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2019年02月18日更新

家に住み着く動物の被害や駆除対策について解説します

屋根裏や床下から何か音がする、そんな時は何らかの動物が家に入り込んでいたり、住み着いていたりする可能性があります。家にはどのような動物が住み着く可能性があるのか、動物の種類と特徴、対処方と合わせて解説していきます。

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

どのような動物が家に住み着くの?

家 住み着く 動物

住宅には、一般的に害獣と呼ばれている動物が住み着くことがあり、さまざまなトラブルの原因となっています。

イタチ

イタチは日本全国に広く生息している動物で、本来は平地で生息しています。近年は住宅に住み着く事例が増えており、生ゴミや食料、農産物を食い荒らす食害を起こす動物です。

繁殖は年に一度、春頃に約10匹の子を産みます。基本的に夜行性ですが、個体によっては日中も活動し、肛門付近の臭腺から悪臭を出すことでも知られています。

ネズミ

住宅に住み着く動物としては最も有名と言えるのがネズミです。

一般的に、ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種類が家に住み着くネズミですが、種類によって乾燥した場所を好むもの、湿度の多い場所を好むもの、自然環境に近い場所を好むものに分かれます。

住宅内の生息箇所で分けた場合、湿気を好むドブネズミは台所やゴミ捨て場、床下を好み、乾燥を好むクマネズミは天井裏、自然環境に近い場所を好むハツカネズミは納屋や台所、物置などを好むようです。

繁殖力の高さが特徴で、「ネズミ算」という言葉があるとおり、短期間で繁殖を行うことができるため、一度住み着かれると根本的な駆除が難しい害獣でもあります。

夜行性のため、主に夜間早朝といった時間帯に活発に動き回る傾向があり、屋根裏や床下等を走り回ります。

また、堅いものをかじって前歯の長さを調整する習性をもつため、騒音や建物の破損などの被害の他、電気配線やガス管等の破損による火災事故の原因となることもあるようです。

ハクビシン

ハクビシンはほぼ日本全国に生息している動物で、屋根裏や押し入れなどに住み着くことが多い動物です。

大きさは約50cm、灰色と茶色が混じった体色に鼻筋の白い線が特徴で、一度住処を定めるとその場所に住みつづける性質があります。

柿などの甘い果物を好む傾向がありますが、基本的に雑食で、野菜や昆虫等も食べるため、農作物の被害が起こる場合もあるようです。

ハクビシンは住宅に住み着いても建物を傷めるといった被害をもたらすことはありません。

しかし、習性としてトイレを1カ所に定めて行う「ため糞」があるため、屋根裏をトイレとして決められてしまうと、大量の糞によって悪臭の被害や、屋根裏の腐食、病原菌の増加による健康被害を起こすことがあります。

比較的大型の害獣ですが、数カ月に一度2~3頭の子を産み、10年以上生きることから、気がつくと大量に繁殖しているというタイプの害獣です。

アライグマ

アライグマは、動物園やペットとしての人気がある動物ですが、飼育されていた個体が爆発的に増加したため、近年では害獣としての被害をもたらすようになりました。

2018年現在、アライグマは特定外来生物に指定されており、無許可での飼育や譲渡、販売が禁止されています。アライグマは体調約50cmの中型の動物で、長い尻尾を持ち、顔に白い縁取りがあるのが特徴です。

屋根裏や床下などに住み着き、糞による悪臭及び病原菌の媒介、寄生虫の媒介などの被害をもたらします。

また、生ゴミを荒らしたり、家畜やペットを襲ったりすることもありますし、農作物を食い荒らすため、アライグマが生息していることが予想された際には、一刻も早い対策が必要です。

動物たちは家のどこに住み着くの?

床下

ドブネズミやハクビシン、アライグマなどが住み着くことが多いのが床下です。床下の通気を行う換気口や、穴を掘って侵入することがあります。

また、築年数が古い木造住宅では、基礎と建物の間に隙間がある場合があり、このような隙間から入り込んで住み着く事例もあるようです。

屋根裏

クマネズミやハクビシン、イタチ、アライグマなど、数多くの害獣が住み着くのが屋根裏です。

部屋の中の熱が天井裏に溜まり、冬場でも暖かく保たれているため、害獣にとって快適な環境が維持され、害獣に人気の生息箇所となっています。

侵入経路はさまざまですが、屋根裏の換気口や屋根と外壁の隙間などから侵入する場合が多いようです。また、土壁を掘り抜いて屋根裏に続く穴を空けていたという事例も、ごく僅かですが確認されています。

換気口

マンションなどの換気口も害獣が住み着く場所ですが、他の場所に比べて狭いため、主にネズミ系の害獣が多く入り込む経路と考えられることが多いようです。

換気口や排気口の出口に金網などの侵入防止策が施されていない場合や、換気扇を使用してもスムーズに排気が行えないという場合には、動物の侵入を疑った方が良いでしょう。

家に動物が住み着いていた場合どうすればいいの?

アライグマやイタチ、ネズミなどの害獣が家に住み着いてしまった場合、どのように対処を行えば良いのでしょうか?

害獣の駆除には法律や条令の制限がある

日本に生息する動物、鳥は鳥獣保護法という法律で守られており、自由に捕獲することができません。

これは害獣であっても例外ではなく、都道府県知事の許可を得なければ害獣を捕獲しても法律違反として扱われるのです。

また、罠を使っての捕獲は、狩猟免許のうちわな猟に関する免許が必要ですが、こちらについては自治体が実施している特定外来生物の駆除に関する講習を受ければ、捕獲従事者として捕獲できるようになります。

ただし、ネズミ系については影響が大きいため、これらの法律や条令の制限には含まれておらず、個人でもねずみ取りの罠や毒餌を用いた処理が可能です。

害獣には凶暴な動物も多い

アライグマやハクビシン、イタチなどの動物は、時期や捕獲した際に凶暴化することが多く、十分な装備と経験がなければ怪我をしてしまう可能性があります。

これらの動物は人間に寄生する寄生虫や感染する病原菌を持っている可能性が高いので、もし怪我をしてしまうとすぐに病院で対処しなければなりません。

また、住んでいる場所がわかったとしても、動きが速く捕獲が難しいため、自力での捕獲ではなく、駆除許可をもった業者に対処を依頼した方が安全で確実に害獣を駆除できるでしょう。

害獣駆除にかかる費用は、捕獲と処分が合計で約3万円から、進入口の遮断は約1万円が相場です。

基本的に設置する罠の数と、捕獲した害獣の処分費で価格が決まりますので、数が多い場合はそれだけ費用がかかります。

害獣の被害がある場合には、まず業者に連絡し、頭数と必要な罠の数、侵入経路などを調査してもらうと良いでしょう。


動物が家に住み着かないよう予防対策はあるの?

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床下換気口(通気口、通風口)カバーの設置

建物の床下部分には、湿気がこもって基礎が腐食しないよう、通気口や換気口が設けられています。

この通気口や換気口にカバーが取り付けられていないと、害獣の侵入経路となってしまうのです。侵入経路の遮断のためにカバーを取り付ける場合、費用は1箇所あたり約1,000円からが相場とされています。

屋根と壁の間を金網でふさぐ

日本家屋などは屋根と壁の間に通気のための隙間が空いていることがあり、この部分から害獣が屋根裏に侵入してきます。

この隙間を金網で塞ぐ工事にかかる費用は、1カ所あたり約3,000円からが相場ですが、施工範囲によって価格が変わるため、正確な費用については業者に見積もりを依頼すると良いでしょう。

雨どいから登れないよう対策グッズを設置する

害獣は雨どいなどを登って屋根裏へと侵入するため、この部分にトゲ付きの部品を取り付けることで侵入を防ぐことができます。

このような製品は「忍び返し」「ネズミ返し」などと呼ばれており、1個あたり約2,000円から購入が可能です。

ホームセンターなどで購入することができますので、害獣対策でお困りの方は取り付けておくと良いでしょう。

害獣の侵入経路を塞ぎ、害獣の侵入を防ぐことで害獣被害を防ぐことができますが、既に住み着いている状態では入口を防ぐだけでは十分な対策とはなりません。

まず害獣を駆除し、害獣によって起こった被害を回復してから経路を塞ぐことで、はじめて害獣の対策が完了したと言えます。

動物が家に住み着いたことが原因の住宅被害に対する対策方法とは?

害獣が自宅に住み着いたかどうかは、天井のシミや騒音、悪臭などで気づく事例が多いようです。

もし、害獣が自宅に住み着いていると、糞などの排泄物や、餌のカスが腐って病原菌や悪臭を放つようになりますし、建物そのものも傷んでしまいます。

このような状態では、害獣を駆除するだけでは被害を完全に回復させることができないため、リフォームを実施して家を修繕しなければなりません。

天井の害獣被害対策リフォーム

害獣駆除に伴う天井部分のリフォームでは、侵入経路を閉鎖後、害獣の糞や毛などの汚染物を全て清掃し、傷んだ構造物などを確認、臭い等の除去が難しいものを撤去し、新しい建材と入れ替えていきます。

また、殺虫剤及び殺菌剤を噴霧し、持ち込まれた害虫や病原菌についても駆除が必要です。費用は建物の状態や進入口の数にもよりますが、約20万円からが相場とされています。

床下の害獣被害対策リフォーム

床下部分に害獣が入り込んでいる場合は、害獣を駆除してから侵入経路を閉鎖し、中のゴミ等を除去後、殺菌及び殺虫を実施して完了です。

躯体などをかじっている場合は修繕が必要ですが、基礎部分はコンクリートや土、石が用いられているため、比較的修繕まで必要となる事例は少ない傾向があります。

進入口の閉鎖については、通気口カバーの設置が約1,000円から、コンクリートの使用による穴の閉鎖は約1万円からが相場です。

その他の駆除及び清掃については、害獣の数や被害状況によって変化しますが、約10万円からが目安とされています。

多くの自治体では農水産事業者への有害鳥獣被害対策補助金制度があります。一部の自治体では住宅に対しても被害状況によっては適用されることがあるようなので事前に相談してみるのも良いでしょう。

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