2024年08月20日更新

監修記事

オール電化キッチンで快適生活!IH交換の価格やメリットを解説

オール電化キッチンとは、ガスコンロを使わず、IHクッキングヒーターで調理するキッチンのことをいいます。さらにエコキュートと併用することで、光熱費の節約効果が期待できます。
この記事では、オール電化キッチンリフォームの費用相場や注意点、メリット・デメリットなどについて解説します。

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オール電化キッチンとは?

オール電化キッチンは、ガスを使わずに電力で加熱調理するキッチンです。ガスを使用しないため、光熱費が電気と水道の料金のみに統一されます。

オール電化キッチンは1994年の阪神淡路大震災をきっかけに普及し、現在も採用する住宅が増えています。

オール電化キッチンの特徴

オール電化キッチンの最大の特徴は、電力だけで調理ができることです。火を使わないオール電化キッチンは安全性が高く、小さなお子さんや高齢者が生活する家庭に向いています。

ガスコンロを使用するとキッチンに熱がこもってしまい、暑い夏場の調理が億劫になってしまう方が多くいます。オール電化キッチンでは火を使わないため、いつでも快適に料理できる点も人気の理由の一つです。

電力による加熱の場合、直火と違ってコンロまわりが熱くならないので、必要な調味料や器具を近くに置けて便利です。

オール電化キッチンの設備

オール電化キッチンに必要な設備は、以下のふたつです。

  • IHクッキングヒーター
  • エコキュート/電気温水器

【設備1】IHクッキングヒーター

キッチンのオール電化リフォームにかかる費用・価格は?

IHクッキングヒーターとは電気の力で加熱する調理システムです。IHは電磁誘導加熱(Induction Heating)の意味で、電流によって温まったヒーター面から鍋に熱を伝えます。

とろ火から200Vの高温加熱の調節ができるので、料理に合わせた火加減が使用可能です。

近年は昨日も進化しており、音声ガイダンスに従えば簡単にレシピ通りの料理ができる機能も付いている製品もあります。

【設備2】エコキュート/電気温水器

エコキュートや電気温水器は、電気を熱源として水をお湯に変える設備です。

このような電気を熱源とする給湯器は、電気料金が安い夜間に、自動で湯を沸かしてタンクに貯めておいてくれます。

一方で、機能が優れたモデルは高価になる傾向があるため、費用と利便性を考慮しながら商品を選定しましょう。

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オール電化キッチンにリフォームする際の費用相場

オール電化キッチンにリフォームする際は、以下の費用がかかります。

設備費用相場
IHクッキングヒーター20~40万円
エコキュート/電気温水器30~80万円

リフォームには新しく導入する設備費用だけでなく、工事や使わなくなった機器の廃棄にもお金がかかることを念頭に置いておきましょう。

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オール電化キッチンのメリット

ここでは、オール電化キッチンのメリットについて見ていきましょう。

【メリット1】火災が起こりにくい

オール電化キッチンのメリットは、火災が起こりにくいことです。火を使わないオール電化住宅で火災が発生することは少なく、高齢者が生活する家庭にも安心です。

IHクッキングヒーターには温度検知機能が備わっていて、熱くなりすぎると自動で電源が切れるので、安心できます。

ガスコンロの場合は衣類への引火が火災につながる事例もありますが、火を出さないIHクッキングヒーターなら燃え移りの心配がありません。

【メリット2】掃除がしやすい

掃除のしやすさは、オール電化キッチンのメリットの一つです。IHクッキングヒーターはガスコンロと違って、凹凸がないため、料理が吹きこぼれてしまった際も拭くだけで簡単に綺麗になります。

ガスコンロでは、溝にこぼれた食材に気づかないまま点火してしまうと火災の原因になります。表面がフラットなIHクッキングヒーターなら落ちている食材にも気づきやすく、常に安全に衛生的に使用可能です。

【メリット3】光熱費を節約できる

オール電化キッチンにリフォームすると、毎月の光熱費が抑えられます。ガス会社との契約が不要になり、基本料金がかからなくります。そのため、光熱費はリフォーム前と比べて月1,000~2,000円安くなることも。

都市ガスより高価なプロパンガスを使用していた家庭では、オール電化キッチンにして大幅に光熱費を削減できたという口コミがあります。

太陽光パネルや蓄電池を設置して、自宅で発電すれば月々の電気料金をさらに安く抑えられます。長期的な目線で見るとさらにメリットが大きくなるかもしれません。

【メリット4】料理中に調理器具を置くスペースが広がる

コンロまわりに火を使わないIHクッキングヒーターは、調理器具を置くスペースが広々としています。

調理の際に火が出ず、天板がフラットなので、料理中には一時的に調理器具を置くスペースとしても活用できます。

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オール電化キッチンのデメリット

ここでは、オール電化キッチンのデメリットについて見ていきましょう。

【デメリット1】直火調理ができない

オール電化キッチンのデメリットの一つは、直火調理ができない点です。ヒーターによる加熱は直火よりは弱くなってしまうため、ガスコンロに慣れている場合は物足りなさを感じる可能性があります。

IHクッキングヒーターは電力で高低温を操作するため、見た目による火加減の調節ができません。

料理によってはIHクッキングヒーターが不向きな場合もあるので、オール電化キッチンの導入を検討する際には注意してください。

【デメリット2】使えない調理器具がある

オール電化キッチンでは、使えない調理器具があります。IHクッキングヒーターは熱伝導によって加熱するため、アルミや銅の鍋が使用できません。調理器具の買い替えが必要となる場合があります。

最近ではIHクッキングヒーターで使用できる調理器具も増えているので、表示を確認して、対応しているものを選びましょう。

【デメリット3】導入費用が高い

オール電化キッチンは導入費用が高いことがデメリットの一つです。キッチンオール電化のリフォームにはIHクッキングヒーターと電気給湯器の設置で40~80万円、太陽光パネルの設置で100~200万円かかります。

導入費用が高いことで、オール電化キッチンへのリフォームを断念してしまうかもしれません。

オール電化キッチンを検討する際は、節約できる光熱費で設備の導入費用をカバーできるか確認しましょう。

【デメリット4】200Vの専用配線が必要

IHクッキングヒーターにリフォームする際は、200Vの専用配線が必要になります。

既存のキッチンや室内の間取りによっては、200Vの配線が一部露出するおそれがあることを覚えておきましょう。

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キッチンをオール電化にリフォームする際の注意点

ここでは、キッチンをオール電化にリフォームする際の注意点について見ていきましょう。

【注意点1】停電に備える

キッチンをオール電化にする際は、停電に備える必要があります。オール電化キッチンは加熱を電力でまかなっているため、電気が止まってしまうと調理ができません。

停電してしまった場合でも温かい食品が食べられるように、カセットコンロや発熱剤などを自宅に用意しておきましょう。

なお、エコキュートのタンク内にあるお湯は停電中でも利用できます。災害に備えて事前に使い方を調べておきましょう。

【注意点2】調理器具を見直す

キッチンをオール電化にする際は、使用している調理器具を見直しましょう。普段使っている鍋やフライパンが、IHクッキングヒーターに対応していない場合は、買い替える必要があります。

IHクッキングヒーターで使用できる調理器具は、磁石でくっつく素材であるかを目安にしてください。鍋やフライパンを買い替える際は、IHクッキングヒーター対応の表示を確かめましょう。

【注意点3】マンションに設置できるか確認する

自宅がマンションの場合は、オール電化キッチン導入の可否を確認してください。

オール電化キッチンには200Vの電圧が必要なので、自宅の電気容量をアップさせる必要があります。

リフォームを検討する際は戸別に電気容量を上げられるか、電気給湯タンクを設置できるかについて管理会社へ問い合わせましょう。

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キッチンのオール電化リフォームで使える補助金制度

キッチンをオール電化にリフォームする際には、補助金制度を活用できるか確認しましょう。

たとえば2024年現在では「給湯省エネ2024事業」という補助金制度を活用できます。

最大18万円の補助金を受け取れるため、オール電化にリフォームする際の費用負担を軽減できます。

このような補助金制度は、対応機種やリフォーム時期によって利用できない場合もあるため、あらかじめ確認しておくと安心です。

>>給湯省エネ2024の詳細はこちら

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【Q&A】オール電化キッチンに関するよくある質問

オール電化住宅でガス機器は使えるの?

オール電化住宅で、ガスを使用した調理機器や給湯器は使えません。

「オール電化」とは、自宅で調理や給湯に使う熱をすべて電気に変えることを指します。

ガス機器を使う時点でその住宅は「電気、ガス併用住宅」になります。

オール電化住宅の電気料金は高い?

ガスと電気の併用住宅からオール電化住宅にリフォームすると、以降はガス料金の負担が軽減されます。

オール電化住宅はランニングコストが安いため、一般的に月々の料金は安くなる傾向があります。

IHクッキングヒーターの掃除方法は?

IHクッキングヒーターの掃除方法は、拭き掃除がメインとなります。

具体的な掃除のポイントは、以下のとおりです。

  • 油汚れなどが飛び散っている場合は、スプレータイプなどの中性洗剤を使用する
  • 焦げ付き汚れがひどい場合は、アルカリ性の洗剤を使用する
  • 洗剤は直接スプレーをせずに、汚れまわりに吹き付けやさしくこする
  • グリルを使用した場合は、グリル内部の汚れもふきとる
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キッチンリフォームの業者選びで後悔しないために

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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