2024年10月24日更新

監修記事

一戸建てのリノベーション費用相場は?施工事例や工事期間なども解説

一戸建て住宅をリノベーションして、住まいをより快適・安全なものにしたいと考える際に、気になるのは費用ではないでしょうか?最適なプランでリノベーションを進めるためには、具体的な知識を身につけることが重要です。
この記事では、 一戸建て住宅のリノベーションの費用相場や施工事例、工事期間などを解説します。リノベーションの知識を身につけて、自分にあった最適なプランを計画しましょう。

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一戸建て住宅のリノベーション費用相場

一戸建てのリノベーションにおける費用相場は、700万~1,000万円が目安です。

1,000万円を超えることもある

外壁やエクステリア設備、断熱性や耐震性の補強工事をフルで行った場合は、スケルトンリフォームと同程度の2,000万円以上の費用になることもあります。

ここからは、工事場所別のリノベーション費用を見ていきましょう。

【パターン1】室内のリノベーション

室内側のリノベーションは、大きくふたつにわかれます。

内装工事の費用相場
リノベーション内容費用相場
(1平方メートルあたり)
内装工事2.5万円~
各種配線工事3万円~
解体工事1,5万円~
合計6万円~
水まわりの費用相場
リノベーション内容費用相場
(材・工)
キッチン交換70万円~
浴室交換80万円~
洗面台交換30万円~
トイレ交換20万円~
合計210万円~

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【パターン2】屋外のリノベーション

屋外のリノベーションにおける費用相場は、以下のとおりです。

リノベーションの内容費用相場
(1平方メートルあたり)
屋根0.4万~2.5万円
外壁0.6万~2万円

【パターン3】エクステリアのリノベーション

エクステリアのリノベーションにおける費用相場は、以下のとおりです。

リノベーションの内容費用相場
土間コンクリートの打設1.5万円
(1平方メートルあたり)
フェンス設置費用2.5万円
(1平方メートルあたり)
カーポート設置費用40万円
(1箇所あたり)
ウッドデッキ設置費用35万円
(1箇所あたり)

【パターン4】断熱性能や耐震性能を高める工事の費用相場

断熱・耐震のリノベーションにおける費用相場は、以下のとおりです。

リノベーションの内容費用相場
(1平方メートルあたり)
断熱改修工事3.6万円
耐震改修工事2~6万円
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300万~500万円で可能なリノベーション

300万~500万円の価格帯では、既存の間取りや設備を活かした部分的なリノベーションが可能です。

予算の都合上、建物全体のリノベーションを行うことは難しいケースが多いため、優先順位をつけることが重要です。

具体的には以下のようなことが可能です。

水まわり
  • キッチン
  • 浴室
  • 洗面
  • トイレ
内装
  • 床の張替え
  • クロスの貼り替え(壁・天井)

リノベーション範囲が限定的であれば、300万〜500万円の価格帯でも、十分満足のいくリノベーションを実現できるでしょう。

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500万~800万円で可能なリノベーション

500万〜800万円の価格帯では、間取り変更を含めたリノベーションが可能です。

具体的には、以下のようなことができます。

水まわり
  • キッチン
  • 浴室
  • 洗面
  • トイレ
内装
  • 床の張替え
  • クロスの貼り替え(壁・天井)
間取り変更
  • 間仕切壁を新設し、子供部屋をふたつに分ける
  • トイレや水まわりに近い位置に、介護用の洋室を新設
屋根・外壁
  • 葺き替え/カバー工法(屋根)
  • 塗り替え(屋根・外壁)
  • サイディング(外壁)

間取り変更をともなわない場合は、建物の内部を全面的にリノベーションすることも可能です。

理想のテイストに合わせた空間が作りやすくなるでしょう。

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800万~1000万円で可能なリノベーション

800万~1,000万円の価格帯では、大規模な間取り変更だけでなく、水まわりの設備や内装のグレードにもこだわれます。

具体的には以下のようなことを、複数箇所、組み合わせて行えます。

  • 設備・内装の入れ替え
  • 間取り変更
  • 外壁・屋根
  • 耐震性・断熱性の向上

ただし外装の解体も含めたフルリノベーションでは、さらに高額な費用が必要となるため、1,000万円以上かかるケースが多いでしょう。

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一戸建てのリノベーション事例

ここからは、一戸建てのリノベーション事例を紹介します。

【事例1】空き家をフルリノベーション

費用800万円
工期3か月以上
建物タイプ戸建て

空き家となっていた建物をフルリノベーションした事例です。

家事がしやすい動線がご希望とのことで、ペニンシュラ型キッチンでありながら回遊できる設計としました。

また子育てにも対応しやすいよう、キッチンからLDKや畳スペースが見渡せる間取りとなっています。

【事例2】築50年の建物をフルリノベーション

費用800万円
工期2~3か月
建物タイプ戸建て

築50年の住宅をリノベーションした事例です。

床材や壁材にこだわっているため、どこをとっても店舗のようなデザイン性の高さがうかがえます。

またLDKの中に趣味の空間や書斎を設け、家族と顔を合わせやすい間取りを実現しました。

大容量の収納スペースを設置したり、耐震性や断熱性を向上させたりすることで機能性も申し分ない空間になっています。

【事例3】キッチンまわりのリノベーション

費用300万~500万円
工期2~3か月
建物タイプ戸建て

キッチンと内装を重点的にリノベーションした事例です。

独立していたキッチンを移動し、開放感のある対面キッチンへと変更しました。

構造上撤去できない柱がありましたが、木の風合いを生かしてあえて隠さないことで空間にうまく溶け込んでいます。

キッチンの横にはワークスペースを新設し、在宅ワークもスムーズにこなせるようになりました。

【事例4】下地からのフルリノベーション

費用1,100万円
工期3か月
建物タイプ戸建て

家の構造部分だけを残し、フルリノベーションした事例です。

内装だけでなく外装もすべて解体して柱だけの状態にして作り直したため、新築のような仕上がりになっています。

1階部分はできるだけ壁を撤去し、広くて明るい空間に仕上げました。

和の雰囲気にこだわり、お風呂からは日本庭園のような外の風景を楽しめるようになっています。

【事例5】築30年の屋内外をフルリノベーション

費用1,579万円
工期3か月
建物タイプ戸建て

築30年の家を内装・外装含めフルリノベーションした事例です。

間取り変更はほとんど行わず、水まわりの設備のグレードを下げることでコストを抑えたリノベーションが可能となっています。

造作の棚を設置したり、耐震補強をしたりとこだわりたいところにはしっかりこだわり、満足していただける空間になりました。

【事例6】間取りを意識した二世帯住宅リノベーション

出典:Cue studio
費用600万円

間取りを意識した二世帯住宅リノベーションの事例です。

自然光が差し込む明るいリビングへリフォームしました。

明るい居室部分をリビングにすることで、開放感のあるリビングとなっています。

間取り変更によりウォークインクローゼットを作り、収納力もアップさせました。

居住人数の変化によって、間取りを変えることで住みやすい空間を生み出しています。

【事例7】リノベーションで耐震・断熱機能も向上

出典:Cuo studio
費用1,000万円

リノベーションで耐震・断熱機能も向上させた事例です。

耐震補強と断熱を行い、過ごしやすいお家にリノベーション。

白を基調とした、明るく温かみのある空間に仕上げりました。

耐震上必要な壁は残しつつ、広く感じられるような家族の団らんがしやすい間取りになっています。

地震が起こっても安心ですし、冬でも暖かく過ごせます。

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【築年数別】一戸建てにおけるリノベーションの費用相場

建物の築年数によって、リノベーションにかかる費用は異なります。

ここでは、築年数別に一戸建てにおけるリノベーションの費用相場を見ていきましょう。

築年数リノベーション費用
築10年300~500万円
築30年1,000万円
築50年2,000万円

このように、一戸建てにおけるリノベーションの費用相場は、築年数に比例して高くなる傾向があります。

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一戸建てのリノベーションにかかる期間

一戸建てのリノベーションにかかる期間は、4〜10カ月が目安です。

なお、一戸建てのリノベーションは、以下の2段階に分けられます。

リノベーションの計画・打ち合わせ3〜4カ月
リノベーション工事1〜6カ月

なお、以下のようなケースでは、当初の計画よりも工事期間が延びることがあります。

一戸建てのリノベーションの期間が延びるケース
  • 居住しながら工事を行う
  • 天候が不順である
  • 周囲の環境に影響される
  • 築年数が古い
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一戸建てのリノベーションで耐震工事が必要なケースとは?

一戸建て住宅の築年数によっては、リノベーションにおいて耐震工事を行うことがあります。

耐震工事が必要なのはどのようなケースなのか、耐震工事の方法、費用について解説します。

耐震工事が必要になる主なケースは、以下の通りです。

耐震工事が必要になるケース
  • 1981年の新耐震基準以前に建てられた住宅である
  • 建物が劣化し、耐震性能に問題がある
  • 建物の構造が地震に弱い

自宅の耐震性能に不安がある場合には、耐震診断を受けることをおすすめします。

>>耐震補強工事の詳細はこちら

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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