団地リノベーションの費用相場とは?メリット・デメリットや事例も解説

古い団地でも、100万〜200万円台のリフォームや、250万〜800万円ほどのフルリノベーションで驚くほど快適に生まれ変わることをご存じですか?「団地って本当にキレイになるの?」「フルリフォームに踏み切って後悔しない?」と不安を抱える方は少なくありません。


そこで本記事では、団地リノベーションのメリット・デメリットから、実際のフルリノベーション費用の目安、おしゃれに再生された事例までやさしく解説します。注意点を押さえておけば、築古団地でも“想像以上の暮らし”が実現できます。

2025年12月16日更新

監修記事
リフォーム費用すぐわかる!

団地リノベーションの費用相場

郊外にある団地のイラスト

団地リノベーションの費用相場(2LDK〜3LDK)は、約100万〜800万円です。金額は「どこまで手を入れるか」「どんな設備を入れるか」で大きく変わります。

例えば、キッチンやお風呂をハイグレード仕様にしたり、配管や間取りを大幅に変更したりすると、1,000万円以上かかるケースもあります。

一方で、水回りの一部交換や、間仕切り壁を撤去・新設する程度の小規模なリノベーションなら250万円以下で収まることも可能です。

次の章では、工事内容ごとの具体的な費用目安を紹介します。

CASE🍔
フルリノベーションの場合
団地の一室をフルリフォームした。家族は4人。65㎡。少し手狭だが、リフォームした団地の室内でわきあいあいと過ごしている家族のイラスト

団地をフルリノベーションする場合の費用相場は、600万円~です。既存の壁や内装を撤去して、間取りや設備を一新できます。大規模なリフォームになるので、少なくない費用がかかることを把握しておきましょう。

CASE🍔
部分リノベーションの場合
和室→洋室をBefore→Afterで表したイラスト

水回り設備のリノベーションとあわせて、間取り変更や内装工事など、部分的なリノベーションを行う場合の費用相場は170〜500万円です

団地リノベーションでは、和室を洋室に変更したり、部屋数を減らして広々した間取りにしたりする事例が多く見られます。ライフスタイルの変化に伴い間取りや内装を変えたい場合にも、部分リノベーションは適しています。

CASE🍔
水回り設備のリノベーションの場合
水まわりリフォーム4点
工事内容費用相場
全体(キッチン/風呂/洗面/トイレ)120〜300万円
キッチン(システムキッチンの交換)42~150万円
キッチン(壁付けタイプから対面式へ交換)55〜200万円
風呂(ユニットバスの交換)65〜150万円
洗面所/洗面台10〜57万円
トイレ10〜55万円
水回り設備リノベーションの費用相場                   

水回り設備のみをリノベーションする場合の費用相場は、10~300万円です。どの設備をリノベーションするかで、具体的な費用相場は変化します。

複数の水回り設備が老朽化している場合は、個別に交換するよりもまとめて工事した方が費用を抑えられる傾向にあります。

CASE🍔
防音・断熱対策のリノベーションの場合
団地リフォームで、隣人への防音対策工事をしている施工中のイラスト
工事内容費用相場
内窓の取り付け8〜15万円(1か所)
断熱材の施工(天井・床下)4~8千円(平米あたり)
防音材の施工(壁の内側)12万円(6畳間の壁一面)
防音・断熱対策リノベーションの費用相場                   

防音・断熱対策のリノベーションにかかる費用相場は、4~15万円です。内窓の取り付けは防音・断熱の効果を併せ持っており、管理会社の許可も下りやすいのがメリットです。

断熱材や防音材の施工は、使用する素材のグレードによって費用が上下します。壁紙や床材が劣化している場合は、断熱材や防音材の施工時に内装リフォームも依頼すると良いでしょう。

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団地リノベーションの費用を抑えるコツ

大がかりな団地リノベーションを行う場合、予想以上に費用がかかってしまうケースもあるでしょう。団地リノベーションの費用を抑えるコツについて紹介します。

費用を抑えるコツ💰
補助金を活用する
リフォーム補助金

国や自治体では、リノベーションの際に受けられる補助金を設置しています。条件を満たしていれば誰でも受けられる補助金なので、積極的に利用すると良いでしょう。補助の対象となるのは、主に以下を目的としたリノベーションです。

  • 介護・バリアフリー化
  • 省エネ化
  • 断熱化
  • 耐震化

また、自治体によっては、このほかのリノベーションにも補助金を出している場合があります。補助制度の詳細については、国や自治体の公式ホームページで確認できます。

費用を抑えるコツ💰
減税制度を利用する
制度の種類概要
住宅ローン減税所得税を毎年のローン残高の0.7%、最大10年間控除。
リフォーム促進税制所得税控除または固定資産税減税が受けられる制度。
贈与税の非課税措置リフォーム資金の贈与に対して、一定額まで贈与税が非課税になる措置。
減税制度の種類と概要                                                 

団地リノベーションに適用される減税制度は、上記の通りです。住宅ローン減税は、住宅ローンを組んでリノベーションを行うときに利用できる減税制度です。リフォーム促進税制は、耐震化や省エネ化、バリアフリー化等を目的としたリノベーションに適用されます。

贈与税の非課税措置は、リノベーション費用を父母や祖父母に援助してもらう際に、贈与税の負担を減らせる制度です。減税制度の詳細については、国土交通省の公式ホームページで確認できま

費用を抑えるコツ💰
住宅ローン・リフォームローンを組む

団地リノベーションに必要な資金が手元にない場合は、ローンを組んで資金調達する方法があります。リノベーションで使えるのは、住宅ローンまたはリフォームローンです。リフォームローンは住宅ローンよりも借入可能額が少なく、基本的に担保なしで借入可能です。ただし、金利は住宅ローンよりも高めの傾向にあります。

住宅ローンはリフォームローンよりも借入可能額が多く、借入期間も長いのが特徴です。借入したい金額や期間にあわせて、適したローンを選びましょう。

費用を抑えるコツ💰
優先順位を決めてリノベーションする

予算内に収めるためには、優先順位を決めてリノベーションの計画を立てるのがポイントです。家族でリノベーションしたい箇所を話し合い、優先順位を決めておきましょう。業者との話し合いでも優先順位を踏まえて相談すれば、予算内で満足のいくプランを提案してもらいやすくなります。

費用を抑えるコツ💰
使える設備は残しておく
まだ使える設備があれば、そのまま残しておくとリノベーション費用を抑えることに繋がります

リノベーションする前に、既存の設備で使えるものはないか確認してみましょう。まだ使える設備があれば、そのまま残しておくとリノベーション費用を抑えることに繋がります。また、浮いた設備費用を、内装工事や防音・断熱工事に回すことも可能です。

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団地のリノベーション事例

実際に団地をリノベーションした事例について紹介します。費用や工期、リノベーション箇所を紹介しているので参考にしてみてください。

Before
費用約398万円
工事期間2か月
面積63㎡
施工範囲トイレ、キッチン、浴室、洗面所、壁、床、
廊下、和室、洋室、窓、玄関、
リビング、ダイニング

フルリノベーションで水回り設備・建具・床・壁を一新した事例です。もともとあった和室を洋室に変更し、間仕切りを壊して開放感のあるLDKを作りました(施工:LiveLabo)。

Before
費用約800万円
工事期間2か月
面積75㎡
施工範囲トイレ、キッチン、浴室、洗面所、壁、床、
廊下、洋室、窓、リビング、ダイニング

築50年以上の古い団地をおしゃれにリノベーションした事例です。間取り変更のできない家だったため、デザインにこだわってリノベーションしました。

造作洗面台を取り付けたり、内装を新しくしたりしています(施工:an cube)。

費用約499万円
工事期間2か月
面積60㎡
施工範囲トイレ、キッチン、浴室、洗面所、壁、床、
階段、廊下、和室、洋室

スケルトンリフォームで、間取り変更や水回り設備の交換を行った事例です。生活動線を意識し、暮らしやすい間取りを設計しました。既存の和室は洋室に変更し、明るく開放感のある空間になりました(施工:ReMore)

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Q&A 団地リノベーションについてよくある質問

団地リノベーションについてよくある質問を紹介します。

団地はリノベーションしても良い?

専有部分であれば、個人で団地リノベーションができます。

団地のフルリノベーションにはいくらかかる?

団地のフルリノベーションにかかる費用相場は、600万円~が目安です。

DIYで団地はリノベーションできる?

床にフロアシートを貼ったり、パーテーションを置いたりといった、簡単なリノベーションはDIYでできます。壁を壊して間取りを変えるなど大がかりなリノベーションは、専門の業者に依頼しましょう。

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団地リノベーションの進め方

団地リノベーションの進め方は以下の通りです。

STEP
業者を決める
リフォームをする時は相見積もりを3社はとりましょう

資料請求をしたり相談会に参加したりして、業者を比較検討しましょう。相談会では立地や資金計画、リノベーションの流れについて相談できます。

STEP
物件探し

リノベーションに適した中古物件を探します。気に入った物件が見つかったら、購入申し込みをしましょう。ローンを組む場合は、この時点で事前審査を申し込みます。

STEP
物件売買契約・プランニング

ローンの審査が通ったら、物件の売買契約を進めます。また、間取りや内装のイメージを業者に伝え、リノベーションのプランを立てましょう。

STEP
工事請負契約・施工開始

リノベーションのプランが決まったら、工事請負契約を締結します。近隣トラブルを防ぐためにも、着工前には近隣住民へ挨拶に行きましょう。着工の準備が済み次第、工事を進めていきます。

STEP
検査・引き渡し

工事が完了した後は、設備の検査や仕上がりの確認を行います。無事に検査が終了したら、引き渡しです。

リノベーション・フルリフォームの業者選びで後悔しないために

必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!

なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。

とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

マザーハウス 石田工務店

久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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