目次
断熱材の役割とは?
断熱材には、建物の外部に接する屋根や壁、床などに施工することによって、外の冷気や熱を伝わりにくくして暑さや寒さを防ぐという役割があります。
そのため断熱材を取り入れることによって夏は涼しく冬は暖かいという、人体に優しい住まい環境を作ることができます。
さらに断熱材は建物の内部を埋めるので、建物の気密性が高くなります。気密性が高まることで建物の外部からの空気の流入や建物の内部からの空気の流出が少なくなり、室内の温度を一定に保つことができます。
このように断熱材によって気密性を高めることで、夏は暑い空気、冬は寒い空気の室内への流入を抑え、エアコンにより生まれた夏の涼しい空気、冬の暖かい空気の流出を抑えます。また、これにより冷暖房効率がよくなり、環境への配慮や省エネルギーにもつながります。
断熱材を選ぶ基準とは?
断熱材にはさまざまな種類がありますが、断熱材を選ぶ際、どのような基準があるのでしょうか。ここではさまざまな種類のある断熱材から最適なものを選ぶ基準について詳しく解説していきます。
断熱性能で選ぶ
断熱材を選ぶ上でもっとも重要なことは断熱性能で選ぶことです。
熱の伝わり方である熱伝導率が低いほど、断熱性能が高いといえますが、断熱材の厚みも断熱性能に大きく関わっています。
熱伝導率が比較的低い素材としては、発泡プラスチック系があげられ、次に熱伝導率が低いものはグラスウールなどの繊維系断熱材とされています。
しかし一般的に断熱性能が高いとされる発泡プラスチック系や繊維系断熱材でも、実際に施工してみると大きく断熱性能が落ちる場合があります。
これらの断熱材をどのような場所にどう施工するかで、断熱性能がかなり変わってくることがあるので、事前に業者に相談をして最適な断熱材を選ぶ必要があります。
耐火性・難燃性の有無で選ぶ
断熱材を耐火性・難燃性の有無で選ぶことはとても大切なことです。断熱材に耐火性・難燃性があるかどうかで、火災時の安全性が違ってくるためです。
繊維系断熱材の中ではグラスウールなどの主原料にガラスなどの無機質な素材を使用しているものは、火災時に燃えにくい特徴があります。
発泡プラスチック系の断熱材では、全体的に可燃性の物が多いですが、フェノールフォームは比較的燃えにくいとされています。
有毒ガスを発生させないかで選ぶ
断熱材を選ぶ際には、耐火性・難燃性の有無だけではなく、万が一火災になった時に有毒ガスを発生させないかどうかで選ぶことも非常に大切です。
なぜなら火災の発生時には、有毒ガスによる一酸化炭素中毒や窒息死が死因になる場合が多いからです。
例えば、ウレタンフォームは火災の時に有毒ガスであるシアン化水素を発生させます。このシアン化水素は鼻や口から吸いこむだけでなく、皮膚からも吸収されてしまうので大変危険です。
一方、比較的有毒ガスの発生が少ないものとして、グラスウールやロックウールがあげられます。これらの断熱材には有毒なシアン化水素や猛烈な発煙も発生しにくい特徴があります。
施工箇所で選ぶ
断熱材を選ぶ時には施工箇所で選ぶことも大事です。
例えば、ロックウールやグラスウールなどの繊維系断熱材は水気に弱いので、結露の起こりやすい箇所への施工には適していません。結露が起こって水気の影響を受けると、断熱性能が落ちてしまうからです。
また雨漏りの起こりやすい天井や屋根には繊維系断熱材はあまり適さないといえるでしょう。
このように結露や雨漏りが起こりやすい場所は、フェノールフォームやポリスチレンフォームなどの耐水性がある発泡スチロール系の断熱材を使用するとよいでしょう。
一方で、発泡スチロール系の断熱材は耐火性が弱いので、キッチンなど火気をよく使用する場所への施工は避けた方がよいといえます。
費用対効果で選ぶ
断熱材は選ぶ種類によって、価格や断熱効果が変わってきます。そのため断熱材を選ぶ際には費用対効果を考慮して選ぶことが大切です。
例えば、フェノールフォームやポリスチレンフォームなどの発泡プラスチック系断熱材は、耐水性・耐久性に優れているという特徴がありますが、価格は比較的高価になります。
またグラスウールなどの無機繊維系断熱材は、耐水性がなく水気に弱い特徴がありますが、価格は比較的安価です。そのため、湿気の少ない場所への施工を行えば費用が抑えられるメリットがあります。
このように断熱材を選ぶ際には、価格と断熱効果を考慮した費用対効果で選ぶことが大切なのです。
断熱材の分類、各断熱材の特徴は?
前述しているとおり、断熱材にはさまざまな種類がありますが、大きく分類すると「繊維系」「発泡プラスチック系」「天然素材系」の3つに分けられます。
「繊維系」は素材によって「無機繊維系」と「木質繊維系」に分けられます。それぞれの断熱材の特徴は以下の表のとおりになります。
無機繊維系
特徴 | ガラスを溶かして繊維状にしたもの |
種類 | グラスウール・ロックウール |
無機繊維系断熱材は、グラスウールやロックウールなど鉱物を原料とした断熱材です。
木質繊維系
特徴 | 繊維と繊維の間に空気を含ませて、クッションのような状態にして使用 |
種類 | セルロースファイバー・インシュレーションボード |
木質繊維系断熱材はエコロジーで環境評価の高い断熱材とされています。リサイクル材料のため、環境のためにも今後の更なる普及が期待されています。
発泡プラスチック系
特徴 | プラスチックを発泡させて細かい気泡の中に空気を閉じ込めて作られた |
種類 | ポリエチレンフォーム・ビーズ法ポリスチレンフォーム・押出法ポリスチレンフォーム・硬質ウレタンフォーム・フェノールフォーム |
発泡プラスチック系断熱材の中でも、高性能品の中には断熱性の高いガスを封じ込めたものもあります。
天然素材系
特徴 | 無添加で自然素材を原料にした断熱材。環境や人体に優しい素材だが高価 |
種類 | 羊毛断熱材・炭化コルク |
天然素材系断熱材には羊毛や炭化コルクを原料としたものがあります。いずれも自然素材やコルク材の端材を使用したものなので環境に優しい素材ですが、値段が高価になります。
断熱材11種類の性能・特徴を比較!
断熱材の主な11種類の性能を比較すると、以下の表のとおりです。断熱材を選ぶ際には参考にしてください。
種類 | 熱伝導率 | 熱抵抗値 | 厚さ | 対応する工法 |
グラスウール | 0.050 | 1.00 | 50mm | 充填 |
ロックウール | 0.038 | 1.31 | 50mm | 充填 |
セルロースファイバー | 0.040 | 2.50 | 100mm | 充填 |
インシュレーションボード | 0.050 | 1.00 | 50mm | 充填 |
ポリエチレンフォーム | 0.042 | 0.59 | 25mm | 充填 |
ビーズ法ポリスチレンフォーム | 0.043 | 0.23 | 10mm | 外張り |
押出法ポリスチレンフォーム | 0.040 | 0.50 | 20mm | 外張り |
硬質ウレタンフォーム | 0.024 | 0.29 | 7mm | 充填・外張り |
フェノールフォーム | 0.026 | 0.58 | 15mm | 充填・外張り |
羊毛断熱材 | 0.039 | 1.50 | 60mm | 充填 |
炭化コルク | 0.034 | – | 25mm | 充填・外張り |
熱抵抗値とは?
断熱材の中からどれを使用するか選ぶ際に基準となる熱抵抗値は、熱伝導率以上に大切といえます。
熱抵抗値とは、ある部分がどのくらい熱を通しにくいかを表す数値で、R値とも呼ばれます。
熱抵抗値を求めるには「熱伝導率」といわれる断熱材自体の性能と、「断熱材の厚み」の2つの要素が必要になります。「熱伝導率」が小さければ小さいほど断熱性能が高く、「断熱材の厚み」が増すほど断熱効果も増します。
熱抵抗値は「厚み÷熱伝導率」で導き出すことができます。計算して出てきた数値が大きければ大きいほど、抵抗が大きく熱を通しにくいといえます。
例えば高性能グラスウールで熱伝導率が0.036で厚さ105mmのものを施工する場合は、0.105(m)÷0.036(W/m・K)=2.916666(㎡k/W)となります。
熱伝導率とは?
熱伝導率も断熱材を選ぶ際にとても大切な基準となるもので、熱の伝わりやすさを示す数値です。熱伝導率が小さいほど熱が伝わりにくく、断熱性能が高いといえます。
熱伝導率は性能によってAからFまでのランクに分けられており、Fがもっとも熱伝導率が小さく、断熱材として優れた性能を発揮するものとされ、Aがもっとも熱が伝わりやすく断熱材としての性能は劣ります。
Aランクの中でもA-1、A-2と2つのランクに分けられており、A-1がもっとも熱が伝わりやすく断熱性能は劣るとされています。
①グラスウール
グラスウールの原料はガラス繊維で、住宅の断熱材の中でもっとも一般的で広く普及している断熱材です。
熱に強く燃えにくい性質があり、比較的手に入りやすく施工がしやすい断熱材です。デメリットは湿気に弱く、水を含むとカビが発生したり重さでずり落ちてしまうこともあるため、しっかりとした施工が求められます。
価格は安価で広く取り入れやすい断熱材といえるでしょう。
メリット | ・劣化しにくい ・比較的手に入りやすい ・施工がしやすい ・断熱性能が高い ・防虫効果がある ・防音効果がある |
デメリット | ・水や湿気に弱い |
熱伝導率 | 0.050 |
厚さ | 50mm |
熱抵抗値 | 1.00 |
対応可能な工法 | 充填 |
製品価格帯 | 約600円〜約1,800円/平方メートル |
②ロックウール
ロックウールの原料は玄武岩などの岩石やスラグといった鉱物のため、グラスウールと同様に熱に強く燃えにくい性質があります。
耐火性能、防音効果があるのはグラスウールと同じですが、ロックウールの方が断熱性能は高いです。
どちらかというとヨーロッパの住宅で広く使われており、日本ではグラスウールほどは広く普及していないといえます。
メリット | ・比較的手に入りやすい ・施工がしやすい ・害虫対策になる ・断熱性能が高い ・吸音性が高い |
デメリット | ・水や湿気に弱い |
熱伝導率 | 0.038 |
厚さ | 50mm |
熱抵抗値 | 1.31 |
対応可能な工法 | 充填 |
製品価格帯 | 約600~約1,800円/平方メートル |
③セルロースファイバー
セルロースファイバーは新聞紙などの古紙、段ボール、おがくずなどが原料です。天然素材を原料としているので、人体や環境に優しい断熱材です。
またセルロースファイバーの原料自体が吸放湿性を持っており、調湿性能が高い断熱材といえるでしょう。
デメリットとしては価格がかなり高価で、施工が容易ではないので専門的な技術が必要ということがあげられます。
メリット | ・調湿性能が高い、結露対策になる ・防音性、吸音性が高い ・害虫対策になる ・古紙を再利用していて環境に優しい |
デメリット | ・重量が重い ・価格が高い ・施工に技術が必要 |
熱伝導率 | 0.040 |
厚さ | 100mm |
熱抵抗値 | 2.50 |
対応可能な工法 | 充填 |
製品価格帯 | 約6,000円~約9,000円/平方メートル |
④インシュレーションボード
インシュレーションボードは木材を細かく粉砕して、撥水加工を施したボード状の断熱材です。木質繊維なので透湿性に優れていて、結露しにくいという特徴があります。
また吸音性に優れていて耐久性があることもメリットといえるでしょう。
デメリットとしてはシロアリなど害虫に弱い点と、価格が比較的高いわりに断熱性はそこまで高くないという点です。
メリット | ・吸音性能が高い ・調湿性能が高い ・廃木材等を再利用していて環境に優しい |
デメリット | ・シロアリなど害虫に弱い ・価格が高め ・断熱性はそこまで高くない |
熱伝導率 | 0.050 |
厚さ | 50mm |
熱抵抗値 | 1.00 |
対応可能な工法 | 充填 |
製品価格帯 | 約5,000円~約6,000円/平方メートル |
⑤ポリエチレンフォーム
ポリエチレンフォームは、ポリエチレン樹脂を発泡成形して作られた断熱材です。
耐水性、吸音性が高く、取り扱いしやすいため施工がしやすい点がメリットですが、熱に弱く燃えやすい点がデメリットといえます。
また施工しやすいので、入り組んだ場所や複雑な形状の場所にも敷き詰めやすいという特徴があります。
メリット | ・耐水性が高い、結露対策になる ・吸音性が高い ・取り扱いやすく施工がしやすい |
デメリット | ・熱に弱く燃えやすい |
熱伝導率 | 0.042 |
厚さ | 25mm |
熱抵抗値 | 0.59 |
対応可能な工法 | 充填 |
製品価格帯 | 約900円~約2,700円/平方メートル |
⑥ビーズ法ポリスチレンフォーム
ビーズ法ポリスチレンフォームは、ビーズ状スチロール樹脂を金型内で融着させて成型することで作られた断熱材です。
ビーズ法ポリスチレンフォームは一般的には発泡スチロールやフォームスチレンという名称で呼ばれることが多いです。
メリットとしては耐水性や耐久性が高く、重量が軽いため施工がしやすい点があげられます。一方で熱に弱いところがデメリットといえるでしょう。
価格帯は高すぎることも低すぎることもなく、比較的使いやすい値段です。
メリット | ・耐水性が高い ・耐久性が高い ・重量が軽く施工がしやすい ・比較的安価 |
デメリット | ・熱に弱い |
熱伝導率 | 0.043 |
厚さ | 10mm |
熱抵抗値 | 0.23 |
対応可能な工法 | 充填 |
製品価格帯 | 約600円~約3,000円/平方メートル |
⑦押出法ポリスチレンフォーム
押出法ポリスチレンフォームは原料としてはビーズ法ポリスチレンフォームと同じものを使います。しかし製作する工程で、ポリスチレンに発泡剤、難燃剤を押出機内で溶融混合させて押出成形を行って作られます。
水や湿気に強く耐水性が高い点や、重量が軽く扱いやすい点がメリットとしてあげられます。
一方で、ビーズ法ポリスチレンフォームと同じく熱に弱い点がデメリットといえます。
メリット | ・耐水性が高い ・耐久性が高い ・断熱性が高い ・重量が軽く施工がしやすい ・施工がしやすい ・ホルムアルデヒド等を含まず安全 |
デメリット | ・熱に弱い |
熱伝導率 | 0.040 |
厚さ | 20mm |
熱抵抗値 | 0.50 |
対応可能な工法 | 充填 |
製品価格帯 | 約600円~約3,000円/平方メートル |
⑧硬質ウレタンフォーム
硬質ウレタンフォームは、ポリウレタン樹脂に発泡剤を加えたものです。工場でボード状に作られたタイプと、現場で吹き付けて使うタイプの2種類があります。
近年、需要が高くよく使われているのは現場で吹き付けて使うタイプです。ガスを利用して、液体のウレタンを発泡させながら吹き付けていくので、隙間ができにくく断熱性が高くなります。
ただ、現場での手間がかかるため高額になりやすく、施工にはある程度の技術が必要となります。
メリット | ・耐熱性が高い ・耐久性が高い ・吸音効果がある ・断熱性能が高い |
デメリット | ・燃えると有毒ガスを発生する ・シロアリなど害虫に弱い ・価格が高い |
熱伝導率 | 0.024 |
厚さ | 7mm |
熱抵抗値 | 0.29 |
対応可能な工法 | 充填 |
製品価格帯 | 約3,000円~約6,000円/平方メートル |
⑨羊毛断熱材
羊毛断熱材は羊毛に防虫処理を施して加工した断熱材です。高い調湿性能と断熱性に優れています。
また害虫に強く、天然素材のため人体に優しいというメリットがあります。
その一方で取り扱っているメーカーが少なく手に入りにくいのがデメリットです。価格は高価な方ですが、天然素材の中では比較的手に入りやすい価格でしょう。
メリット | ・調湿性能が高い ・害虫に強い ・断熱性が高い ・耐久性が高い ・天然素材なので人体に優しい |
デメリット | ・取り扱うメーカーが少ない ・価格が高い |
熱伝導率 | 0.039 |
厚さ | 60mm |
熱抵抗値 | 1.50 |
対応可能な工法 | 充填 |
製品価格帯 | 約1,500円~約3,600円/平方メートル |
⑩フェノールフォーム
フェノールフォームは、フェノール樹脂に発泡剤や硬化剤を加えて加工し、ボード状に成型したものです。
熱で硬化する特徴を持っているため、耐熱性が高く燃えにくい性質があり、火災時に有毒ガスを発生しないという特徴があります。また劣化しにくく、耐水性が高いというメリットもあります。
一方でデメリットとしては、シロアリに弱いという点があげられます。また耐熱性は高いですが、価格も高価になります。
メリット | ・劣化しにくい ・耐熱性が高い ・耐火性が高い、火災時に有毒ガスを発生しない ・耐水性が高い |
デメリット | ・シロアリに弱い ・価格が高い |
熱伝導率 | 0.026 |
厚さ | 15mm |
熱抵抗値 | 0.58 |
対応可能な工法 | 外張り |
製品価格帯 | 約3,000円~約6,000円/平方メートル |
⑪炭化コルク
炭化コルクはワインの栓やコルクボードの原料であるコルクを炭化させて作った断熱材です。
コルクの原料となるコルク樫にはもともと、自然由来の防虫効果があり、ダニの発生を抑える効果があります。
またコルクの中には空気がたくさん含まれているため、断熱性、調湿性、吸音性に優れているというメリットがあります。
化学物質を使用しない天然素材なので人体や環境に優しい断熱材ですが、良質なコルクが少ないことや加工に手間がかかるため高価になってしまう点がデメリットといえます。
メリット | ・防虫効果がある ・断熱性、調湿性に優れている ・吸音性が高い ・端材のリサイクルで環境に優しい |
デメリット | ・価格が高い |
熱伝導率 | 0.034 |
厚さ | 25mm |
熱抵抗値 | – |
対応可能な工法 | 充填 |
製品価格帯 | 約7,000円~約8,000円/平方メートル |
外張り断熱と充填断熱との違いは?
断熱材の性能は前述しているとおり断熱材の種類によって違いますが、種類だけではなく断熱材の工法によっても断熱性能が違ってきます。
断熱工法には外張り断熱と充填断熱がありますが、それらの違いはどのようなものがあるのでしょうか。詳しく解説していきます。
外張り断熱
外張り断熱は柱などの建物の構造材の外側を断熱材で包み込む方法です。
壁の中の空間を残す方法なので、配線や配管などのダクトスペースが確保でき、比較的施工が簡単です。また、結露や木材の腐食が少なくなることもメリットのひとつです。
一方で外張り断熱は充填断熱よりも費用が高くなったり、経年劣化の影響を受けやすかったりすることがデメリットです。
また、断熱材の重さで壁が垂れ下がることがあるので、あまり分厚くできないという特徴もあります。
硬質ウレタンフォーム、押出法ポリスチレンフォーム、フェノールフォームなどが外張り断熱工法で用いられる断熱材です。
充填断熱
充填断熱は柱などの建物の構造材の間に断熱材を充填していく方法です。
広く一般的に使われている工法で、建物の構造材の間に断熱材を充填していくため、支持材などで新たに断熱のためのスペースを作る必要がないので、外張り断熱より費用が抑えられることが多いです。
デメリットとしては柱などの間に断熱材を充填するため、断熱材が途中で途切れることで気密性を確保しにくいことがあげられます。
グラスウール、ロックウール、セルロースファイバーなどの繊維系断熱材が充填断熱工法で用いられる断熱材です。
断熱材を選ぶ際の注意点
ここではさまざまな種類がある中で、最適な断熱材を選ぶ際の注意点について詳しく解説していきます。
断熱材や施工方法が効果に影響する
さまざまな種類があり、どの断熱材を選べばよいのか迷ってしまうことが多いですが、それぞれの住宅に合った断熱材や工法を選ばなければ、その断熱材の性能が十分発揮されません。
まず断熱材の特徴を十分に踏まえた上で、その断熱材の効果が十分に発揮できる場所に施工することが大切です。
例えば、グラスウールやロックウールなどの繊維系断熱材は水に弱いことがデメリットなので、雨漏りしやすい天井や湿気の多い床などには適しません。
湿気の多い場所には、ウレタンフォームやポリスチレンフォームなどが適しています。
このように断熱材の特徴や施工方法が断熱効果に大きく影響するため、断熱材を選ぶ際には注意が必要です。
施工会社によって提案が変わる
どの断熱材がよいか、どの施工方法で行うかという提案は、依頼した施工会社によって変わってきます。
建物の構造や工法、建物の築年数や状況によって、施工会社の見極め方や提案内容は変わってきます。また、暑さや寒さなどの気候の違いも地域によって違うため、それによっても提案内容は変わるでしょう。
断熱材の施工を依頼する際は、十分に施工会社と相談して決める必要があるといえます。
高断熱のハウスメーカーが使用する断熱材の特徴
ここでは高断熱を特長とするハウスメーカーが使用する断熱材の特徴について解説していきます。各ハウスメーカーの断熱性能が高い理由や、ハウスメーカーの特徴などについても詳しく解説しますので参考にしてください。
一条工務店
推奨断熱材 | 高性能ウレタンフォーム |
特徴 | ・湿気に強く劣化しない ・一般的なグラスウールの約2倍の断熱性能 |
熱伝導率 | 0.020 |
厚さ | 天井 235mm 外壁 190mm 床 140mm |
対応可能な工法 | 充填、外張り |
価格帯 | 高価 |
一条工務店が推奨している「高性能ウレタンフォーム」は、一般的なグラスウールの約2倍の断熱性能があります。それを天井・外壁・床に採用しているため、外気温の影響を受けにくく快適な室温を保つことを可能にしました。
また「高性能ウレタンフォーム」は湿気に強いという特徴もあり変形しにくいため、劣化しにくいというメリットがあります。
湿気に弱い断熱材だと水分を含んだり劣化が進むことで熱が伝わりやすくなってしまい断熱効果が落ちてしまうのです。その点で湿気に強く劣化しにくい「高性能ウレタンフォーム」は断熱効果が長く持続します。
また壁パネルには、外側50mm、内側140mmの「高性能ウレタンフォーム」を組み合わせて張る「外内ダブル断熱構法」を採用しているため、より高い断熱効果が期待できるといえます。
アイフルホーム
推奨断熱材 | 高性能グラスウール フェノールフォーム |
特徴 | ・熱に強く燃えにくい ・断熱性能が高い ・気密性が高い |
熱伝導率 | 0.020 |
厚さ | 70mm |
熱抵抗値 | 3.5 |
対応可能な工法 | 充填、外張り |
価格帯 | 安価~高価 |
アイフルホームが推奨している断熱材は「高性能グラスウール」と「フェノールフォーム」です。
アイフルホームが独自で開発した「高性能断熱パネルHQP-W ハイクオリティパネルダブル」を使用した場合、高性能グラスウールを使用した場合と比べて同等の断熱効果がありながら厚さを半分以下に抑えることができます。
また、アイフルホームでは住宅の気密測定を標準仕様でも行っている点もメリットといえるでしょう。
ミサワホーム
推奨断熱材 | グラスウール(屋根・床・壁) ロックウール(天井) |
特徴 | ・熱に強く燃えにくい ・性質重量が軽く施工しやすい |
熱伝導率 | 0.38~0.51 |
厚さ | 90mm |
対応可能な工法 | 充填 |
価格帯 | 安価 |
ミサワホームでは、屋根・床・壁には「グラスウール」、天井には「ロックウール」を推奨断熱材としています。
ミサワホームが高精度な品質で製造しているのは木質パネルの断熱材です。
木質パネルの断熱材は、木質パネル同士を高分子接着剤で接合する中に軽量なグラスウールを充填したものなので、劣化によりグラスウールが重さでずれ落ちることがないのが特徴です。
この木質パネルの断熱材は、木質系工業化住宅メーカーであるミサワホームの大きな特徴であるといえるでしょう。
三井ホーム
推奨断熱材 | グラスウール(壁・床) ビーズ法ポリスチレンフォーム(屋根) |
特徴 | ・通常のロックウールの1.3倍の断熱性能 ・耐久性が高い |
熱伝導率 | 0.016(窓) |
厚さ | 屋根 160mm 外壁 140mm 床下 89mm |
対応可能な工法 | 充填、外張り |
価格帯 | 安価~普通 |
三井ホームが推奨する断熱材は、グラスウール(壁・床)とビーズ法ポリスチレンフォーム(屋根)です。
屋根にはビーズ法ポリスチレンフォームを強固に接着した「ダブルシールドパネル」を独自で開発し、高い断熱性能と耐久性を実現しています。また三井ホームでは、アルゴンガス入り高遮熱Low-E複層ガラスを採用するなど、住宅業界の中でもトップレベルの断熱性への取り組みを行っています。
断熱材のおすすめメーカーと商品10選
断熱材を製造しているメーカーは多いですが、その中でもおすすめのメーカーと商品10選をあげて、各商品について詳しく解説していきます。断熱材を選ぶ際には参考にしてみてください。
旭ファイバーグラス「アクリアシリーズ」
断熱材の種類 | グラスウール |
原材料 | ガラス |
価格帯 | 約600円~約1,800円/平方メートル |
旭ファイバーグラスの「アクリアシリーズ」は、約3ミクロンという超細繊維を実現して、細ければ細いほど断熱性が高まるグラスウールの中でも群を抜いています。
この「アクリアシリーズ」の中でも「アクリアアルファ」は、一般社団法人省エネルギーセンター主催の平成26年度(2014年)「省エネ大賞」の製品・ビジネスモデル部門において「資源エネルギー庁長官賞」を受賞しました。
また「アクリアシリーズ」はホルムアルデヒドを一切含まない原材料を使用している、健康と環境に優しい断熱材としてもおすすめです。
JFEロックファイバー「アムマットシリーズ」
断熱材の種類 | ロックウール |
原材料 | 岩石 |
価格帯 | 約800円~約2,800円/平方メートル |
JFEロックファイバーの「アムマットシリーズ」は快適さと機能性を重視したロックウール断熱材です。
特徴としては、室内側に防湿フィルムが貼られているので、湿気に強く結露しにくいという点があげられます。また熱に強く、燃えにくい性質があり、不燃材料として天井・壁・床に用いることができます。
重量が軽くて施工しやすいというメリットもあります。天井用として「天井2枚重ね用アムネット」もあります。
また「アムマットプレミアム」は防湿フィルムを通常よりも厚くしたことによって、さらに湿気に強く結露しにくくなっています。
日本製紙木材「スーパージェットファイバー」
断熱材の種類 | セルロースファイバー |
原材料 | 新聞古紙 |
価格帯 | 約1,800円~約2,200円/平方メートル |
日本製紙木材の「スーパージェットファイバー」は、売れ残った新聞古紙を主原料とした人と環境に優しいリサイクル商品です。
さらに製造する際に水や熱を使わないため、通常のガラス繊維断熱材を製造する際の約7分の1のエネルギーですむことも省エネといえるでしょう。
そのようにエコな断熱材でありながら、「スーパージェットファイバー」は断熱性能が非常に高い断熱材です。また吸放湿性がある素材なので、結露防止効果も高いです。
さらに熱に強く燃えにくい性質があり、有毒ガスを発生することもほとんどありません。
「スーパージェットファイバー」はリフォーム補助金制度の「高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業」の補助対象製品のひとつとなっています。
高本コーポレーション「EFR40/EFR50」
断熱材の種類 | ビーズ法ポリスチレンフォーム |
原材料 | 発泡スチロール |
価格帯 | 約600円~約3,000円/平方メートル |
高本コーポレーションの「EFR40」「EFR50」は、ビーズ法ポリスチレンフォームの断熱材です。
従来の発泡スチロールを原材料とした断熱材の「燃えやすい」「柔らかい」という欠点を克服し、火に強く燃えにくい上に形状が崩れにくく、燃えても有毒ガスを発生しない難燃素材として生まれかわりました。
また人体に害のないホウ酸でビーズをコーティングしているので、シロアリなどの害虫に強い点もメリットといえるでしょう。
「EFR40」は木造住宅用として外張り断熱工法、「EFR50」はRC造住宅用として外断熱工法として用いることができます。
JSP「ミラフォーム」
断熱材の種類 | 押出法ポリスチレンフォーム |
原材料 | 発泡スチロール |
価格帯 | 約800円~約3,000円/平方メートル |
JSPの「ミラフォーム」は、独立した無数の気泡からなる空気の板を作ることによって高い断熱性能を誇り、熱伝導率はコンクリートの約50分の1となっています。
また「ミラフォーム」は水分がほとんど浸透しない性質なので、結露の発生を抑える効果も高いです。
「ミラフォーム」は現場でカットする際にカッターナイフなどでも簡単に切ることができ、施工しやすく加工性も抜群によいといえます。
またノンフロン製品であり、ホルムアルデヒドを一切使用しないシックハウス対策製品となっているので、人体と環境に配慮した製品といえるでしょう。
岡部「スタイロフォーム」
断熱材の種類 | 押出発泡ポリスチレンフォーム |
原材料 | 発泡スチロール |
価格帯 | 約1,000円~約2,800円/平方メートル |
岡部の「スタイロフォーム」は押出発泡ポリスチレンフォームの代表的な製品です。熱伝導性が低く断熱性能に優れていて、水分にも強い耐水性も兼ね備えた製品です。
またノンフロン製品なので人と環境に優しい断熱材といえるでしょう。スタイロフォームと特殊フィルムを一体化成型しているため、施工しやすく作業工程の短縮、省力化が期待できます。
日本アクア「アクアフォームシリーズ」
断熱材の種類 | 硬質ウレタンフォーム |
原材料 | ポリウレタン樹脂 |
価格帯 | 約3,000円~約5,000円/平方メートル |
日本アクアの「アクアフォームシリーズ」は、現場発泡の硬質ウレタンフォームの中では全国シェア1位を誇るほど一般的に広く使われている断熱材です。
「アクアフォームシリーズ」は高い断熱性能だけでなく、発泡することにより現場の形状にぴったりと密着するため、高い気密性も実現します。また自己接着力により、劣化しにくく長期間にわたって断熱性能を発揮することができます。
またシックハウスの原因となる化学物質を含まないため、人体や環境に優しい断熱材であるといえるでしょう。施工性もよく、最短1日で施工が完了する点もメリットです。
旭化成建材「ネオマフォーム」
断熱材の種類 | フェノールフォーム |
原材料 | フェノール樹脂 |
価格帯 | 約600円~約1,800円/平方メートル |
旭化成建材の「ネオマフォーム」はフェノールフォームの断熱材で、断熱性能はトップレベルであり、薄くても高い断熱性を誇ります。
フェノール樹脂を原料としているため、熱に強く燃えにくい性質があり、燃焼時の発生ガスが少ないです。
また旭化成独自の技術で、高い断熱性能を長期間にわたって維持することができます。ノンフロン製品なので、人体や環境に優しい断熱材といえるでしょう。
コスモプロジェクト「サーモウール」
断熱材の種類 | 羊毛断熱材 |
原材料 | 羊毛 |
価格帯 | 約2,000円~約3,000円/平方メートル |
コスモプロジェクトの「サーモウール」は、天然繊維である羊毛ウールを使用することにこだわった断熱材です。
ふっくらとして温かさを感じる羊毛。化学系接着剤や有害なものは一切使わず、わずかな水と空気で作る、人と環境に優しいエコロジーな断熱材といえるでしょう。
優れた調湿力で、夏はさらさらと涼しく、冬は放湿して暖かくと、部屋の環境を最適に保ってくれます。
コスモプロジェクトの「サーモウール」は、高い断熱性だけでなく、製造から使用、廃棄までサスティナブルで優しさと温もりが感じられる製品です。
東亜コルク「コルダン」
断熱材の種類 | 炭化コルク断熱材 |
原材料 | コルク |
価格帯 | 約2,000円~約3,000円/平方メートル |
東亜コルクの「コルダン」は炭化コルク断熱材です。炭化させることによって、コルクの持つ断熱力をさらに強化させた断熱材です。
住宅では屋根・床・壁・天井の断熱材として用いることができます。熱伝導率としてはグラスウールと同等の効果が期待できます。
天然素材の炭化コルクならではの調湿性に優れており、結露を防ぎ室内を快適に保ちます。
またホルムアルデヒドを一切使用せず、人体や環境に優しい断熱材ともいえるでしょう。
断熱リフォームの施工事例6選
ここでは断熱リフォームを行った施工事例を具体的にご紹介します。断熱リフォームを行うか検討する際には参考にしてください。
床や壁に断熱材を入れて窓を二重サッシに変更した事例
住宅種別 | 戸建て |
リフォーム内容 | 床・壁に断熱材を入れて寒さ対策 |
工期 | 10日 |
価格 | 約80万円 |
築50年以上の戸建て住宅で、高齢のご夫婦が寝室として使っていた部屋は断熱対策がされておらず、冬は底冷えしていました。
そのため床・壁に断熱材を入れ、窓を二重サッシに変更するリフォームを行いました。その結果、冬でも外気の影響を受けにくく、温かく過ごしやすい寝室に生まれかわりました。
ヒートショックによる健康被害を軽減するためには、断熱材を使用して断熱対策を行い、室内の温度を穏やかに保つことが大切です。特に高齢者のヒートショックによる事故を防ぐためには断熱対策が不可欠といえるでしょう。
補助金を活用した断熱リフォームの事例
住宅種別 | 戸建て |
リフォーム内容 | 間取り変更、断熱リフォーム、増築リフォーム、省エネリフォーム、介護バリアフリー化、収納、設備交換 |
工期 | 約4カ月弱 |
価格 | 約2,030万円 |
築20〜30年未満の一戸建て住宅を、断熱リフォームを含む全面的なリフォームを行った事例です。
工事を4期に分け、補助金制度が利用できるようなリフォーム計画と、住みながらリフォームが行えるように計画をしてリフォームを行いました。
高齢者になった親世代は、長年室内の暑さ寒さをがまんしてきた世代ということから、今後は快適な室内で過ごしてほしいという子世帯からの希望で、断熱リフォームを行いました。
フルリノベーションで断熱性能もアップした事例
住宅種別 | 戸建て |
リフォーム内容 | フルリフォーム、間取り変更、断熱リフォーム、省エネリフォーム、デザインリフォーム、減築リフォーム |
工期 | 約3カ月 |
採用メーカー | パナソニック |
価格 | 約1,800万円 |
築30年~40年未満の一戸建て住宅を断熱リフォームを含む、フルリフォームを行った事例です。
リフォーム前は断熱対策を行っていなかったため、冬は室内でも寒さを感じていましたが、気密シート・気密テープを張る事によって断熱性能をG1レベルまでアップさせることで冬は暖かい室内になりました。
お客様からのご依頼は耐震性能向上と全面的なリフォームでしたが、同時に断熱リフォームも行う方が、別々にリフォームを行うよりも予算を抑えることができます。
断熱と耐震性向上のリフォームを施工した事例
住宅種別 | 戸建て |
リフォーム内容 | 間取り変更、スケルトンリフォーム、断熱リフォーム、省エネリフォーム、設備交換リフォーム |
工期 | 約30日 |
採用メーカー | TOTO DAIKEN YKK |
価格 | 約350万円 |
築40年~50年未満の一戸建て住宅の断熱対策がされていなかったLDKを快適にするため、断熱リフォームを行いました。
リフォーム後は暖かく空調がよく効くようになり快適に過ごせるようになりました。
またキッチンのシンクやコンロが鬼門にかかっていたため、リフォームでそれを避けることを行い、気持ちよく過ごせるようになりました。
築50年以上の戸建てで部分的に断熱性を高めた事例
住宅種別 | 戸建て |
リフォーム内容 | エリア断熱リフォーム(キッチン、トイレ、バスルーム、和室、窓、リビング、玄関ドア) |
工期 | 約2カ月 |
採用メーカー | リクシル、TOTO |
価格 | 約780万円 |
築50年以上の一戸建て住宅で、寝室・リビング・水回りといった特に断熱対策がされていないことで暮らしにくい部分のみ、エリア断熱リフォームを行った事例です。
当初は床のきしみ修理のみの依頼でしたが、築年数が古く断熱対策がされていない住宅のため、ヒートショックによる健康被害の心配からエリア断熱リフォームを提案しました。
リフォーム後は断熱効果で暮らしやすくなっただけでなく、使いやすい間取りに生まれかわりご満足いただけました。
スケルトンリフォームで間取り変更&断熱性が向上!
住宅種別 | 戸建て |
リフォーム内容 | 間取り変更、スケルトンリフォーム、断熱リフォーム、省エネリフォーム、収納リフォーム |
工期 | 約3カ月 |
価格 | 約1660万円 |
築40年~50年未満の一戸建て住宅で、2階の部屋の寒さが気になっていたので断熱性の改善と間取り変更のリフォームを行った事例です。
寒さで悩んでいた2階部分は、床・壁・天井に断熱材を充填し、1枚ガラスだった窓は断熱性の高いサッシに変更しました。
リフォーム前は断熱対策がされていなくて夏は暑く冬は寒い室内だったのが、リフォーム後は断熱性や保温性が上がり、一年を通して快適な室内になりました。
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