100万で外構工事はどこまでできる?予算内に抑えるコツなども解説

予算100万円で外構リフォームを検討する際は、必要性の高いリフォームを見極め、優先順位を決めることが重要です。リフォームの優先順位が明確化されていないと、決められた予算をオーバーしてしまうかもしれません。そこでこの記事では、100万円でできる外構リフォームや、外構リフォームを100万円以内に抑えるコツなどを解説します。必要なリフォームを取捨選択し、予算内で納得のいく外構に仕上げましょう。

2025年01月10日更新

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100万円でできる外構リフォーム

外構リフォームの予算が100万円の場合、玄関アプローチや駐車場などの複数箇所をリフォームしたり、ウッドデッキやサンルームなどを単独でリフォームしたりすることが可能です。

100万円で外構リフォームをどこまでできるのかを知り、具体的なリフォームプランを検討しましょう。

【リフォーム1】玄関アプローチ

100万円でできる外構リフォームのひとつに、玄関アプローチのリフォームが挙げられます。

玄関アプローチの主なリフォーム内容は地面の舗装で、コンクリートや砂利、タイルなどのさまざまな素材を使ってリフォームできます。

たとえば、地面にタイルを敷き、植栽や照明を活用すれば華やかな玄関アプローチに仕上がること間違いありません。

また、アプローチの動線を曲線にすることで、おしゃれな外構デザインにできるでしょう。

【リフォーム2】駐車場

外構リフォームの予算が100万円の場合、駐車場をリフォームできます。

駐車場の主なリフォーム内容は地面の舗装で、車の重量に耐えられるようにコンクリートで舗装するのが一般的です。

駐車場をコンクリートで舗装すれば、泥はねの心配がなくなり、車の乗り降りも快適になるでしょう。

コンクリート舗装なら、駐車スペース1台分を約15万円でリフォームできるため、予算を抑えたリフォームが可能です。

【リフォーム3】カーポート

外構リフォームの予算が100万円であれば、カーポートのリフォームが可能となります。

カーポートを設置すれば、車が雨風の影響を受けにくくなり、愛車を大切に保管できます。

また、車の乗り降りで雨に濡れる心配も減り、生活の利便性が上がるでしょう。

駐車場とカーポートをリフォームする場合

駐車場の舗装とカーポートのリフォームを同時にする場合、リフォーム費用が100万円を超える可能性が高くなります。予算を100万円に抑えるなら、カーポートのグレードを下げるなどの工夫が必要です。

【リフォーム4】門扉

100万円でできる外構リフォームのひとつに、門扉の設置が挙げられます。

門扉を設置すると、外部からの侵入リスクを減らせることにより、住まいの防犯性が格段にアップします。

門扉には、片開きや両開きなどのさまざまなタイプがあるため、敷地の広さや使い勝手によって適したものを選ばなければなりません。

リフォーム費用をかしこく抑えるなら、材料費のかからない片開きタイプがおすすめです。

【リフォーム5】門柱

100万円でできる外構リフォームに、門柱のリフォームがあります。

門柱には、前面道路と敷地の境界を示すほか、周囲からの視線を遮断する役割があります。

表札やインターホン、ポストなどがついた機能門柱なら、外構全体をスッキリした印象にデザインできるでしょう。

門柱は設置に広いスペースを必要としないため、かぎられた敷地を有効活用したい場合におすすめです。

【リフォーム6】フェンス

100万円でできる外構リフォームに、フェンスのリフォームが挙げられます。

フェンスにはアルミ製やスチール製、樹脂製などのさまざまな素材があり、外構や建物の雰囲気にあわせて選ぶことが可能です。

庭にフェンスを設置すれば、周囲からの視線が気になりにくくなるため、庭を生活空間として活用しやすくなります。

また、道路や隣家に接する面に、高さのあるフェンスを設置すれば、住まいの防犯性能も向上するでしょう。

【リフォーム7】テラス屋根

外構リフォームの予算が100万円の場合、テラス屋根のリフォームが可能です。

テラス屋根は雨除け効果があるため、洗濯物や布団を干しやすくなり、生活の利便性が格段に上がります。

また、テラス屋根を設置すれば日除け効果を期待できるため、夏場における室温の上昇も防げます。

ただし、テラス屋根の支柱を固定する基礎工事が必要な場合は、通常よりも費用がかかるため、予算を多めに見込んでおきましょう。

【リフォーム8】ウッドデッキ

100万円でできる外構リフォームのひとつに、ウッドデッキのリフォームがあります。

庭にウッドデッキをリフォームすれば、家族でバーベキューを楽しむなどの憩いの場として活用できます。

一方、ウッドデッキをリビングとつなげるように設置すれば、広々した空間を確保できるため、開放感を味わえるでしょう。

なお、ウッドデッキは選ぶ素材によって耐久性や質感が異なるため、好みに合ったウッドデッキを選ぶことが重要です。

【リフォーム9】サンルーム

100万円でできる外構リフォームに、サンルームがあります。

サンルームにリフォームすれば、洗濯物や布団を干すスペースとして活用できるほか、リビングの延長としてスペースにゆとりをもたせることが可能です。

ただし、サンルームの広さや選ぶ商材によっては、100万円の予算を超える可能性があります。

予算を100万円以内に抑えたいなら、本体価格の安いものを選んだり、余計なオプション工事を省いたりするなどの工夫が欠かせません。

なお、サンルームのリフォームでは建築確認申請が必要となるケースもあるため、その点も頭に入れておきましょう。

サンルームのリフォームでは、建築確認申請が必要

サンルームのリフォームは、ほとんどのケースで建築確認申請が必要となります。建築確認申請には費用がかかるため、余裕をもって予算を計画しましょう。

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外構リフォームを100万円以内に抑えるコツ

外構リフォームを100万円以内に抑えるには、リフォームの優先順位を考えたり、材料選びを工夫したりすることが必要です。

予算を100万円に抑える具体的なコツを学んで、かぎられたリフォーム資金を有効活用しましょう。

【コツ1】リフォームの優先順位を考える

外構リフォームの予算を100万円に抑えるには、リフォームの優先順位を検討することが重要です。

たとえば、敷地の整備や門柱の設置など、必要性の高い工事を優先してリフォームすると、かぎられた予算でも満足のいく仕上がりになります。

一方、ウッドデッキやテラス屋根、カーポートなど必要性の低いリフォームは、将来的に後付けするのがよいでしょう。

このように、日常生活に欠かせないリフォームを優先し、後付けできるものは後回しにすることが、予算を抑える鍵となります。

【コツ2】材料選びを工夫する

外構リフォームを100万円以内に抑えるには、材料選びの工夫が欠かせません。

玄関アプローチのリフォームを例に挙げると、敷地をコンクリートで舗装し、シンプルなデザインに仕上げることで材料費を抑えられます。

一方、玄関アプローチに高価な舗装材を取り入れたいなら、ワンポイントアクセントとして加えるのがおすすめです。

たとえば、アプローチの一部に石材を取り入れて高級感を演出し、それ以外は砂利で舗装するなどの工夫が効果的といえるでしょう。

【コツ3】部分的なDIYリフォームを検討する

外構リフォームを100万円以内に抑えるために、部分的なDIYリフォームを検討しましょう。

たとえば、玄関アプローチの砂利敷きをDIYで行うことで、施工費を抑えることが可能です。

また、ウッドデッキをリフォームする場合、既製品を自分で組み立てれば施工費がかかりません。

DIYリフォームは手間や時間がかかるものの、トータルコストを最小限に抑える手段として効果的です。

DIYによるリフォームのリスク

DIYリフォームは高所作業によるケガや、技術不足による施工不良などのリスクが伴います。したがって、DIYによるリフォームは避けて、専門業者に依頼することがおすすめです。

【コツ4】業者選びを慎重に行う

外構リフォームの予算を100万円以内にするには、業者を慎重に選ぶことが肝心です。

業者によって提案内容が異なり、当然ながら価格にも差が出るため、相見積もりをとって比較検討しましょう。

相見積もりは、各業者との価格交渉の材料としても活用できるため、お得にリフォームするための鍵といえます。

なお、リフォームを検討する際は、期間にゆとりをもって相見積もりを依頼しましょう。

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予算100万円に抑えるために優先すべき外構リフォーム

外構リフォームの予算を100万円に抑えるには、優先すべき外構リフォームを決めておかなければなりません。

ここでは、優先すべき外構リフォームを理解し、「うっかり予算をオーバーしてしまった」ということのないようにしましょう。

【リフォーム1】玄関アプローチ

優先すべき外構リフォームのひとつに、玄関アプローチが挙げられます。

家の顔ともいえる玄関アプローチは、人が頻繁に出入りする箇所であるため、安全に整備しなければなりません。

玄関アプローチは、コンクリートや砂利などで舗装することで、予算を抑えたリフォームが可能となります。

ポストや表札、インターホンなどの機能がついた門柱・門扉などを設置して、使い勝手のよい玄関アプローチに仕上げましょう。

【リフォーム2】駐車場

車を所有している場合、駐車場は優先すべき外構リフォームとなります。

たとえば、タイヤが乗る箇所だけ耐久性の高いコンクリートで舗装し、そのほかを砂利で舗装すれば、予算を最小限に抑えてリフォームできます。

また、駐車場の目地に人工芝を取り入れて、そのほかを安価なコンクリートで舗装すれば、デザイン性の高い駐車場に仕上がること間違いありません。

なお、カーポートを設置する場合は、別途で10万〜65万円かかるため、予算オーバーには注意しましょう。

【リフォーム3】フェンス

優先すべき外構リフォームのひとつに、フェンスの設置が挙げられます。

フェンスの設置は、住まいにおける防犯性の向上や、プライバシーの配慮において欠かせません。

また、フェンスは近隣や前面道路との境界線を明確にするためにも必要です。

なお、フェンスをリフォームする際は敷地の全面を囲うのではなく、近隣との境界線や前面道路に接する面のみに設置することで、コストの削減が期待できるでしょう。

フェンスの材料選びも肝心

フェンスには、アルミ製やスチール製、樹脂製などのさまざまな素材があります。なかでも、スチール製はほかの素材に比べて安価であるため、材料費を抑えたい場合におすすめです。

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【予算50万~150万】外構リフォームでできること

ここでは、予算50万円・100万円・150万円の3つのプランに分けて、外構リフォームでできることを解説します。

予算に合ったプランを参考にして、納得のいく外構リフォームを実現させましょう。

【プラン1】50万円でできること

予算50万円の場合において、外構リフォームでできることは以下のとおりです。

リフォーム内容費用相場
駐車場のコンクリート整備
(車1台あたり)
15万円
玄関アプローチのコンクリート整備
(10平方メートルの場合)
10万円
門柱の新設10万〜20万円
植栽の設置
(1本あたり)
1万〜3万円

駐車場や玄関アプローチの整備は、安価なコンクリートで舗装することにより費用を最小限に抑えられます。

外構リフォームを予算50万円で行うなら、必要性の高いリフォームを見極めることが重要です。

【プラン2】100万円でできること

予算100万円の場合において、外構リフォームでできることは以下のとおりです。

リフォーム内容費用相場
駐車場のコンクリート整備
(車1台あたり)
15万円
玄関アプローチのコンクリート整備
(15平方メートルの場合)
15万円
門柱の新設10万〜20万円
植栽の設置
(1本あたり)
1万〜3万円
フェンスの新設
(10メートルの場合)
40万円

予算が100万円であれば、玄関アプローチを幅広くリフォームすることもできるでしょう。

また、住まいの防犯性を高めるために、前面道路や隣家に接する面にフェンスを設置できます。

【プラン3】150万円でできること

予算150万円の場合において、外構リフォームでできることは以下のとおりです。

リフォーム内容費用相場
駐車場のコンクリート整備
(車1台あたり)
15万円
玄関アプローチのレンガ整備
(10平方メートルの場合)
30万円
門柱の新設10万〜20万円
植栽の設置
(1本あたり)
1万〜3万円
フェンスの新設
(10メートルの場合)
40万円
門扉の新設30万円
照明の設置3万〜4万円

予算が150万円であれば、玄関アプローチをレンガで舗装したり、門扉を設置したりできるため、デザインにこだわった外構リフォームが可能となります。

このように、機能性だけでなく見た目にもこだわりたい場合は、ある程度の予算が必要となるでしょう。

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【予算100万円】外構リフォームのおしゃれな施工事例

ここでは、予算100万円でできる外構リフォームのおしゃれな施工事例を紹介します。

庭や駐車場、玄関アプローチなどのさまざまな施工事例をみて、理想のリフォームプランを検討するのに役立てましょう。

【事例1】駐車場とアプローチのリフォーム

before
after

駐車場とアプローチのリフォーム

リフォーム費用約100万円
リフォーム期間2週間

砂利で舗装されていたスペースをコンクリートや芝で舗装し、駐車場と玄関アプローチにリフォームした事例です。

駐車場の目地にレンガを使用したり、玄関アプローチの動線に枕木を取り入れたりし、デザインにこだわったリフォームを実現。

コンクリートと芝をうまく組み合わせることで、明るく温かい雰囲気に仕上がっています。

【事例2】駐車場の増設

before
after

駐車場の増設

リフォーム費用約97万円
リフォーム期間1ヶ月間

塀で囲まれた庭を、来客用の駐車スペースとして活用した事例です。

塀を解体したことで、外構がスッキリした印象になりました。

また、庭を駐車スペースにリフォームしたことにより、草むしりの手間がなくなり、定期的な手入れの負担が軽減されています。

【事例3】スロープの設置

before
after

スロープの設置

リフォーム費用約30万円
リフォーム期間5日間

エンドユーザーの「玄関までの移動が不安」というお悩みを解消するため、玄関アプローチにスロープを設置した事例です。

段差のある石張りを撤去し、スロープとあわせて手すりも設置。

周囲にある不要な植栽も撤去し、見通しのよい外構に仕上がっています。

【事例4】ガーデンリフォーム

before
after

ガーデンリフォーム

リフォーム費用約55万円
リフォーム期間1週間

枕木を使用した既存のデッキが腐食したため、新たにインターロッキングでデッキを設置した事例です。

インターロッキングでデッキを整備したことにより、広いスペースを憩いの場として有効活用できるようになっています。

一方、和風な塀と洋風のデッキがうまく融合し、趣のある外構に仕上がっています。

【事例5】フェンスの設置

before
after

フェンスの設置

リフォーム費用約74万円
リフォーム期間1週間

既存の植栽を撤去し、一面に目隠しフェンスを設置した事例です。

適度な隙間のあるフェンスを設置することによって、目隠し効果を発揮しつつ、死角を生み出さないよう工夫しています。

敷地はコンクリートで舗装し、草むしりの手間を軽減しています。

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外構リフォームの費用相場

新築における外構リフォームの費用相場は、建物価格の10%が目安となります。

【例】建物価格が3,000万円の場合

外構リフォームの費用相場は、3,000万円×10%=300万円が目安となります。

一方、新築ではない場合、外構リフォームの費用相場は施工内容によって異なります。

正確な費用を把握するには、リフォーム計画を綿密に行い、あらかじめ業者から見積もりを取得しましょう。

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外構リフォームで予算がオーバーする要因

外構リフォームを検討する際、想定していた予算よりも高くなるケースは少なくありません。

外構リフォームで予算がオーバーする要因を学び、リフォーム資金を無駄なく活用できるようにしましょう。

【要因1】立地条件

外構リフォームで予算がオーバーする要因において、「立地条件」が関係します。

たとえば、土地に高低差があると、施工や材料の運搬に手間がかかり、通常よりも費用が割高になる可能性があります。

また、前面道路に工事車両を停める場合は、ガードマンを配置する必要があるため、その分の人件費が上乗せされるかもしれません。

業者に現地調査を依頼する際は、立地条件も含めて確認してもらいましょう。

【要因2】外構スタイル

外構リフォームで予算がオーバーするのは、外構スタイルを決めていないことが要因として考えられます。

外構スタイルとは

外構スタイルは「オープン」「クローズド」「セミオープン」の3つに分けられます。

外構スタイル概要
オープン門扉やフェンスなどで敷地を囲わない
開放的なデザインが特徴
クローズド門扉やフェンスなどで敷地を囲う
防犯性の向上が期待できる
セミオープン門扉やフェンスなどで一部の敷地を囲う
オープンとクローズドの中間に位置する

外構スタイルを決めておかないと、具体的なリフォームプランを立てられず、予算をオーバーする可能性が高まります。

予算を明確にするためにも、あらかじめ住まいに適した外構スタイルを決めておくことが大切です。

【要因3】依頼する業者

依頼する業者によって、外構リフォームの予算がオーバーする可能性もあります。

たとえば、ハウスメーカーに依頼すると仲介手数料が発生し、トータルコストが割高になるかもしれません。

また、業者選びを慎重に行わないと、相場よりも高い金額で依頼してしまうおそれもあります。

このような思わぬ出費で予算をオーバーしてしまわないよう、エクステリア専門業者に依頼することをはじめ、複数の業者を比較することが重要です。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

マザーハウス 石田工務店

久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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