壁は、部屋の印象や快適性を左右する重要な部分です。そのため、知識しかないままクロス張替えを行うと、想像していたような仕上がりにならず後悔するかもしれません。
今回は、20畳の部屋のクロス張替えのポイントや、おしゃれに仕上げる方法を解説していきます。
費用相場や安くリフォームする方法なども紹介しているので、コストを抑えつつ満足いくクロス張替えにしたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
クロス張替えの時期
最初に、クロスの張替え時期を確認しておきましょう。明確な基準があるわけではありませんが、多くの場合以下の2つのタイミングでクロスの張替えを検討します。
耐用年数がきたとき
クロスの寿命は、約10年といわれています。
ただし、クロスの素材や扱い方、喫煙の有無などにより寿命は異なるため、一概に10年で張替えが必要とは言いきれません。
ただ、消臭や防カビなどの機能は、約10年で効果が薄れてしまうことが多いので、一つの目安として頭にいれておくと良いでしょう。
壁紙が汚れたり、カビが生えたりした場合
壁紙の寿命に関係なく、汚れが目立ってきたり、カビが生えたりしたときは、クロス張り替えを検討するタイミングです。
クロスが汚れていると部屋の雰囲気を損なうのはもちろん、汚れの正体がカビだった場合には、家の構造部分まで劣化する恐れがあります。
ちょっとした汚れは見過ごしてしまいがちですが、放置しすぎて家の内部にまでダメージが広がると補修費用が高額になってしまいます。
じわじわと汚れが広がる場合には放置せず、専門業者に原因を調べてもらうのが安心です。
20畳のクロス張替えにかかる日数
20畳の部屋のクロス張替えにかかる日数の目安は、約2~3日です。ただし、家具の量や職人の人数、下地の補修の有無などにより工期は変わります。
家具が少なければ、より短期間で終わらせることも可能です。反対に家具が多かったり、下地の補修が必要だったりすると、さらに日数がかかることもあります。
クロスの素材別の特徴・メリット・デメリット
クロスには、さまざまな種類があります。ここでは、クロスの素材別の特徴を紹介します。どの素材にもメリットとデメリットがあるので、適切なクロスが選べるように確認しておきましょう。
布(織物)クロスの特徴
布クロスは表面が布でできているクロスで、織物クロスとも呼ばれます。表面に使われている素材は、木綿や麻、絹などの自然素材、レーヨンやポリエステルなど化学繊維です。
布は水分を吸収するため、基本的に水拭きはできません。ホコリなど汚れが気になる際には、はたきや掃除機などで手入れする必要があります。
布(織物)クロスのメリット
布クロスには、以下のようなメリットがあります。
・調湿性がある
・高級感がある
・耐久性が高く破れにくい
布クロスには調湿性があるため、空気が乾燥しているときには水分を放出し、反対に湿度が高くジメジメしているときには空気中の水分を吸収してくれます。
四季を通して湿度の変化が大きい日本の住宅にぴったりといえるでしょう。
また、布クロスは重厚感があり、部屋を高級な印象にしてくれます。
自然素材のものならシックハウス症候群が起こりにくくなるので、小さい子どもやアレルギー体質の人も比較的安心して使えます。
布(織物)クロスのデメリット
布クロスには、以下のようなデメリットがあります。
・高価
・施工が難しい
・汚れが落ちにくい
・ホコリが付着しやすい
・摩擦に弱い
布クロスは、素材自体が高価なものが多く、さらに施工には技術が必要なため、施工費用も高額になりがちです。
また、表面が布であることから、汚れが付くと落としにくいという難点もあります。
なかには、防汚加工や撥水加工など汚れが付きにくい工夫がなされているものもあります。汚れが懸念される場合は、高機能なものを選ぶと良いでしょう。
紙クロスの特徴
紙クロスは、表面が和紙やパルプなどでできている壁紙です。表面をフィルム加工した合成紙や非木材紙を使用している紙クロスもあります。
紙クロスは欧米での使用が多く、個性的なデザインのものが豊富です。海外から輸入されたものを使えば、欧米風の洗練された空間になるでしょう。一方、和紙を使用したクロスだと和を感じられる空間になります。
紙クロスのメリット
紙クロスには、以下のようなメリットがあります。
・吸音性がある
・個性的なデザインのものがある
紙クロスには細かい隙間があるため、音が吸収されます。吸音性が高いと部屋の中で音が響きにくく、外部に音が漏れにくくなります。そのため、寝室など静かに過ごしたい部屋におすすめです。
紙クロスのデメリット
紙クロスには、以下のようなデメリットがあります。
・施工が難しい
・摩擦に弱い
・耐水性が低い
紙クロスは薄くて扱いにくいため、施工が難しいとされています。下地の凸凹が浮き出たり、時間が経つと収縮して隙間ができたりすることもあります。
また、紙でできていることから耐水性が低く、キッチンや洗面所など水回りには向いていません。摩擦に弱くこすれないため、汚れが落としにくいのも難点です。
ビニールクロスの特徴
ビニールクロスは、表面に塩化ビニル製のシートを張った壁紙で、日本の住宅で広く使われています。
ビニールクロスのメリット
ビニールクロスには、以下のようなメリットがあります。
・比較的安価
・デザインが豊富
・耐久性が高く丈夫
・手入れがしやすい
・機能性に優れたものもある
ビニールクロスは、ほかの素材に比べると安価で施工も簡単です。表面はプリントのためデザインが豊富で、部屋の雰囲気に合わせた柄を見つけられるでしょう。
耐水性に優れているため、トイレやキッチンなど水回りでも問題なく使用できます。消臭や防カビ、抗菌などの機能が付いているタイプもあり、メンテナンス性や快適性を向上させることも可能です。
デザイン性はそこそこに、コスパや機能性を重視したいといった場合にぴったりでしょう。
ビニールクロスのデメリット
ビニールクロスには、以下のようなデメリットがあります。
・化学物質が含まれているものもある
・独特の臭いがする
・生活臭がこもりやすい
ビニールクロスを製造する過程で、化学物質が使われることがあります。シックハウス症候群を引き起こすこともあるため、小さい子どもやアレルギー体質の人がいる場合には、気になるかもしれません。
また、製造の過程で使われる化学物質には、独特の臭いがあります。日が経つにつれてだんだん臭いが弱まっていきますが、クロス張替え後、約1カ月間は換気をするなどの対策が必要です。
そのほかのデメリットとして、生活臭がこもりやすいことが挙げられます。
とくに立体的でデコボコしているデザインのものは、スポンジのように細かい空洞があるため、臭いがこもりがちです。こまめに換気や掃除をするなどの対策をとる必要があります。
その他のクロスの特徴
これまでご紹介したクロス以外にも、以下のようなクロスもあります。
・珪藻土クロス
・木質系クロス
・オレフィン系クロス
珪藻土クロスは、珪藻土を含んだ壁紙です。消臭効果があり、調湿性にも優れています。一方で、調湿性により水分を吸収しすぎるとカビが発生するというデメリットもあります。
木質系クロスは、表面に薄く切った天然木やコルクが表面に張ってある壁紙です。自然素材の温かみが感じられ、落ち着きのある空間が作れます。デメリットは、耐水性が低く液体がつくとシミになってしまう点です。
オレフィン系クロスは、ポリエチレンやポリプロピレンなどを使用した壁紙です。
性質はビニールクロスと似ていますが、燃やしたときに有毒ガスが発生しないため、ビニールクロスよりも身体や環境に優しい素材とされています。
しかし、ビニールクロスに比べると高価で、施工できる業者も限定的です。そのため、業者探しが大変になる可能性があります。
壁紙の種類は多種多様
皆さんはどのような基準でクロスや壁紙をチョイスするでしょうか。
部屋のテイストや家具と合わせて、色味や柄を検討する方も多いかと思います。実はその他にも、消臭や防カビ効果を持った機能性壁紙も数多くあります。
消臭効果タイプ
リビングや玄関のこもった生活臭や、不快な臭いを分解してくれます。
表面強化機能タイプ
衝撃や汚れ、傷に強いもの。消臭効果も兼ね備えている商品もあるので、ペットを飼っているご家庭やお子様がいらっしゃるご家庭にぴったりです。
抗アレルゲンタイプ
表面に接触した花粉などのアレルギー原因物質を不活性化してくれます。
アレルギー体質な方やキッズルームの壁紙におすすめのタイプです。
省エネタイプ
特殊な材料を使用し、光の反射率をあげることで沢山の照明を使わずとも空間を明るくさせることができます。
広いリビングに最適です。
マイナスイオン発生タイプ
天然鉱石が表面に配合されており、マイナスイオンを発生させる壁紙です。
ゆったりしたい寝室や、子供部屋に使用することでくつろぎつつ集中できる空間にしてくれます。
上記以外にも、様々なタイプのものがあるので「デザイン×機能性」で張替えリフォームを検討しましょう。
20畳の壁紙張替えの費用感
では、具体的に壁紙リフォームはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。費用は、クロスの必要数量(平方メートル)によって変動します。
一般的な6畳の部屋ですと、材料費と工賃を含んだ価格相場は約6万円〜8万円と言われています。
リビングなど、20畳の比較的広い居室のクロスを張替えると仮定し詳しく説明します。
通常の江戸間の場合、約2畳=1坪で1坪は3.3面積平方メートルなので、20畳=約10坪=約33平方メートルです。
居室の横幅と縦幅をそれぞれ5m、6.6m、天井までの高さを2.6mとした場合クロスは何平方メートル必要でしょうか。
居室をぐるりと囲う長さを算出すると「5×2+6.6×2=23.2m」、この長さに天井までの高さを掛けます。
「23.2m×2.6m=60.32平方メートル」、この式で囲う壁の面積をだしました。この面積にクロスを張りつけていくわけです。
クロスはロール状になっており、日本製のものだと幅が90cm前後のものが多いです。
よって「60.32面積平方メートル÷0.9m=67m」と、20畳の居室の壁を張替えるには「67平方メートル」必要いうことが分かりました。
クロス単価の価格相場は約900円/平方メートルから1500円/平方メートルと言われているので、20畳の壁紙・クロス張替えは「約6万300円〜10万500円」が計算上の相場といえます。
ただし、ここにリフォーム会社の工賃や手間賃が追加されるので、20畳のクロスや壁紙の張替えにかかる費用の相場は約10万〜15万ほどでしょう。
面積とクロスのグレードで価格が上下するため、予算オーバーの場合はクロスの種類を検討してみましょう。
また、実際は窓やドアなどクロスを張らない部分もあるので業者に現地見積もりを依頼することをおすすめします。
クロス・壁紙の張替えリフォームの費用に関するより詳しい記事はこちら
クロス張替えのポイント
ここからは、クロス張替えのポイントを解説します。リフォームしてから後悔することがないように、しっかり確認しておきましょう。
部屋のイメージを考える
クロスを張り替えるときは、部屋のイメージを考えることが大切です。
たとえば、ナチュラルな雰囲気にしたいときは、ベージュのような木を連想させる色味のクロスを選ぶのがおすすめです。
ホテルのような高級感のある雰囲気にしたいときには、黒っぽい色や紺色など濃い色味のクロスを選ぶと良いでしょう。
ただ、濃い色のクロスを全面に張ると、暗くなってしまうことがあるので、一面のみに張るなど工夫が必要です。
また、トイレやキッチンなど清潔感のある空間にしたい場所には、白や薄いグレーなど淡い色のクロスが向いています。
家全体のテイストを決めてから、部屋ごとの雰囲気を具体的にイメージしておくと、クロス選びがスムーズかもしれません。
大きい見本を見る
色には、面積が広いほど明るく鮮やかに見えるという特徴があります。そのため、カタログの小さい見本だけで選ぶと、実際にクロスが張られたときにイメージと違うと感じるかもしれません。
できればショールームなどで、実物や大きい見本を確認するのがおすすめです。
どうしても小さい見本だけでクロスを選ばなくてはいけないときは、理想の色よりも少し濃く、暗めのトーンのものを選ぶとイメージとの相違が少なくなるでしょう。
目的を考える
クロスを張り替えるときは、クロスを張る場所や目的に合わせた壁紙を選ぶようにしましょう。
たとえば、トイレでは耐水性のあるクロスを選ぶ必要があります。また、汚れや付きやすく、不衛生になりがちなので、防汚加工や消臭効果があるものだとさらに快適性が増すでしょう。
また、人通りが多い玄関やリビングには、一般的なクロスよりも強度が高いクロスが向いています。
小さな子どもやペットがいて傷つく可能性が高い場所には、耐久性を高めるためにクロスの表面に特殊フィルムが貼られているものなどを選ぶと良いでしょう。
予算を考える
クロスの張替えリフォームで失敗しないためには、デザイン性や機能性にこだわることも大切です。しかし、後々困らないように、予算を考えておくことも重要になります。
まずは、予算を決め、予算の範囲内でリフォームできるようにクロスを選ぶようにしましょう。
クロス張替えをおしゃれにする方法
クロス張替えのポイントを押さえたら、次はおしゃれにする方法を確認していきましょう。
部屋のテイストに合わせる
床や天井などはリフォームせずに、壁紙のみを張り替える場合は、部屋のテイストに馴染むようなデザインを選ぶことが大切です。
部屋がナチュラルな雰囲気にもかかわらず、派手なデザインのクロスや濃い色のクロスなどを選ぶと、部屋全体を見たときに、チグハグな印象になる可能性があります。
統一感がないとおしゃれに見えにくいため、部屋のテイストに合うものを選ぶように心がけましょう。
床の色に合わせる
床は視界に入る面積が大きいため、部屋の印象を左右します。同様に、壁も部屋の中に占める割合が大きく、部屋の雰囲気を決める重要な部分です。
部屋の印象を決定づける床材と壁材の色味が合っていないと、センスの良さが感じられず野暮ったい印象になってしまいます。
とはいえ、床材とクロスを全く同じ色にする必要はありません。色のトーンと呼ばれる「明度」と「彩度」を合わせれば、異なる色であってもおしゃれな空間になります。
迷う場合は、空間づくりのプロである施工業者や、色彩に詳しいインテリアコーディネーターなどに相談してみると良いでしょう。
アクセントクロスを使用する
アクセントクロスとは、壁の一部に張られたデザインの違うクロスのことです。アクセントクロスをうまく取り入れると部屋をおしゃれな雰囲気にすることができます。
ただ、アクセントクロスの割合や色によってはおしゃれな仕上がりにならないこともあるため、注意が必要です。
まず、アクセントクロスの割合は、壁の約20~30%がちょうど良いとされています。アクセントクロスが多すぎると、まとまりがなく雑然とした印象になりかねません。
また、部屋をどんな雰囲気にしたいかや、床材の色やベースとなるクロスの色などで適した色が異なります。
空間にメリハリをつけることを意識しながら、基本的にはベースのクロスとは違う系統の色を選ぶのがおすすめです。
色の効果を考える
色には、さまざまな効果があります。
たとえば、白は部屋を広く見せる効果があり、黒は部屋を狭く感じさせます。また、寒色や暖色という言葉のとおり、青系の色は冷たい印象を、赤系の色は暖かい印象を与えます。
そのため、日当たりが悪く室温が上がりにくい北向きの部屋に、寒色である青系のクロスを使うと、寒々しい印象になるかもしれません。
また、暖色系は進出色、寒色系は後退色です。狭い部屋には寒色系のクロスを使うと広く感じられる空間を作れます。
自然素材のクロスを使用する
自然素材のクロスを使用することで、部屋をおしゃれにすることも可能です。自然素材を使用しているクロスには、布クロスや紙クロス、珪藻土クロス、木質系クロスなどがあります。
布クロスは重厚感があり高級な印象に、珪藻土クロスはモダンな雰囲気、木質系クロスは部屋をナチュラルに仕上げます。
一口に自然素材のクロスと言っても、クロスの種類により雰囲気がそれぞれ異なるので、部屋のテイストに合わせたものを選ぶようにしましょう。
20畳のクロス張替えを安くする方法
20畳の部屋のクロスを張り替えるとなると、そこそこ大規模な工事となるため、費用が高額になることもあります。
ここからは、クロスを張り替え費用をできるだけ安くする方法をご紹介します。
一度に違う部屋も張替える
違う部屋のクロスを同時に張り替えたり、クロスだけでなく床材や天井を張り替えたりするなど、リフォーム範囲を広げることで費用を安くできる可能性があります。
これは、まとめてリフォームすることで値引きしてもらいやすくなるためです。業者によっては、お得なパッケージプランを用意していることもあります。
一度に多くのリフォームを行うと一時的に出費がかさみますが、長い目で見るとコストが削減できます。リフォームが必要になりそうな箇所が複数ある場合は、まとめてリフォームしてしまいましょう。
グレードを落とす
クロスには、大きく分けて2つの種類があります。シンプルで安価なスタンダードクロスと、デザイン性と機能性に優れたハイグレードクロスです。
予算オーバーしてしまう場合にはクロスのグレードを見直し、スタンダードタイプを検討してみましょう。
トイレやキッチンなど汚れやすいところは高機能なハイグレードクロス、人目につかないような場所は、スタンダードクロスにするなど、メリハリをつけるのも費用の削減に効果的です。
無地を選ぶ
柄物のクロスは、つなぎ目で柄をぴったり合わせる必要があるため、クロスの端を切り落とさなくてはいけません。そのため、切り落とされた部分が無駄になってしまいます。
柄の大きさにもよりますが、一つのつなぎ目につき約10~30cmのクロスを廃棄するケースが多いです。20畳という広い部屋のクロスを張り替えるとなると、つなぎ目がいくつもできるため、無駄になるクロスも多くなってしまいます。
そのため、少しでも節約したい場合は、できるだけ無地のクロスや小さい柄のクロスを選ぶようにしましょう。
相見積もりをとる
クロスの張替え費用は、業者により大きく異なります。一社の見積もりだけでは相場がわからないため、高い値段で契約しかねません。
クロスの張替えリフォームをするときは、少なくとも3社から見積もりをとり、費用を比較するようにしましょう。
また、費用だけでなく、施工技術やアフターサービス、接客の質なども業者によりさまざまです。相見積もりをとる際には、満足いくリフォームができるように、いろいろな角度から業者を観察するようにしましょう。
20畳の部屋の壁紙やクロスを張替えるのにかかる費用
20畳の部屋をリフォームする場合は約150平方メートルの壁紙やクロスが必要であるため、壁紙1平方メートルあたり約900~1500円で計算すると、13万5000円~22万5000円の費用がかかります。
業者によって料金設定が異なり、10畳以上は1畳ごとに数千円ずつ加算される場合もあります。
また、複数の業者に見積もりを依頼し、格安で依頼できる業者を見つけることも重要です。複数の業者に見積もりを依頼していることを伝えると、値引き交渉を進めやすくなります。
グレードの高い壁紙を低いグレードの壁紙と同じ料金にしてもらうなど、商品の値引き交渉をすることがポイントです。
諸経費をできるだけ削減する
格安、激安で壁紙のリフォームを行うためには諸経費の削減が欠かせません。壁紙の撤去費用や大型家具の移動、下地の補修などを自分で行うことが格安、激安でのリフォームを実現するために必要不可欠です。
ただし、20畳分もの壁紙やクロスを処理するのには労力がかかるため、値引き価格と比べた上で決めましょう。
例えば、下地の軽度な痛みであれば自分で補修できます。軽度な痛みの補修は壁紙の張替え工賃に含まれていることが多いため、自分で行うことで20畳分の補修費用を削減できます。
1平方メートルあたり100円の補修費用が含まれていると仮定すると、150平方メートル分で1万5000円削減できます。
自分で壁紙を調達する
壁紙を調達して業者に張替えだけを依頼することで、約3分の1~2分の1という格安、激安料金でリフォームできます。張替えも自分で行えば、更に格安、激安料金で行えます。
壁紙は1平方メートルあたり約350円~の料金ですので、5万2500円~の費用で済みます。
ただし、20畳もの部屋の壁紙を1人で張替える場合は、約5日もの日数がかかります。週に2回の休日を利用したとしても約3週間はかかると考えておきましょう。
DIYで張替えた場合と業者に依頼した場合の差額に対して、休日を数日使うことが割に合うかどうかを考えることが大切です。
壁紙・内壁リフォームの業者選びで後悔しないために
必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!
なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。
とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。
そのような方こそハピすむの一括見積もり比較を活用しましょう!
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