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2018年11月30日更新
天井をむき出しにするリフォームのメリット・デメリットは?
天井むき出しにするリフォームは部屋のイメージを大きく変えるリフォームです。中古マンションの購入の際などはこのリフォームに最適なタイミングです。このリフォームのメリット・デメリットや天井リノベーションをする際のポイントをとりあげます。
目次
天井をむき出しにするとイメージが変わる
天井をむき出しにして天井裏にあった配管などが見えている状態になると無駄なものを削ぎ落としたようなイメージの空間になります。家にいながらおしゃれなカフェのような雰囲気を楽しむことができる空間です。
このリノベーションは基本的に鉄筋コンクリートのマンションなどで可能なリノベーションと言えます。特に中古マンションを購入した際にはこのリフォーム工事を検討しやすいタイミングとなるでしょう。
多くの場合、住宅の天井は2重になっています。コンクリートの天井に下地が組まれ、現在目に見えている天井が取り付けられているという構造です。
そのため天井をむき出しにするリノベーションをすると天井高が上がり開放感が高くなります。
天井をむき出しにした際の部屋全体のリフォームのイメージとしては、壁は塗装やクロス張りで仕上げることができます。床はフローリングで仕上げると木の質感とコンクリートの質感を楽しむことができます。
続いて、天井をむき出しにするリフォームのメリットとデメリットを見ていきましょう。

天井をむき出しにするリフォームのメリット
天井をむき出しにするリフォームは空間がおしゃれになるということのほかにも幾つかのメリットがあります。
開放感が得られる
まず挙げられるメリットとしては開放感を演出できる点です。天井の現し(あらわし)をむき出しにすると天井が約20〜30cmほど高くなる可能性があります。これは大きなメリットと言えるでしょう。
マンションなどでリビングを広く取れない場合でも天井が高くなることによって、部屋の面積が広がったのと同じような効果が得られると言われています。
天井の仕上げ材の選択肢が広がる
天井の仕上げ材については、塗装や珪藻土、コンクリート打ちっ放しなど選択の範囲が広がることもメリットとして挙げられます。
いずれの仕上げ材も天井がある場合には選びにくい仕上げ材です。さらに、コンクリートの天井にベニヤ板を直接張った上にクロスを張るなどして一部分だけは通常の天井と同じようなクロス仕上げにするといったリフォーム工事も可能です。
ベニヤ板を張る必要があるのは、クロスを張るためにはコンクリート天井の凹凸を少しでもなくしておくことが大切だからです。
それでも天井裏にスペースを作るのではなく、コンクリート天井とほぼ同じ高さでクロスを張るため、開放感を損なうことはありません。
天井をむき出しにするリフォームのデメリット
一方、天井をむき出しにすることからくるデメリットもあげることができます。ここでは2つ取り上げていきます。
結露が生じることがある
デメリットとしてまずあげられるのは結露です。
コンクリートは断熱性能が低い素材です。そのため冬には部屋の温まった空気が天井表面で冷やされ、結露が生じることがあります。ちょうど冬に窓に結露ができるのと同じ原理です。
結露が生じるとカビが生じる可能性が高くなります。コンクリート打ち放しの天井でよく見られるトラブルです。特に壁と天井の接続する部分などでカビが生じやすくなります。
カビが生えると見た目にも健康にもよくありませんので、デメリットと言えます。
断熱効果が下がる
次にあげられるデメリットは断熱効果が下がることからくる住宅内部の暑さや寒さです。
天井裏の空気の層がなくなりますので、夏はコンクリート自体が熱を持ちその熱を直接的に感じるようになります。冬は冷えたコンクリートの寒さが伝わって来るように感じられます。
マンションの最上階の住宅では特にその影響が顕著となります。とりわけ夏はエアコンをかけても効きづらくなり、快適性が損なわれます。
天井をむき出しにするリフォームに適さない建物
天井をむき出しにするリフォームに適している建物と適していない建物があります。見分けるポイントは配管と梁です。

上の階の配管が下の階の天井に出ている建物
マンションによっては上の階の配管が下の階の天井裏にある場合があります。天井をむき出しにするとこれらの配管が見えるようになります。
一見すると配管がたくさんある方がおしゃれに見えますが、もし排水管が見えていると上の階の人がキッチンを使ったり水廻りを使ったりすると水が流れる音が直接聞こえるようになります。
また給水管が見えている場合でも、やはり上の階の人が使用している時に水の音が聞こえるようになります。この音は想像するよりも大きな音です。
また、万が一配管の劣化により漏水があった場合には部屋中に直接的な被害が発生します。中古マンションの場合、配管劣化のリスクが上がっていますので注意しましょう。
そのためこのような構造の建物では天井をむき出しにするリノベーションは向いていません。給排水系の配管は自分の部屋の床下に入っている建物の方がこのリノベーションに向いています。
古めの中古マンションではこのような配管になっていることが度々あります。家の購入前に点検口などから天井裏を確認してください。
梁の位置
天井をむき出しにするリフォームのデザイン的な楽しさの一つには梁が見えることがあります。梁が見えるとアクセントとなり、リノベーション後の満足度も高いものとなります。
しかしながら梁の位置が悪いと照明の光が届かず影になったり、たまたま梁が全くない場合もあります。それで、リフォーム会社の担当者には梁をどのように見せたいのかをよく相談して照明の位置などを決めていきましょう。
天井をむき出しにするリフォームを部分的に行なう
天井をむき出しにするリフォームを部分的に行うという考え方もあります。全ての部屋ではなくリビングだけ工事するという方法や、リビングの中でも梁だけを見せてその他の部分は塗装するという方法もあります。
またコンクリートを塗装する塗料の中にはコンクリート保護のための透明の塗料があります。このような塗料を塗布すると、ツヤを出すことができたり、カビが内部に浸透していくことを避けることができます。
後悔のないリフォームをしましょう
天井をむき出しにするリフォームは施工後の満足感も高く、その後の家での生活の質も豊かにしてくれるようなリフォームとなります。
ただし、配管や配線だけでなく照明や換気設備の付け替えや、壁と天井下地との取り合い処理も必要になり、思ったより費用がかさみます。
メリットとデメリットをよく比較して考慮しましょう。またリフォーム会社の担当者に自分のイメージをしっかり伝えて満足のいく提案をしてもらいましょう。
このリフォーム工事をする時には、床や壁や天井まで全てをリフォームして間取りも変えるようなリノベーションになることが多くあります。そのためトータルでバランスを考えたプランを提案してもらいましょう。
天井板を撤去し、むき出しの屋根裏を塗装などで仕上げるといった工事自体はそれほど難しい事ではありませんが、断熱、換気、遮音などの影響はやって見ないと分らない部分が多く、取りあえずは屋根裏を清掃するつもりで天井板のみを外してしばらく様子を見てみる事をお勧めします。
止める場合でも天井の修復だけなら数万円で済むでしょう。
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