床下浸水したらどうする?どうなる?そもそも床下浸水とは?定義、対応方法を徹底解説!

玄関先で床下の様子を気にして見下ろす30代後半の男性。タイトル「床下浸水したらどうする?対処と費用を解説」を表示したハピすむのサムネ画像。
近年増えている台風や豪雨による災害。付近の河川が氾濫するなどして、ご自宅の床下が浸水してしまうという事態もありえることです。この記事では床下浸水してしまった際に必ずしなくてはいけない対処、修理に必要な費用を補填する火災保険や公的支援についてご紹介します。
床下浸水の対処を写真撮影・排水・乾燥・消毒の4ステップで示した図解。各工程を人物イラストと緑の番号で順番に並べたハピすむの解説図。

床下浸水したら「どうする?」すべき対処とは

床下浸水の対処を写真撮影・排水・乾燥・消毒の4ステップで示した図解。各工程を人物イラストと緑の番号で順番に並べたハピすむの解説図。

床下浸水とは、床上まで浸水はしていなくても、住宅の基礎部分に水が浸水してしまっている状態のことです。2025年9月、東京都内や神奈川県では、記録的な大雨となり、浸水が相次いで発生しました。事前に備えておかないと対策は困難なことが浮き彫りになりました。

床下浸水をしてしまったら行うべき対処、注意点をご紹介します。

最初に行うべきは「写真」

そんな余裕はない!と思われるでしょうが、浸水時の写真があると事後の保険申請で役に立つシーンがあるかもしれません。可能な範囲で浸水の証拠を残しましょう。

対処のメインは「排水作業」

床下は住宅の基礎部分だけではなく、電気配管や断熱材などがあり、長時間水に浸っていると火災やカビ発生の可能性もあり大変危険です。

雨水だけではなく流れてきた土砂や汚水が混ざっているため不衛生でもあり、感染症に感染するリスクもあります。そのため、できるだけ早くしっかりと水を掻き出すことが大切です。

まず床板を外して床下の作業がしやすい状態にします。自力で床下を外すことが難しい場合は地域の支援団体や業者に依頼をしましょう。

水量を確認し、多い場合は排水ポンプを使用し、少ない場合はバケツなどで水を外に出しましょう。底の方に泥が溜まっている場合はスコップなどで掻き出してください。

泥が残っていると臭いが出るだけではなく、害虫が発生してしまうこともありますので注意が必要です。泥を掻き出した後は真水で綺麗に洗い流し、スポンジなどで水分を拭き取ります。

扇風機や送風機による「乾燥作業」

水や泥を掻き出した後は、扇風機や送風機などを活用し乾燥をさせておきましょう。

梅雨時期や夏など湿気の多い季節は完全に乾燥するまでに長くて1週間程度かかることもあるため、扇風機や送風機を活用し徹底的に乾燥をさせておくことが大切です。

注意点は温風は使用しないこと。床下には電気配管もあるため、熱風で配管が温められ火災や故障の原因となる可能性があります。また、基礎の木材が熱で歪んでしまうこともあります。

はじめは床板を外したまま乾燥させ、ある程度乾燥したら、床下の通気口などに扇風機や送風機を設置し、継続的に乾燥をさせましょう。

あわせて読みたい床下浸水の効果的な乾燥方法が知りたい!

カビ・害虫・感染症を防止!「消毒作業」

床下浸水の対処の最後の工程は、消毒です。浸水した水には泥や汚水、下水も混ざっているため雑菌が大量に含まれており、放置するとカビ・害虫・感染症の原因となる可能性もあります。

床下消毒で一般的に使用される消毒剤は消石灰です。白い粉末で強いアルカリ性を持ち殺菌作用に優れているので、消毒したい箇所に粉末のまま厚さ数ミリ程度になるように振りかけて散布します。

ただし、殺菌作用が強く目や傷口から体内に入ってしまうと大変危険です。吸い込むことも危険ですので、散布の際はプロにお願いをするか、防塵マスク・ゴーグル・手袋を必ず着用しましょう。

また、排水・乾燥・消毒の作業後には、専門業者に依頼して住宅の基礎や基礎周辺が壊れていないか、雨水が流れ込んでくる可能性がないかを確認してもらうことも重要です。

住宅基礎周辺の破損が確認できてもすぐに修理できない場合は、土嚢などで浸水してくる箇所を堰き止めておき、再び床下浸水をしないよう対策しておくことも大切です。

床下浸水が起こると「どうなる?」後々のリスクも把握しよう

床下浸水を放置するリスクについても知っておく必要があります。必要な対処をせずに放置したらどうなるのか把握し、必要な処置を怠らないようにしましょう。

床下浸水を放置した場合の2大リスクを示した図解。住宅基礎・配管の劣化と、カビ・害虫の発生をアイコンと緑の番号で並べたハピすむの解説図。
床下浸水を放置するリスク

【リスク1】住宅基礎や配管などへの影響

床下に水を溜めたままにしておくと、住宅基礎の木材が腐敗してしまったり、床を支える床束の釘や鋼製束までもが錆びついてしまい、住宅の強度に大きな影響を及ぼします。

また、床下や壁に断熱材を使用している場合は、少しの吸水であってもカビが発生してしまう可能性が高くなります。発災から時間が経過した後で断熱材のカビが発覚するケースも少なくありません。

さらに、床下には電気配管がある住宅もあり、浸水したままにしておくと火災や破裂の危険性が高まり大変危険です。水道管がある場合は配管が傷み、水が引いた後も水漏れの原因になることもあります。

【リスク2】カビ・害虫の発生の可能性

浸水の量が少なかったりすぐに水が引いたりして床下浸水を放置してしまうと、カビが発生し匂いの原因となったり、シロアリなどの害虫が発生してしまうことがあります。

床下浸水の時は雨水だけではなく汚水や下水、大量の泥や砂が流れ込んできています。感染症の原因にもなる細菌が含まれているため、このような事態となってしまうのです。

床下浸水とは?床上浸水との違い

そもそも床下浸水とは、大雨や台風、河川の氾濫などによって住宅の床下に水が溜まることをいいます。日本の災害基準では、浸水の程度によって「床下浸水」と「床上浸水」に分類されます。

  • 床下浸水
    床上浸水にいたらない程度に浸水したもの
  • 床上浸水
    住家の床より上に浸水したものおよび全壊・半壊には該当しない
    土砂竹木のたい積により一時的に居住ができないもの

引用:災害報告取扱要領(消防庁)

また、床下浸水の定義として、以下のような浸水の基準も設けられています。

床下浸水と床上浸水の違いを住宅の断面図で示した図解。床下は0〜0.5m、床上は0.5〜1.0mと水位の深さを緑のラインで対比したハピすむの解説図。
床下浸水と床上浸水の違い
浸水程度の目安浸水の基準
床下浸水
(大人の膝までつかる)
0~0.5m
床上浸水
(大人の腰までつかる)
0.5~1.0m
参考:川の防災情報(国土交通省)

なお、これは建築基準法で「床の高さは45cm以上とする」と定められたことを根拠にしています

床下浸水したら火災保険や公的支援制度を確認しよう

床下浸水したら…!緊急にすべき対応とは?

火災保険や公的支援で、床下浸水の対処費用を補填することができる場合があります。床下浸水に関する保険制度や公的支援制度についてご紹介します。

契約コースの確認を!水災に該当すれば保険金対象

多くのご家庭で火災保険に加入している場合が多いと思いますが、契約内容によっては床下浸水も補償の対象となります。まずは加入している火災保険が豪雨や台風などで浸水・洪水・土砂崩れなどの被害による「水災」に対応しているかどうかを確認しましょう。

火災保険における水災の保険金が支払われる要件は、一般的に「建物または家財それぞれの時価の30%以上の損害」「床上浸水または地盤面から45cmを超える浸水による損害」となっています。時価の30%の基準や被害状況が条件に適合するかどうかは保険各社で異なりますので、問い合わせてみましょう。

あわせて読みたい火災保険申請から支払いまでを徹底解説!必要書類や請求時のコツも

お住まいの地区の支援制度も有効利用

公的補償には大きく「被災者生活再建支援制度」「災害救助法」の2つがあります。これらは、地震や暴風、豪雨・洪水・津波・噴火などの自然災害によって 家が全壊・半壊した場合に支援金を給付する制度です。

市区町村10世帯以上、都道府県100世帯以上の住宅が全壊など、被害規模が一定以上となると適用となり、被災した家の住人が申請することができます。床下浸水の場合は「床上1m未満の浸水」で家が半壊した場合、災害救助法により最大で57万6000円相当が支給されます。

床下浸水で使える支援の金額を示した図解。災害救助法の最大57万6000円を大きく強調し、火災保険の水災要件を併記したハピすむの解説図。数値は記事内の条件を要約。
使える保険・公的支援の金額

床下浸水した際には、床を外して排水・清掃・乾燥・消毒をしたり、場合によっては排水管や断熱材の交換など多額の費用がかかります。すぐに対処することは大切ですが、焦らず加入の火災保険や公的補償を確認して、必要な費用を確保することも忘れないようにしましょう。

床・フローリングリフォームの業者選びで後悔しないために

必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!

なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。

とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。

そのような方こそハピすむの一括見積もり比較を活用しましょう!
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで、審査を通過した1000社以上の中から、まとめて見積もりを依頼できます。

無料の見積もり比較はこちら>>

また、ハピすむでリフォームされた方には最大10万円分の「ハピすむ補助金」もご用意しています。

詳細はこちら>>>ハピすむ補助金プレゼントキャンペーンの流れ

リフォーム費用すぐわかる!
LINE 友達追加
リフォーム費用すぐわかる!
【お住まい周辺】
無料一括最大3社
リフォーム見積もりをする