樹脂サッシの価格はいくら?補助金終了でも損しないメーカーと製品の選び方【2025年11月版】

【2025年11月版】
樹脂サッシの価格高騰と補助金終了でリフォームを迷っていませんか?
この記事では、最新の費用相場やLIXIL・YKKAP等のメーカー比較、今から使える助成金制度などを解説。
損をせずに、快適な窓を手に入れるための選び方を紹介します。

2025年12月04日更新

監修記事
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【2025年11月版】樹脂サッシの価格と主要メーカー

2025年春、主要メーカー各社が一斉に価格改定(値上げ)を実施しました。主要メーカーの樹脂サッシの価格目安は、以下の通りです。

【2025年最新】主要メーカー4社(LIXIL、YKK AP、三協アルミ、エクセルシャノン)の樹脂サッシ価格目安(定価・税別)をまとめたインフォグラフィック。掃き出し窓(幅1,690mm×高さ2,030mm)と腰高窓(幅1,690mm×高さ1,170mm)の商品ごとの価格を一覧表で掲載。算出条件はメーカー希望小売価格、税別、Low-E複層ガラス(アルゴンガス入)。下部の図では「実際の契約金額」の構成を示しており、製品単体価格に消費税(10%)、工事費、諸経費を加算した合計が実際の契約金額となると説明。注釈として、実際の契約金額はリフォーム会社ごとの値引きが反映されるため、この定価を基準に見積もりを確認するよう記載されている。
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樹脂サッシの人気メーカーと代表商品の特徴

前述の価格表で紹介した、主要4社の代表的な樹脂サッシについて特徴を解説します。

【LIXIL】樹脂窓EW

LIXIL(リクシル)は、2025年4月の価格改定を経てもなお「国内シェアトップクラスを誇るメーカー」です。他社の標準モデルと比較して価格はやや高めですが、圧倒的なスリムフレームによる「見た目の美しさ」に予算をかけたい方に選ばれています。

LIXILの樹脂サッシ「樹脂窓EW」のインフォグラフィック。定価は掃き出し窓145,100円、腰高窓85,200円。特徴としてスリムなフレームによるガラス面積の拡大と、部屋に馴染む高いデザイン性が挙げられている。国内シェアトップクラスで、見た目の美しさが魅力。

【YKKAP】APW330

YKK APは、高い技術力で「窓の断熱」をリードするメーカーです。2025年5月に価格改定を実施し初期費用は上がりましたが、光熱費削減効果を考えると依然としてコストパフォーマンスの高い選択肢です。

YKK APの樹脂サッシ「APW330」のインフォグラフィック。定価は掃き出し窓100,000円、腰高窓45,000円。特徴として国内最高レベルの断熱性(樹脂サッシ+複層ガラス)と、カバー工法(マドリモ)への対応が挙げられている。高い技術力で窓の断熱をリードするコストパフォーマンスの高い商品。

【三協アルミ】スマージュⅡ

三協アルミは、住む人への優しさを追求するメーカーです。
「スマージュⅡ」は、断熱性能を世界トップクラスまで極めた樹脂窓。価格は他社製品に比べてやや高めの設定ですが、その分デザインや使い勝手にコストをかけた高品質な商品展開が強みです。

三協アルミの樹脂サッシ「スマージュⅡ」のインフォグラフィック。定価は掃き出し窓185,400円、腰高窓83,400円。特徴として都市部の住宅にマッチするスタイリッシュな外観と、スリムなフレームによる優れた採光性が挙げられている。住む人への優しさを追求した高品質な商品。

【エクセルシャノン】シャノンウインド

「家の燃費」を追求する樹脂サッシのパイオニアです。2025年6月の価格改定でも上げ幅を約3%に抑えるなど、企業努力を続けています。

エクセルシャノンの樹脂サッシ「シャノンウインド」のインフォグラフィック。定価は掃き出し窓242,000円、腰高窓58,000円。特徴としてフレームに厚みを持たせたことによる圧倒的な断熱・遮音・耐久性と、北海道などの寒冷地での実績が挙げられている。家の燃費を追求する樹脂サッシのパイオニア。
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樹脂サッシのリフォームにかかる費用相場

樹脂サッシのリフォームにかかる費用は、1箇所あたり6~22万円が目安です。2025年11月現在、資材高騰によりやや上昇傾向にあります。

樹脂サッシのリフォーム費用相場(1か所あたり目安)に関するインフォグラフィック。全体の費用目安は6~22万円で、資材高騰により上昇傾向にあることを示しています。施工方法別では、「窓サッシ交換(カバー工法など)」が6~22万円、「内窓設置(二重窓)」が6~9万円が目安です。また、アルミサッシとの比較において、樹脂サッシは導入コストが約2倍かかる一方、断熱性能は約1000倍優れているとイラスト付きで解説。結論として、初期費用は高いものの、冷暖房費削減によって長期的には元が取れると説明しています。
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樹脂サッシのリフォーム費用を抑えるポイント

価格が高騰している今、少しでもお得にリフォームするための「賢いポイント」を解説します。

【ポイント1】アルミ樹脂の複合サッシを検討する

予算が厳しい場合、「アルミ樹脂複合サッシ」が現実的な選択肢です。

オール樹脂サッシとアルミ樹脂複合サッシの断面図を比較したイラスト。左側のオール樹脂サッシは室内外すべて樹脂製で、価格は高いが断熱・結露防止性能が最高。右側のアルミ樹脂複合サッシは室外側がアルミ、室内側が樹脂製で、価格はオール樹脂より抑えられる(アルミの約1.5倍)が、結露防止性能はオール樹脂に劣る。予算に合わせて検討することを促している。

【ポイント2】補助金・助成金制度を活用する

2025年11月現在、国の大型補助金制度は状況が一変しています。「どの補助金制度がまだ使えるか」を正確に把握することが、費用を抑える最大の鍵です。

2025年11月現在の樹脂サッシ窓リフォームに関する補助金情報のイメージ図。「国の大型補助金」の状況が一変していることを示唆し、虫眼鏡のアイコンとともに「まだ使える制度を正確に把握しよう!」と、最新情報の確認の重要性を訴えている。制度や予算は変更される可能性があるとの注意書きもある。

樹脂サッシのリフォームで活用できる補助金制度

【ポイント3】複数の業者に見積りを依頼する

価格改定直後の今だからこそ、相見積もりが不可欠です。

樹脂サッシ窓リフォームの相見積もりと業者選びの重要性を示す比較イラスト。左側の「安すぎる業者(A社)」は「激安」な見積もりだが、「契約後に追加請求!?」というリスクを示唆。右側の「誠実な業者(B社)」は「適正価格」で、「価格改定を反映、誠実にご説明します」としており安心感がある。中央には天秤のアイコンがあり、「相見積もりで比較検討!」と複数の業者を比較することの重要性を伝えている。
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樹脂サッシのリフォームで活用できる補助金制度

ここが、2025年に樹脂サッシにリフォームする際の最大の注意点です。 これまで定番だった大型の補助金制度が終了しています。

【制度1】先進的窓リノベ2025事業(受付終了)

「先進的窓リノベ2025事業」が「受付終了」したことを伝える画像。大きな赤字のスタンプで「受付終了」と強調され、カレンダーアイコンで「2025年11月17日」に交付申請の予約受付を終了したことが示されている。下部には「※今から契約しても、この補助金制度は使えません。ご注意ください。」という注意書きがある。

先進的窓リノベ2025事業【公式】

【制度2】子育てグリーン住宅支援事業(利用可能)

先進的窓リノベ2025事業」に代わる有力な選択肢です。予算消化率は約30%(2025年12月時点)で、まだ余裕があります。

「子育てグリーン住宅支援事業」が利用可能であることを示す画像。上部には「まだ余裕あり!」というメッセージとともに、2025年12月時点での予算消化率が約30%である円グラフが表示されている。下部では活用の条件として「セット工事が必要」であることがイラストで解説されており、内窓のリフォームに加えて節水トイレや高断熱浴槽などの設備を組み合わせることで申請可能になることが示されている。

子育てグリーン住宅支援事業【公式】

【制度3】各地方自治体の独自補助金制度(要確認)

国の補助金制度が終わっても、自治体の助成金は残っているケースがあります。

「各地方自治体の独自補助金制度」について確認を促す画像。日本地図に複数の自治体アイコンが配置され、「お住まいの地域で確認!国の制度が終わっても残っている可能性あり」というメッセージがある。右側の大きな吹き出しでは「東京都港区の例」として、助成額が「工事費の最大25%(上限10万円など)」、期限が「2026年1月まで受付中」であることが示されている。

東京都港区ホームページ

【致命的な注意点】着工前の申請

多くの自治体で「工事契約・着工前の申請」が絶対条件です。「工事完了後に申請」では、補助金を受け取れません。見積もりの段階で、必ず役所に相談してください。

補助金申請のタイミングに関する「致命的ミス」と「正解」を対比したイラスト。左側の「【手遅れ】工事着工・完了後」では、新しい窓の家と、役所で「受付不可」とされ「補助金0円」で泣いている様子が暗いトーンで描かれ大きな「×」印がついている。右側の「【正解】契約・着工前」では、古い窓の家と、役所で「受付OK」となり「補助金GET!」で喜んでいる様子が明るいトーンで描かれ大きな「○」印がついている。中央には「絶対にこっち!」という矢印がある。
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樹脂サッシにリフォームする4つのメリット

価格は上がりましたが、樹脂サッシの性能価値はそれ以上です。

【メリット1】断熱・遮熱効果に優れている

樹脂の熱伝導率は、アルミの約1000分の1。冬の暖かさを逃さず、夏の暑さを入れない「魔法瓶」のような部屋を実現します。

樹脂サッシの断熱・遮熱効果を説明するイラスト。家の断面図で、左側は「冬気」で外の冷気を遮断し室内の暖かさを保っている様子、右側は「夏気」で外の熱気を遮断し室内の涼しさを保っている様子が描かれている。中央のテキストボックスには「樹脂の熱伝導率はアルミの約1000分の1。魔法瓶のような部屋を実現!」とあり、魔法瓶のアイコンが添えられている。

【メリット2】結露の発生を抑える

フレーム自体が冷えにくいため、結露しにくくなります。カビやダニの発生を防ぎ、家族の健康を守る効果も期待できます。

アルミサッシと樹脂サッシの結露発生の違いを比較したイラスト。左側のアルミサッシは「冷えやすいフレームで結露発生」し、ガラス面に水滴、カビ、ダニのイラストが描かれている。右側の樹脂サッシは「冷えにくいフレームで結露が激減」し、ガラス面はきれいで乾燥している。右側の吹き出しには「カビ・ダニを防ぎ、家族の健康を守る!」とあり、笑顔の家族のイラストが添えられている。

【メリット3】防音・遮音効果が高い

気密性が高いため、外の騒音を大幅にカットします。複層ガラスと組み合わせれば、80dB(地下鉄の車内レベル)の騒音を40dB(図書館レベル)まで下げることも可能です。

樹脂サッシの防音・遮音効果を説明するイラスト。壁の断面図を挟んで、左側(室外)には「80dB(地下鉄の車内レベル)」の騒音源として電車のイラストと大きな音波が描かれている。右側(室内)では、その音が樹脂サッシによって「40dB(図書館レベル)」まで減衰し、静かな図書館で読書をする人の様子が描かれている。テキストボックスには「高い気密性で騒音を大幅カット!80dB→40dBまで下げることも可能!」とある。

【メリット4】部屋の雰囲気になじむデザインを選べる

木目調やマットな質感など、インテリアとしての完成度も高まっています。和室と洋室、どちらにも合うデザインが選べます。

樹脂サッシのデザイン性の高さを説明する写真。左側は「和室」で、木目調の樹脂サッシが畳や障子のある伝統的な空間に調和している。右側は「洋室」で、黒のマットな質感の樹脂サッシが白い壁とフローリングのモダンな空間に馴染んでいる。テキストボックスには「木目調、マットな質感など、インテリアとしての完成度も高まっています。和室と洋室、どちらにも合うデザインが選べます。」とある。
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樹脂サッシにリフォームする3つのデメリット

樹脂サッシのリフォームは、メリットが多い一方でデメリットも3つあります。リフォーム後に後悔しないよう、事前に確認しておきましょう。

「樹脂サッシにリフォームする3つのデメリット」をまとめたインフォグラフィック。1つ目は「本体価格が高い」点で、アルミサッシの約2倍の費用と2025年の値上げを挙げ、初期費用は高いが省エネ資産と捉える視点が必要と説明。2つ目は「厚みや重さがある」点で、断熱性確保のためにフレームが厚くなるが、スリム化モデルも選択可能と紹介。3つ目は「紫外線に弱い(アルミ比)」点で、技術改善は進んでいるものの、日差しが強い場所では外側アルミの複合サッシも選択肢になると解説している。
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樹脂サッシのリフォームで後悔しないためのポイント3つ

せっかく費用をかけるなら、絶対に失敗したくないですよね。工事の契約後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないよう、この3点を必ずチェックしましょう。

樹脂サッシのリフォームで後悔しないための3つの重要ポイントをまとめたインフォグラフィック。1つ目は「予算と補助金制度のタイミング」で、国の大型制度が終了したため、自治体の助成金を「着工前」に逃さず申請するよう強調。2つ目は「断熱性能への理解」で、中途半端なスペックでは効果を実感しにくいため、YKK APの「APW330」以上の高グレードを推奨している。3つ目は「信頼できる業者選び」で、特定の自治体の助成金申請経験があるかを確認するなど、制度に詳しい業者は施工技術も信頼できると解説。最後に、契約前にこれら3点をチェックするよう促している。

YKKAP「APW330」の詳細はこちら

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樹脂サッシにリフォームした施工事例

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【Q&A】樹脂サッシの価格に関するよくある質問

2025年の値上げ幅はどれくらい?

メーカーによりますが、3〜12%の値上げが実施されました。 過去に取得した見積もり額とは異なる可能性があるため、必ず最新の価格を確認してください。

樹脂サッシの耐用年数は?

30年〜50年です。初期費用はかかりますが、数十年単位で光熱費を削減し続けます。

「先進的窓リノベ2025事業」はもう使えないの?

残念ながら、今年度は2025年11月17日で終了しました。 現在は「子育てグリーン住宅支援事業」や「自治体の助成金」への切り替えが必要です。

樹脂サッシとアルミサッシの価格差は?

一般的には、約2倍の価格差があります。予算を抑えたい場合は、外側がアルミで内側が樹脂の「複合サッシ(約1.5倍)」も検討しましょう。

樹脂サッシに最適なガラスは?

樹脂サッシの高い断熱性能を最大限に活かすため、以下のガラスを選びましょう。

樹脂サッシに最適なガラス
  • Low-E複層ガラス(アルゴンガス入り)
    • 近年のスタンダード
  • トリプルガラス
    • 寒冷地や、徹底的に断熱したい方向け

リフォームの業者選びで後悔しないために

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】ハピすむ編集部 編集長

株式会社エス・エム・エス

ハピすむ編集部 編集長

リフォーム営業18年。大手リフォーム会社出身のプロ。
数千件の住まいとお客様に出会い、現場を知り尽くした実務経験者。 ユーザー様が後悔しないよう、長年の経験に裏打ちされた「正確」で「損をしない」情報発信を徹底しています。

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