障子を洋風にリフォームするにはどのような方法がある?
障子紙を貼替えるのではなく、洋室へのリフォームの際に障子部分を洋風にリフォームしたいという場合には、どのような方法があるのでしょうか?
障子をそのまま活用する方法と、障子を取り外して行う方法とについてご紹介していきます。
床が畳の場合とカーペット敷きなどの違いや照明器具の形状などによってもイメージは変わってきますので部屋全体を考慮しながら考えましょう。
障子枠に洋風の障子紙を取り付けるリフォーム
こちらは、障子枠を再利用して行うリフォームプランです。
通常、障子枠には和紙などで作られた障子紙を貼り付けて利用しますが、この方法では障子紙を取り外した障子枠に洋風の障子紙を貼り付けます。
洋風の障子紙には、紙製でおしゃれなものの他に、樹脂で作られたプラスティック壁紙もありますが、こちらは耐水性に優れているため、水拭きによるメンテナンスができ、美しさを保ちやすい点がメリットです。
このリフォーム方法は既存の障子枠をそのまま流用して行うため、費用が安く、施工期間も短いのですが、障子枠そのもののデザインが変わらないため、和モダンへのリフォームを行う際などには壁紙選びが難しくなります。
このような場合には、木材向けの染料や塗料を利用し、障子枠の色を壁紙の色合いに合わせると、デザインの統一感が得られやすくなるでしょう。
障子を外してプリーツスクリーンを取り付けるリフォーム
プリーツスクリーンとは、窓に取り付けるブラインドの一種で、ナイロンや紙製でできたスクリーンがジャバラ状に折りたたまれている製品です。
ブラインドと同じようにサイド部分の紐を操作することで長さを変更することができ、窓を自由に覆うことができます。
障子は和紙を利用することによって日差しを柔らかなものに変えることができますが、プリーツスクリーンも和紙製のものや、和紙調のものがありますので、日差しの柔らかさはそのままに洋風な見た目へと変更可能です。
また、プリーツスクリーンにはリモートコントロールで上げ下げができるものや、電動で上げ下げができるものもありますので、障子の開け閉めが難しいという方にもおすすめとなっています。
施工については障子枠を撤去し、窓枠上部にプリーツスクリーン用の固定具を取り付ける必要がありますが、小規模な工事で設置できるため、短期間でリフォームしたいという方にもおすすめです。
和室を大壁にし障子枠にカーテンのための下地を作るリフォーム
大壁とは、柱や梁が壁の内部に隠され、内壁の表面に出てきていない壁のことです。
和室に多い塗壁で梁や柱が壁から見えているものは真壁(しんかべ)といい、見た目は良いのですが隙間にホコリが溜まりやすく、掃除が大変になるというデメリットがあります。
和室を洋室にリフォームする場合などはメンテナンス性の良さやデザインを重視して真壁を大壁に変更しますが、この時に障子をカーテンにリフォームするとなると、どのような工事が必要となるのでしょうか?
まず、障子の場合は窓の内側に敷居と鴨居が上下に取り付けられていますが、カーテンに変更する場合はこれらを撤去し、カーテンレールを取り付けなければなりません。
敷居や鴨居を残したままカーテンレールを取り付けることもできますが、この場合は敷居と鴨居がそのまま残ってしまうため、やや見た目が悪くなってしまうでしょう。
敷居と鴨居を取り除いたら、まず木材を鴨居があった部分に入れ、カーテンレールを設置する下地を作成。
敷居部分についても、下地を入れ、床材で覆って段差をなくしておきます。
あとはお好みのカーテンとカーテンレールを選んで設置すれば、工事は完成です。
障子の掃き出し窓を洋風の窓に交換するリフォーム
これは和室を完全に洋室へとリフォームする際に行われる工事方法で、窓周辺を全て解体し、洋風のサッシや窓、カーテンレールなどを設置していきます。
窓周辺を全て入れ替える形になりますので、障子だけを交換する場合や障子周辺を交換する場合に比べてデザインのまとまりが良くなり、リフォーム後の違和感が出にくくなるでしょう。
完成度が高まり、部屋のデザインバランスも良くなるリフォームではありますが、工事範囲が広く、窓周辺の部材を全て入れ替え、場合によっては壁の工事まで必要となるため、費用と工期は長くなります。
サッシメーカーでは、和室から洋室へのリフォーム需要の高まりを受け、既存の窓枠に被せるだけで施工を行うことができる製品もリリースされていますので、気になるという方はリフォーム会社に相談してみると良いでしょう。
障子の貼替えリフォーム費用の目安
障子紙の貼り替えと言えば、正月やお盆前の大掃除の際に家族で行うものというイメージがあります。
しかし、和紙製の障子紙は障子枠に塗られた糊の水分でしわになりやすいですし、慣れていないときれいに貼ることができません。
また、力加減を間違えると簡単に破れてしまいます。
こんな時に助かるのが、障子の貼り替えサービスです。
ホームメンテナンスやリフォームを行っている会社では、障子の貼り替えを代行するサービスを行っており、標準的な障子紙を使用した場合で障子1枚あたり約2,500円から依頼することができます。
また、使用する障子紙を指定することもできますし、もし業者に在庫がない場合や高級な壁紙を使用したい場合には、自分で壁紙を用意して施工だけを依頼することも可能です。
しかし、高級なブランド和紙を使用する場合や、デザイン性の高い障子紙を使用する場合については、貼り方に独自のコツが必要な場合も多く、通常のリフォーム会社では施工できないこともあります。
このような場合には、和紙や高級建材などの扱いに慣れている建具店に作業を依頼すると良いでしょう。
建具店に施工を依頼した場合、施工価格の目安は約3,500円とリフォーム業者に比べて少し割高となりますが、仕上がりや障子紙に対する知識が豊富ですし、建具の歪みの補修等も依頼できるのでおすすめです。
ある程度大がかりなリフォームの場合は、コンセプトに基づいたデザイン計画が必要です。
最近ではインテリアデザイナーやカラーコーディネーターなどの有資格者が常駐する業者も多く、実際に改装したい部屋の写真で完成予想CGでの提案をしてくれます。
こちらからの希望により何パターンかの提案資料を作ってもらい、その中から選んで行くことで結果的に手間が掛からず間違いのないコーディネートとなるでしょう。
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