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2023年02月06日更新
L型キッチンの人気メーカーとおすすめ商品/L型のメリット・デメリットをご紹介
L型キッチンはメーカーによって特徴が違うだけでなく、リフォーム業者によっても提案できるプランが異なります。そのため、どれがいいのかわからないとお悩みの方も多いでしょう。この記事では、L型キッチンのメリット・デメリットやおすすめのメーカーなどをご紹介します。
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- 監修者久田麻里子
L型キッチンは、メーカーや商品によって特徴が異なり、さらにリフォーム会社によっても提案できるプランが違うので、自宅に合うL型キッチンを見つけるのは難しいですよね。
そこでこの記事では、L型キッチンのメリットやデメリットのほか、人気メーカーとおすすめ商品などを紹介しています。
また、ハピすむなら優良なリフォーム業者の見積もりやリフォームプランを無料で比較できます。
そのため、理想のキッチンが作れるリフォーム業者が見つかりやすくなるでしょう。
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キッチンのリフォームで失敗したくない方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
L型キッチンの特徴とは?
L型キッチンは、シンクとコンロがL型に設置されているため、食材の下準備から調理までの動線が短く、効率よく作業が行える特徴があります。
また、壁付け式にも対面式にも対応できるため、レイアウトの幅が広く、いずれのレイアウトでも作業効率のよさが維持できるのも魅力のひとつです。
L型キッチンのメリット
まずは、L型キッチンのメリットを詳しく解説していきます。
作業スペースが広くとれる
L型キッチンはシンク側とコンロ側に2つのキャビネットがあるので、I型キッチンと比べると作業スペースが広くとれます。
そのため、作り置きなどで同時に複数の料理を大量に作るときも快適に作業が行えます。
料理中の動線が短くなる
シンクとコンロをL型に配置すると、料理中の動線が短くなるので効率よく作業できます。
動線が短いと下準備と調理を同時進行しやすく、また、水が入った重い鍋などを移動させるときの負担なども減らせるので毎日の料理が快適になるでしょう。
収納スペースを有効活用できる
L型キッチンでは、キャビネットをシンク側とコンロ側に2つ設置するので、収納スペースを有効活用できます。
シンク側には包丁やザルなどの調理器具、コンロ側にはフライパンや調味料など、それぞれのエリアでよく使う物を収納しておくと便利です。
食料品もストックできるので、パントリーを設置できないときにもおすすめのレイアウトです。
複数人でも料理できる広さがある
キッチンの奥行きにもよりますが、L型キッチンを設置するときは、作業台自体の広さにも余裕があるので、複数人でキッチンに立っていても、窮屈さを感じることなく快適に作業ができるでしょう。
L型キッチンのデメリット
次に、L型キッチンのデメリットを確認しておきましょう。
コーナー部分がデッドスペースになりがち
L型キッチンのコーナー部分は、他の部分と比べて奥行きが長くなるため、手が届きづらくデッドスペースになりがちです。
ただ、電子レンジやトースターなどの家電をコーナー部分に置けば無理なく手が届くので、デッドスペースを有効活用できるでしょう。
キッチン用に広めの間取りが必要
L型キッチンは、シンク側とコンロ側に2つのキャビネットを置かなくてはいけないため、広めの間取りが必要です。
そのため、I型キッチンからL型キッチンにリフォームするときは、間取り変更の工事が必要になる可能性があります。
L型キッチンを設置しようとしてる壁に、勝手口やスイッチがある場合は、追加工事が必要だったり、場合によってはL型キッチンが設置できなかったりするかもしれません。
I型キッチンと比べるとキッチン本体の価格がやや高い
L型キッチンはI型キッチンより大型となる場合が多く、本体価格がやや高めです。
また、I型キッチンからL型キッチンにすることで、水道配管や電気配線などの位置が変更になることもあり、工事費用がかさむ恐れがあります。
冷蔵庫や食器棚の配置に工夫が必要
I型キッチンからL型キッチンにリフォームするときは、冷蔵庫や食器棚の配置を工夫しなくてはいけません。
もともとキッチンスペースに余裕があった場合は問題ありませんが、すき間なく冷蔵庫や食器棚を配置していた場合は、L型キッチンにすることでスペースが足りなくなる可能性があります。
L型キッチンのサイズ感を事前に把握し、キッチンに置くものの設置場所をしっかり考えておきましょう。
おすすめ人気のL型キッチンのご紹介!
ここでは、L型キッチンの人気メーカーやおすすめの商品をご紹介します。
リクシル
リクシルのキッチンは、天板の長さがどのシリーズでも5mm単位でサイズが調整できるのでリフォームにぴったりです。
また、動きの無駄をなくして効率よく作業ができる設計にもこだわっています。
さらに、扉や取っ手の種類が豊富なので、好みのL型キッチンが見つけやすいでしょう。
リクシル「リシェルSI」
リシェルSIは、機能性とデザイン性の高さを併せもつ高価格帯のシステムキッチンです。
熱や汚れなどに強いセラミックトップや、リクシル独自の技術でスムーズな動きが実現できる引き出しなどひとつひとつの機能にこだわっています。
さらに、扉のデザインは53種類、取手のデザインは16種類も用意されており、好みに合わせて自由にコーディネートできます。
商品代 | 約130万円~ |
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リクシル「シエラS」
シエラSは、比較的手頃な価格帯のシステムキッチンでありながら、扉のデザインが27種類用意されていたり、コンロ部分の色も選べたりする点が魅力です。
また、収納スタイルの違いによって3つのパッケージプランが用意されているので、プランニングもしやすいでしょう。
商品代 | 約80万円~ (180cm×165cmの場合) |
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タカラスタンダード
タカラスタンダードのキッチンには、傷や汚れに強く手入れがしやすいホーローが使用されています。
キッチン周りのパネルにもホーローが使用されているため、磁石をくっつけることができ、インテリアや収納の幅がぐっと広がります。
タカラスタンダード「レミュー」
タカラスタンダードのレミューは、収納部分の中までホーロー素材でできています。
そのため、収納棚の中で調味料が液だれしてもシミになることがありません。
さらに、濡れたままの調理器具を入れても傷んだりカビが生えたりすることがないので、きれいな状態を保ちやすいのが特徴です。
また、キッチンの高さが、一般的な80cm、85cm、90cmのほか、82cm、88cmから選択できるのもうれしいポイントです。
商品代 | 約200万円 (225cm×165cm)※食洗器他オプションを含む |
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タカラスタンダード「リフィット」
タカラスタンダードのリフィットの特徴は、キャビネットの幅を1cm刻みで調整できることです。
サイズが合わないときは、造作材などですき間を埋めて対応する製品が多いですが、造作材を使った部分は収納として使えないので、スペースが無駄になってしまいます。
リフィットなら収納棚自体をぴったりサイズにオーダーできるので、スペースを無駄にすることがありません。
商品代 | 約100万円~ (270cm×180cmの場合) |
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パナソニック
パナソニックのキッチンの魅力は、独自の横長のコンロです。
コンロの口を横並びにすることにより、手前に広いスペースが確保でき、下ごしらえなどのちょっとした調理時に重宝します。
また、奥のコンロが使いにくいといった悩みも解消できるでしょう。
パナソニック「Lクラス」
パナソニックのLクラスはやや高価格帯のシリーズですが、その分機能やデザインが充実しています。
キッチンの高さを80cm〜90cmの間で1mm単位で調節できるため、体の負担を減らして使い心地にこだわりたい人にぴったりです。
また、対応可能なレイアウトが24種類、扉の柄は100種類用意されているので、理想のキッチンを作りやすいでしょう。
パナソニック「ラクシーナ」
パナソニックのラクシーナは、基本的な機能を備えた低価格帯のキッチンです。Lクラスに比べると選べる扉の柄が少ないとはいえ、スタイリッシュな柄やナチュラルな柄など45種類の柄が用意されています。
パナソニックのキッチンの魅力である横長のトリプルコンロも設置可能です。
商品代 | 約130万円~ (180cm×165cmの場合) |
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クリナップ
クリナップのキッチンの魅力は、手入れがしやすい独自の換気扇です。
所定の場所にお湯を入れてボタンを押すだけで換気扇の内部を自動洗浄してくれます。
クリナップ「ステディア」
ステディアは、クリナップのシステムキッチンの中ではミドルグレードにあたるシリーズです。
そのため、価格と機能のバランスがよく人気となっています。
スタイリッシュなステンレスの扉やリアルな木目で高級感のある扉などデザイン性にこだわっているだけでなく、キャビネット内部にも手入れがしやすく丈夫なステンレスを採用するなど機能性もしっかりしています。
商品代 | 約130万円~ (180cm×165cmの場合) |
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クリナップ「ラクエラ」
クリナップのラクエラは、デザインにこだわった低価格帯のシステムキッチンです。
どんなインテリアにも合うよう、さまざまなスタイルの扉柄が展開されています。
ワークトップは、汚れが付きにくい加工がされたステンレスが標準仕様です。
また、作業台下の収納スペースには内引き出しが標準装備されているので、空間を有効活用できます。
商品代 | 約90万円~ (255cm×180cm 開き戸プランの場合) |
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トクラス
トクラスの強みは、独自の人造大理石カウンターです。
熱や汚れに強く、すり傷ができてもナイロンたわしでこするだけで補修できます。
すべてのシリーズで人造大理石が標準となっています。
トクラス「ベリー」
トクラスのベリーは、品質にこだわった高価格帯のキッチンです。
人造大理石カウンターをさらに進化させ特殊な塗装を施したワークトップは、キッチン空間に高級感をもたらします。
また、シンクの奥行きが広くとれるような工夫がされていたり、カウンターに吊り下げ収納ができるハンガーアイテムが標準装備されていたりと、機能面も充実しています。
商品代 | 約150万円~ (240cm×165cmの場合) |
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トクラス「Bb」
トクラスのBbは、低価格帯のシリーズでありながら、独自の人造大理石カウンターが標準装備されています。
また、収納部分には内引き出しやインナーポケットなどがあえてついておらず、好みに合わせてアレンジしやすい仕様になっています。
商品代 | 約120万円~ (180cm×165cmの場合) |
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L型キッチンにリフォームした事例
以下では、実際にL型キッチンにリフォームした事例を紹介します。
食洗器付きリクシル「シエラ」のL型キッチンにリフォームした事例
こちらは古くなったマンションのL型キッチンを新しくリフォームした事例です。
クッションフロアの張り替えも行い、統一感のあるキッチンに仕上がっています。
食洗機も新設し、利便性が向上しました。
リフォーム費用 | 約133万円(※クロス・クロス・クッションフロア張替え費用込み) |
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工期 | 約10日 |
建物 | マンション |
メーカー名 | リクシル |
商品名 | シエラ L型 215cm×215cm |
クリナップ「ステディア」のオールステンレスL型キッチンを施工した事例
こちらも、もともとのL型キッチンを新しくリフォームした事例です。
オールステンレスなので、見た目がスタイリッシュなだけでなく、耐久性も高くなっています。
食洗機も新設し、使いやすいキッチンに生まれ変わりました。
リフォーム費用 | 約174万円 |
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工期 | 約6日 |
建物 | マンション |
メーカー名 | クリナップ |
商品名 | ステディア L型 210cm×180cm |
リクシル「リシェル」で人工大理石のL型キッチンを施工した事例
こちらは、壁付けのI型キッチンを対面のL型キッチンにリフォームした事例です。もともとキッチンが独立した間取りだったのを、壁を撤去して広々とした間取りに変更しています。
無垢のフローリングに合わせた柄でぴったりのコーディネートになっています。
リフォーム費用 | 約440万円 |
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建物 | マンション |
メーカー名 | リクシル |
商品名 | リシェル |
L型キッチンのリフォーム費用相場
L型キッチンのリフォーム費用の相場は、約80万円〜約200万円です。
ただ、キッチン本体のグレードやオプションの有無、追加工事の有無などによって費用は大きく変動します。
とくに、既存のキッチンがL型キッチンでない場合は、間取り変更や水道・電気・ガスなどの工事が追加になることがあり、費用がより高額となるでしょう。
工期については、キッチンを入れ替えるだけの単純な工事であれば約6日で済む場合が多いですが、間取りを大幅に変更する場合などは約1カ月かかることもあります。
工事期間中は当然キッチンが使えなくなり生活に支障をきたすので、工期がどれくらいになるのか事前に確認しておきましょう。
L型キッチンの一般的なサイズはどのくらい?
L型キッチンの一般的なサイズは以下の通りです。
- 間口(シンク側の幅):180cm~255cm
- コンロ側の幅:165cm、180cm
- 奥行:65cm
- 高さ:85cm
また、L型キッチンを設置するのに必要なスペースは約3帖です。
ただ、設置するキッチンの大きさによっては、さらに広いスペースが必要になることもあります。
L型キッチンのサイズの選び方
L型キッチンのサイズの選び方を解説していきます。
天板の奥行きのサイズの選び方
天板の奥行きは65cmが標準ですが、中には60cmのスリムなタイプを選択できるものもあります。
天板の奥行きの適切なサイズは、キッチンで作業する方の体格やキッチンを設置するスペースの広さによって異なります。
身長が低い方の場合、天板が広すぎるとコンロの奥にあるものが取りづらかったり、水栓との距離が遠くて使いづらくなったりすることがあります。
また、狭いスペースに天板の奥行きが広いキッチンを設置すると、圧迫感が出て作業しづらいだけでなく、引き出しを奥まで引き出しづらくなり使い勝手が悪くなります。
キッチンを設置するスペースの広さや、作業する方の体格などを考慮しながら検討しましょう。
キッチンの高さの選び方
JIS(日本産業規格)では、キッチンの適切な高さは「身長÷2+5cm」とされています。
たとえば、身長160cmの人であれば、85cmが目安の高さです。
しかし、この目安は作業台を使うときの姿勢を想定しているので、シンクだとやや使いにくさを感じる可能性があります。
そのため、既存のキッチンの高さで、改めて使い勝手を確認してみるといいでしょう。
不安な場合は、ショールームで実物を体感するのがおすすめです。
キッチンの間口の大きさの選び方
キッチンの間口の大きさを決めるときは、作業スペースと配膳スペースを考慮しましょう。
作業スペースは約60cm、配膳スペースは約30cm設けると使いやすくなります。
シンクとコンロのスペースを考慮して、シンク側の幅は195cm、コンロ側の幅は180cm設けるのが理想的です。
L型キッチンがおすすめな方の特徴について知りたい
L型キッチンがおすすめな方の特徴は以下の通りです。
収納を有効に活用したい方
L型キッチンはシンク側とコンロ側にキャビネットが2つあるので、収納を有効に活用したいしたい方に向いています。
それぞれのエリアで使う物を納めておくと使いやすく、便利です。
また、I型に比べてコーナー部分のキャビネットが増えるので、パントリーに十分なスペースが確保できない場合や、災害などに備えて食料品を多めに備蓄したい場合など、収納量にこだわりたい方におすすめです。
広めの作業スペースを確保したい方
L型キッチンは、広めの作業スペースを確保したい方にぴったりです。
とくに、コーナー部分には広いスペースが確保できるので、調理中のものを一時的に置いたりするときに重宝するでしょう。
複数人で料理を楽しみたい方
L型キッチンは、複数人で料理を楽しみたい方にもおすすめです。
通路幅が確保しやすいので複数人で作業をしても窮屈になりづらく、家族で料理をする機会が多い方も安心して料理が楽しめるでしょう。
まとめ
この記事では、L型キッチンの特徴やおすすめのメーカーなどをご紹介しました。
L型キッチンは設置するときに広いスペースが必要ですが、その分作業スペースや収納スペースを確保しやすく快適な空間が作れます。
L型キッチンのメリット・デメリットや各メーカーの特徴をしっかり理解したうえで、理想のL型キッチンにリフォームしましょう。
キッチン・台所リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたキッチン・台所リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
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この記事の監修者プロフィール
2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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