2024年07月12日更新

監修記事

廊下・階段の壁紙リフォーム!失敗しない選び方と費用の目安を解説

これから廊下や階段の壁紙をリフォームしようとお考えの方
「廊下や階段ってどんな壁紙が合うんだろう」「どれくらいの費用が必要なんだろう」「壁紙を張ったときのイメージができない」
こんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、廊下・階段に合う壁紙の選び方や、リフォーム費用について、筆者の失敗談も交えながら解説します。
自分に合う壁紙を選んで、通るたびに気持ちが明るくなるような廊下・階段にリフォームしましょう。

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廊下・階段の壁紙を選ぶときの4つのポイント

壁紙の色やデザインが少し変わるだけで、廊下や階段の印象は大きく変わります。

廊下・階段の壁紙を選ぶときのポイントを頭にいれて、自分に合った壁紙を選びましょう。

【ポイント1】廊下・階段の壁紙は明るく空間になじむ色にする

廊下・階段はリビングや居室に比べて狭いことが多く、暗くなりがちです。開放感のあるホワイトやベージュなど、明るい壁紙を選びましょう。

ブラックやブラウンなどは、重厚な雰囲気があってとてもスタイリッシュですが、圧迫感がでてしまい空間を狭く感じさせるでしょう。

明るい色のなかにほんのり柄があるタイプを選ぶと、個性を出しつつ空間を広く見せられます。ストライプ柄や花柄など、たくさん種類もあるので壁紙メーカーのカタログやサンプルを見てみてください。

【ポイント2】廊下・階段の壁紙はアクセントクロスでおしゃれに

単色だとちょっと物足りないと感じる方は、一面だけ色やデザインを変えるアクセントクロスがおすすめです。

張る面積が狭い場合は、暗めの色や攻めた柄のデザインでもそこまで圧迫感はありません。張る面積が広いのであれば、明るめのグレーなどをあわせると、スタイリッシュな空間を演出できます。

玄関に入ったとき、廊下の先にアクセントクロスがちらっと見えたらおしゃれですよね。

明るさとおしゃれを両立したい方は、アクセントクロスを検討してみましょう。

【ポイント3】壁紙は玄関・廊下・階段のつながりを意識する

玄関・廊下・階段がひと続きになっている場合は、同じ壁紙を使ってつながりを意識しましょう。

壁紙の色が違ったりデザインが違ったりすると、ちぐはぐな印象になってしまいます。アクセントクロスも色やデザインが違うものを張ると、ごちゃごちゃした印象に。

空間のつながりがある場所に同じ色やデザインの壁紙を使うことは、統一感を出すコツのひとつです。

【ポイント4】壁紙を選ぶときはシミュレーションサイトを活用する

壁紙を張ったときのイメージができない場合は、以下のようなシミュレーションサイトを活用するのも一つの手です。

壁紙サンプルはサイズが小さいため、仕上がりをイメージしにくいことがあります。カタログも希望する壁紙でのイメージ写真はなかなかありません。

壁紙のシミュレーションサイトでは、壁や天井、床の色も変えられるため、仕上がりをイメージしやすいですよ。

「壁紙を張り替えたけどなんかイメージが違う」とならないためにも、ぜひシミュレーションサイトを活用してみてください。

廊下・階段における壁紙リフォームの費用相場

壁紙の張り替え費用は、材料費と施工費あわせて1㎡あたり1,000〜2,000円が相場です。

戸建住宅の場合、廊下のみの壁紙リフォームであれば3〜8万円、階段も含めると6〜20万円程度みておく必要があるでしょう。

壁面積ごとのリフォーム費用相場をまとめましたので、参考にしてください。

壁面積壁紙リフォームの費用相場
30㎡3〜6万円
50㎡5〜10万円
70㎡7〜14万円
100㎡10〜20万円

基本的な壁紙リフォーム費用のほか、古い壁紙の処分や、天井が高い場合のオプションなど、数万円の費用が発生する可能性もあります。

壁紙リフォームは、張り替える場所や選ぶ壁紙、広さにより費用が大きく変わります。事前に必ず見積もりをとるようにしましょう。

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壁紙の耐久年数と劣化する原因

環境によって前後するものの、壁紙は10年ほどで劣化してきますので張り替えを検討しましょう。

壁紙が劣化する主な原因は以下の2つです。

  • 壁紙が紫外線を浴びることによる変色
  • 温度変化で壁紙が伸縮することによるひび割れや剥がれ

ひび割れや剥がれの部位が増えてきた場合は、10年未満でも張り替えを推奨します。

また、見た目が問題ない場合でも長年放置していると接着剤が劣化します。剥がすときに下地を傷めてしまう可能性がありますので、注意してください。

廊下・階段にぴったりな壁紙の機能6選

家庭で家の間取りはさまざまですが、玄関からリビングまでの動線で、廊下や階段を通る間取りは少なくありません。外からの汚れや湿気はたまりやすいですし、荷物を運ぶときに壁紙を傷つけてしまうこともあるでしょう。

そこで、ここでは廊下・階段にぴったりな壁紙の機能について見ていきましょう。

【機能1】汚れに強い壁紙

小さいお子様のいるご家庭には、汚れに強い壁紙がおすすめです。

一般的な壁紙の場合は汚れを吸収してしまいますが、汚れに強い壁紙はフィルム加工やコーティングを施しているため、お子様の落書きなども簡単に拭き取れます。

【機能2】傷に強い壁紙

大きい荷物を運ぶことが多い方やペットを飼われている人は、傷に強い壁紙を検討しましょう。

表面の強度を高めたものやウレタンコートのものがあり、引っかき傷などに強いのが特徴です。

【機能3】消臭機能のある壁紙

日常生活や帰宅したときの気になるニオイを消臭してくれる壁紙もあります。

靴のニオイはもちろん、ペットや生ゴミ、たばこなど、さまざまなニオイに効果があるため、検討してみてください。

【機能4】撥水機能のある壁紙

廊下に洗面台を設置している場合や、帰宅時の雨水が気になる場合は、撥水機能のついた壁紙をおすすめします。

水を弾くことでシミになりにくく、カビ対策としても有効です。

【機能5】調湿機能のある壁紙

玄関からつながっている廊下や階段は、帰宅時の雨水で湿気がこもりやすいので注意が必要です。この場合、たとえば調湿機能のついた壁紙に張り替えれば、湿気を抑えてカビを防げます。

通気性の高い壁紙や、吸放湿してくれる壁紙、珪藻土を使った壁紙など、さまざまな種類がありますので、何が合うのか施工店やメーカーに確認してみましょう。

【機能6】省エネ効果のある壁紙

廊下や階段に窓がなくて暗い場合は、光を反射する機能がついた省エネ壁紙をチェックしてみてください。

光量が少なくても明るく保てるため、省エネにつながります。また、LEDや蛍光灯、白熱電球など幅広い照明器具に対応可能です。

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廊下・階段のおしゃれな壁紙リフォーム事例5選

壁紙の選び方を解説したものの、まだまだイメージしにくいかと思います。
おしゃれな壁紙のリフォーム事例を5つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

【事例1】ホワイト系の壁紙で明るさを演出する

すべてホワイト系の壁紙でまとめたリフォーム事例です。

窓がないため暗くなりがちな玄関や廊下も、明るい色で統一感を出すことで暗さや狭さを感じさせない空間になりました。

【事例2】グレー系の壁紙で落ち着いた雰囲気の玄関に

壁・天井を明るいグレーの壁紙でまとめた事例です。

広さもあり、階段部分が吹き抜けのため、グレーを採用しても圧迫感がありません。落ち着いた雰囲気を演出できるため、広い廊下や吹き抜けのある階段の場合は、グレーの壁紙もおすすめです。

【事例3】アクセントクロスで個性的なおしゃれな廊下に

アクセントクロスを使った、とてもおしゃれなリフォーム事例です。

大胆なアクセントクロスですが、廊下から見える面積を抑えてあり、壁や天井はシンプルなホワイトでまとめているため圧迫感がありません。

【事例4】木目調の壁紙を天井に張って空間にメリハリを

天井に木目調の壁紙を採用したリフォーム事例です。

階段が吹き抜けの場合、天井に木目調の壁紙を張っても圧迫感がないため、メリハリのある空間になります。

【事例5】エコカラットでおしゃれと機能性を両立する

エコカラットを一部に採用した事例です。

エコカラットとは、調湿機能がついたタイル状の壁材のことをいいます。壁紙ではありませんが、デザインやカラーが豊富で、湿気のこもりやすい玄関や廊下にぴったりの壁材です。

【失敗談】廊下・階段の壁紙選びではクロスの厚みがキーポイント

薄い壁紙は下地の段差が目立ちやすいため、できれば厚めの壁紙を選ぶのがおすすめです。

筆者はリビングのアクセントクロスに薄い壁紙を選んだことで失敗した経験があります。写真の通り、数か月で段差が目立つようになってしまいました。

薄い壁紙は施工が難しく、どうしても職人の腕に左右されてしまいます。気になる方は壁紙サンプルを確認しておき、厚めの壁紙を選びましょう。

廊下・階段の壁紙リフォームで失敗しないためにも、複数のリフォーム会社への見積もり・プラン依頼をおすすめします。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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