2024年04月16日更新

監修記事

リフォームの流れを5ステップで解説!工事期間の目安や注意点も

「リフォームまでの流れが知りたい」「リフォーム前に用意するもの、確認することが知りたい」という方は多いかと思います。
この記事ではこれらの疑問にお答えしたうえで、プランの立て方、リフォーム業者の探し方、打ち合わせから引き渡しまでの流れの説明や、リフォーム中の過ごし方、リフォーム後にチェックすべきポイントなどについてご紹介します!

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【ステップ1】リフォームを計画する

リフォームを計画する際は、あらかじめ家族で話し合うことが大切です。

あらためて現在の住まいに向き合うことで、その後の打ち合わせをスムーズに進められます。

住まいに対する不満や改善点を整理する

まずは、家族全員の住まいに対する不満点や改善点を整理することから始めましょう。

家族間でこのような意見交換をすることによって、リフォームの候補となる箇所が自然とピックアップできます。

普段の生活で家族に言いづらいことも、この機会に打ち明ければリフォームの満足度が上がるでしょう。

家族の将来を見据えてリフォームの優先度を決める

リフォームを計画する際は、家族の将来を見据えることも忘れてはいけません。

5年先、10年先の家族構成や家族の年齢などをリフォーム計画に反映させることで、リフォームの優先順位が明確になります。

家族の将来を見据えることで、以下のようなリフォームがより具体的にイメージできます。

  • 増築
  • 間取り変更
  • バリアフリー対策
  • 在宅介護の対策

家族の将来をしっかり見据えるためにも、「今はまだ大丈夫」という考え方はいったん捨てましょう。

リフォーム関連の情報収集をする

リフォームの候補がある程度しぼれたら、並行してリフォーム関連の情報収集をしましょう。

情報収集に時間を割くことで、リフォーム後の生活がより具体的にイメージできます。

なお、リフォーム関連の情報収集には、以下のような方法があります。

  • リフォーム会社のホームページを確認する
  • リフォーム関連の雑誌をチェックする
  • メーカーのショールームを訪問する

情報収集の際は、施工事例とともにリフォームの費用もチェックしておきましょう。

リフォームの範囲を決める

情報収集でリフォーム後の生活がイメージできたら、次はリフォームの範囲を決めましょう。

リフォームの範囲が決まれば、以下の項目における目安がわかります。

  • リフォーム費用の相場
  • 工事期間
  • 工事の依頼先

なお、リフォームの範囲は業者との打ち合わせで変更になることが多いため、この段階ではおおまかなもので構いません。

リフォーム予算の上限を決める

リフォームの範囲が決まったら、相場を目安にリフォーム予算の上限を決めておきましょう。

あらかじめリフォーム予算の上限を決めておくことで、業者から見積もりを取る際の目安になるだけでなく、大幅な予算オーバーも避けられます。

なお、リフォーム予

算の上限を決める際には、現金・ローンといったリフォーム費用の支払い方法についても話しあっておくといいでしょう。

>>リフォームローンの選び方についてはこちらから確認!

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【ステップ2】リフォーム業者を探す

リフォームの計画がおおまかに決まったら、次は自分にあったリフォーム業者を探しましょう。

業者選びで後悔しないためには、自分ひとりで決めるのではなく、プロのアドバイスに耳を傾けるのがポイントです。

工事の依頼先を厳選する

リフォームの業者探しは、工事の依頼先を厳選することから始まります。

リフォーム工事は多岐に渡るため、工事内容に合った依頼先を厳選しましょう。

  • 工務店
  • ハウスメーカー
  • 住宅設備メーカー
  • 設計事務所
  • リフォーム工事専門業者
  • ガス・電気会社
  • 家電量販店・ホームセンター

なお、これらの依頼先は得意としているリフォームの分野がそれぞれ異なります。

そのため、価格や担当者の対応だけで工事の依頼先を決めるのは避けましょう。

>>依頼先ごとのメリット・デメリットについてはこちらから確認!

2〜3社から相見積もりを取る

工事の依頼先を厳選したら、2〜3社から相見積もりを取りましょう。

複数の業者から相見積もりを取ることには、以下のようなメリットがあります。

  • 工事の適正価格がわかる
  • 優良業者を見極められる

なお、相見積もりをする業者の選定は、判断基準が不透明なので多くの時間と手間が必要です。

そのため、相見積もりの業者選びはプロにおまかせしましょう。

>>相見積もりの業者選びをプロにおまかせしたい場合はこちらから!

ユーザーの口コミや施工事例をチェックする

信頼できるリフォーム業者を1社に絞るには、ユーザーの口コミや施工事例などをチェックしましょう。

ユーザーの口コミや施工事例には、業者のホームページなどには載っていない情報が隠されています。

なお、これらをチェックする際は業者の悪いところだけではなく、どのような点がユーザーに評価されているのかについても注目しましょう。

>>ユーザーの口コミや施工事例はこのようなページでチェック

リフォーム業者の理想的な断り方

信頼できるリフォーム業者が見つかったら、できるだけ早くその他の業者に断りの連絡を入れましょう。

リフォーム業者に断りを入れる際のポイントは、以下のとおりです。

  • あいまいな断り方をしない
  • 断る理由は伝えなくてもいい
  • 他社の見積もりを開示しない

なお「担当者がいい人だから」などの理由であいまいな断り方をすると、その後のトラブルにもつながりかねないので注意しましょう。

>>リフォーム業者の理想的な断り方の例文はこちらから確認!

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【ステップ3】リフォーム業者と工事を契約する

信頼できる業者と打ち合わせを重ね、具体的なリフォームプランが決まったら、いよいよ工事の契約にうつります。

契約後のトラブルを予防するために、契約時の確認事項や工事着工までの準備について、しっかり確認しましょう。

工事代金の支払いについて確認する

リフォーム業者と工事を契約する際は、かならず工事代金の支払いについて確認しましょう。

工事代金の支払い方法やタイミングは、業者によって大きく異なります。

特に、契約の段階で全額前払いを要求する業者には注意が必要です。

万が一のトラブルを予防するためにも、契約時には支払い方法やタイミングだけでなく、クーリングオフについても確認しておきましょう。

工事時期を確認する

リフォーム業者と工事を契約する際に忘れがちなのが、工事時期の確認です。

契約時に具体的な工事時期がわかれば、その後の仕事やプライベートにおけるスケジュール組みがしやすくなります。

たとえば、大規模なリフォームで平日に立ち会いが必要な場合には、早い段階で勤務先に有給休暇の相談ができるでしょう。

工事着工の準備をする

具体的な工事日程がわかったら、工事着工に向けた準備にうつりましょう。

工事の着工前に準備すべきことは、以下のとおりです。

  • リフォーム箇所の整理・清掃
  • 近隣挨拶
  • 補助金・助成金などの申請
  • 管理組合へ届け出の申請(マンションの場合)

また、大規模なリフォームで住みながらの工事ができない場合には、あらかじめ仮住まいの環境も整えておきましょう。

>>住みながらのリフォームがNGなケースはこちらから確認!

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【ステップ4】工事着工

工事が無事着工を迎えたからといって、あとはすべて業者まかせというわけにはいきません。

リフォームの工事中は、以下の点に気を配りましょう。

  • 工事内容の追加・変更
  • 職人の車両の駐車位置
  • 近隣への騒音
  • 家具や家電などの移動

なお、工事中に工事内容の追加・変更が発生した場合には、双方のトラブルを防ぐためにも早い段階で工事費用を明確にしておきましょう。

また、長期にわたる大規模なリフォームでは、不特定多数の職人が建物に出入りするため、体調管理にも注意が必要です。

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【ステップ5】引き渡し

すべての工事が完了し、竣工検査に合格すると、最後に工事の引き渡しが行われます。

多くの場合、引き渡しでは工事完了の書面にサインや捺印をすることになります。

工事完了の書面にサインする前に、かならず以下の項目について確認しましょう。

  • 工事のやり残しがないか
  • 色や材質など、仕様の間違いがないか
  • リフォーム箇所に傷や破損がないか
  • 工事の保証・アフターサービスの内容は?

なお、工事完了の書面にサインした後は、業者によって対応が大幅に遅れるケースもあります。

業者から気持ちよく引き渡しを受けるためには、これらの項目を双方でしっかり確認することが重要です。

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リフォーム前に用意するもの

業者との打ち合わせや工事着工までの段取りをスムーズに進めるためには、事前に用意しておくべきものがあります。

リフォーム前に用意するものは、以下のとおりです。

なお、これらのものは必要なタイミングですぐに取り出せるように、あらかじめわかりやすい場所にまとめておきましょう。

建物の図面

業者との初回打ち合わせでは、建物の図面を用意しましょう。

建物の図面を見ながらリフォーム計画を話しあうことで、リフォーム上の課題や問題点が浮き彫りになります。

また、業者がリフォームプランを作る上でも建物の図面が必要なため、あらかじめ図面のコピーを用意しておきましょう。

リフォーム後の住まいがイメージできるもの

リフォームの内容を業者に伝える際は、リフォーム後の住まいがイメージできるものがあるといいでしょう。

頭の中にあるリフォーム後のイメージを言葉だけで人に伝えようとすると、誤解が生じるおそれがあります。

打ち合わせ段階でこのような誤解を生まないためにも、リフォームカタログや雑誌の切り抜き、近所にある建物などを駆使して、実現したい住まいのイメージを業者に伝えましょう。

各種申請に必要な書類

リフォームで補助金や助成金、介護保険などを利用する場合は、早い段階で申請に必要な書類をそろえておきましょう。

これらの制度では、工事の着工前に申請しなければいけないものもあるため、申請のタイミングには注意が必要です。

なお、マンションリフォームでは、リフォーム内容に関係なくあらかじめ管理組合に工事の届け出が必要になるケースもあります。

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リフォームにおける工事期間の目安

リフォームの工事期間は、リフォームの範囲や内容によって大きく異なります。

しかし、該当するリフォームの工事期間をあらかじめ把握していれば、慌てずに着工日を迎えられるでしょう。

リフォームにおける工事期間の目安は、以下のとおりです。

リフォーム内容工事期間
リビング・ダイニング1〜8日
キッチン7〜10日
トイレ1〜2日
浴室4〜7日
屋根・外壁10〜28日
玄関ドア半日〜1日

なお、これらの工事期間は工事を依頼する業者によっても異なるため、あくまで参考程度に留めておきましょう。

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リフォーム期間中の過ごし方

リフォームの期間中は、普段の生活にもさまざまな変化や制限がかかります。

「こんなの知らなかった」と後悔しないためにも、リフォーム期間中の過ごし方について学びましょう。

リフォーム期間中の生活への影響

リフォームの期間中は、少なからず生活への影響が出てしまいます。

たとえば、仮設足場を伴う外まわりの工事では、以下の点で生活に支障が出ます。

  • ベランダに洗濯物を干せない
  • 窓が開けられない
  • 養生シートの影響で昼間でも室内が暗い

一方、室内のリフォームでも以下のような生活への影響が考えられます。

  • 水まわりが使用できない(キッチン・お風呂・トイレなど)
  • 生活空間を確保できない(大規模なリフォームの場合)
  • 室内でペットが飼えない

これらのことから、リフォームを計画する際は生活への影響も視野に入れましょう。

職人へのお茶出しはいらない?

リフォーム期間中の在宅時に悩んでしまうのが「職人へのお茶出しをどうするか」ということ。

結論、リフォーム期間中の職人へのお茶出しは不要です。

以前は10時・15時などの休憩時に職人へお茶出しをする風潮がありましたが、現在はこのような風潮も衰退し、職人の休憩時間もバラバラです。

決まった時間にお茶出しをすると、こちらのタイミングで職人の手を止めることになるため、作業のペースを乱してしまいます。

しかしどうしてもお茶出しをしたい場合は、職人の邪魔にならないように朝一で玄関先にペットボトルを数本用意しておきましょう。

住みながらのリフォームがNGなケース

リフォームの規模や内容によっては、工事中に仮住まいが必要な場合があります。

住みながらのリフォームがNGなケースは、以下のとおりです。

  • 大規模リフォーム(増築・フルリフォームなど)
  • 工事中の生活スペースが確保できない
  • 長期間にわたって水まわりが使用できない

なお、仮住まいの手続きには時間がかかるため、ゆとりを持って工事日程を組みましょう。

>>仮住まいについてはこちらから確認!

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リフォームの仕上がりに不満がある場合の解決方法

リフォームの仕上がりに不満があっても、一生懸命がんばってくれた施工業者に面と向かって言うのは気が引けるもの。

しかしこちらもリフォーム費用の負担はもちろん、工事に多くの手間と時間を費やしているので一方的に我慢する必要はありません。

リフォームの仕上がりに不満がある場合の相談先

リフォームの仕上がりについて施工業者に言いにくい場合は、以下の相談先に助けを求めましょう。

  • 消費者生活センター
  • 弁護士

リフォームの仕上がりについて不満がある場合は、消費者生活センターに相談するのがおすすめです。

消費者生活センターに相談しても不満が解消できない場合は、弁護士に相談しましょう。

なお、消費者生活センターは無料ですが、弁護士への相談は有料なので注意が必要です。

リフォームの仕上がりに不満がある場合に伝えるべき内容

リフォームの仕上がりに不満がある場合は、先方がわかりやすく伝えることが大切です。

リフォームの仕上がりに不満があることを先方にわかりやすく伝えるためには、あらかじめ以下の点を明確にしておきましょう。

  • リフォームの仕上がりに不満がある箇所
  • 不満を解消するための具体的な方法

なお、これらの内容を先方に伝える際には、できるかぎり感情を抑えて冷静に話すのがポイントです。

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リフォームをする際の注意点

リフォームをする上では、いくつかの注意点があります。

これらの注意点をしっかり頭に入れて、リフォームのトラブルを未然に回避しましょう。

悪徳業者に注意する

リフォームの業者選びでは、悪徳業者に注意しましょう。

法外な費用請求や不適切な施工を回避するためには、悪徳業者の特徴を把握することが大切です。

悪徳業者の特徴は、以下のとおりです。

  • アポなし訪問
  • 名刺を出さない
  • 無料の建物点検をおすすめする
  • 契約を急かす

これらの特徴が見られた場合には、不用意にこちらの情報を開示しないようにしましょう。

近隣住民からのクレーム

リフォームの期間中は、近隣からのクレームに注意しましょう。

リフォームの期間中に近隣からクレームが入ってしまうと、最悪の場合工事を中断せざるを得ないケースもあります。

このような事態を避けるためには、事前に工事の案内をするだけでなく、工事着工後も以下のような点に気を配ることが必要です。

  • 工事中の騒音/振動
  • 工事車両の駐車位置
  • 塗料のはね

なお、近所で有名なクレーマーをあらかじめ業者に伝えておくことも、クレームの回避策としては有効です。

工事中における追加費用の発生

リフォームの工事中に注意したいのが、工事内容や仕様変更などによる追加費用の発生です。

リフォームの工事が始まると「ここは気がつかなかった」「もっとこうしたい」といった新たな発見をする場面があります。

しかし、費用面を考えずにこれらの工事を進めてしまうと、予算がオーバーになる可能性も考えられます。

このほかにも、工事中に建物の老朽化や予想外の建物被害などが見つかり、追加工事となることもあるため、契約時にはリフォーム予算に少し余裕を持つことを心がけましょう。

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リフォームする際のポイント

もしリフォームを実際に行うとなった際には、ぜひお近くのリフォーム会社に一度ご相談することをおすすめします。

リフォーム会社に相談する時に一番気になるのは「いくらかかるのか」という金額の部分かと思います。

正確なリフォーム金額を知るためには、リフォーム前に「現地調査」を受ける必要があります。

その際に、損をしないリフォームを実現するために重要なことが一点あります。

それは、リフォーム会社1社のみに現地調査と見積もりをお願いするのではなく、複数社に依頼して、必ず「比較検討」をする!ということです。

複数の会社に依頼する時のポイントは「同じ条件」で依頼することです。バラバラの条件で依頼をすると、正しい比較ができません。

このポイントをきちんと押さえ、複数の会社の提案を受けることでご希望のリフォームの適正価格が見えてきます。

「色んな会社に何度も同じことを伝えるのがめんどくさい…。」という方はカンタンに複数社を比較検討できるサービスもございますので、ぜひご利用ください。

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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