2024年06月05日更新

監修記事

システムキッチンの高さの決め方とは?理想の高さに調整できる?

「長年使ってきたキッチンの高さが合わなくなってきた」
「中古住宅を購入したけれど、なんとなくキッチンの高さに違和感がある」
こういった悩みはリフォームで解決することができます。
ですが自分にあったキッチンの高さとは、どういった基準で決めればよいのでしょうか?
今回はこういった悩みを解決するキッチンの高さの決め方や、リフォームの方法と費用についても紹介します。

システムキッチン標準の高さと規格寸法

キッチンの高さ変更のリフォーム費用は?

メーカーが作るシステムキッチンの高さは規格寸法によって決まっているため、自由に決められませんが、標準とされる寸法もあります。

それではシステムキッチンの標準高さと規格の高さについて見ていきましょう。

>>キッチン自体のサイズ・寸法についてはこちらで紹介

標準のキッチン高さは85センチ

システムキッチンの標準の高さは、一般的に85センチとされています。

ですが身長や手の長さは人によって様々です。一概に標準寸法が全ての人に使い勝手の良い高さとは言えません。
毎日多くの時間を作業に費やすキッチンだからこそ、疲れにくい高さのものを使いたいものです。

システムキッチンの規格寸法

有名住宅設備メーカーから販売されているシステムキッチンの天板(ワークトップ)の高さは、80cm、85cm、90cmと5cm刻みで設定されています。

一般にキッチンが高すぎると肩が疲れやすく、低すぎると腰が痛くなりやすいと言われています。
自分の体とキッチンの関係性を知ることによって、規格寸法の中から最適な高さを選ぶことができます。

適切なキッチン高さの決め方とは?

キッチンの規格寸法には、それぞれ使いやすいとされる身長が設定されています。

キッチンの規格寸法使う人の身長
高さ80㎝155㎝前後        
高さ85㎝160㎝前後
高さ90㎝160㎝以上
使いやすいとされている身長の目安

必ずしも全ての人に当てはまるわけではありませんので、ショールームなどで実際に調理する時に履くスリッパなどを履き、使いやすい高さを選ぶのも良いでしょう。

システムキッチンの高さを、作業する人の身長から割り出す計算式

一般的に知られている、キッチンの高さを身長から割り出す計算式を紹介します。

キッチンの高さ=(主にキッチンを利用する人の)身長÷2+5cm(前後)
身長から理想のキッチンを割り出すための式

この数式から算出した高さを基準として、ショールームなどで最適な高さを選びましょう。
例えば身長が158cmの人は158cm÷2+5cm=84cmとなり、多くの場合は85cmのシステムキッチンを選ぶことになります。

システムキッチンの3種類の高さ
出典:パナソニック-システムキッチンのカウンター高さ

普段スリッパを履いたり、キッチンマットを敷いたりしているなら、同じ状況で高さ選びをすると失敗を防げます。

メーカーによって選べる高さは異なりますが、80cm・85cm・90cmと5cm刻みで選択肢がある製品が多いです。

足腰や腕などに負担をかけないように作業するには最適な高さを選ぶことが大切なので、食材を洗ったり切ったりする動作をしてみながら高さ選びをしましょう。

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既存のキッチン高さは変更できる?

現在お使いになっている既存のキッチンの高さを、リフォームで変更することもできます。
いくつかの方法がありますのでそれぞれ見ていきましょう。

調整台でキッチンをかさ上げする方法

既存のキッチンを一旦取り外し、足元に高さを上げる台輪を設置して高さを上げるリフォームです。
台輪の高さを自由に造作することで、理想の高さに調整できます。

キッチン設備で高さを微調整する方法

キッチンを理想の高さにしたい場合、キッチン設備で高さを微調整する方法もあります。
吐水口の高さが違う蛇口に交換したり、ガスコンロとIHコンロをリフォームで交換すると、五徳の高さ数センチ分ですが微調整できます。

賃貸のキッチン高さは変更できる?

賃貸のキッチンも特別な商品を使用している訳ではありませんので、条件が合えば高さ変更のリフォームは可能です。

【リフォーム前に確認しておきたいこと】

  • そもそもリフォーム自体してもよいか
  • キッチンの高さを変更してもよいか
  • イメージしている設備の導入は可能か
    (IHクッキングヒーター・食洗機など)
  • リフォーム費用の負担割合

高さを変更するリフォームに関しては、入居時に管理会社と相談をしたり、契約書の文面起点で負担するのはオーナなのか入居者なのか確認する必要があります。

以上の点に注意して高さ変更リフォームを行い、使いやすい理想のキッチンを手に入れましょう。

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キッチンの高さを変更するリフォームの費用相場は?

キッチンの高さ変更のリフォーム費用は?

それではキッチンの高さを変更するリフォームの費用について紹介します。
それぞれの費用についてみてみましょう。

リフォーム内容費用の相場
①システムキッチン自体の交換100万円〜150万円     
②高さ調整のリフォーム12万円〜15万円
③蛇口の高さを変更するリフォーム3万円〜5万円          
キッチンの高さ調整で考えられるリフォームの内容と費用相場

①システムキッチン自体を交換するリフォーム

お使いになっているキッチンの高さが合わず、経年の傷みも気になる場合には新しいシステムキッチンに交換するリフォームが最も有効です。

古いキッチンを撤去して新しいシステムキッチンに交換リフォームにかかる費用は、キッチン本体のグレードや工事内容で異なり、一般に工事費込みの価格で50万円から150万円といわれています。

>>キッチン自体の交換費用はこちらの記事から

②既存のシステムキッチンの高さを調整するリフォーム

既存のキッチンを一旦取り外し、キッチンをかさ上げするための台輪で高さを調節する工事です。
この方法は既存のキッチンを再利用するため、リフォーム費用を抑えることができます。

台輪の造作費用に加え、キッチン本体と同様にガスや給水給湯の仮撤去と復旧費用、配管の長さ調整が発生する場合もあり、リフォームの工事費用は12万円から15万円といわれています。

③蛇口の高さを変更するリフォーム

吐水口や操作部の高さが違う水栓に交換することで、使い勝手が良くなる場合もあります。
シンクの蛇口の高さ変更するのにかかる工事費用の相場価格は3万円から5万円といわれています。

キッチン高さ変更で後悔しないための注意点

使い勝手をよくするためのキッチン高さ変更リフォームにも、注意しなければならない点があります。
高くする場合や低くする場合など、いくつかの注意点について解説します。

キッチンを高くする場合の注意点

「キッチンを高くしたい」とき、レンジフードや吊り戸棚との高さ関係や使い勝手も検討しておく必要があり、可能であれば同時にリフォームするほうが工事もスムーズです。

上部をそのまま使う場合は、火元であるコンロがレンジフードに接近し過ぎないかなど、工事業者ともよく相談しておく方が良いでしょう。

また今回紹介したかさ上げに使う台輪の素材についても、見える部分は防水素材のキッチンパネルや化粧板で仕上げてもらう方が水廻りなので安心です。

キッチンを低くする場合の注意点

キッチン全体の高さを下げる唯一の方法は、高くするリフォームと同様に一旦キッチンを仮撤去して既存のキッチンの足元をカットすることです。

既存のキッチンが木製の台輪の場合は比較的作業もスムーズですが、巾木部分がスチールの場合は美しく加工することが困難であり、収納力を増やすため足元の蹴込み部分まで引き出しになっているキッチンの加工は難しいと言えるでしょう。

またカットすることによりキッチンの扉や引き出しが床に擦ってしまうことがないよう、また掃除機などの使い勝手にも気をつけておく必要があります。

高さ調整をする際は部品を仮置きするスペースが必要

キッチンの加工で高さを変更する場合、まず組み立てた時と逆の手順でキッチンを取り外していきますが、それぞれの部材を仮置きできる十分なスペースが必要です。

またかさ上げする場合は台輪を造作するスペースも必要になりますので、場所がなければ工事日までにある程度の加工をしてもらっておくというのも一つの手です。

既存のキッチンをリフォームする場合に周辺機器の着脱が必要になる

既存のキッチンを加工するためには、水栓をはじめガスコンロかIHクッキングヒーター、それぞれの配管、コンセント、備わっていれば食洗機も同じく脱着が発生します。

たとえ最近交換した設備機器であっても、こういった工事をして不具合が生じた場合、メーカーの保証は受けれないという可能性も考慮しておくほうが良いかもしれません。

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使いやすいコンロ・シンクなどの高さとは?

キッチン天板(ワークトップ)によって決まってしまうコンロやシンクにも使いやすい高さがあり、どこに重点を置くかでキッチンの選び方が変わってきます。
またレンジフードや吊り戸棚の高さについても合わせて見ていくことにしましょう。

コンロの高さ

鍋やフライパンの中身の状態を見みやすくするために、コンロの高さは低めの方が良いといわれていますが、人によって理想の高さは様々です。
ガスコンロはIHクッキングヒーターに比べて五徳があるため数センチ高くなるといった点や、よく使う鍋の深さなども検討材料にするようにしましょう。

シンクの深さ

洗い物などで前屈みになるシンクの深さは、ストレスなくキッチンを使う上で非常に重要です。
シンクの深さは一般的に17~20cm程度ですが、料理の下拵えなどでも前傾姿勢になることの多いシンクは底が浅いほうが体への負担が少ないとされています。

レンジフードの高さ

レンジフードの標準高さは、本体の下端で1m65㎝程度といわれていますが、使う人の身長や吊戸棚との高さ関係による見た目にも気を使う必要があります。
また安全面からコンロから80㎝以上離して設置するという消防法も考慮に入れ、キッチンの天板との位置関係を決めるようにしましょう。

吊り戸棚の高さ

キッチンがある部屋の天井までの高さは大体2.4m〜2.5m、台を使わずに天井を触れる人はほとんどいません。
そのため背の低い吊り戸棚をあえて天井から下げて、隙間を造作で塞ぐという方法もあり、天端をレンジフードに合わせ、背伸びせずにある程度使える高さが理想です。

キッチンリフォームの施工事例

気になっていたキッチンの高さを、リフォームで解消した事例を紹介します。

これからの暮らしに向けたキッチンリフォーム

これからの暮らしに向けたキッチンリフォーム
住宅の種類一戸建て 
施工期間1週間

こちらはキッチンの老朽化が気になっており、交換に合わせて高さを5㎝あげることによって美しいだけでなく、より使いやすいキッチンに生まれ変わりました。

システムキッチンの交換リフォーム

システムキッチンの交換リフォーム
住宅の種類一戸建て
リフォーム費用約146万円   
施工期間3日

こちらのキッチンリフォームでは、奥様の身長に合わせて85㎝から80㎝の高さに変更しました。
食洗機に加え昇降機のついた吊り戸棚を新設することで、機能的で使いやすいキッチンになりました。

頑張った自分へのご褒美に!キッチンリフォーム

頑張った自分へのご褒美に!キッチンリフォーム
住宅の種類一戸建て   
リフォーム費用約135万円
施工期間7日

こちらは高身長の奥様に合わせて、キッチンの高さを上げた事例です。
長年不便を感じて悩んでいたキッチン高さの解消ができ、大変喜んでいただけたリフォームです。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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