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2023年08月31日更新
玄関ドアのリフォームの費用・値段と費用を抑える方法・施工事例を紹介
玄関ドアのリフォームを検討する際、どのくらいの値段がかかるかは重要です。毎日使う玄関ドアは時間とともに劣化しやすく、適度に新しくする必要があります。今回は、玄関ドアリフォームの費用や種類、注意点などについてご紹介します。
家の顔となる玄関のリフォームは、訪れる人はもちろん、住んでいる家族の家へのイメージを大きく変えることにつながります。
その他にも、防犯性の向上など玄関ドアリフォームには多くのメリットがあり、この記事ではそんなメリットや気になる費用、事例、玄関ドアリフォームにおける注意点などについてご紹介します。
目次
玄関ドアリフォームのメリット
老朽化や劣化などに伴って行うことの多い玄関ドアのリフォームですが、ただ単に設備をきれいに新しくするというだけでなく、さまざまなメリットがあります。
防犯対策になる
玄関ドアをリフォームするメリットの一つは、防犯対策になる点です。
空き巣などの泥棒の多くは、侵入に5分以上かかると諦めるというデータもあると言われています、玄関から侵入されたケースのほとんどは無施錠のドアから侵入されているそうです。
最新の玄関ドアにリフォームすることで防犯性能が上がり、侵入されづらくなります。
最新の玄関ドアは鍵の構造が複雑でピッキングや破壊に強いものや、そもそも鍵穴がなく暗証番号やスマホ、指紋認証で開けるタイプのもの、鍵の締め忘れを防ぐオートロックなどさまざまな機能を備えたものがあります。
断熱性能があがる
玄関ドアのリフォームによって、断熱性能のアップになるというメリットもあります。
開口部は、熱の出入りも多い場所です。断熱というと壁や窓リフォームのイメージが強いですが、玄関ドアも断熱性の高さに関わる開口部です。冬の冷気や夏の熱気を玄関ドアでシャットアウトすることで、室内の冷暖房効率がアップします。
断熱性の高さは、選ぶ商品の断熱等級などによって異なりますが、一般的には引き戸タイプよりも開き戸タイプの玄関ドアのほうが気密性が高く断熱性能は高くなります。
採光や風通しがよくなる
玄関ドアのリフォームによって、玄関を明るく風通しよくすることができる点もメリットです。
玄関周りは脱いだ靴や濡れた傘などが置かれ、湿気や臭いがこもりやすい場所です。かといって、防犯面から開けっぱなしにすることはできないため、風通しを確保するには通風機構のついた玄関ドアにリフォームするのがよい方法です。
また、玄関周りに採光のための窓がない場合は、玄関ドアを採光タイプのものに変更することで、暗かった玄関を明るくすることができます。
使い勝手がよくなる
現在の玄関ドアが閉まりにくかったり、鍵がかかりにくかったりする、狭くて通りづらい、開きが逆のほうが使いやすい、という場合にも、玄関ドアリフォームのメリットは大きいです。
築年数が古くなってくると、経年劣化や地震などの要因で家全体に歪みが生じてしまい、建て付けが悪くなって閉まりにくさや鍵のかかりにくさが生じてきます。
また、周辺環境の変化などによってドアの開きを逆にしたほうが使いやすくなるということも出てくるでしょうし、家族構成や身体的変化などによって玄関ドアの幅を広くしたほうが使いやすいという状況も起こり得ます。
玄関ドアリフォーム費用の内訳は
玄関ドアリフォームの費用は、主に玄関ドア本体とそれに付随する部品の費用と、工事費・処分費用に分けられます。
玄関ドアの商品本体と部品の費用は大体15万円〜30万円程度で、工事費と処分費用は数万円〜10万円程度が相場です。
リフォーム費用を大きく左右するのはやはり玄関ドアの商品代です。
防犯や断熱など性能の高いものや機能の充実している商品を選べば、それだけ費用が高くなりますし、最低限のものを選べば費用を抑えられます。
費用と希望する性能や機能に合わせた商品を選んでみてください。
玄関ドアリフォームにかかる工事費用の相場
玄関ドアのリフォーム工事における大まかなアウトラインとして、工事費用の相場と工期についてご説明します。
玄関ドアリフォームの費用は、玄関ドア本体の値段の他に、既存ドアの撤去費、新しいドアの取り付け費用がプラスされた金額です。
玄関ドア本体のグレードにもよりますが、約15〜40万円の範囲で施工でき、約20〜30万円が中心価格帯
となっています。
玄関ドアのみのリフォームだと、工事は1日以内に完了するケースが多いようです。
玄関ドアに併せて、玄関の土間や外構、玄関収納なども新しくする場合は、工期は長くなります。
金額ごとに可能な玄関リフォーム
金額ごとに可能な玄関リフォームを紹介します。
30万円未満でできる玄関リフォーム
玄関の一部のリフォームや簡易的なバリアフリー化などは30万円未満の予算でも施工が可能です。
手すりをつける、玄関収納の設置、網戸の設置、鍵や玄関ドアの交換、玄関の内装工事などが具体的なリフォーム事例になっています。
利便性やデザイン性を高めるというよりは、修繕に近い形のリフォームになります。
30〜50万円でできる玄関リフォーム
使用するドアのグレードが高い場合などには30万円以上費用がかかります。
間口を変更して両開きタイプのドアなどを選択することも可能です。
また、断熱性に優れているドアやデザインが凝っているドアなどは費用が高い傾向にあります。
玄関ドアの断熱性が優れていることで、冬の屋外の冷たい空気や夏の日射熱が屋内に伝わりにくくなります。
カバー工法を用いることでなるべく費用を抑えてドアを交換することができます。
利便性を高める目的のリフォームであれば、30〜50万円の予算で検討することができるでしょう。
50〜100万円でできる玄関リフォーム
50万円以上の予算があれば、ドアの交換と一緒に玄関の内装工事も行うことができ、見た目と機能性両方を高めることができるリフォームが可能です。
壁紙や床などの内装工事を行うことで玄関の印象を大きく変えることもできます。
デザイン性に優れたドアや、スマートキーなどの高い機能性を持っているドア、既製品ではサイズが合わない場合の特注のドアなども選択可能です。
100〜150万円でできる玄関リフォーム
玄関の広さや間取りの変更、玄関収納などを大きく変更するリフォームは100万円以上の費用が必要になってきます。
100万円以上の予算があれば、吹き抜けのある玄関にしたり、土間の広さを変更したりなどリフォームの自由度があがります。
玄関ポーチのデザインを変更することで玄関自体の広さや間取りなどを変えることができます。
また、玄関ドアの向きを変えるといった施工も可能です。
そのほかにも、ドア周辺の外壁工事を行いドア自体のサイズを変えるといったリフォームも可能になってきます。
150万円以上でできる玄関リフォーム
大規模な玄関リフォームや、玄関全体をバリアフリー化する場合、ハイグレードな素材などを使用する場合には150万円以上の費用がかかってくるでしょう。
バリアフリー化する工事の中でも特に、段差をなくす工事は費用が高くなる傾向にあります。
玄関ドアの種類
続いて、玄関ドアの種類についてご説明していきます。
リフォームで新しくする前に、どのような種類があるのかを知って、最も適したタイプの玄関ドアを選びましょう。
「引き戸」と「開き戸」の違い
「引き戸」は横にスライドさせるタイプのドアで、昔ながらの和風の建物に多くみられます。
開閉のために前後のスペースが不要なので、玄関前が狭くなっているケースや狭小住宅にも取り入れやすいでしょう。
また、開閉に力を要しないため、ご高齢のかたにも扱いやすいというメリットも持っています。
ただ、開き戸と比較するとどうしても気密性が低くなってしまう点は、デメリットとなるでしょう。
一方、「開き戸」はドア板の片側を引く、あるいは押して開けるタイプで、現在の一般的なドアの形状です。
新築住宅はもちろん、リフォームの際にも開き戸が選択されることが多く、材質や形状など豊富な種類から選べます。
引き戸の種類と値段
引き戸は次の3種類に分かれます。
それぞれの特徴と値段についてみていきましょう。
引き違い扉
2枚の扉で構成されており、左右どちらの扉もスライドできる定番の引き戸です。
和風住宅によく見られるタイプで、開けた戸はもう一枚の戸に重なる形なので、開閉スペースは実質一枚分となります。
網戸が付けやすいというメリットもあり、今では洋風住宅に合ったデザインも多く登場しています。
大きな建物では3、4枚の引き違い扉も設置できるでしょう。
費用の相場は約30〜40万円前後ほどです。
片引き扉
1枚の扉を左右に開け閉めするタイプです。
玄関ドアでは、ガラスの袖を併せたものも多く、スッキリとしたシンプルな印象があります。
開き戸からのリフォームもしやすいのが特徴で、扉を1枚しか必要としないので費用を抑えられます。
同じドア幅であれば開き戸よりも有効開口幅が広く、出入りスペースが少ない場所には特に有効です。
費用の目安として、約20〜30万円ほどみておくと良いでしょう。
両引込み扉
2枚の扉で構成され、それぞれを外側に開いた際、壁に引き込まれる形になります。
引き違い戸が2枚あるのと同じで、開口が広くなります。
扉の前後にスペースが取れない際にもおすすめです。
約30〜50万円が相場金額となっています。
ただ、扉の両側に引き込める=ドア幅以上の幅が必要となることから、選択できる場所は限られるかもしれません。
開き戸(ドア)の種類と値段
続いて、開き戸の種類とそれぞれの値段についてです。
片開きドア
扉の中でも最もポピュラーなタイプで、玄関ドアの標準仕様でもあるのが、片開きドアです。
四角だけでなく丸みがあるデザインなど、バリエーションも豊富に揃っています。
シンプルな形状で施工しやすいというメリットから、多くの住宅に導入されています。
価格も最もお手頃で、約10〜30万円と安く済ませる施工もあります。
親子ドア
片開きタイプのドアに、小さな扉がついて親子のようになった扉です。
両方の扉を開けることができるので、片開き戸よりも開口を広く取ることができます。
車椅子などの出入りや大きな荷物の出し入れなどで、必要な時だけ少しでも大きく間口を設けたい、という場合にもおすすめです。
費用相場は約25〜35万円ほどとなっています。
採風ドア
ドアを閉めた状態でも風を通せるドアを、採風ドアと呼びます。
扉の板の中に窓が設けられており、窓を開けて風を通すようになっています。
内開きの窓が1枚のタイプや、2枚の上下する窓がついているタイプなど種類も豊富です。
網戸付きなので虫の侵入などの心配はないでしょう。
窓を閉めた状態では、スッキリとした印象の外観にしやすく、約30〜45万円が目安費用となっています。
両開きドア
扉が2枚並んでおり、中心から両方を開けることができる(観音開き)タイプのドアで、店舗などでもよく見られます。
親子ドアよりも大きな開口部を確保でき、玄関自体が広くなるので自転車やバイクなどを中に入れておくことも容易です。
外からの見た目も重厚感があり、一味違った住宅の仕上がりになるでしょう。
検討の際は玄関土間の広さや家全体の大きさ・プロポーションとのバランスを考えましょう。
玄関費用相場は約40〜60万円ほどと比較的高額になります。
袖付き片開きドア
片開き戸の横にガラスなどの細い袖が設けられているタイプを、袖付き片開きドアと呼びます。
親子ドアと見た目は似ているものの、袖は開閉しません。
ガラスから採光できるため、明るい玄関を確保することができます。
家族の帰宅や来客の際など外の気配を感じ取ることができるのも大きな利点の一つです。
開放的な印象の玄関にしたい場合は、袖を付けた片開きドアにすると良いでしょう。
約25〜40万円が費用の相場となっています。
以上のような特徴と費用の相場を抑えて、どのタイプのドアにするか検討しましょう。
ただ、ドアの材質やデザインなどによって、同じタイプのドアでも費用は異なってきます。
玄関ドアリフォームの工法
続いて、玄関ドアのリフォーム工法についてです。
工法にも種類があり、一般的な3つの方法をご紹介します。
ドアのみ交換する工法
玄関ドアのリフォームで最も簡単な工事が、ドア本体の交換のみの工事です。
メリット
- 既存の枠はそのまま活かせるので、枠の節約になる
- 外壁を傷めずに済むので雨漏り等のリスクを押えることができる
- 工事費も安く抑えられる
デメリット
- まったく同じ寸法の扉が必要
- 劣化などで枠が使えない場合、防犯などの点から枠の交換も必要
ドア交換のみの場合、既存ドアの解体・撤去・処分費用は約7,000〜15,000円、新しいドアの取り付け費用は約2万円前後が相場となっています。
カバー工法
カバー工法は、既存のアルミ枠の上から新しいアルミ枠を被せて新しくする方法です。
メリット
- 早ければ半日と、工期を短縮できる
- 壁を壊さず費用も節約できる
デメリット
- 枠内の幅と高さが小さくなる(平均で幅約5cm、高さ約3cmのマイナス)
- 下枠に段差ができることがある
カバー工法の費用相場は、ドア枠の取り外し費用は1箇所約7,000〜15,000円、ドア取り替え時のコーキング費用が1箇所約3〜3.5万円となっています。
はつり工法
カバー工法は、既存のアルミ枠の上から新しいアルミ枠を被せて新しくする方法です。
メリット
- 開口の大きさをキープできる
- 枠とドア両方を一新できる
デメリット
- 撤去費用を含め工事費用全体が比較的高額
- 外壁を傷めることになるので雨漏り等のリスクが高まる
- 工期も長くなる
はつり工法は、施工自体が大掛かりになるので、費用も当然高くなります。
ドアと枠の撤去処分費用は、カバー工法に比べて約2倍とも言われ、取り外し費用の相場は1箇所1.3〜1.5万円前後となっています。
ドア枠の取り付けは1箇所4.5〜5万円、枠の周りのウレタンコーキング施工は1メートルあたり900〜1,200円が平均的です。
以上のような工法の違いを含め、どのような玄関ドアのリフォームにするかを検討する必要があるでしょう。
玄関ドアのリフォーム事例
玄関ドアのリフォーム事例を紹介します。
50万円未満で玄関ドアをリフォーム
リフォーム費用 | 50万円未満 |
---|---|
工期 | 約2日~約3日 |
建物 | 戸建て |
リフォーム前のドアは、外壁タイルと色味が合っておらず少し浮いてしまっている印象でした。
ドアを外壁のタイルに合う落ち着いたものに交換したことで、全体的な印象が明るくなっています。
ドアを変えるだけで、建物全体の印象を大きく変えることができます。
また、光が入りやすいドアにしたことで、ドアから自然の光が差し込んで玄関内部も明るくなりました。
1日で玄関ドアをリフォームした事例
リフォーム費用 | 50万円未満 |
---|---|
工期 | 約1日 |
建物 | 戸建て |
メーカー | リクシル |
商品名 | リシェント |
カバー工法によって、およそ1日でドアを交換した事例です。
カバー工法では、古いドアを取り外して枠だけ残し、その上から新しい枠を取り付けます。
そして新しいドアを設置し、外と中に額縁を取り付けることで工事は完了です。
カバー工法により、1日で完了できるだけでなく、費用と工事の際の騒音なども抑えることが可能になります。
また、この事例ではドアを交換したことにより断熱性もアップしました。
断熱通風の玄関ドアにリフォームした事例
リフォーム費用 | 50~100万円未満 |
---|---|
工期 | 約1日 |
建物 | 戸建て |
メーカー | YKK AP |
商品名 | ドアリモ |
アルミの玄関ドアから、断熱通風親子ドアに交換したリフォーム事例です。
通風ドアで、玄関にも風の入口・出口をつくることで住戸全体の風の流れを大きくし、ニオイがこもりがちな玄関をさわやかな空間にします。
断熱効果もあるドアのため、冬の屋外の冷たい空気や夏の日射熱が屋内に伝わりにくくなります。
また、木目のデザインにしたことで、全体の雰囲気が柔らかく明るい印象になりました。
玄関ドアの耐用年数
玄関ドアの耐用年数について解説します。
玄関ドア本体の耐用年数
毎日何回も開け閉めをする玄関ドアですが、その玄関ドアの寿命を意識することはあまりないのではないでしょうか?
玄関ドア本体の耐用年数は、日頃の使い方や使用頻度などによっても変わってきますが、木製ドアの場合約15〜約20年、アルミ製ドアの場合約20〜約30年となっています。
アルミ製の方が雨や湿度などの影響を受けにくく劣化しにくい傾向にあります。
最新のドアにすることで断熱性や通気性、防犯性の向上などが期待できるでしょう。
玄関ドアのパーツの耐用年数
玄関ドアを長く使っていくためには玄関ドアの本体自体の耐用年数だけでなく、不具合が起きやすいパーツの耐用年数も知っておくことが大切です。
- ドアクローザー:約10〜約15年
- 丁番(蝶番):約15〜約25年
- ドアノブ:約10〜約15年
- 鍵:約10〜約15年
- ドアガード:約10〜約15年
パーツの耐用年数も日頃の使い方や使用頻度によって異なってきますが、どのパーツも15年ほどで寿命を迎えることがわかります。
不具合が生じているパーツを修理することでそのままドアを使い続けることができる場合もありますが、何箇所かのパーツに不具合が生じている場合には、丸ごとドアをリフォームすることを検討した方がいいでしょう。
玄関ドアのリフォーム時期の目安と劣化症状
下記のような劣化症状が出てきたら玄関ドアのリフォーム時期の目安かもしれません。
ドアノブやレバーのがたつき
毎日開け閉めする玄関ドアではドアノブやレバー部分に不具合が出やすいです。
カギがかかりにくい
鍵穴にホコリなどが溜まっていたり、潤滑油の減少、シリンダーの変形などが原因でカギがかかりにくくなってしまいます。
サビや変色
雨や日光などの影響で、サビや変色が生じ、見た目が悪くなってしまいます。
スムーズに開閉しない
ドアクローザーなどに劣化が生じることで、力を入れて引っ張らないと閉まらないなどスムーズな開閉が難しくなることがあります。
戸建ての場合などには、築30年を目安に玄関ドアなどを含めたリフォームを行う方が多いようです。
玄関ドアリフォームのポイントを解説
玄関ドアには、さまざまな商品があり、いざリフォームしようと思うと、どういう基準で選べばいいのか迷ってしまいますよね。玄関ドアのリフォームには、以下の3つのポイントを考慮して検討することをおすすめします。
デザインや色が外観の雰囲気に合うか
玄関ドアは、家の外観の印象を決める大切な要素です。
そのため、外観の雰囲気にある色やデザインで玄関ドアを選ぶのは一つのポイントとなります。
人気が高いのはブラックやグレー、ブラウンなどの色味や木目調のデザインなどのベーシックなタイプです。外観の色やデザインを選ばず合わせやすいです。
また、明るくかわいらしい雰囲気にしたい場合にはホワイトや明るいベージュなどの色味が選ばれることもあります。
少し特殊なものだと、赤や青、黄色などのビビッドな色味のものもあります。
ドアをポイントカラーとして使う場合に用いられますが、全体の外観の雰囲気に合う素材感なども重要ですので、これは上級者向けかもしれません。
さまざまな色やデザインの中から、お気に入りのものを探すのは楽しいですが、リフォームでは既存の壁などと合わせる必要があるため、施工業者のデザイナーなどと相談しながら決めるのがいいでしょう。
使い勝手はどうか
玄関ドアは、毎日何度も通る場所です。買い物後の荷物などを持って入ることもあれば、ベビーカーや旅行用のスーツケースを出し入れすることもあります。
普段の自分の出入りだけでなく、さまざまなシチュエーションを想像しながら、どんなシチュエーションでもできる限り使い勝手のよい玄関ドアを選びたいところです。
また、使い勝手でいえば、玄関ドアだけでなく玄関周りの収納の使いやすさや、靴を脱ぎ履きするときに座れるようなベンチの設置、少し先を見越して手すりの設置なども併せて行っておくと、長く使い勝手のいい玄関にリフォームできるでしょう。
リフォームの目的を満たしているか
玄関ドアのカタログなどを見ていると、ついついデザインなどに目を惹かれて忘れてしまいがちになりますが、何よりも重要なポイントは、そもそものリフォームの目的を満たす玄関ドアを選ぶことです。
例えば、玄関周りの採光や通風をもっとよくしたいという場合には、ドアの一部分に採光窓やスリットが入っているものを選んだり、風通しをよくしたいという場合には、ドアを閉めたまま風の通り道をつくれる機能がついたタイプを選ぶことが最優先です。
また、玄関からの空気が寒いまたは暑いというのを改善したいのであれば、断熱性能の高いものを、防犯が気になるのであれば開けられにくい工夫のあるタイプのものを選んで、目的に合った玄関ドアリフォームを行いましょう。
玄関ドアリフォームをする際の6つの注意点
ここで、玄関ドアリフォームにおける注意点についても抑えておきましょう。主な注意点は次の5つです。
【注意点1】ドアサイズ
玄関ドアのサイズはリフォームで最も重要なポイントです。
大きさが少しでも大きいと取り付けることができませんし、小さいと気密性が低くなり防犯面も不安が残ります。
既存の枠を活かすドア交換のみやカバー工法の場合は特に、ジャストサイズの扉を見つける必要があります。
【注意点2】前のドアと大きく異なる場合
既存のドアと大きくかけ離れたデザインのドアにする際、外観の印象も大きく変わることを頭に入れておきましょう。
ドア選びの段階から、玄関ドアだけが住宅全体に対して浮かないよう気を付けておくことが大切です。
【注意点3】ドアの断熱性を考える
玄関ドアに断熱性がないと、家の中まで外気が入ってきます。
すると夏の冷房費、そして冬の暖房費が高くついてしまうので注意が必要です。
近頃では、玄関ドア内に断熱材があり、外の温度を遮断できるタイプのドアも多くなっておるため、そうした選択肢も有効です。
【注意点4】防犯に強いドア
防犯の要とも言える玄関ドアは、しっかりとした防犯性を備えている必要があります。
空き巣手口も巧妙化している現代では、特に重要です。
ガラスを割られても鍵を開けられないようになっているサムターンや、ピッキングに対抗できるディンプルキーなど、防犯機能のついた玄関ドアも揃っています。
自宅に適した防犯度のあるドアを選びましょう。
【注意点5】既製品がなければ特注になる
既製品の扉が取り付けられない場合には、ドアを特注オーダーすることになります。
既製品よりも費用は高額になりますし、ドアの作成にも時間がかかるため、工期は長くなるでしょう。
【注意点6】通風と採光を考慮する
例えば、防犯性を最優先にして玄関ドアをリフォームしたら、玄関が暗くなってしまったり、玄関に風の通り道がなくなってしまったことで家全体の風通しが悪くなってしまった、ということも考えられます。
特に、既存の玄関が明るくて風通しがよい場合は、今の良さを忘れてしまって、別の目的だけに目がいってしまいがちです。
既存の玄関の良さは残しつつ、目的の性能や機能を取り入れられるよう、信頼できる業者などプロの意見を聞きながらリフォーム計画を進めましょう。
玄関ドアのリフォーム費用を抑える方法
玄関ドアのリフォーム費用を抑える方法を紹介します。
相見積もりをとる
リフォームを検討する際には業者に見積もりを依頼するかと思います。
その際には、1社のみに依頼するのではなく、3〜4社に同じ内容で見積もりを依頼するようにしましょう。
複数者に相見積もりをとることで、費用相場や適正な費用感をつかむことができます。
また、費用のみならず業者のサービスの質やデザイン性、見積もりの施工内容や費用の内訳が丁寧に書かれているかどうかなどを比較検討することができるというメリットもあります。
こちらから無料で簡単に見積もりが出来ますので、ぜひハピすむのリフォーム費用の無料相見積もりをご利用ください。
玄関ドア本体のグレードを下げる
玄関ドア本体のグレードを下げることで費用を安くすることができます。
玄関ドアはグレードによって費用が大きく異なってきます。
断熱性に優れたもの、カードキーに対応しているドア、両開きタイプのドア、デザインが凝っているドアなどは費用が高いです。
また、玄関ドアを選ぶ際には、どれくらいの費用で抑えたいか、何を優先させたいかを明確にしておくことで無駄な出費を抑えることができるでしょう。
カバー工法ができないか検討する
玄関ドアのカバー工法では、既存のドア枠に新しいドア枠をかぶせ玄関ドアを取り付けます。
通常であれば、既存のドア枠を撤去し、新しいドア枠を埋め込む工事が必要です。
カバー工法ではそのような工程が必要ないため、費用を抑えて玄関ドアを交換することができます。
また、費用を抑えることができるだけでなく、カバー工法により工事を約1日で終わらせることができ、工事の際の騒音も少なくすることが可能です。
カバー工法を使うことでわずかな段差ができてしまったり、ドア全体のサイズが小さくなったりしてしまいますが、費用をなるべく抑えたいという方は一度カバー工法による玄関ドアの交換を検討してみてはいかがでしょうか。
玄関ドア・玄関リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた玄関ドア・玄関リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
そんな方は、簡単に無料で比較見積もりが可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで全国1000社以上が加盟しており、玄関ドア・玄関リフォームを検討している方も安心してご利用いただけます。
一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

TOMORROW-MORNING
市村 千恵
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