目次
外構の土間コンクリート工事とは?
外構の土間コンクリート工事とは、庭や駐車スペースなどの敷地内の地面をコンクリートで舗装する工事のことを指します。
この土間コンクリート工事を行うことによって地面をフラットにすることができ、車などの出入りをしやすくすることが可能です。
また、雨が降った際にも水溜りなどができなくなるというメリットがあります。
土間コンクリート工事は形状も自由にデザインすることができるため、一部分のみ舗装することなども可能です。
たとえば、人工芝などとあわせてデザインすることで外構をおしゃれな空間にすることも可能です。
外構の土間コンクリートのデザインの種類は?
外構の土間コンクリートのデザインの種類を知りたいと考えている方もいるでしょう。
ここでは土間コンクリートのデザインを紹介します。
目地を活用する
土間コンクリート工事では、コンクリートの伸縮性によってひび割れが起きてしまうことを防ぐために伸縮目地と呼ばれる溝を作ります。
この目地があれば、熱でコンクリートが膨張した際にも空間に余裕があるため、コンクリートのひび割れを防ぐことができます。
この目地を活用して、目地の隙間に砂利や芝生などを敷くことでデザイン性を高めることができます。
中には目地を直線にするのではなく曲線にするデザインなどもあります。
機能面のみならずコンクリートのデザイン性も追求したいと考えている方には、幅広いカスタマイズ性をもつ目地を活用することがおすすめです。
スタンプコンクリート
スタンプコンクリートとはレンガやタイルのようなデザインのコンクリートです。
コンクリートの表面に模様のある型を押し付けることで、デザインしています。
スタンプコンクリートはタイルなどの素材と比較しても耐久性に優れているため、駐車スペースの地面などにも活用することができます。
また、デザインの幅も非常に広く、カラーバリエーションも豊富であるため、自分の希望に近い形でデザインをすることができるでしょう。
スタンプコンクリートは材料がコンクリートであるため、レンガやタイルと比較しても材料費を抑えることができます。
価格を抑えておしゃれなデザインに舗装したいと考えている方にはスタンプコンクリートがおすすめです。
カラーコンクリート
カラーコンクリートとは無機塗料をコンクリートに混ぜ合わせて着色したコンクリートです。
カラーコンクリートの色には白や黒、赤など様々な色が存在しています。
カラーコンクリートを用いることで建物の印象を変えることができるため、デザインの幅を広げたいと考えている方にはおすすめです。
また、コンクリートに塗装をする従来の方法よりも変色や劣化などが少ないため、メンテナンス費用を抑えることができるというメリットもあります。
エクステリアでの土間コンクリートの施行費用の相場は?
土間コンクリートの施工には多くの工程が必要です。
全ての作業をまとめて平方メートルあたりの単価を出す業者もあれば、細かくそれぞれの費用を出す業者もあります。
リフォームで土間コンクリートの施工に必要な作業と費用相場は以下の通りです。
土間コンクリート施工に必要な工事と費用例
※平方メートルあたりの価格相場
- すきとり作業費…約900円
- 残土処理費…約800円
- 地面を均一にする掘削工事…約800円
- 基礎砕石転圧工事…約1000円
- メッシュ鉄筋代…約5000円
- コンクリート打設工事…約6000円
- コンクリート仕上工事…約1000円
- 型枠処理費…約1000円
(合計)約1万6500円
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見積書の記載内容と平米あたりの相場
上記に挙げた物はいずれも土間コンクリート施工に必要な工事ですが、これらのうち数項目をまとめて「左官手間」や、「基礎工事」として価格を表記する業者もあります。
平方メートルあたりの合計施工費は約1万円〜1万8000円が相場です。
一般的な土間コンクリートのリフォーム工事費用相場
土間の広さは、玄関では約2畳、外構・エクステリア用の機材を置くような広い土間は10畳など用途に応じて様々です。
土間コンクリートの施工例2パターンから合計価格を計算してみましょう。
玄関用2畳(3.3平方メートル)の土間の施工費用合計
※すきとり、残土処理、掘削工事、基礎砕石、メッシュ鉄筋は住宅の基礎工事で既に完了しています。
- コンクリート打設工事…約1万9800円
- コンクリート仕上工事…約3300円
- 型枠処理費…約3300円
(合計)約2万6400円
10畳(33平方メートル)の土間コンクリートの費用内訳
- すきとり作業費…約2万9700円
- 残土処理費…約2万6400円
- 地面を均一にする掘削工事…約2万6400円
- 基礎砕石転圧工事…約3万3000円
- メッシュ鉄筋代…約16万5000円
- コンクリート打設工事…約19万8000円
- コンクリート仕上工事…約3万3000円
- 型枠処理費…約3万3000円
10畳(33平方メートル)の土間の施工費用の合計
- 約54万4500円
外構リフォームで、ガレージ用やテラス屋根を同時に設置する場合は、その分の施工費も必要となります。
テラスに屋根を取り付ける費用についてはこちらの記事でも解説しています
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外構の土間コンクリート工事の流れとは?
外構の土間コンクリート工事の流れを知りたいと考えている方もいるでしょう。
ここでは土間コンクリート工事の工程を紹介します。
地面の掘削 (高さ調整)
工期 | 約1日 |
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土間コンクリートを打つために、まず初めに敷地内の地面を掘削し不要な土などを排除します。
この作業により地面をフラットにすることができるため、コンクリートもフラットに打つことができます。
なお、地面の掘削には重機を用いて工事を行うこともあるため、工事音が発生してしまう可能性があります。
ここでは不要な土を運搬し処分まで行いますが、処分の費用などは現地の土質や土の量などによって異なります。
砕石を敷き、固めて基礎を作る
工期 | 約半日 |
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コンクリートを施工したのちに沈下してしまうことを防ぐために、砕石と呼ばれる砕いた石を敷き詰めます。
現地の状況等によっても左右されますが、敷き詰めは人力もしくは重機を用いて行われます。
砕石を敷き終わったら、コンクリートが沈下してしまうのを防ぐために砕石を固めます。
ここでは重機を使用して、砕石を押し固めます。
砕石を固めて基礎を作る工事は雨の日などに作業を進めることができないため、注意が必要です。
型枠を作り、ワイヤーメッシュを設置
工期 | 約1日 |
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コンクリートを施工する形にするために型枠を設置します。
この型枠設置では希望するコンクリートの形状によって使用される板が異なります。
型枠が完成したら、ワイヤーメッシュと呼ばれるコンクリートの強度を上げるための金網を設置します。
ワイヤーメッシュの間隔や太さによってコンクリートの強度も変わるため重要な工程になります。
また、コンクリートの膨張によるひび割れを防ぐための伸縮目地もこの工程で作られます。
コンクリートを流し込む
工期 | 約1日 |
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コンクリートをコンクリートミキサー車やトラックで運搬し、完成した型枠に流し込みます。
使用するコンクリートは配合される水の割合などで品質が異なるため、現地の状況や希望するデザインに合わせる必要があります。
ここでは流し込んだコンクリートを職人がコテで抑えてならしていきます。
ここでは職人の技術によって表面の仕上がりが左右されます。
またコンクリートの量も重要であり、多すぎると重みが原因で割れてしまい、少なすぎるとワイヤーメッシュが原因でひび割れてしまいます。
表面仕上げ / 乾燥
工期 | 約1日〜約3日 |
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土間コンクリートの流し込みが終了したら表面の仕上げを開始します。
表面の仕上げ方法は、金ゴテ仕上げもしくは刷毛引き仕上げの主に2種類です。
仕上げはコンクリートが固まる直前に行います。
コンクリート全体が乾燥して硬化するまでには時間がかかります。
気候の条件などによって左右されますが、通常のコンクリートであれば乾燥までに約1週間ほどかかります。
この期間は養生をして乾燥するまで待ちます。
完全にコンクリートが固まるまでの期間は1ヶ月ほどとなります。
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