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2022年04月06日更新

壁をリフォームする際の費用はいくら?壁の撤去や貼替えについて解説

子ども部屋を2つに分けたい、和室をつなげてLDKを広くしたいなど、内壁を作ったり撤去するなどの壁のリフォームは、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?壁リフォームの費用相場や注意点、工事期間の目安や、リフォーム費用を抑える方法をご紹介します。

間取りを変更する壁のリフォームにはどんな種類がある?

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間取りを変更するリフォームには、2つの部屋の間にある内壁を撤去して1つの部屋にするリフォームや部屋の中に新たに内壁に作り、それぞれ独立した2部屋にするリフォームなどがあります。

また、1部屋を2部屋に分けるリフォームでは、内壁の設置以外にもカーテンや引き戸を設置し、それぞれの部屋の雰囲気を変えるために壁紙を貼替えるリフォームなども考えられます。

壁を撤去して、2部屋を1部屋にするリフォーム

壁を撤去するリフォームの例としては、使わなくなった子ども部屋と他の部屋との間の内壁を撤去して広い1部屋とするケースや、リビングの隣にある和室の内壁を撤去してリビングの一部として使える和室にするケースなどがあります。

その他には、寝室に隣接するウォークインクローゼットの内壁を撤去して寝室を広くするケースするや、納戸と押入れやクローゼットの間の内壁を撤去して、子ども部屋にするケースなどもあるでしょう。

壁を撤去して1部屋につなげるリフォームは、使わなくなった部屋を日常的に利用できるようになるため、生活の利便性もアップするでしょう。また、部屋が広くなることで開放感が得られ、風通しもよくなります。

壁を撤去して、引き戸・ドアを設置するリフォーム

使わなくなった子ども部屋に寝室から出入りできる建具をつけることで、子ども部屋をクローゼットや書斎として使用できるようにするなど、 壁の一部を撤去して引き戸やドアを設置し、2つの部屋の間を行き来できるようにするリフォームもあります。

リビングの隣の和室に、廊下から出入りできる建具をつけることで、個室(祖父母の部屋や子供部屋)として使用できるようになるなど、利便性の向上が期待できるリフォームだと言えるでしょう。

仕切り壁、カーテン、引き戸などを設置して1部屋を2部屋にするリフォーム

子どもたちの成長にともない一緒に使っていた子ども部屋をそれぞれの個室に分けたり、夫婦で使っていた寝室を2部屋に分けたりする場合などに有効なのが、仕切り壁やカーテン、引き戸などを設置するリフォームです。

部屋を仕切る際、仕切り壁、カーテン、引き戸の中でどれを用いるのかは部屋の使用頻度や、どの程度プライバシーに配慮するかなどを考慮した上で選択すると良いでしょう。

毎日部屋を使用し、それぞれの部屋を完全なプライベート空間に分けたい場合は仕切り壁を、普段は広い1部屋として利用し、来客時だけ部屋を分けたい時などには引き戸を用いるのがおすすめです。

引き戸を収納できるスペースを用意すると尚良いでしょう。

壁のクロス貼替えリフォーム

壁のリフォームには、間取りを変更するリフォーム以外に内装をきれいにするリフォームがあります。

室内の壁がクロスの場合、日焼けなどで年数とともにくすんできます。

汚れが染み付き、掃除をしてもきれいにならなくなったり、剥がれや傷・へこみなども増えるでしょう。

そのため、定期的にクロスの貼替えリフォームが必要です。

クロスを貼替えは部屋の印象を比較的手軽に変えることができるリフォームです。

最近では汚れにくい壁紙やデザイン性の高い壁紙もあり、壁紙を貼替えるだけで、生活の質が向上したりおしゃれな印象の部屋に変えることができるでしょう。

部屋の壁をリフォームする際の費用相場と工期

壁のリフォームは、面積や壁の状態など工事の内容によって費用や工期が異なります。

壁の撤去後に床や天井の高さ合わせをしたり、コンセントや照明・スイッチなどの移動、撤去など電気工事が必要な場合には費用がより高くなるでしょう。

また、壁紙の貼替えなど内装をリフォームする場合も、床材の種類や仕上げ材の種類によって費用が変わります。

壁のリフォームを検討する際には業者に部屋を見てもらい、壁の状態を確認した上で見積もりを出してもらうようにすると良いでしょう。

壁を撤去して、2部屋を1部屋にするリフォーム費用相場と工期

壁を撤去して、2つの部屋をつなげるリフォームの工事費用の相場は、6帖×2部屋を1部屋にする場合で約25万~約47万円です。

しかし、電気工事の有無・内装の貼替え範囲により、費用が異なります。

工事内容費用相場備考
壁の撤去・解体・処分約6万~約10万円
床・壁・天井補修約4万~約6万円
壁の造作約5万~約10万円
壁・天井クロス貼り替え約6万~約15万円範囲・仕上げ材料により変動
電気関係改修・仕上げ約4万~約6万円工事内容により変動
床高さの調整約10万~約20万円
  • 必要な場合のみ
  • 範囲・仕上げ材料により変動
天井高さの調整約4万~約12万円
  • 必要な場合のみ
  • 範囲・仕上げ材料により変動

壁を撤去して2部屋を1部屋にする場合は、12帖前後の部屋で、壁撤去から仕上げまで約5日~1週間の工期が目安です。

また、工事は下記の流れで行われるのが一般的です。

  1. 壁を撤去
  2. 必要な場合のみ床・天井高さの調整工事
  3. 撤去部分の床・壁補修
  4. コンセントや照明、スイッチの改修
  5. 内装の貼替え
  6. 電気工事の仕上げ

壁を撤去して、引き戸・ドアを設置するリフォーム

壁の一部を撤去してドアなどを設置する工事費用の相場は約13万~約28万円です。

しかし、取付ける建具の仕様や床の補修の程度により、費用が異なります。

工事内容費用相場備考
壁の撤去・解体・処分約3万~約5万円
建具枠取付け・補修工事約5万~約8万円床の補修も含む
建具取付け約5万~約15万円建具の種類による
壁・天井クロス貼替え約6万~約15万円
  • 範囲・仕上げ材料により変動
  • 必要な場合のみ
電気改修・仕上げ約4万~約6万円
  • 工事内容により変動
  • 必要な場合のみ

壁の一部を撤去して、引き戸やドアを設置する場合は約3~5日の工期が目安になります。

電気の改修工事があると、約1日程長くなるでしょう。

また、工事は下記の流れで行われることが一般的です。

  1. 壁撤去
  2. 建具枠取付け・周囲補修
  3. 電気配線改修(必要があれば)
  4.  内装補修
  5. 建具取付
  6. 電気仕上げ(必要があれば)

仕切り壁、カーテン、引き戸などを設置して1部屋を2部屋にするリフォーム

1部屋を2部屋に分けるリフォームは、どのような方法で間仕切るかにより、費用や工期が変わります。

仕切り壁で分ける場合の費用相場と工期

仕切り壁で分ける工事の費用相場は、長さ2間(=3.64m)で約12万~約30万円です。

工事内容費用相場備考
壁を造作約6万~約10万円
電気改修仕上げ約4万~約6万円
  • 工事内容により変動
  • 必要な場合のみ
壁・天井のクロス貼、及び貼替え約6万~約20万円範囲・仕上げ材料により変動

仕切り壁を作る場合は約4~6日の工期が目安です。また、下記の流れで行われるのが一般的です。

  1. 大工工事
  2. 電気配線改修(必要があれば)
  3. 内装工事
  4. 電気仕上げ(必要があれば)

カーテンで分ける場合の費用相場と工期

カーテンで2部屋に分ける場合は、カーテンを取付けるだけなので半日あれば取付け可能でしょう。

工事費用は、長さ2間(=3.64m)で約5万~約10万円が一般的な相場です。

天井まである建具で部屋を仕切る場合の費用相場と工期

天井まである建具で部屋を仕切る(幅2間=3.64m)場合の費用の相場は約25万~です。

工事内容費用相場備考
建具枠取付・補修工事約5万~約8万円床の補修も含む
建具取付約20万~約30万円建具の種類による
内装の補修又は貼替え約6万~約30万円必要な場合のみ

天井までの建具で部屋を2部屋に分けるリフォームの工期の目安は約2~3日です。

また、工事は下記の流れで行われるのが一般的です。

  1. 大工工事で建具枠を取付け
  2. 建具取付
  3. 内装補修(必要があれば)

壁の貼替えリフォーム

壁のクロスの貼替えリフォームを行う場合の費用の相場は、6帖1部屋で約10万~約20万円です。

しかし、壁の面積や建具の数などで変動するため、あらかじめ見積もりをしっかり確認しておきましょう。

クロスを貼替えるリフォームは、古い壁紙をはがし、下地を調整してから、新しい壁紙を貼ります。

6帖1部屋くらいであれば約1日で工事が終わるケースもありますが、面積が広かったり、特殊な形状をしている部屋の場合は約2~約3日の工事期間が必要になるでしょう。

既設クロスによっては入念に下地調整が必要な場合もあります。

見積もりのためにも必ず業者に現地を確認してもらいましょう。

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壁をリフォームする際の注意点とは?

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「お金をかけてリフォームしたけど、思い通りにならなかった」という失敗をなくすために、壁のリフォーム時に注意したいことを知っておきましょう。

リフォームでは撤去できない壁がある

壁のリフォームでは、どうしても撤去できない壁があるケースがあります。

木造戸建て住宅の場合は、「耐力壁」といわれる構造壁は、撤去してしまうと家の構造のバランスが崩れてしまうため撤去することができません。

どの壁が構造壁なのか、撤去できない壁なのかは新築時の図面があれば確認することができます。

図面がない場合は、専門家に調査してもらいましょう。

どうしても構造壁にあたる壁を撤去したい場合は、建築士へ相談すると良いでしょう。

しかし、その際は追加で設計費用がかかるだけでなく、家全体の構造耐力を確保するために、他の壁もリフォームする必要や、筋交いと呼ばれる斜めの部材を設置する必要が出てくるかもしれません。

マンションの場合は、「ラーメン構造」と呼ばれる構造で建てられているマンションであれば壁を撤去できるケースもありますが、一般的に構造上必要な壁は撤去できません。

また、給排水管のパイプスペースがある壁も撤去できません。

マンションリフォームの制限事項

マンションは、複数の家族がひとつの建物で暮らしています。

そのため、建物の建築制限や維持管理・保守などにかかわることが管理規約で定められています。

マンションの管理規約の中でリフォームに関係するものには、以下のような内容があります。

  • 隣家(隣室)への音対策のために必要な壁構造や共用部の壁リフォームは不可
  • 階下への防音配慮のため、一定性能を有する床構造とする
  • 間取り変更の場合は、消防設備(児童火災報知設備・スプリンクラー設備)の変更がないか確認をする
  • 内壁の仕上げ材は不燃材料や防炎商品を使用する

マンションにより定める規約が違いますので、リフォーム前に必ず確認しておきましょう。

使い勝手の変化に注意する

壁のリフォームでは、使い勝手が変わるケースがあります。

コンセントの位置が変わって、家電製品が使いにくくなる、ドアの開き方で廊下が通りづらくなる、壁や建具で部屋が暗くなる、収納量が減る、などのケースが考えられます。

リフォームプランの検討時に、コンセントの位置や部屋の明るさ・収納量などあらかじめしっかりと確かめておきましょう。

壁内に配管・配線はないかの確認が必要

壁内に配管・配線があった場合は、壁を撤去する際に配線や配管を変える工事も必要になります。

そのため、あらかじめ撤去したい壁に配管や配線がないかの確認が必要です。

また、配管や配線がある壁を取り除く場合はその分、費用がかかり工事期間も長くなります。

配管を移動できない場合は、壁の撤去はできないので注意が必要です。

より良いリフォーム業者を選定する

リフォーム業者には、それぞれ得意分野があります。

壁の撤去や壁を新たに作るフォームは、大工工事が得意で、なおかつ設計や建築法規の知識がある業者が向いているでしょう。

また、壁リフォームの経験が豊富で、丁寧に相談に乗ってくれる業者を探しましょう。

インターネット上の情報や口コミ、見積もり依頼時の対応などを参考にしながら、選んでいくと良いでしょう。

リフォーム会社紹介サービスの「ハピすむ」は、お住いの地域やリフォームのニーズを詳しく聞いたうえで、適切で最適な業者を紹介してくれます。

また、運営会社のエス・エム・エスは、東証プライム上場企業であり、複数の大手リフォーム会社が加盟しているので、安心して利用することができます。

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壁のリフォームをより安い費用で行うポイントは?

壁のリフォーム費用をおさえるポイントは、工事内容、施工方法、業者の選定にあります。

それぞれ詳しくご紹介します。

リフォーム費用を抑える方法1:工事内容の検討

工事内容を検討する際には、内装の仕様・特注品の有無・工事範囲の3つを検討します。

費用を抑えるためには、内装の仕様をリーズナブルな物に変更したり、特に必要がなければ、今のままの内装仕上げを利用する方法があります。
(例:和室の床を補修する際、もともとの床材を使用するなど)

また、特注品を利用する場合は標準品の約1.3~1.5倍の価格になるでしょう。

特注品が見積もりに入っていないか、代替えの標準品がないかも検討しましょう。

リフォームの際にはプランの打合わせや見積もり時に、当初想定していた場所よりも工事範囲が広くなる場合があります。

その工事は今本当に必要かどうか、工事内容を吟味しましょう。
(例:2部屋の天井に高低差がある場合、気にならないのであれば高低差をそろえないなど)

工事内容の検討では、費用を抑えたいがためにリフォームの目的がわからなくなり、必要な工事をやめてしまうケースがあります。

目的に沿って工事内容を選ぶことが重要です。

リフォーム費用を抑える方法2:施工方法の検討

施工方法を検討する際には、工期、追加工事の有無について確認します。

工事金額が予定していたより高いと感じた場合は、工事の日数が多く取られているケースがあります。

工期が長くなるとその分人件費がかさむため、費用が高くなってしまいます。

まとめられる工事は同じ日にしてもらうなど、施工会社と相談して検討しましょう。

また、いつ工事を行うのかによっても費用をおさえることができるでしょう。

リフォームの繁忙期は年度変わりの2月~4月初めと11~12月の年末だと言われています。

この時期は、工事費も高くなり、希望していた日程に工事が行えない場合もあります。

繁忙期を避けてリフォームを依頼すると、価格交渉もしやすく、工事もスムーズに進められるでしょう。

また、リフォームで工事費用が高くなる原因の1つに、追加工事があります。

リフォームでは、壁を撤去してみたら補修をする箇所がでてきたり、クロスを貼替えたら他の場所も貼替えたくなったりと、工事中に追加工事が発生しやすいものです。

不具合を補修するため追加工事の場合は、緊急性が高いため必ず工事を行いましょう。

しかし、工事後には価格交渉ができないため、工事前に必ず見積もりをもらうことがポイントです。

また、リフォーム直後に別の箇所をリフォームしたくなった場合には、費用が抑えられる代替案がないか、本当に必要な工事なのかどうかをしっかり検討した上で依頼するようにしましょう。

工事の内容だけでなく、費用面でも納得いくリフォームになるようにあらゆる面から検討することをおすすめします。

リフォーム費用を抑える方法3:業者の選定

リフォームの際には工事の見積もりを複数社から取ることで、結果的に工事費を抑えることができるでしょう。

1社だけの見積もりでは価格の妥当性が判断できません。

複数社から見積もりを取り、比較するこで正確な相場をつかみやすくなり、価格交渉をする際の資料にもなります。

また、工事業者に見積もりを取る時に、「リーズナブルにできる提案をしてほしい」とお願いするのも1つの方法です。

同じ壁の変更の工事でも、得意な方法やリーズナブルにできる経験を持っている可能性があります。

複数社から提案してもらい、工事の内容を決めると良いでしょう。

壁紙・壁リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた壁紙・壁リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】小川愛

二級建築士、宅地建物取引士。愛知県名古屋市にて高級分譲住宅設計・施工会社に勤務。土地取得からプランニング、施工、販売、お客様のお引っ越し、アフターサービスまでの、住宅に関わる全ての業務に従事。

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