【必見】倉庫リノベーションの費用相場と住居化の落とし穴!後悔しないためのポイント

使っていない倉庫が、おしゃれな住まいや個性的な店舗に変わる!倉庫リノベーションは費用を抑えつつ、自由な空間を実現できる注目の方法です。
この記事では、気になる費用から注意点まで徹底解説。理想の空間作りをサポートします。

2025年05月13日更新

監修記事
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倉庫リノベーションとは

倉庫リノベーションとは、倉庫として使っていた物件を別の用途にリノベーションすることを指します。

例えば、住居やカフェなどの店舗にリノベーションする場合が多いでしょう。倉庫リノベーションは、天井が高い・間取りが自由自在など、倉庫の特徴を活かして好きなようにデザインできるのが特徴です。

使わなくなった倉庫を有効活用できるため、物件を持っている人などに注目されています。

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倉庫リノベーション費用を徹底解説!目安・内訳から賢い予算の立て方まで

使っていない倉庫を理想の空間へ!でも気になるのはリノベーション費用ですよね。倉庫の状態やこだわりで費用は変わりますが、この記事ではその目安や内訳について解説。ポイントを押さえて、納得のいくリノベーションを実現しましょう。

まず知りたい!倉庫リノベーション費用の相場はどのくらい?

一体どれくらいの費用がかかるのか、一番気になるところですよね。正直なところ、倉庫リノベーションの費用は本当にケースバイケース。広さや状態、どのような工事をするかで大きく変わるため、「絶対にこの金額!」とは言えないのが実情です。

それでも、倉庫リノベーションの大まかな費用感は以下のとおりです。

倉庫リノベーションの費用感
工事内容費用感
比較的シンプルなリノベーション
(内装の変更が中心)
数百万円~
大規模なリノベーション
(インフラ整備や断熱、間取り変更なども含む)
1,000万円を超えることも多い
(内容によっては1,500万~2,000万円以上)
※ これらはあくまで一般的な目安です。実際の費用は、専門業者に見積もりを依頼して確認しましょう。

特に、もともと人が住むことを想定して作られていない倉庫の場合は、生活や営業に必要な電気・ガス・水道といったインフラ設備の整備や、快適な室温を保つための断熱工事などが必須になる場合が多く見られます。そのため、これが費用を左右する大きなポイントになります。

何にどれくらいかかるの?主な費用の内訳

それでは、具体的にどのようなことにお金がかかるのでしょうか?倉庫リノベーションの主な費用の内訳を見ていきましょう。これらの項目が、あなたのリノベーションプランによって色々と組み合わさり、総費用が決まってきます。

倉庫リノベーションにかかる費用の内訳
【1】設計・デザイン費

あなたの「こうしたい!」という夢を形にするための、設計図やデザインプランを作る費用です。リノベーション会社や設計事務所の担当者さんと、じっくり話し合って決めていきます。

【2】解体費用(必要な場合のみ)

もともとある壁や床、使わない古い設備などを取り壊したり、運び出したりする費用です。倉庫の状態によっては、あまり必要ない場合もあります。

【3】インフラ設備工事費

電気・ガス・水道など、生活やお店の運営に欠かせないライフラインを使えるようにする工事です。

電気工事照明をつけたり、便利な場所にコンセントを増やしたりするための工事
ガス工事キッチンなどの水まわりでお湯を使ったり、ガスコンロを設置したりするための工事
水道・給排水工事キッチンやお風呂、トイレといった水まわりを使えるようにするための、とても大切な工事。 特に倉庫の場合、これらのインフラが全く整っていないことも。その場合は、道路から敷地内へ引き込むところから始めるため、まとまった費用がかかる部分です。
【4】断熱工事費

夏は涼しく、冬は暖かく。快適な空間で過ごすためには、この断熱工事がとっても重要!壁や天井、床に専用の断熱材を入れたり、性能の良い窓に変えたりする費用です。しっかり行うことで、毎月の光熱費の節約にもつながります。

【5】構造補強工事費(必要な場合のみ)

建物が地震などの際に安全でいられるように、柱や梁を強くしたり、基礎を補修したりする工事です。特に古い倉庫や、壁を取り払って大きな空間を作りたい場合などに、専門家が判断して必要になることがあります。

【6】内装工事費

床材(フローリングやタイル、おしゃれなモルタル仕上げなど)、壁(壁紙を貼ったり、ペンキを塗ったり、板を張ったり)、天井の仕上げ、お部屋を仕切る壁の作成、ドアや窓の取り付けなど、空間の雰囲気を作り上げる工事です。選ぶ素材によって、印象も費用もガラッと変わります。

【7】外装工事費(必要な場合のみ)

外壁の塗り替えや新しい外壁材への変更、屋根の修理や塗装など、建物の外側をキレイにしたり、保護したりする工事です。見た目だけでなく、雨漏りを防いだりする大切な役割も。

【8】住宅設備費(または店舗設備費)

キッチンセット、ユニットバス、トイレ、洗面化粧台、エアコンなど、生活に必要な設備機器そのものの費用と、それを取り付ける工事費です。お店にする場合は、業務用の厨房機器やお客様用の特別な什器などもここに含まれます。どのようなグレードのものを選ぶかで、費用が大きく変わってきます。

【9】その他諸経費

工事全体の管理費や、建築確認申請などの法的な手続きに必要な費用、工事中に出るゴミ(廃材)の処理費用など、細々としていますが大切な経費です。

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倉庫をリノベーションするメリット

倉庫をリノベーションする場合は、一般住宅を購入してリフォームするより、費用を安く抑えられるなどのメリットがあります。ここでは、倉庫をリノベーションするメリットについて見ていきましょう。

【メリット1】費用が比較的安くすむ

倉庫リノベーションは、一般住宅のリノベーションに比べて費用を安く抑えられる傾向にあります。これは、倉庫の取得費用が普通の住居物件より安いことが理由として挙げられます。

また、空間に柱などがないことが多く解体費用が不要なため、工事費用も抑えられて、比較的安くリノベーションできるでしょう。ただし、古い倉庫の場合は、耐震強度を上げる工事が必要になるケースなどがあり、思わぬ出費があるため注意しましょう。

【メリット2】比較的自由な間取りを実現できる

倉庫内は広い空間になっており、自分好みの間取りにデザインできます。倉庫は荷物などを保管しておくため、仕切りなどがない物件がほとんどのためです。

また、天井も高いため、開放的な空間デザインが可能です。スケルトンリフォーム(建物の構造体だけを残して内装や設備をすべて解体し、間取りから新たに作り直す大規模なリフォーム)のような、大規模な工事も可能になります。

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倉庫をリノベーションするデメリット

倉庫をリノベーションするデメリットは、追加工事が必要になるケースがあることです。それは、倉庫をそのまま住居の間取りに変更しただけでは、快適には暮らせないためです。

間取り変更のみでは快適に暮らせない理由
  • インフラ整備が整っていない
  • 断熱性・防音性・通気性がない
  • 窓が少ない

間取り変更だけでなく、条件に合わせて追加工事が必要になり、費用がかさむことが多いため注意しましょう。

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古い倉庫を住居にリノベーションする際の注意点

古い倉庫も住居にリノベーションすることは可能ですが、いくつか注意点があります。安全に生活するために、ここで解説する注意点を把握しておきましょう。

【注意点1】建物によっては耐震補強が必要

1981年(昭和56年)6月1日より前に建築確認を受けた倉庫は、旧耐震基準で設計されており、現在の耐震基準を満たしていない可能性があるため、耐震補強工事が必要になるケースがあります。

1981年以前は耐震基準が古く、現在の耐震基準を満たしていないため、リノベーションの際に耐震補強工事が必要になるであろう倉庫も多く存在します。

このような理由から、倉庫のリノベーションを検討する際には、あらかじめ耐震診断を受けるのがおすすめです。一方で、耐震診断は費用がかかるため、予算にゆとりを持たせておきましょう。

【注意点2】事前にアスベスト含有の有無を確認する

古い倉庫には、アスベストを含んでいる素材が使われている可能性があり、事前に確認が必要です。特に、全面使用禁止になった2006年以前に建築された倉庫は、アスベストが使われているケースがあります。

アスベストは安価で、耐火性・断熱性・絶縁性・防音性に優れていたため、以前は建物の建築材料として使われていました。しかし、人体に悪影響を及ぼすことが判明したため、現在では使用禁止になっています。そして、アスベストを含んだ素材のある物件は、除去工事が必要です。

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倉庫をリノベーションする際に確認すべきポイント

倉庫を住居にリノベーションする際は、事前に行政手続きやインフラ等の確認が必要です。リノベーション契約後にあせらないように、確認すべきポイントを押さえておきましょう。

【ポイント1】用途変更の手続きの必要有無

倉庫から住居へなど建物の用途を変える際は、以下の条件を満たす場合に用途変更申請が必要です。

用途変更手続きが必要な条件

延床面積が200平方メートルを超える物件(建築基準法第87条、建築基準法施行令第137条の17)
※ 建物の安全性を保ち、周囲の環境との調和を図るために、一定規模以上の用途変更には法的な手続きが求められます。

また、工業専用地域内にある倉庫は、住居への用途変更できないため注意しましょう。用途変更の手続きの詳細を知りたい場合は、各自治体に問い合わせるとよいでしょう。

【ポイント2】リノベーションにおけるインフラ設備の必要有無

倉庫を住居にリノベーションする際は、インフラ設備工事が必要か、可能かも事前に確認しましょう。これは、インフラが整っていない場合、費用が大幅に変わるためです。

ほかにも断熱・防音・換気の追加工事なども必要になりそうかは確認しておくと予算を考えるうえで安心です。窓を新設したい場合も、制限がないかを確認しましょう。

【ポイント3】将来的なランニングコスト

倉庫を住居にリノベーションする場合は、税金やメンテナンス費用などの将来的なランニングコストを考えておきましょう。

倉庫のリノベーションによって建物の評価額が見直され、その結果固定資産税が変動する(多くは上昇する)可能性があります。なお、天井が高い倉庫の場合は、掃除やメンテナンス費用などが通常の住居より高額になる場合があるため注意が必要です。

リノベーション費用は安く抑えられても、その後にかかる費用が高くなる可能性があるため、将来的なランニングコストも考えておきましょう。

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【Q&A】倉庫のリノベーション費用に関するよくある質問

倉庫をカフェにリノベーションする際にかかる費用は?

倉庫をカフェにリノベーションする費用相場は、1,000万〜2,000万円が目安です。倉庫をカフェ以外の店舗や、オフィスなどにリノベーションすることも可能です。現在では、倉庫独自のデザインを活かした店舗などが増えてきています。

倉庫のリノベーションに活用できる補助金制度は?

倉庫から住居へのリノベーションに直接適用できる国の補助金制度は、現在のところ見当たりません。ただし、自治体によっては独自の支援制度(例:耐震化補助、省エネリフォーム補助など)が存在する場合もあるため、所在地の自治体に確認してみることをおすすめします。また、事業用のリノベーションであれば、別の補助金が活用できる可能性もあります。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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