仙台市のリフォーム会社90選！事例・口コミも掲載

仙台市におけるリフォームの特徴

仙台市の住宅に関する理念・基本方針

仙台市は“誰もが住みよい杜の都を目指して”を基本理念として掲げ、この基本理念を基に「住まいづくり」「暮らしづくり」「地域づくり」の3つの視点から、次の基本方針を策定しています。

1. 快適な居住環境と良質な住宅ストックの形成
2. 多様な居住ニーズに対応した住宅市場の環境整備
3. 住宅確保に困窮する市民への住宅セーフティネットの構築
4. 豊かな住生活を支え合う地域社会の実現
5. 機能集約型市街地形成と地域再生の実現に向けた居住環境の形成

参考：仙台市-仙台市住生活基本計画

これらの基本方針は住宅の耐震性能の維持や向上、震災からの住まいの復興、環境に配慮した住まいづくりの形成などを目指すものです。

また市民の居住ニーズに対応した住宅市場の環境整備に取り組み、住宅セーフティネットの構築により居住の安定確保を図っています。

仙台市の景観条例にかかわるリフォームの制限

仙台市には「杜の都の風土を育む景観条例」というものがあります。これは仙台の景観を次世代につなぐため制定されたもので、仙台の景観づくりを推進する条例です。

その中で、景観法に基づく景観地区制度を活用し、景観地区に指定されている区域内では、建築物を新築する場合に認定申請が必要です。

認定を受けた建築物でなければ、工事を着手することができません。

仙台市内における景観地区は、次の通りです。

• 定禅寺通景観地区
• 宮城野通景観地区
• 青葉通景観地区

参考：仙台市-仙台市「杜の都」景観計画について

上記3つの景観地区においては、外壁の形状や色彩、建築設備、駐車施設に至るまで、各地区の景観を損なわないよう制限が設けられています。

仙台市の地震の危険度や被害予想

仙台市では、東日本大震災の教訓を基に、地震により被災した建築物において倒壊の危険性を判定する応急危険度判定を行っています。

仙台市地震ハザードマップは宮城県沖を震源地と想定した地震の被害状況を、揺れやすさと液状化、建物全壊危険度について表示しています。

宮城県沖を震源地とした地震発生時では、仙台市の東側に位置する宮城野区、若林区の一部地域が建物全壊率20％以上と想定されています。

参考：仙台市‐地震ハザードマップ

仙台市の掲げる耐震化への取り組みと現状

2021年3月に仙台市より公表された仙台市耐震改修促進計画によると、2018年10月時点での住宅の耐震化率は96％となっており、計画の目標値であった耐震化率95％を上回っています。

参考：仙台市‐仙台市耐震改修促進計画

2018年以降の住宅耐震化はあまり進んでおらず、旧耐震基準の住宅の老朽化の対策が必要です。

耐震化されていない住宅の全体像を把握するとともに、個々の住宅には引き続き耐震診断や耐震改修の支援を行っています。

仙台市で定められている防火地域のリフォームの制限

防火地域及び準防火地域は仙台市内の市街地において、建築物の耐火性能を向上させ、火災による延焼拡大を防除するため指定しているものです。

仙台市において、防火地域は仙台市中心部の商業地域や、泉中央地区等が指定されています。

また準防火地域は、仙台市中心部以外の商業地域や、その近隣商業地域、準工業地域及び仙台市中心部周辺の住宅地等に指定しています。

参考：仙台市-地域地区、地区計画等

防火地域のリフォームの具体的な制限内容

防火地域や準防火地域でのリフォーム時の制限は、該当する建築物の構造の種類により異なります。

仙台市のリフォームの実施状況

2020年7月に仙台市によって公表された、仙台市における住宅事情等に関する現状分析によると、2014年から2018年までにリフォームを実施した住宅数は全体数約234,000戸のうち61,300戸であり、リフォーム率は26.2％となっています。

参考：仙台市‐仙台市における住宅事情等に関する現状分析

2009年から2013年までのリフォーム率が42.2％と伸び率が急増していますが、これは東日本大震災の復旧・復興に伴う一時的なものだと推察されています。

主なリフォーム内容としては、経年劣化による設備、外壁や屋根などの更新が多く、今後さらにリフォーム件数は伸びてくると推察されていますが、リフォーム資金不足やタイミングなどを懸念している声も多いのが現状です。

仙台市の住宅リフォームに関する相談件数

2022年度の住宅リフォーム・紛争処理支援センターの住宅相談統計年報の資料によると、仙台市が属している宮城県から住宅リフォーム・紛争処理支援センターに寄せられたリフォーム相談件数は167件ありました。

参考：住宅リフォーム・紛争処理支援センター-住宅相談統計年報2022 資料編

仙台市に開設されている仙台市消費生活センターでは、仙台市に在住している方や通学・通勤されている方を対象に、事業者との契約についての相談など、消費生活にかかわる不安を生活相談員に相談することができます。

参考：仙台市-消費生活センターのご案内

仙台市の住宅データ

2023年1月時点での仙台市の調査によると、仙台市の人口は約1,099,000人です。

前年の2022年1月の調査時点での仙台市の人口は約1,097,000人であったため、人口の増減を比較すると約2,000人の増加となっています。

参考：仙台市-推計人口及び人口動態

また2018年時点での仙台市の持ち家率は、総務省の平成30年住宅・土地統計調査結果によると46.7％となっており、年代別に見ると高齢者夫婦と65歳以上の高齢者がいる世帯での持ち家率が高く75％以上です。

参考：仙台市‐仙台市における住宅事情等に関する現状分析

仙台市が属する宮城県で新築の建築件数が多かった年は、2018年9月に公表された国土交通省の建築着工統計調査報告によると、1992年から2021年までの過去30年間で1998年が最も多く35,594戸でした。

参考：estat-建築着工統計調査