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2019年02月27日更新

壁紙で出来る断熱リフォームの方法や費用をご紹介します。

断熱リフォームは住む人の健康に繋がるなどのメリットがあり、近年人気が高まっています。断熱リフォームのメリットやリフォームの方法、壁紙断熱や断熱材にかかる費用の相場などを紹介します。断熱リフォーム業者の選び方についてもまとめました。

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

断熱リフォームを行うメリット

壁紙 リフォーム 断熱

断熱リフォームとは、壁や床などに断熱材を入れたり窓を交換したりすることで、外気温の影響を受けにくくするリフォームです。断熱リフォームには高額な費用が必要となることも多いのですが、様々なメリットがあります。

断熱リフォームを行うことによるメリットについてまとめました。

快適に生活することができる

断熱リフォームを行うことによって室温を一定に保ち、快適に生活することができるというメリットがあります。断熱リフォームを行うことで、寒い冬も暑い夏も外気の影響を受けずに適温で生活することが可能です。

快適な室温を保つことで結露を防ぎ、室内の環境を良好に保つことに繋がります。

健康に繋がる

住宅の断熱性が低い場合は、健康障害が起きることがあります。

たとえば冬場は、居室を暖房で温めてもトイレや脱衣室などは寒いままで、家の中に温度差が生じます。居室間の温度差による影響が原因で、脳卒中や心筋梗塞などを起こすヒートショックになってしまうことがあります。

一方夏場は、外気の影響で室温が高くなり、室内にいても熱中症をひき起こすことがあります。また、室内と外気の温度差で生じる結露でカビなどが発生し、アレルギーなどを発症することも問題となっています。

ヒートショックや熱中症、結露によるカビなどから住む人を守り、住む人の健康に繋がることが断熱リフォームを行うことによるメリットの一つです。

光熱費を削減することができる

断熱リフォームを行うと室内の寒さや暑さが軽減され、冷暖房の使用を抑えることができます。また、適温になった室温を保つ効果もあるため、少ないエネルギーで快適な温度や湿度を保つことができ、光熱費の削減に繋がります。

主な断熱材とその選び方

断熱材には大きく分けて「無機繊維系」と「木質繊維系」、「発泡プラスチック系」の3種類があります。現在の主流となっている断熱材の種類と特徴、その選び方について紹介します。

無機繊維系断熱材

無機繊維系の断熱材で代表的なのが「グラスウール」と「ロックウール」です。それぞれの特徴をまとめました。

グラスウールの特徴

グラスウールはガラスを溶かして繊維状にしたものです。繊維によって空気が動かないようにし、熱を伝わりにくくしています。安価で一般的に普及しており、床、壁、天井など住宅のほとんどの部分で使用が可能です。

素材がガラスであるため、シロアリなどの害虫や火災に強く、有毒ガスが発生しないという特徴があります。また、吸音性や耐久性にも優れています。

木材の収縮や乾燥にも対応ができ、柱と柱の間に隙間なく施工していく充填断熱工法に適しています。軽くて施工がしやすいことも人気の要因の一つです。

ロックウールの特徴

ロックウールは玄武岩などの耐熱性に優れた鉱物を繊維状にした断熱材です。床、壁、天井など住宅のほとんどの部分で使用でき、650度以上の熱に耐えられるほど熱に強いという特徴があります。

吸音性にも優れており、住宅以外にも工場などの断熱材、防火材、吸音材などとしても使用されています。

木質繊維系断熱材

木質繊維系断熱材では、古紙を再利用した「セルロースファイバー」が代表的です。パルプや新聞古紙などを粉砕し、防虫・防火対策などのためにホウ酸系薬品を添加して作られています。

木質繊維のため、素材そのものが湿気を吸収、放出し、結露が起こりにくいのがメリットです。吸音、防虫効果があり、防火性にも優れています。

施工方法は、機械を使って柱と柱の間に吹き付けや吹き込みを行います。筋交い部分などの作業がしにくい場所にも断熱材を入れることができることもメリットの一つです。

発泡プラスチック系断熱材

発泡プラスチック系断熱材は、独立した小さな気泡の中にガスを閉じ込めて、熱が伝わりにくいようにしています。「硬質ウレタンフォーム」や「フェノールフォーム」が代表的です。

硬質ウレタンフォームの特徴

ポリオールとポリイソシアネートを主原料に生成された断熱材です。ボード状の物と、現場で機械を使って発泡する物とがあります。

断熱性と防湿性能に優れており、結露防止効果が高いのが特徴です。ほかの断熱材にはない自己接着性という特徴があり、接着剤を使わなくても対象物と接着することができます。

フェノールフォームの特徴

フェノールフォームは、フェノール樹脂を発泡させボード状にした断熱材です。熱に強く、炎に当たっても炭化するだけで煙や有害ガスが発生しないという特徴があります。経年劣化しにくいのも特徴の一つです。

断熱材の選び方

断熱材を選ぶ際には、断熱性能や費用はもちろんのこと、耐久性や耐火性、防蟻性などを考慮に入れる必要があります。断熱材には様々な特徴があり、何を重視するかはそれぞれの価値観によって決めるとよいでしょう。

コストパフォーマンスを重視する場合には、グラスウールなどの繊維系断熱材をおすすめします。特に断熱性能を重視する場合には、価格は高額になりますが、木質繊維系や発泡プラスチック断熱材を使用するとよいでしょう。

細かい部分まで断熱材を充填したい場合には、吹き付けや吹き込みによって充填する木質繊維系のセルロースファイバーや、吹き付け工法が可能な発泡プラスチック系の硬質ウレタンフォームがおすすめです。

主な断熱材の性能はJISに定められており、どの断熱材を使用しても十分な断熱性能を得ることができます。予算や住まいの環境、重視したい性能などを考慮して、断熱材選びを行うとよいでしょう。

断熱材の施工方法

住宅の断熱材の施工方法には「外断熱」と「内断熱」との2種類があります。建物の外側に断熱加工することで、建物全体を断熱材で包む工法が外断熱です。内断熱は柱や間柱の間に断熱材を入れる工法です。

外断熱の特徴

外断熱の大きな特徴が、結露を抑えることができるという点です。断熱材が家の外側にあることで壁の温度と室内の温度に差が少ないため、結露が発生しにくいという特徴があります。

結露が発生するとカビやサビが生じやすくなり、家の劣化が進んでしまいます。内断熱工法で建てられた家と比べて外断熱工法で建てられた家の方が長持ちする傾向にあり、構造体を断熱材が覆うので気密性が高くなるのがメリットです。

一方、外断熱のデメリットは内断熱と比べて費用が高額になるという点です。日本では内断熱工法が主流で外断熱工法の技術を持つ職人が少ないことや、天候の影響を受けやすいことなどから費用が高額になります。

外壁が厚くなるため、敷地に余裕が必要なのもデメリットの一つです。また、高気密、高断熱になるいっぽうで、換気は欠かせないので換気計画を立てる必要があります。

内断熱の特徴

内断熱工法のメリットは、外断熱工法と比べて費用が抑えられるという点です。また、施工が容易で、日本でも昔から取り入れられていた工法なので、ほとんどの施工業者で内断熱を選択することができます。

デメリットは外断熱工法と比べて気密性が低く、結露が発生しやすい点です。結露の発生には鉄筋コンクリート造か木造かによって差があり、鉄筋コンクリート造の方が内外の温度差が生じ結露が発生しやすいと言われています。

また、柱や梁などの構造体で断熱材が途切れ、部屋ごとに温度差が生じることもあります。


断熱を行う箇所別の費用の相場

断熱工事には、主に床下断熱と壁の断熱、天井の断熱の3種類があります。断熱工事を行う際の費用の相場を、断熱を行う箇所別にまとめました。

 

鉄骨系、木質系、コンクリート系、ユニット系など構造材質によっても断熱リフォームの方法と費用は大きく変わってきます。
信頼おける建築士など専門家を交え、工事優先度や予算などしっかりした計画が必要です。

床下の断熱工事にかかる費用の相場

床下の断熱工事には、床材を剥がさずに床下から断熱材を入れる方法と、床下断熱と共に床材の張替えを行う方法とがあります。床材の張替えを行う場合には、既存の床材を剥がして断熱材を入れ、新しい床材を上から張ります。

これらの工事をすることで床下からの冷気をさえぎり、冬場の足元からの冷えを防ぐことができます。

床下断熱のみを行う場合の費用の相場:約200,000~300,000円/20坪
床下断熱と床材の張替えを共に行う場合の費用の相場:約700,000~1,200,000円/20坪

壁の断熱工事にかかる費用の相場

壁の断熱工事には家の内側から施工する方法と外側から施工する方法があります。

家の内側から施工する場合には、壁の骨組みの間に断熱材を詰めていきます。既存の壁の解体、補修、貼替えなどを伴います。キッチンや洗面台などの設備機器を着脱する必要がある際には、費用が高額になります。

壁断熱にかかる費用の相場(内断熱):約800,000~1,700,000円/150㎡(平均的住宅の壁面積)

家の外側から施工する場合には、外壁の塗料を断熱効果のあるものにする方法と、骨組みの外側に断熱材を設置する方法などがあります。

壁断熱にかかる費用の相場(外断熱):約800,000~1,200,000円/150㎡(平均的住宅の壁面積)

天井の断熱工事にかかる費用の相場

天井の断熱工事は、天井を剥がさずに施工する場合と剥がして行う場合とで費用が大きく異なります。天井裏に人が入れるスペースがあり強度が十分ならば、天井を剥がさずに天井裏から施工することが可能です。

施工方法には敷き込み工法と吹込み工法とがあり、吹込み工法の方が費用が高額になります。敷き込み工法は天井の骨組みの間に断熱材を敷き詰める工法です。吹込み装置を使って断熱材を吹込む工法が吹込み工法です。

天井からの日射熱を防ぎ、夏場の冷房の効きを良くする効果や、冬場の室内の熱損失を軽減する効果があります。

天井断熱にかかる費用の相場(天井を剥がして施工する場合):約400,000~900,000円/20坪(平均的住宅の天井面積)

天井断熱にかかる費用の相場(天井を剥がさずに施工する場合):約150,000~500,000円/20坪(平均的住宅の天井面積)

断熱工事の費用を抑えるコツ

断熱工事の費用を抑えたい場合には、ほかのリフォームと一緒に行うことをおすすめします。足場が必要な外断熱を行う際には、足場が必要な屋根のメンテナンスなどの工事を同時に行うとトータルコストが抑えられるためです。

既存の壁や床材などを剥がして施工する方が作業がしやすいため、同時に壁や床材を交換するリフォームをするとよいでしょう。壁材を剥がす際に、耐震補強工事などを一緒に行うという方法もあります。

また、家全体の断熱リフォームを同時に行うことで、足場や解体費用などの共通した費用を削減することができるため、コストダウンに繋がります。

DIYでできる断熱リフォーム

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壁や床などに断熱材を入れる工事は、DIYでは難しいのでリフォーム業者に依頼することをおすすめしますが、DIYでも簡単にできるリフォーム方法があります。DIYでできるおすすめの断熱リフォーム方法を紹介します。

断熱効果のある壁紙・断熱シートを使ったリフォーム

断熱効果のある壁紙や断熱シートを貼るリフォームは、DIYでも比較的簡単に壁断熱を行うことができます。断熱効果のある壁紙を必要な大きさに切って壁に貼るだけなので、作業は比較的簡単です。

また、シール状になっている断熱シートは、比較的安価で施工性も高く、気軽にリフォームすることができますが、耐久性はあまり高くありません。頻繁なリフォームが必要となる場合もあります。

断熱塗料を使ったリフォーム

熱伝導率が低い物質が含まれている断熱塗料を塗ることで、DIYでも断熱効果を得ることが可能です。暑い夏の外気の侵入を防ぎ、冬場は室内の暖かい空気を逃がさない効果があります。

安価な塗料もあり気軽にDIYができますが、断熱効果が低いものもあるため性能を調べて選ぶことをおすすめします。また、壁の状態によってはきれいに塗ることが難しい場合もあるので注意が必要です。

失敗しないリフォーム業者の選び方

取り扱う工事内容や会社の規模などは、リフォームを行う業者によって実に様々です。断熱リフォームを行う際に後悔がないよう、失敗しないリフォーム業者の選び方を紹介します。

断熱リフォームの実績がある

リフォーム業者にはそれぞれ得意とする工事内容があります。まずは、断熱リフォームの実績が豊富な業者に依頼することが重要です。希望する断熱方法を得意としている業者をホームページなどで探すとよいでしょう。

また、見積もりを依頼するときには、希望する断熱リフォームの方法をあらかじめ明確にしておくことをおすすめします。実績が豊富な業者の場合、現場の状況に応じて納得のできるプランを作成してもらえるでしょう。

アフターフォローが充実している

業者によっては保証やアフターフォローを行っていないケースもあります。費用面だけでなく、アフターフォローの有無の確認も必要です。独自のアフターフォローを用意している業者もあるので確認しておきましょう。

リフォーム瑕疵保険に加入している業者ならば、瑕疵の補修に保険金を利用することができます。万が一業者が倒産した場合には、保険会社に直接保険金の請求が可能です。また、工事完了時には第三者検査員の検査も入るので、安心です。

複数社に見積もりを依頼する

信頼できるリフォーム業社が見つからない場合には、複数の業者に相見積もりを取ることをおすすめします。同じ条件で見積もり依頼をして、見積もり金額と内容を確認します。

業者によっては工事の方法や使用する材料が異なる場合もあるので、見積もり内容を詳しく確認し、比較することが重要です。効果的なリフォーム方法の提案がなされているかチェックします。

また、担当者のマナーが行き届いているかどうかも、重要なポイントです。リフォームに求めている価値観を再確認し、自分に合ったリフォーム業者を見極めていくことが大切です。

一度は会社を訪問しておくべきでしょう。資材置き場や工事車両などが小規模でもキチンと整備され、責任者が工事実績などをしっかり具体的に説明してくれるような業者であれば、ほぼ安心ですが、中にはデスクと電話だけで100%外注工事の営業専門会社もあるので要注意です。

壁紙・壁リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた壁紙・壁リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

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