壁に窓を作る費用はいくら?窓増設リフォームを徹底解説!

壁に窓を作る費用はいくら?窓増設リフォームを徹底解説!のアイキャッチ画像。窓が後付けされ光が差し込む家のイラストと、リフォーム費用について話す男女のイラスト。

窓の数が多いと、日光を効率よく取り入れることができます。後付けでも増設できるので、部屋に日光が余り射し込まない場合は検討してください。グレードによって総費用が大きく変動します。
今回は、後付けや増設リフォームにかかる費用の相場について解説します。

2026年02月09日更新

監修記事
リフォーム費用すぐわかる!

【サイズ別】窓の増設リフォームの費用相場

窓の増設リフォームの費用相場は、10万~50万円です。

窓増設リフォームの費用は、設置する窓のサイズによって大きく変動します。小窓なら10万円台から対応できますが、掃き出し窓のような大型窓では40万円以上かかるケースもあります。以下の図で、窓のサイズごとの詳しい費用相場を確認しましょう。

窓サイズ別 増設リフォーム費用を示すインフォグラフィック。4つのセクションに分かれ、イラストと共に各窓のサイズと費用目安が記載されています。 左上:小窓(~W900mm×~H900mm)、費用10~15万円。小さな正方形の窓とそれを指差す人物のイラスト。 右上:腰窓(W900mm~×H1,200mm~)、費用30~40万円。腰高の窓から外を眺める人物のイラスト。 左下:掃き出し窓(W1,700mm~×H1,800mm~)、費用35~45万円。大きな掃き出し窓のそばに立つ家族のイラスト。 右下:天窓(W400mm~×H400mm~)、費用30~50万円。屋根に設置された天窓を見上げる人物のイラスト。 全体的にフラットなベクターイラストで、背景は白、文字色は緑とオレンジ、アクセントカラーに黄色や紫が使われた、クリーンでフレンドリーなデザインです。
【窓サイズ別】増設リフォーム費用
費用の内訳と別途費用
  • 上記費用には、窓の本体価格と工事費用が含まれています
  • 上記費用のほかに、実際の工事では廃材処分費や運搬費などがかかります

たとえば、キッチンやトイレに明かりとり窓を設置する場合は小窓(10〜15万円)で十分対応できますが、リビングに大きな採光を確保したい場合は腰窓(30〜40万円)や掃き出し窓が適しています。天窓は壁面の窓より採光効果が高い一方、屋根への設置工事が必要なため費用が高めになります(30〜50万円)。費用の内訳は、窓の本体価格と工事費用です。

このように、窓サッシのグレードが上がると、窓の本体価格に伴い費用がかかります。それに加えて窓のサイズが大きくなれば、工事面積が広がるため費用が高額になります。

また、窓を増設する場所に断熱材が入っている場合、工事費用に差が出る場合があります。これは、補修をして隙間のない状態に戻す工程が必要なことが理由として挙げられます。

2階に窓を増設する場合

2階に窓を増設する場合は、1階とは異なり仮設足場が必要になるため、リフォーム費用が追加でかかります。仮設足場の費用は窓の数や設置場所によって大きく変動するため、事前に確認しておくことが大切です。以下の図で、仮設足場の費用相場と、部分足場と全体足場の違いを確認しましょう。

2階窓増設時の仮設足場費用を示すインフォグラフィック。左側に大きく「仮設足場 600~1,000円/㎡」と費用目安が記載されています。右側は上下に分かれ、上段には「部分足場 窓1つの場合」として、家の2階の窓1か所のみに足場が組まれたイラストがあります。下段には「全体足場 複数窓・異なる外壁面の場合」として、家の周囲全体に足場が組まれたイラストが描かれ、それぞれの状況を視覚的に比較しています。全体的にフラットなベクターイラストで、背景は白、文字色は緑とオレンジ、アクセントカラーに黄色や紫が使われた、クリーンでフレンドリーなデザインです。
2階窓増設の追加費用

一般的な戸建て住宅における仮設足場の費用相場は、600~1,000円(㎡)です。2階の外壁に窓を作る場合には、前述の費用相場のほかに仮設足場の費用も頭に入れておきましょう。

なお、仮設足場の費用は増設する窓の数や増設する場所によっても大きく異なります。たとえば、窓を1つ増設するなら部分足場で対応可能です。しかし、複数の窓を増設したり、異なる方角の外壁面に窓を増設したりする場合は建物全体に仮設足場を設置しなければなりません。

また、近隣の状況や建物の立地条件などによっては安全対策のため別途費用がかかる場合もあります。このような予想外の出費に慌てないためにも、2階に窓を増設する際は、リフォーム予算に余裕を持たせることを心がけましょう。

リフォーム費用すぐわかる!

窓の増設にかかる費用を抑えるコツは?

窓の増設にかかる費用を抑えるには、窓サッシのグレード選択、適切なサイズの検討、補助金の活用という3つのコツがあります。これらのポイントを押さえることで、窓増設リフォームの費用を大幅に削減できるケースもあります。以下の図で、具体的な費用削減の方法を確認してみましょう。

3つのパネルで構成された、窓リフォームの費用を抑えるコツを示すインフォグラフィック。 左のパネルは「コツ1: 窓サッシのグレードを下げる」。高性能窓が通常の窓の「2倍以上」であることを示し、通常の窓を選ぶ男性のイラストがあります。テキストは「高性能窓は通常の2倍以上」。 中央のパネルは「コツ2: 適切なサイズの窓を選ぶ」。壁の高い位置にある小さな窓から光が差し込み、床で本を読む人物を照らしているイラストがあります。テキストは「小窓でも配置で採光◎」。 右のパネルは「コツ3: 補助金・助成金を使う」。申請書類とお金の袋を持つ男性と、背景に役所の建物のイラストがあります。テキストは「賢く活用してお得に」。 全体的に緑色を基調とした親しみやすいイラストで、各パネルは矢印で繋がっています。
費用を抑える3つのコツ

窓の増設リフォームの費用を抑えるコツを3つご紹介します。それぞれのコツを組み合わせることで、より効果的なコストダウンが期待できます。

【コツ1】窓サッシのグレードを下げる

窓サッシはメーカーごとにグレードが設定されているものが多く、このグレードを下げることでリフォームにかかる費用を抑えられます。グレードによって窓サッシの価格がちがうのは、窓サッシに使用されるガラスやその他性能が異なることが理由です。

たとえば、高性能の窓サッシを選べば断熱効果が期待できますが、通常の窓サッシに比べて費用が倍以上になるケースもあります。無駄な出費を抑えるためにも、あらかじめ家族と話し合い、窓リフォームの目的に合った窓サッシを選ぶようにしましょう。

【コツ2】適切なサイズの窓を選ぶ

ニーズにあう適切な窓のサイズを選ぶと、リフォームにかかる費用を抑えられます。せっかく窓の増設をするなら大きい窓が良いと考えがちですが、小さくても要望をかなえられる場合があるためです。

例えば、キッチンやトイレへの明かりとり窓を作りたい場合、窓の設置位置を高くすると、小さい窓でも十分に採光が得られる効果があります。設置する窓のサイズを、小さくても適切なサイズにすると、費用を抑えることにつながります。

【コツ3】補助金や助成金を使う

補助金や助成金を使うと、費用を抑えることが可能です。窓の増設リフォームは補助額の上限はありますが、対象になる補助金や助成金の対象になるためです。

リフォーム業者や各自治体等に問い合わせをおすすめします。

リフォーム費用すぐわかる!

窓の増設リフォームの工事期間

窓の増設リフォームにかかる工事期間は、窓のサイズや設置する階数、断熱材の有無によって変動します。特に、2階への設置の場合は仮設足場の準備期間が追加されるため、1階よりも長くなります。以下の図で、1階と2階の工事期間の違いを確認できます。

窓増設リフォームの工事期間を説明するインフォグラフィック。上部にはカレンダーと時計のアイコンと共に「標準工期:3日〜1週間」と大きく記載されています。その下は左右に分かれ、左側は「1階」の見出しで、作業員が1階の窓を設置するイラストの下に「標準工期 3日〜1週間」と示されています。右側は「2階」の見出しで、足場が組まれた家の2階で作業員が窓を設置するイラストの下に「+仮設足場の日数 3日〜1週間+α」と記載され、足場の設置期間が追加されることが視覚的に分かりやすく表現されています。全体にフレンドリーな作業員のキャラクターが配置されています。
窓増設リフォームの工事期間

窓の増設工事では、外壁側と内壁側の両方から穴を開け、窓を設置した後、内外壁を補修するといった複数の工程があります。これらの作業を含めると、標準的な工期は3日〜1週間です。小さい窓の場合は補修面積も小さく、工期が短くなります。

断熱材が入っている壁に窓を増設したい場合は、同じサイズの窓の増設でも工期に差がでることがあります。断熱材の補修も必要になるためです。工事を急ぎたい場合は詳細な見積もりの確認が必要です。

リフォーム費用すぐわかる!

窓を増設するリフォームのメリット

窓を増設するリフォームには、採光の改善や換気機能の向上など、さまざまなメリットがあります。部屋の明るさや換気機能の向上といった、生活の質を高めるメリットがあります。さらに、断熱性能の高い窓を選べば光熱費の削減も期待できます。

以下の図で、窓増設の4つの主要なメリットを確認してみましょう。

窓のリフォームによる4つのメリットをイラストとテキストで説明するインフォグラフィック。
左上は「1. 部屋が明るくなる」で、太陽の光が窓から部屋に差し込み、人物が明るい室内で喜んでいるイラストとともに、「自然光を多く取り入れ、室内が明るく快適に。」と書かれています。
右上は「2. 換気機能が上がる」で、開いた窓から新鮮な空気が入り、湿気や汚れた空気が出ていく様子と、深呼吸する人物のイラストとともに、「効率的な空気の入れ替えで、結露やカビを抑制。」と書かれています。
左下は「3. 視覚効果が上がる(開放感)」で、大きな窓から外の山や木々の景色が一望でき、人物が広がりを感じているイラストとともに、「外の景色と一体化し、空間に広がりと開放感をプラス。」と書かれています。
右下は「4. 光熱費を削減できる(断熱窓選択時)」で、断熱窓の断面図が冬の熱が逃げるのと夏の熱が入るのを防ぐ様子を示し、お金の節約を表すアイコンとともに、「冷暖房効率が向上し、電気代を賢く節約。」と書かれています。また、「※断熱窓選択時」という注釈も添えられています。
窓増設の4つのメリット

【メリット1】部屋が明るくなる

窓が増設すれば、暗かった部屋も日中でも照明のいらない明るい空間に様変わりします。これは、窓を増設することで日中でも太陽の光が部屋に差し込むからです。

たとえ小さいサイズの窓であっても、思ったよりも部屋に自然光が入ってきます。より多くの自然光を部屋に取り入れたい場合は、窓を増設する部屋の方角や近隣の建物状況などもあらかじめチェックしておきましょう。

【メリット2】換気機能が上がる

窓ができることで、換気機能が上がります。これは、外壁に新たな開口部ができ、風の通り道ができるためです。換気機能が上がると、定期的に空気の入れ替えができるので、清潔な住環境を整えられます。

また、換気機能の向上は、建物にとってもメリットがあります。具体的には、湿気がこもりにくく、結露やカビの予防につながり、傷みにくくなります。

換気機能向上のポイント

風の通り道は、向かい合うことで、より有効に機能します。窓を増設する際は、既存の窓や開口部と向かい合う場所にプランニングしましょう。

【メリット3】視覚効果が上がる

窓を増設して部屋の開放感が向上すると、視覚効果が上がり、部屋全体が広くなったような感覚になります。これは、もともと壁だった場所に外の景観が見え、見える情報が変わってくるためです。

閉鎖的だった空間にメリハリが生まれ、部屋が広く見えます。

【メリット4】光熱費を削減できる

窓サッシの種類で断熱機能の高い窓を選ぶと、冷暖房費を抑えられるため光熱費の削減が期待できます。これは、樹脂サッシはアルミに比べ約1000倍の耐熱性能を持っていると言われており、断熱効果が期待できるためです。

基本的には開口部が増えることで、家の中の断熱効果は落ち、外気温の影響を受けやすく、家の中が冬は寒く、夏は暑くなってしまいます。しかし、樹脂サッシや複層ガラスなど断熱効果のある窓を選ぶことで、窓を増設するメリットを受けられることはもちろん、断熱効果を下げることなく、冷暖房費の節約も期待できるでしょう。

リフォーム費用すぐわかる!

窓を増設するリフォームのデメリット

窓の増設リフォームには、断熱性の低下や結露の発生といったデメリットもあります。ただし、適切な窓サッシを選ぶことで、これらのデメリットは対策できるケースが多いです。以下の図で、具体的なデメリットとその対策方法を確認しましょう。

窓増設の2つのデメリットとそれに対する対策を、イラストとテキストで対比して解説したインフォグラフィック。
画像の左側は「デメリット1: 断熱性が低下」と題され、窓から冷気が入り暖気が逃げていく様子と、毛布にくるまり震える人物、低い温度を示す温度計のイラストがある。オレンジ色の矢印で下段の「対策: 断熱効果の高い窓サッシで対策」へ繋がり、そこには冷気を遮断し暖気を保持する構造の窓と、快適そうに過ごす人物、適切な温度を示す温度計が描かれている。
画像の右側は「デメリット2: 結露の発生」と題され、窓ガラスとサッシが水滴で濡れ、それを拭く困った表情の人物のイラストがある。紫色の矢印で下段の「対策: 樹脂サッシで対策」へ繋がり、そこには結露がなく乾いた状態の木目調の樹脂サッシ窓と、笑顔で親指を立てる人物が描かれている。
窓増設の2つのデメリットと対策

【デメリット1】断熱性が低下する

開口部が増えるため、家の中の断熱性が下がります。開口部が多ければ多いほど外の寒気、暖気が家の中に入ってくると考えられるためです。

断熱性が低下し、冬は寒く、夏は暑くなります。この対策としては、

  • 断熱効果の高い窓サッシを選ぶ
  • 既存の窓サッシに内窓をつける

といった方法があります。また、工事の際に断熱材の補修がきちんと行われているかを確認することも重要です。

【デメリット2】結露の発生するおそれがある

開口部が増えることで、結露を起こす可能性があります。

外の冷たい空気が窓から家の中に入り込みやすくなり、家の中の暖かい空気が冷やされ結露が起きやすくなるためです。結露が発生するとカビにつながることもあります。

この対策としては、樹脂などの断熱効果の高い窓サッシを選ぶこと。温度差が解消され、外気温からの影響を受けにくくなります。

リフォーム費用すぐわかる!

窓の増設で失敗しないための注意点

窓の増設リフォームで失敗しないためには、建物の構造確認、風通しの検討、防犯面の配慮という3つの注意点が重要です。壁に開口部を作ってからでは手遅れになることもあるため、事前にしっかりチェックしておきましょう。以下の図で、それぞれの注意点を確認できます。

失敗しないための3つの注意点を示すインフォグラフィック。注意点1は「建物の構造を確認(構造壁・筋かいの有無)」で、建物の骨組みを確認する人物のイラストが添えられています。注意点2は「室内の風通しを考える(既存窓と向かい合わせが推奨)」で、向かい合った窓の間を風が通り抜ける部屋のイラストがあります。注意点3は「防犯面に問題がないか確認(強化ガラスで対策)」で、鍵のアイコンと「強化ガラス」のラベルが付いた窓のイラストが描かれています。
失敗しないための3つの注意点

【注意点1】建物の構造を確認する

窓の増設が可能な壁かの構造確認が必要です。

外壁には「構造壁」といい、壁の中に「筋かい」などの構造強化の部材が入っている壁があります。構造壁に窓を増設してしまうと、建物の耐震機能が落ちる可能性があるためです。

なお、建物の新築時には、あたかじめ構造壁と開口部の割合が適切かの構造計算をしています。窓を増設を検討している箇所に、どの程度の大きさの窓サッシが新設できるのかをしっかり確認をしましょう。

【注意点2】室内の風通しを考える

窓を増設することで、通風がどう変わるかを考えておく必要があります。風通しが良くなることで、室内の気温の変化、結露の予防など、快適に暮らすための効果が得られます。

窓の増設をしたいと考える1番の理由は採光を増やすことのため、見落としやすく注意が必要です。特に向かい合った開口部は通風に有効なため、既存窓との向きを合わせて、窓を増設する場所を選ぶことをおすすめします。

【注意点3】防犯面に問題がないか確認する

防犯の問題がないかを確認する必要があります。開口部が増えると、外からの侵入経路も増えるためです。見えにくい場所になっていないか、窓の大きさや高さなどの検討も必要です。

不安な場合は、強化ガラスを選ぶなどの防犯対策が有効です。

リフォーム費用すぐわかる!

窓の増設リフォームの施工事例

ここでは、窓の増設リフォームの施工事例を紹介します。

【事例1】リビングにまるで絵画のような景観を

庭の景観が楽しめるようにリビングに窓を増設した事例です。窓の景観が加わることで、リビングの印象がやわらかくなりました。

【事例2】玄関を開放的な空間へ

リビングと玄関に窓を増設した事例です。採光に問題があった部屋が明るく開放的になりました。

リフォーム費用すぐわかる!

この記事の監修者プロフィール

【監修者】ハピすむ編集部 編集長

株式会社エス・エム・エス

ハピすむ編集部 編集長

リフォーム営業18年。大手リフォーム会社出身のプロ。
数千件の住まいとお客様に出会い、現場を知り尽くした実務経験者。 ユーザー様が後悔しないよう、長年の経験に裏打ちされた「正確」で「損をしない」情報発信を徹底しています。

LINE 友達追加
リフォーム費用すぐわかる!
【お住まい周辺】
無料一括最大3社
リフォーム見積もりをする