目次
出窓のリフォームにかかる費用の内訳
出窓のリフォームには、次のような項目に費用がかかります。
(1)出窓
(2)二重窓(ペアガラス)
(3)二重サッシ
(4)工賃
(5)廃材処分費
(6)交通費や養生費など諸経費
出窓の価格の相場は約20万~40万円です。デザインや素材によっては50万円以上のものもあります。遮熱性を高めたい場合は、アルミ製のものを選びましょう。
二重サッシと二重窓を導入することで遮熱性を高める
出窓の手前に二重サッシを導入することで、遮熱性を高めることができます。遮熱性を高めたい場合は、アルミ製の二重サッシを選びましょう。
また、セットで導入する二重窓(ペアガラス)の種類によっては、さらに遮熱性を高めることができます。
二重窓(ペアガラス)のグレードにより費用が変動します。約5000円~約2万円が価格の相場です。
防音や防犯、遮熱など、さまざまな種類の二重窓(ペアガラス)がありますが、すべての機能を持つガラスは存在しません。最も欲しい機能を備えたものを選びましょう。
工賃と廃材処分費の相場
工賃の相場は約4万~5万円です。工賃が著しく安い場合は、商品価格に含まれていると考えてよいでしょう。
二重サッシ、二重窓(ペアガラス)を導入する場合は、プラス約2万~3万円の工賃がかかります。
出窓のリフォームの際には、既存の窓を取り外す必要があります。それらを処分するためにかかる費用が廃材処分費です。廃材処分費の相場は約1万~2万円です。
約1000~3000円で引き取ってもらえる場合もあります。樹脂製のサッシの場合は、燃えないゴミとして自治体に回収してもらえる可能性があります。
廃材処分費が高い場合は、廃品回収業者に処理を依頼してもよいでしょう。約3000~5000円で回収してもらえます。
キッチン・台所の出窓のリフォームにかかる費用
キッチンには小型の窓が取り付けられていることが一般的で、それを利用して出窓を取り付ける場合は、約10万~15万円のものを使用します。この場合にかかる工賃は約5万~10万円です。リフォーム業者により工賃が大きく異なるため、複数の業者に見積もりを依頼することをおすすめします。
出窓を取り付ける部分が損傷していたり腐食していたりすることがあります。その場合は補修をしてから出窓を取り付けます。補修にかかる費用の相場は約1万~2万円ですが、範囲が広い場合は5万円以上もの費用がかかることもあります。
既存の窓よりも大きい出窓を取り付ける場合にかかる費用
大きい出窓の価格の相場は約20万~40万円です。既存の窓よりも大きい出窓を台所に取り付けるためには、壁に穴を開けて拡張工事をしなければなりません。出窓の大きさにもよりますが、約40万~70万円の費用がかかります。
住宅の構造の都合上、拡張工事ができない場合があります。拡張工事ができたとしても、耐震性や防音性に支障をきたす恐れがあるため、集合住宅の場合は事前に管理者へ問い合わせる必要があります。
キッチン・台所の出窓に二重窓を設置する必要性と価格の相場
キッチンの出窓の手前にサッシと窓を設置することで、気密性を高めることができます。結露対策や防音対策などになるため、リビングや寝室などに出窓を設置する際に導入する方が多いです。
キッチンの場合は防音性は必要ありませんが、冷暖房がついていないと、出窓を作ることで夏は暑く冬は寒い空間になってしまいます。
気密性を高めるために、二重窓を導入することをおすすめします。サッシは約2万~5万円、窓ガラスは約5000円~3万円が価格の相場です。
遮熱性を高めて外気温の影響を避けたいのであれば、アルミ製のサッシを選びましょう。アルミ製のサッシは比較的高額ですが、耐久性が高く長持ちするメリットがあります。
キッチンに出窓を設置したことにより発生した廃材は、リフォーム業者に処分してもらいましょう。廃材処分費は約1万~2万円が相場ですが、壁に穴を空けて出窓を作った場合は約3万~4万円かかると考えておきましょう。
キッチンの出窓をステンレスに変更する場合
キッチンの出窓はさまざまな種類がありますが、その中でもステンレスの出窓は人気があるリフォームの一つです。出窓をステンレスに変える方法やメリットなどを紹介します。
出窓の種類
出窓と一口に言っても色々な形があります。例えば張り出し部分が台形、角型になっているタイプはスタンダードと言われており、スペースの少ない住宅では三角タイプが良く採用されていることが多いです。この三角タイプはトイレや洗面台で使用されることもあります。
他にもハーフ出窓や、日当たりを重視したい人向けのトップライトタイプといった具合に、ひとくちに出窓といってもいくつも種類があります。リフォームをする際には自分の家にあった形と自分の希望する形を刷り合わせていく事が重要です。
費用
費用についてですが、出窓本体は10万~50万円、工賃が5万~10万円、解体費用やその他諸費用が10万~20万円程度が目安になってきます。
システムキッチン一式でリフォームを行う場合や一部でのみ終わらせる場合など、リフォームの範囲や出窓の種類によっても変わってきますので、一度業者と打ち合わせの上で費用を算出してもらいましょう。
特に材質をステンレスに変えることによって材料費も上がる可能性が高いので、しっかりと見積もりをとったうえで検討する事が大切です。
メリット
出窓にステンレスを使用することによるメリットは色々とありますが、よく言われるのがサビにくく耐久性に優れている点です。
これはステンレス全般に言われる事ですが、ステンレスは衝撃にも熱にも強く、サビにくい材料ですのでキッチンに向いています。
次に掃除のしやすさです。ステンレスは前述のようにサビにくく、汚れが浸み込みにくい性質を持っているため、雑巾やスポンジで拭けば簡単に汚れが落ちます。
また、臭いがつきにくい性質もあるので清潔感を保ちたいキッチンに向いている素材です。
更にステンレスの魅力の一つとしてデザイン性が挙げられます。ステンレスで仕上げる事によりキッチンに清潔感と高級感が出るため、キッチンの出窓で使用する人も多くいます。
注意点(デメリット)
ステンレスを使用する上で最も気をつけたいのは傷です。衝撃や熱には強いステンレスですが、一度キズが入ってしまうとそこに汚れが入り込み付着しやすくなってしまいます。
さらにサビの温床にもなりますので気をつけましょう。心配な方は傷が入りにくい仕上げ加工を選んで事前に対策していくとよいでしょう。
もう一つ、ステンレスといえど経年劣化により光沢が徐々に失われてしまいます。この変化を楽しめる人には問題ない点ですが、そこが目に付くという人はお手入れをして対策していくといいでしょう。
キッチンの出窓に収納を増やすためのリフォームやかかる費用は?
キッチンの出窓は有効活用しやすいスペースです。出窓を利用した収納の増やす方法や費用、注意点を紹介していきます。
棚やラックを取り付ける
出窓のスペースに合わせて棚を置きそこに食器や調理道具を収納する方法です。この方法は1番メジャーですし、手軽にできるでしょう。
出窓に合わせた棚を買ってきて設置するだけでも十分ですが、安定のいいものを置かないとバランスの悪い場合がありますので注意しましょう。
出窓のサイズにあわせたものを業者に用意してもらえば確実に有効活用できますので、可能であれば相談しましょう。オーダーメイドで作成したら費用は高くなる傾向がありますが、数万円程度で可能だと思われます。
出窓の下に棚を取り付ける
こちらは出窓とキッチンの天板の間にスペースがある場合のみですが、出窓の下に棚を取り付けて収納スペースとする方法があります。こちらはDIYでは難しく業者に依頼することになりますので、出窓のリフォームの際にあわせて依頼するのがいいでしょう。
費用もキッチンや出窓のリフォームの際に同時に行えば5万~15万ぐらいですが、単体で行う場合は周りの壁をリフォームしなければならないなど色々問題が出てくることもありますので、しっかり業者と打ち合わせる事が必要です。
注意点
出窓に収納スペースを増やす事によりキッチンは便利になりますが、注意点(デメリット)も存在します。
例えば棚を設置した場合、地震対策はしっかりと行う必要があります。棚に食器や調理器具を置く事により地震のときに倒れるとキッチンで作業している人に危険が及びます。設置する際には地震対策はしっかりとりましょう。
次に明るさの問題があります。出窓の1番の目的は光を取り込むことにあります。棚やラックを設置する事により光を遮ってしまい、手元が暗く感じる事があるかもしれません。設置する前に一度、電気だけで暗くないか等を検討しておきましょう。
キッチンの出窓リフォームで気を付けるポイントは?
キッチンに出窓を付ける事でメリットはたくさんあることをご紹介してきました。ここからは出窓リフォームで気をつけたほうがよいことを紹介していきます。
窓を付ける上での注意点
窓を付ける上で、まずは設置した先になにがあるのか?何が見えるのか?を確認しておきましょう。例えば道路や隣の家に面しているといった外からの視線が気にならないか、または大きな建物がないかを確認する必要があります。
他にも、出窓を取り付けることにより日当たりが良くなり過ぎるという可能性もあります。
あまりにも直接日が当たると作業者や設備にも影響がありますので、取り付ける場所には注意をしましょう。その上で出窓を取り付けるメリットが得られる環境かどうかを確認する事が重要です。
キッチンタイプを確認する
キッチンのタイプによって出窓を付けるメリットは変わってきます。まずは自宅のキッチンのタイプを確認しましょう。
例えば壁付タイプや対面タイプであれば、出窓を取り付けることによって開放感が生まれたり光を取り入れることができます。ただし対面タイプの場合、出窓が背面に来る場合があり、出窓の場所によっては作業者の手元が暗くなりますので注意しましょう。
他にもオープンタイプなら出窓リフォームをしなくても開放感を得られるといった事もあります。キッチンタイプによって出窓を付けるメリット・デメリットがあるので、事前の確認はしっかりしましょう。
結露に注意する
出窓を付けると結露が発生することがあります。結露はメンテナンス上もよくないので、予め結露が発生しやすい環境か設置前に確認をしておきましょう。
結露が発生する場合は二重窓に変えるなど結露の対策もとることができるので、そちらも併せて検討するとよいでしょう。
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