目次
窓リフォームの費用相場
窓のリフォームにかかる費用は、0.5万〜50万円が目安です。ただし、リフォームの方法や製品のグレードなどによって費用が大きく変動する点に注意しましょう。

2階以上の窓リフォームでは足場の設置が必要となるため、その分の費用も視野に入れておきましょう。
【1】窓の交換
窓の交換(はつり工法)は、既存の窓枠ごと新しいものに交換する方法です。費用は10万〜50万円が目安で、窓のサイズによって変動します。

別途、外壁や内装の補修費用が必要です。詳細は、業者の見積もりで確認しましょう。
【2】カバー工法
窓のカバー工法は、既存の窓枠を撤去せずに新しい窓枠をかぶせるリフォーム方法です。費用相場は10万〜40万円が目安で、窓のサイズによって変動します。

カバー工法の最大のメリットは、既存の窓枠や壁を壊さないため、はつり工法で発生する高額な外装・内装工事費用が不要な点です。また、解体が不要なため工期も短く、作業費も抑えられます。
【3】窓ガラスの交換
窓ガラスの交換は、既存の窓枠はそのままに、ガラスだけを新しいものに交換する方法です。費用相場は2万〜20万円が目安ですが、ガラスの種類によって費用が大きく異なります。

【4】内窓(二重窓)の設置
内窓(二重窓)の設置は、既存窓の内側にもう1つ新しい窓を取り付ける方法です。窓を二重にすることで、断熱性や防音性の向上などさまざまな効果が期待できます。

内窓(二重窓)の設置にかかる費用は4万〜20万円が目安で、ガラスの種類や窓の大きさによって費用は変動します。
既存の窓枠に歪みがある場合など事前の調整が必要な場合は、窓枠の調整で追加費用が発生するかもしれません。調整が必要であるかは、業者に現地を見てもらった上で判断してもらいましょう。
【5】シャッター・雨戸の後付け
窓にシャッターや雨戸を後付けすることで、防犯性・防災性・遮熱性・防音性を高める効果が期待できます。費用は5万〜50万円が目安です。ただし、手動と電動のどちらを選ぶかによって費用が大きく変動します。

電動シャッターを後付けする場合、電源を確保するための電気工事に費用が発生します。電気工事にかかる費用は、1万〜3万円が目安です。

配線が見えないように壁の中を通す場合や、屋外の配線工事が必要な場合は、追加料金が発生する点にも注意しましょう。
【6】窓の撤去・新設・増設
窓の撤去・新設・増設は既存の壁を壊す必要があるため、ほかの窓リフォームに比べて費用が高く、大がかりな工事になります。費用は10万〜50万円が目安で、窓のサイズや種類などによって大きく変動します。

窓の増設が建物の構造に影響する場合、建築基準法に基づき、役所への建築確認申請が必要な場合もあります。この場合、建築確認申請に関する作業費や申請料が別途発生する点に注意しましょう。建築確認申請にかかる費用は、12万〜15万円が目安です。

【7】窓枠の塗装・補修
窓枠の塗装や補修は、ほかの窓リフォームに比べて費用が安価で、手軽に行えるのが魅力です。主に、窓枠の劣化や腐食、見た目の改善を目的とされます。費用は、0.5万〜5万円が目安です。ただし、窓枠の素材や補修内容・範囲によって費用は変動します。

窓枠の塗装や補修は、1箇所のみを依頼すると出張費や諸経費の割合が高くなるため、割高になる可能性もあります。そのため、複数箇所で窓枠の塗装や補修を検討している場合は、まとめて依頼した方が費用の総額を抑えられます。
窓リフォームの施工事例
ここでは、「ハピすむ」の加盟業者が、実際に窓のリフォームをした事例を3つご紹介します。実際にかかった工事価格も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
【事例1】窓リノベ補助金を活用して内窓を設置
| 住宅の種類 | 一戸建て |
| リフォーム費用 | 約10万円 |
| 施工期間 | 1日 |
| リフォーム内容 | 内窓 |
| 採用メーカー (製品名) | LIXIL (インプラス) |
| 建物構造 | 木造 |
| 築年数 | 20~30年未満 |
| テーマ | 省エネリフォーム |
光熱費の削減と断熱性を高めるために、窓リノベ補助金を活用して、10万円程度でリフォームした事例です。夏場のエアコンの効きが違うだけでなく、外の音も聞こえにくくなるなど、防音性も高まりました。
【事例2】電車の騒音を軽減するために内窓を設置
| 住宅の種類 | マンション |
| リフォーム費用 | 約16万円 |
| 施工期間 | 半日 |
| リフォーム内容 | 内窓 |
| 採用メーカー (製品名) | LIXIL (インプラス:PGグリーン) |
| 建物構造 | 木造 |
| テーマ | 省エネリフォーム |
中古マンションを購入したものの、線路沿いのために電車の騒音が気になり、内窓リフォームにふみ切った事例です。ストレスだった電車の騒音を軽減できたうえ、結露も改善できました。
【事例3】キッチンリフォームとともに窓を交換
| 住宅の種類 | 一戸建て |
| リフォーム費用 | 約230万円 |
| 施工期間 | 5日 |
| リフォーム内容 | 窓(カバー工法) キッチン 床 |
| 採用メーカー (製品名) | 【窓】YKKAP(マドリモ) 【キッチン】クリナップ(ラクエラ) |
| 建物構造 | 木造 |
| テーマ | 断熱リフォーム 設備交換リフォーム 部分リフォーム |
キッチンの窓は、内窓で二重にするのではなく、既存の窓枠に新しい窓の枠を被せて取り付ける「カバー工法」を採用しました。カバー工法でリフォームしたので、外壁を傷めずに窓を交換できました。
【お悩み別】窓のおすすめリフォームと費用相場
窓に関して、以下のような悩みを抱えていませんか?

これらの悩みは、それぞれ最適なリフォームの方法が異なります。ここではこのような窓の悩みごとに、おすすめしたいリフォームの方法とそのリフォームの費用相場について解説します。
【ケース1】夏暑く冬寒い環境にストレスを感じる
窓は、家の中で最も熱の出入りが多い場所です。冬は暖房で温めた熱の約58%、夏は冷房で冷やした空気を温める熱の約73%が窓から出入りします。
窓の断熱性を大幅に向上させるには、断熱性の高い窓への交換などのリフォーム方法が有効です。

【ケース2】強い日差しの影響で室内が暑い
夏に窓から差し込む強い日差しは、室温を急激に上昇させ、エアコンの効きを悪くします。
「Low-E複層ガラス」への交換など、窓の遮熱対策が有効です。Low-E複層ガラスは特殊な金属膜で日射熱を反射するため、冷房効率が上がり、涼しく快適な室内環境を実現できます。

【ケース3】窓の結露でカビが発生している
窓の結露は、室内の温かく湿った空気が外気で冷やされた窓ガラスに触れることで、水滴に変わる現象です。
結露を放置すると、窓枠や壁にカビやダニが繁殖し、健康被害につながります。結露対策には、窓の交換や内窓の設置で断熱性を高め、室内と窓の表面温度の差をなくすことが効果的です。

【ケース4】冷暖房費が高い
冷暖房費が高いのは、窓の断熱性の低さが原因かもしれません。窓は家の中で最も熱の出入りが多い場所であるため、窓の断熱性を上げることで、冷房や暖房で快適にした室温を保ちやすくなるでしょう。
LIXILの公表しているデータによると、窓を断熱性の高い製品に交換した場合、年間で19%の冷暖房費が節約できることもわかっています。
窓の断熱性の向上に効果的なリフォーム方法は、窓の交換などです。ただし、窓のグレードなどによって得られる効果が異なります。そのため、必ず業者に相談して、窓のリフォーム方法や採用する製品を決定することが重要です。

【ケース5】外からの騒音でリラックスできない
窓の遮音性を向上させるには、内窓の設置や防音ガラスへの交換が有効です。

内窓を設置すると騒音レベルが15dB軽減され、図書館のような静かさ(40dB)を実現できます。
【ケース6】窓から侵入されないか不安
警察庁のデータによると、空き巣の侵入経路は窓が最も多く、全体の約5割を占めます。そのため、窓の防犯性を高めることは、ご家族の安全を守る上で非常に重要です。

窓の防犯性を高めるには、防犯ガラスへの交換などが有効です。

窓リフォームの費用を抑えるコツ

特に効果的なのは「内窓の設置やカバー工法の検討」と「複数の窓をまとめてリフォーム」です。
内窓やカバー工法は外壁を壊さないため、解体・撤去費用が不要で工期も短くなります。また、複数箇所をまとめて依頼すれば、職人の手配回数や材料費を削減できます。
補助金制度や減税制度も忘れずに活用しましょう。詳しくは、専門業者や税務署に事前確認を。
【2026年度】補助金・助成金制度が活用できる窓リフォームの事例
2026年(令和8年度)に窓リフォームで活用できる補助金・助成金制度は、以下の通りです。

たとえば「先進的窓リノベ2026事業」を活用することで、窓リフォーム費用の大部分を補助金でカバーできます。

ただし、2026年度は補助上限額が1戸あたり最大100万円に変更されている点や、内窓の製品グレード要件が厳格化(Aグレード対象外の見込み)されている点に注意が必要です。
窓リフォームでよくある失敗とその対策

特に注意したいのは「追加料金の発生」です。契約前の現地調査が不十分だと、隠れた劣化が見つかって思わぬ追加費用がかかります。事前調査を行った上で見積もりをもらい、工事の詳細を書面で確認しましょう。
また「サッシの結露」を防ぐには、ガラスだけでなくサッシも樹脂製や複合サッシを選ぶことが重要です。内窓のDIYは古い建物では窓枠の歪みで失敗しやすいため、プロに依頼することをおすすめします。
【注意】窓リフォームで後悔しないためのポイント

最も重要なのは「部屋の窓すべてをリフォームする」ことです。1つの窓だけを高性能にすると、ほかの窓から熱が逃げたり、結露が移動したりします。また、窓の選び方は方角によっても異なるため(西向きは高遮熱タイプ、北向きは断熱タイプなど)、必ず専門家のアドバイスを受けましょう。
マンションの場合は、管理組合の規約で外観に影響するリフォームが制限されているケースが多いため、契約前に必ず確認してください。
窓リフォームを依頼する業者の選ぶ際のポイント

最も重要なのは「窓リフォームの実績が豊富か」と「補助金申請の登録事業者か」の2点です。実績が豊富な業者はさまざまなケースに対応できるため、最適な提案と精度の高い施工が期待できます。業者のウェブサイトで施工事例をチェックしましょう。
また「先進的窓リノベ2026事業」などの補助金は、登録事業者でないと申請できません。契約前に必ず確認してください。保証やアフターサービスの内容も、書面で確認しておくと安心です。
【Q&A】窓リフォームの費用に関するよくある質問
- 窓のリフォームにかかる工事期間はどれくらい?
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工事に必要な期間は、サッシの交換は2~3日、カバー工法や内窓設置は半日程度、ガラス交換は2時間程度です。契約から工事の着工までは、サッシや窓の種類などによって異なります。即日交換できるものもあれば、特注のため2週間程度必要になるものもあります。
- 窓の種類別の費用はどれくらい?
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引き違い窓は3~50万、上下開閉窓は5万〜20万円です。なお、その他の種類や素材別の細かい費用については、下記の記事で詳しく解説しています。
あわせて読みたい - 窓のリフォームには足場代が必要?
-
部屋から工事できる内窓やガラス交換には必要ありませんが、2階以上のサッシの交換やシャッターなどの設置には必要です。
あわせて読みたい - 窓をリフォームするメリット・デメリットは?
-
窓をリフォームするメリット・デメリットは、以下の通りです。




























