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2019年01月25日更新
リフォームするとき必要な仮住まいについて解説します!
大規模リフォームをすると同時に必要になるのが仮住まいです。家財道具やペットなどを移動させて家族ごと引越せる場所を探すのは難しく、費用も分かりにくいのが現状です。今回は仮住まいに関する手続きや仮住まいにかかる費用などを詳しくご紹介します。
目次
リフォームで仮住まいが必要な場合と不要の場合
仮住まいとは、リフォームになどによって一時的に家に住むことができない場合、賃貸物件を借りて住むことをいいますが、リフォームでも仮住まいが必要な場合と必要がない場合があります。

仮住まいが必要な場合
一戸建て住宅の建て替えや大規模リフォームなど、住居スペースが工事の間なくなってしまったり、水回りが使用できないと仮住まいが必要になります。
建て替えとは、一戸建て住宅の基礎部分も含めほとんど一度取り壊して、また新しく住宅を建てていくことなのですが、工期が約4カ月~8カ月ほどかかるため家財道具を含めた引越しが必要です。
まだ、大規模リフォームも基礎部分は残すもののリフォームする箇所が多くなるため、仮住まいが必要になってきます。
その他に、水回りのリフォームは例え1日で工事が終わるとしても、水道が使用できるまで時間がかかることや、外壁リフォームで臭いや音がストレスになってしまう人は仮住まいが必要になるでしょう。
仮住まいが必要ない場合
比較的小規模なリフォーム(トイレの交換や部屋のリフォームなど)は仮住まいをしなくても、工事が可能です。
ただ、家の中のリフォームの場合、工事関係者の出入りがあったり騒音やほこりなどが出てくることを念頭に置いておかなければなりません。
仮住まいに必要な手続きと必要ない手続き
仮住まいをすると決まったら、まずしなければならない手続きと必要ない手続きがあります。どんなものがあるのか見ていきましょう。

必要な手続き
【1 電気、ガス、水道の使用停止】
仮住まいの間、基本料金を発生させないために電気会社やガス会社、自治体の水道課に使用停止手続きをします。ただし、施工会社が電気やガス、水道を使用する場合がありますので、確認してから手続きしましょう。
【2 固定電話の移設又は利用休止、一時中断】
固定電話を仮住まい先で使用したい場合、移設の手続きが必要になります。ただし、仮住まい先が同じ市区町村内でも収容局によって市外局番が変わる可能性があります。
また、固定電話を使用しない場合、利用休止または一時中断を選ぶことができますが利用休止を選ぶと再度再開する際に番号が変わり、一時中断を選ぶと同じ番号ですが毎月の回線使用料がかかります。
その他に、電話を止めるときや電話を再開する時の工事費も必要です。また、固定電話の回線を携帯電話に転送する手続きも可能なので、契約している電話会社に確認してみましょう。
【3 郵便物の転送】
リフォーム中の自宅になかなか行けない場合は、郵便物の手続きもしましょう。転送手続きをすると、郵便物を仮住まい先で受け取れることができます。
【4 インターネット回線の移転】
契約している会社によっては、インターネット回線の移転手続きが可能です。仮住まい先に移転又は利用停止手続きをしましょう。
【5 衛星放送やケーブルテレビの休止手続き】
インターネット回線があればスマートフォンやタブレットなどで閲覧できるサービスもありますので、そのまま利用するか休止手続きをとるかを判断した上で手続きをしましょう。
【6 NHK放送の受信料の住所変更】
インターネットで簡単に住所変更可能なので、手続きをしましょう。
不要な手続き
・免許証
・携帯電話
・クレジットカード
・銀行
これらは数カ月程度の仮住まいの場合、住所変更の必要はありません。

仮住まいの選び方とは?
仮住まい先を選ぶときの候補は以下の通りです。
・ホテル
・ウィークリーマンション
・マンスリーマンション
・賃貸住宅
・UR賃貸住宅(公共賃貸)
では、この中から何を基準にして仮住まい先を選んでいけばいいのでしょうか?
建て替えやリフォーム費用、その他仮住まいにまとまった費用がかかるのでできるだけ費用をかけない場所を探す人が多いです。

期間限定の住まいだと思って割り切る
住む場所を選ぶときは、家族の状態に合った部屋を探していきます。例えば、自宅を介護リフォームするときに、介護が必要のご家族がいる場合はバリアフリー仕様の間取りを探す必要があります。
費用をあまりかけたくない場合は、あくまでも一時的な住まいだと思って部屋の広さや便利さよりも、価格重視で部屋を選ぶと探しやすいかもしれません。
できるだけ費用のかからない物件を選ぶ
短期間だと、宿泊費や食費など全部含めた総額が、ホテルの方が安上がりになるケースがあります。
一方、長期間だとホテルの方が高くつき、賃貸住宅やUR賃貸住宅、ウィークリーマンションやマンスリーマンションなどの方が抑えられることもあります。
仮住まいでかかる費用は宿泊費だけではなく、食費や移動費なども含まれるので総額で大体どれくらいかかるのかを確認しておくといいでしょう。
仮住まいに置けない荷物は他に預ける
一戸建てを建て替えする場合、家中の家財道具を移動させなければいけません。しかし、価格を優先して選んだ物件だと、収納が少なく入りきらないことがあります。
特にウィークリーマンションやマンスリーマンションの中には単身者用の物件が多く、間取りに余裕がないこともあります。
また、大荷物を仮住まい先に運ぶのに、手間がかかり引越し費用も高額になってしまう場合、トランクルームなどの一時預かりサービスを利用する方法があります。
仮住まいの疑問Q&A
仮住まいするときに、飼っているペットのことや住民票のことも考えなければいけません。ここでは、仮住まいのときにペットと住民票についてご説明いたします。

ペットはどうするのか?
短期間のリフォーム工事の場合、ペットはペットホテルに預けられます。料金や立地、環境などが整ったペットホテルであれば、大切なペットも安心して預けることができます。
また、長期間のリフォーム工事の場合、ペットホテルにすると費用が高額になってしまいますので、ペット可能な賃貸を探すことになります。物件を紹介してくれる会社にペットがいることを伝え、ペット可能な物件を探しましょう。
住民票はどうするのか?
住民基本台帳法では、引越し後14日以内に住民票を移動することを義務付けています。手続きが遅れてしまうと、最大5万円以下の罰金を受ける可能性もあります。
しかし、1年以上継続して生活の本拠が移る場合なので、リフォーム工事期間が1年以下であれば住民票を移さなくても罰せられることはありません。
また、仮住まい期間が1年以上であっても生活の拠点がリフォーム中の住宅にある場合は、住民票の移動をしなくても問題ないようです。
したがって、仮住まいする期間が1年以内であれば、基本的に住民票の手続きは必要ありません。
仮住まい中の仏壇はどうするのか
仮住まいの際、仏壇はどこへ置けばいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。仮住まい先に一緒に移動できれば一番なのですが、部屋に対して荷物が多い状態が予想されるため、仏壇を置くことは難しくなります。
位牌や仏具は仮住まいに持っていき、仏壇本体は引越し業者のレンタルルームやトランクルームなどに預ける方法があります。
しかし、高価だったり大きい仏壇に関しては断られることもありますので、見積もり時に引越し業者やレンタルルーム専門店に問い合わせるといいでしょう。
また、レンタルルーム以外でも仏壇を販売しているお店で預かりサービスをしているところもあります。
仮住まい場所の費用とメリットやデメリット
仮住まい場所として候補になる賃貸住宅・マンスリーマンション・UR賃貸住宅(公共賃貸)それぞれ部屋を借りた場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。また、メリットやデメリットも合わせてご紹介していきます。

3LDKの部屋を4カ月借りた場合で見てみましょう。
賃貸住宅の場合
・家賃:約11万円×4カ月=約44万円
・敷金(2カ月):約22万円
・礼金(2カ月):約22万円
・仲介手数料:約11万円
うち敷金返却:▲約11万円(半額返却を想定)
総額:約88万円
【賃貸住宅のメリット】
物件数が多いため、予算や間取りなど選ぶことができる。また、ペット可能な物件も多い。
【賃貸住宅のデメリット】
短期契約を受けつけているところが少ない。敷金や礼金が高額で、敷金に関しては全額返金されないこともある。
マンスリーマンションの場合
・家賃:約15万円×4カ月=約60万円
・入居予約金:約2万円
・諸経費(契約時):約2万円
総額:約64万円
【マンスリーマンションのメリット】
敷金や礼金がないので、費用を節約できる。電気や水道などの光熱費が家賃に含まれていることがある。
【マンスリーマンションのデメリット】
家賃が割高。単身者向けが多く、部屋が狭い物件が多い。部屋が狭い場合、トランクルームなどを借りないといけないので、費用がかかることもある。
UR賃貸住宅の場合
・家賃:約10万円×4カ月=約40万円
・敷金(3カ月):約30万円
うち敷金返却:▲約30万円
総額:約40万円
【UR賃貸住宅のメリット】
初期費用が敷金のみなので、初期費用の負担が少ない。短期間契約がしやすい。間取りも単身者から家族向けの物件まである。
【UR賃貸住宅のデメリット】
人気が高く先着順のため、空きがないと入居できない。ペット不可の物件が多い。
仮住まいにかかる引越し費用は?
仮住まいするときにかかる費用として気になるのが、引越し費用です。費用は距離や荷物の量などで決まってきますが、家族4人で通常期に同じ市内に引越す場合の費用は約10万円~が相場と言われています。
また、仮住まいから元の住宅に引越すためにもう1回引越さないといけないので、総額は往復で約20万円~となります。
トランクルームの種類と特徴
トランクルームには、マンションタイプとコンテナタイプの2種類があります。ではそれぞれの特徴を見てみましょう。

【マンションタイプ】
建物内にある倉庫やビル・マンションなどの一室を仕切り収納スペースが設けられている。
特徴
・賃貸契約(24時間営業もある)
・空調管理されていて、セキュリティは高い
・屋内なので、劣化を防げる
・荷物の保管責任はない
【コンテナタイプ】
屋外にコンテナが置いてあり、その中が収納スペースになっている。運送業者の預かりサービスやコンテナ専門業者もある。
特徴
・賃貸契約(24時間営業もある)
・自然換気のみ
・屋外でセキュリティに不安も
・費用が比較的安価
・コンテナの前まで車を横付けできるので利便性が高い
・屋外で預けるものによっては劣化を防げない
優良なリフォーム会社を見つけるには?
ここまで説明してきたリフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
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