2024年07月12日更新

監修記事

70m2(平米)のマンションリフォーム!費用を抑えるコツも解説

70m2(平米)のマンションリフォームにかかる費用は、600〜1000万円が相場になります。設備グレード・コストパフォーマンスの良い素材の検討や、既存の間取りをいかすなどしてコストを抑え、理想のリフォームを実現させましょう。リフォームを検討する際は、かならず複数の業者から相見積もりをとり、価格を交渉することが大切です。綿密な計画を立てて、必要な申請は早めに済ませて補助金・助成金制度を活用するのも忘れないようにしましょう。

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70m2(平米)のマンションリフォームにかかる費用


施工:フレッシュハウス

70平米のマンションリフォームにかかる費用相場は、およそ980万円とされています。

中古マンションのリノベーションは、基本的に平米あたりの単価が決まっているリフォーム会社も少なくありません。

そのため、合計費用は物件の面積と単価を掛けて算出します。

このことから、マンションリフォームにかかる費用の合計は、70平米、80平米、90平米と建物の面積に比例して高額になる傾向があります。

【面積別】70m2(平米)のマンションリフォームにかかる費用


施工:フレッシュハウス

マンションリフォームの費用相場を面積別に整理すると、以下のとおりです。

面積リフォーム費用の相場
60m2約840万円
70m2約980万円
75m2約1,050万円
80m2約1,120万円
90m2約1,260万円
100m2約1,400万円
1平米あたり約14万円で試算
正確なリフォーム費用は、専門業者に問い合わせを!

上記のリフォーム費用は、リフォーム内容やお住まいの地域、工事を依頼する業者によっても費用が変動します。

そのため上記金額はあくまで目安とし、具体的な見積は専門業者に相談しましょう。

>>マンションリフォームの専門業者を探すなら

【リフォーム箇所別】70m2(平米)のマンションリフォームにかかる費用

70・80・90平米のリノベーション費用は?

リフォーム費用は、面積よりも選ぶ設備のグレードに左右されることも多くあります。

たとえば、対面型キッチンに変更したい場合、シンプルグレードとハイグレードを比較すると、50〜60万円の差が出てくることもあります。

目安として、リフォーム内容に対する金額相場をまとめましたので、参考にしましょう。

リフォーム箇所リフォーム内容費用相場
全体壁紙、床の張替え100~300万円
設備の交換、間取り変更300~500万円
大規模な間取り変更、設備の全面交換500~1,000万円
キッチン簡単なリニューアル(交換・修理程度)50~100万円
設備交換、配置変更100~200万円
間取り変更、システムキッチン導入など200~500万円
バスルームユニットバス交換、シャワー取り付けなど50~100万円
浴槽や壁、床の交換など100~200万円
広さ変更、豪華な設備を導入200~500万円
トイレ便器交換、簡単な内装変更10~30万円
便器交換、床・壁のリニューアルなど30~50万円
間取り変更、高機能便器の導入など50~100万円

>>マンションリノベーションの費用相場はこちら

マンションリフォーム(70m2)の施工事例を紹介

今回は、70m2(平米)のマンションリフォーム施工事例を3つ紹介します。

  1. 水まわりとキッチンをメインにおうち全体をリフォーム!
  2. 素材にこだわり、理想のカフェ空間を実現
  3. ライフスタイルに合わせた部分リフォームで快適空間を実現!

事例を参考に、費用を抑えて全体的にリフォームするか、ポイントを絞ってハイグレードなリフォームにするか検討しましょう。

【施工事例1】水まわりとキッチンをメインにおうち全体をリフォーム!

出典:マンションリフォーム/ノアテックリフォーム

建物タイプマンション
費用約685万円
面積75m2(平米)
施工期間45日
リフォーム箇所キッチン・台所、お風呂・浴室、洗面台・洗面所、壁紙・壁、床・フローリング、和室、窓、リビング、ダイニング
建物の構造RC(鉄筋コンクリート)
築年数30~40年未満
リフォーム内容間取り変更、スケルトンリフォーム・リノベーション、デザインリフォーム

水まわり設備の入れ替えを検討し、キッチンも収納を増やしたいというご要望です。それに対し、和室をウォークスルークローゼットに変更し、リビングの拡張・収納力の確保・洋室への通路を確保して空間を有効的にした事例です。

【施工事例2】素材にこだわり、理想のカフェ空間を実現!

建物タイプマンション
費用約550万円
面積76m2(平米)
施工期間1.5か月
リフォーム箇所トイレ、キッチン・台所、お風呂・浴室、洗面台・洗面所、壁紙・壁、床・フローリング、和室、洋室、リビング、ダイニング
建物の構造RC(鉄筋コンクリート)
築年数30~40年未満
リフォーム内容フルリフォーム、スケルトンリフォーム・リノベーション、中古マンションを買ってリフォーム、デザインリフォーム、収納リフォーム、自然素材リフォーム

新築では得られない、自分らしさのあるリノベーションを希望されていました。和室をダイニング空間に取り込むことで明るく開放的なLDKを実現し、ウォークスルークローゼットの設置で風と光の抜ける間取りにした事例です。

【施工事例3】ライフスタイルに合わせた部分リフォームで快適空間を実現!

建物タイプマンション
費用約877万円
面積73m2(平米)
施工期間2か月
リフォーム箇所キッチン・台所、壁紙・壁、床・フローリング、洋室、窓、玄関ドア・玄関、リビング、ダイニング
建物の構造RC(鉄筋コンクリート)
築年数30~40年
リフォーム内容間取り変更、部分リフォーム

玄関まわりに収納したいものが多かったため、ゆったりとスペースをとったシューズインクローゼットと納戸を設置しています。住み慣れたおうちをライフスタイルに合わせたリフォーム事例です。

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マンションのリフォーム費用を抑えるポイント


施工:フレッシュハウス

ここでは、マンションのリフォーム費用を抑えるポイントについて解説します。

  • 事前の情報収集
  • 設備やグレードの検討
  • 工事時期の調整

など、綿密に計画を立てて、材料や工事の人件費などに注目しましょう。

【ポイント1】現在の間取りを最大限にいかす

マンションのリフォーム費用を抑えるポイントとしてまず注目したいのが、現在の間取りや設備を活かし、リフォーム箇所を最小限にすることです。

部屋の増減は、壁の追加・撤去だけで済むので1週間もかからず工事が終わります。

しかし、住宅全体のバランスを調整して間取りを変更したい場合は、スケルトンリフォームに近い作業が必要になるため、工期が長く、費用も高額になります。

また、基本の間取りを変更しなければ、配管や配線の位置変更が不要になるため、リフォーム費用を抑えるのに有効です。

【ポイント2】商品のグレードを下げる・コスパの良い素材を選ぶ

品質やデザインのバランスを考え、商品グレードとコストパフォーマンスの良い素材を選ぶことも忘れてはいけません。

たとえば、バスルームは既製品のユニットバスを選んだり、浴槽の素材をアクリル製やFRP(繊維強化プラスチック)製の浴槽に変更したりすると、保湿性・耐久性を保ったうえで低価格に抑えられます。

また、壁紙は全体を高価な壁紙で覆うのではなく、1面をアクセントウォールにするとコストを抑えて、デザイン性を高められます。

しかし、コストを抑えることばかり考えすぎてしまうと、低品質・耐久性やメンテナンス性のない素材を選ぶ恐れがあるので注意が必要です。

【ポイント3】複数の業者から相見積りをとる

リフォーム費用を抑えるには、リフォームの業者間で競争意識をもたせるのも大事なポイント。

つまり私たちがやるべきことは、業者間で価格競争をさせるために複数の業者から相見積もりをとることです。

不当な価格設定を回避し、低品質なサービスを提供するリフォーム業者と契約しないよう気をつけましょう。

なお、複数の業者から相見積もりをとった際に、比較すべきポイントは以下のとおりです。

  • 価格
  • サービス内容
  • 工期
  • 施工内容
  • 業者の信頼性

満足のいくリフォームを実現するには、リスクを最小限に抑えることが大切です。

【ポイント4】補助金・助成金を利用する

住宅リフォーム工事費用の一部を、国や地方自治体が補助または助成してくれる制度を利用することも視野にいれましょう。

なお、地域や自治体ごとに提供される補助金・助成金は異なるため、事前に情報収集して適切な手続きが欠かせません。

マンションリフォームで利用できる補助金制度は、以下のとおりです。

補助金制度最大補助金額
子育てエコホーム支援事業60万円
先進的窓リノベ事業200万円
給湯省エネ事業30万円
既存住宅における断熱リフォーム支援事業120万円
次世代省エネ建材の実証支援事業400万円
長期優良住宅化リフォーム推進事業210万円
介護・バリアフリーリフォーム補助金18万円
自治体のリフォーム関連助成金制度により異なる

またマンションリフォームの業者選びでは、このような補助金制度に精通している業者を選ぶことも重要なので、頭にいれておきましょう。

>>【2024年度】補助金・助成金制度の詳細はこちら

【ポイント5】工事のタイミングを工夫し、不要な変更を避ける

5つ目は、年度末など施工業者が不足する時期を回避して、できるだけ施工費用を抑えたり、事前に綿密な計画を立ててデザインや装飾に過度な費用をかけず、機能性と耐久性を優先して検討したりすることです。

特に、途中変更が多いと追加費用が発生するため、信頼できるリフォーム業者と協力して効率的にリフォームプランを立てましょう。

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築30年(70m2)のマンションで必要なリフォーム費用の内訳

築30年、70m2(平米)のマンションで必要なリフォームの費用は、400〜600万円が相場になります。

しかし、リフォーム範囲やグレードによっては300〜1,000万円ほどの費用の幅があるため、予算に合ったリフォームの優先順位を決めていきましょう。

リフォーム箇所リフォーム内容費用相場
内装床材の張替え10~30万円
壁紙の張替え10~20万円
天井の張替え5~10万円
キッチンシステムキッチンの交換50~200万円
キッチン壁材の張替え5~15万円
浴室ユニットバスの交換50~120万円
浴室壁材の張替え10~20万円
トイレ便器の交換10~30万円
トイレの壁材・床材の張替え5~10万円
洗面所洗面台の交換10~30万円
洗面所の壁材・床材の張替え5~10万円
電気・給排水設備照明交換5~15万円
コンセント・スイッチの交換5~15万円
水道管・排水管の交換20~40万円
ガス管の交換10~20万円
ドア・窓ドア交換5~15万円
窓交換10~30万円
間取り変更簡単な壁撤去20~30万円
仕切り壁の設置5~25万円
2部屋を1部屋にして床の張替え50~300万円
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70m2(平米)のマンションリフォームに関するよくある質問

70m2(平米)のマンションってどれくらいの広さですか?

70m2のマンションは、約43畳(1畳は約1.62m2)で3LDK〜4LDKくらいの広さになります。

70m2(平米)のマンションは300万でフルリフォームできる?

フルリフォームの相場は、1m2あたり10〜15万円程になりますので、70m2のマンションの場合は約700〜1,000万円の予算が必要です。

予算300万円でリフォームする場合は、リフォーム内容を工夫し、優先順位をつけるのが良いでしょう。

その他の面積のマンションリフォームをご検討中の方はこちら!
70m2(平米)のマンションリフォームだと工期はどれくらいかかる?

工期については、リフォーム内容と規模によって大きく異なりますが、目安は2週間から3か月程度が一般的です。

また、人気のあるリフォーム業者や繁忙期の場合は、工事時期の調整が必要になるケースも。

できるだけスムーズにリフォームを進めるためには、早めに申請などの必要な手続きを済ませておきましょう。

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本記事のリノベーション(フルリフォーム)は一例で、「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって大きく異なります。複数社の見積もりを「比較」することが重要です!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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