキッチン形状で使用可能です。

ペンダントライトやスポットライトなど、インテリア要素の強い照明の補助としても有効です。

固定型のダウンライトの場合は、自分で交換できない点に注意しましょう。

スポットライト

スポットライトは、一般的にライティングレールを設置して取り付ける照明器具です。

キッチンの手元をピンポイントで照らすなど、部分的な照明に向いています。

スポットライトはインテリア性もあるため、手元を照らしながらおしゃれな雰囲気を演出できます。

このように、スポットライトは開放的で比較的キッチン全体に光が入りやすいアイランドキッチンやペニンシュラキッチンにおすすめの照明といえるでしょう。

ペンダントライト

ペンダントライトは、天井から配線で吊り下げる形状の照明器具です。

手元から照明までの距離が近いので、手元をピンポイントで照らします。

おしゃれなデザインの照明が多数販売されており、電気工事で引掛シーリングを取り付けてもらえば自分で好きな照明を簡単に取り付けられます。

ペンダントライトも、照明下を部分的に照らすライトのため、開放的で光が入りやすいアイランドキッチンやペニンシュラキッチンにおすすめです。

作業台付近のカウンター部分にペンダントライトを設置し、後方に複数のダウンライトを設置して全体の明るさを確保すると良いでしょう。

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キッチン照明は自分で交換できる?

キッチン照明が次のような形状の場合には、電気工事が必要です。

  • キッチン照明が直管蛍光灯の場合
  • 天井に埋め込みの場合

固定型のダウンライトも配線工事が必要なため、交換の際は電気工事士の資格が必要です。

電気の配線工事は、資格なくおこなうと違法になるため注意しましょう。

引掛シーリングやローゼットがついている場合や、ライティングレールが設置されている場合は、自分で好みの照明を購入して簡単に交換できます。

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キッチン照明の交換にかかる費用

つづいて、電気工事を伴うキッチン照明の交換費用の目安について解説します。

直管蛍光灯のLED照明への交換は、電気工事士の資格を持った職人が実施しなければなりません。

そのため、必ず電気事業者に工事を依頼する必要があります。

照明の種類費用の目安
キッチン手元灯1万〜2万円
埋め込み型のLED照明3万〜5万円
ベースライト2万〜3万円
固定型の小型シーリングライト1万〜3万円
引掛シーリングへの交換5,000円前後
(1箇所あたり)

また、これまで埋め込み型のシーリングライトやベースライトなどの照明器具を使っていた場合は、天井に穴が空いています。

新しく設置する照明器具の形状が元のものと異なるときは、天井の補修や内装工事(壁紙の張り替えなど)が伴い、より費用がかかることもあります。

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【Q&A】キッチンの照明交換に関するよくある質問

キッチン照明をLEDに交換すると、どれくらい電気代を節約できる?

キッチン照明を直管蛍光灯からLED照明に取り替えることで、消費電力が約半分になり、年間の電気代は約2000円安くなります。

また、電気代の差だけではなく、LED照明自体の寿命は蛍光灯に比べて約5倍長いのも特徴です。

蛍光灯や白熱電球の寿命は、およそ13,000時間。

これに対して、LED照明の寿命は40,000時間前後のため、10年以上交換する必要がないのこともメリットです。

直付け照明の交換にはどれくらいの費用がかかる?

直付けの照明を交換する費用は、ダウンライトの場合で3万円〜となることが一般的です。

キッチンの手元灯の交換は自分でできる?

現在、キッチンの手元灯として直管型蛍光灯を使用している場合は電気工事が必要です。

電気工事は、電気工事士の資格を持った工事士に依頼する必要があるため、自分で照明の交換はできません。

電気工事で直付けのキッチン照明ではなく、引掛シーリングやライティングレールを設置すれば、今後は自分でキッチン照明を交換できます。

マンションのキッチン照明の交換は電気工事が必要?

マンションのキッチン照明を交換するときも、現在、直管型蛍光灯を使用している場合は電気工事が必要です。

電気工事は、戸建ての場合と同様におこないます。

また、賃貸マンションの場合は、キッチン照明を交換しても良いかオーナーに尋ね、許可を取りましょう。

カウンターキッチンの照明の選び方は?

おしゃれなカウンターキッチンを目指すなら、シーリングライトやペンダントライトを取り入れるのがおすすめです。

シーリングライトはデザインが豊富で、すっきりと空間が広く感じられます。

1つのソケットに1灯のもののほか、2〜4灯をくっつけたデザイン性の高いタイプもあり、キッチン全体の明るさも確保できます。

キッチン照明を交換するタイミングは?

キッチン照明の交換を検討するタイミングは、以下のとおりです。

キッチン照明を交換するタイミング
  • 使用年数が10年を過ぎた
  • 電気がチラついている
  • 手元が暗く感じる

照明器具の耐用年数は約10年といわれています。

照明の使いやすさやデザインは日々進歩しているため、3つのうちのいずれかに当てはまるときは、キッチン照明の交換を検討すると良いでしょう。

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キッチン照明を交換した施工事例

ここでは、おしゃれで機能性が高いキッチン照明の施工事例を紹介します。

【事例1】木とステンレスの色合いが素敵なキッチン

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木とステンレスの色合いが素敵なキッチン

住宅の種類一戸建て
リフォーム費用約150万円

ペニンシュラ型のキッチンに、スポットライトとダウンライトを設置した施工事例です。

スポットライトで手元をピンポイントに照らし、後方はダウンライト設置して全体の明るさを確保しています。

スポットライトとダウンライトの組み合わせはデザイン性が高く、作業のしやすさも確保できてペニンシュラ型のキッチンに最適です。

【事例2】アイランドキッチンを中心に家族が集うダイニングキッチン

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アイランドキッチンを中心に家族が集うダイニングキッチン

住宅の種類一戸建て
リフォーム費用約248万円

アイランドキッチンに、ペンダントライトとダウンライトを設置した施工事例です。

カウンター部分にペンダントライトを設置し、後方やキッチン収納部分、ダイニングにはダウンライトを設置しています。

背面に大きな窓や勝手口のドアがあり十分な採光が期待できるため、ダウンライトはキッチンの広さに対して少なめです。

施工事例のキッチンは、全体的に黒・グレーで統一されており、ジャパンディスタイルのキッチンにもおすすめです。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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