2018年10月10日更新

監修記事

防音性を高めるリノベーションの費用は?

中古マンションや団地を購入した際のリノベーションでは床や壁の防音工事をするのに良いタイミングと言えます。防音工事をしておけば気兼ねなく音を出せるので、戸建住宅でも各部屋ごとに防音工事をする人が増えています。防音リノベーションに必要な費用を取り上げます。

防音性を高めるリノベーションは

中古マンションや団地の物件を購入した際には、壁や床の防音性を高めるリノベーションをすることをお勧めします。防音性を高めることは近隣住民とのトラブルを防ぐ助けとなります。

特に音楽鑑賞や演奏をする方、子どものいる家庭でも防音リノベーションをする方が増えてきています。

防音性を高めることで、自分の家から出る音を防ぎ、同時に自分の家に入ってくる音を防ぐことができるので生活の中で感じるストレスを軽減することができるリノベーションと言えます。

防音性を高めるリノベーションの費用

防音性を高めるリノベーションをする費用を集合住宅と戸建住宅に分けて取り上げましょう。

防音性を高めるリノベーションの費用は?

マンションや団地の防音リノベーション

中古マンションや団地においての防音リノベーションには約20〜200万円程度の費用が必要となります。費用は防音工事を施工する範囲やどの程度防音するかによって変わってきます。

防音工事の箇所としては大きく分けて床と壁の2箇所に大別することができます。

床の防音工事

床の工事では床材自体を裏面にクッションがついている防音フローリング材に変えるという方法があります。防音フローリングへの変更リフォームの費用は6畳の部屋で約20〜30万円程度です。

防音には等級がありますので、どのレベルの防音機能を必要とするかによって費用に差が出てきます。また、防音フローリングは裏面にクッションが付いているという構造上、歩くと少しふわふわするように感じます。

費用は下地の撤去が必要かどうかなどによっても大きく変わってきますので、リノベーションの際にはリフォーム会社の担当者に現場をよく見てもらうことが必要です。

フローリング材以外の材料で仕上げたい場合や遮音フローリングを使いたくないという場合は、床材の下に遮音マットや遮音床パネルを敷きこむことができます。

遮音床マットなどを用いた防音工事の費用は6畳の部屋で約30〜60万円程度です。これも下地の状態や防音のレベルによって費用に差が出てきます。

壁の防音工事

壁の防音工事では壁の中に遮音シートと吸音材を入れる方法があります。さらに、通常用いる石膏ボードを吸音機能のあるボードへ変更することができます。

壁の工事は6畳の部屋で約20〜50万円程度の費用が必要です。吸音ボードは仕上げ材として用いることができるものや、クロス仕上げが必要なものまで種々あります。

そのためどんな材料を用いるかで費用が変わっていきますので、リフォーム会社の担当者に確認してください。

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戸建住宅の防音リノベーション

戸建住宅においては家全体を防音するというより、部分的に防音リフォームを行なう場合が多くなっています。

マンションや団地と同じように床と壁を防音するという方法を用いることもできます。しかし、戸建の住宅では別の方法もあります。

防音性を高めるリノベーションの費用は?

例えば、住宅の中の一室の内側に、既存の壁や床から防振ゴムなどを用いて少し浮かせた部屋を作ることで音を伝わらなくする工法があります。

この場合に必要な費用は約150〜300万円程度です。部屋の広さや内装などによって大きく費用が変動します。

また、防音ボックスなどと呼ばれる、外部から遮断された大きな箱のような空間を部屋の中に設置するという方法もあります。防音ボックスはほぼ密閉空間ですので、かなりの程度の防音を期待することができます。

これらのボックスには様々なグレードがありますが、約50〜300万円程度で設置することができます。
楽器を演奏するという方には特にお勧めの防音方法と言えます。

防音ボックスは部屋によっては中古マンションにも設置することができる場合があります。この点もリフォーム会社の担当者に確認してみてください。

その他の防音工事

中古マンションや団地、戸建に関わらず施工できる防音リフォームとしては窓のリフォームをするという方法があります。

サッシ自体をペアガラスや防音フィルムが取り付けられた防音機能つきサッシへ変更したり、既存のサッシの内側にもう一枚サッシを取り付けるという方法があります。

これらの方法を用いたリフォームは1箇所当たり約10〜30万円程度の費用で工事できます。

しかし、中古マンションや団地の場合、窓サッシの交換リフォームが管理規約等で禁止されている場合がありますので、事前によく確認をしておきましょう。

サッシ交換が認められている場合でも、端部がコンクリートに埋め込まれていて窓サッシ自体を交換することが難しい場合があります。

その場合には余分な費用がかかったり、管理組合への申請などが必要となる場合がありますのでご注意ください。

防音リノベーションでリラックスできる住宅へ

他の人の音によって影響を受けるのも、自分の音が誰かに影響を与えてしまうのも、どちらも生活のストレスとなり得ます。

防音リノベーションを賢く行なって、リラックスできる住宅としましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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