2024年08月27日更新

監修記事

年収500万でリフォームローンは組める?月々の返済額を抑えるコツも

年収500万円でリフォームを検討しているけれど「月々の返済額がわからない」という人もいるでしょう。結論として、月々の返済額は頭金や借入期間といった条件で変動します。
この記事では、月々のローン返済シミュレーションや返済に関わるお金の種類などを解説します。年収別で住宅ローン控除のシミュレーションを参考にしながら、ぜひリフォームローン予算の計画に役立てましょう。

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リフォームローンの返済に関わるお金の種類

リフォームローンを検討する際は、以下の内容を把握しておくことが大切です。

返済に関わるお金の種類
  • ローンの返済額
  • 金利
  • 頭金

ローンを返済する際には、借りたお金をそのまま返すのではなく、手数料である金利を支払わなければなりません。

もし金利にかかるトータルコストや毎月の返済額を抑えたいなら、自己資金を用意し、契約時に頭金を支払いましょう。

返済額の計算方法

(リフォームローンの借入額 - 頭金 × 金利)÷ 借入期間 = 返済額

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リフォームローンは最大いくらまで借入できるの?

リフォームローンの最大借入額は、一般的に以下の金額が目安とされています。

リフォームローンの最大借入額
借入限度額
有担保型1,000万~1億円
無担保型500万~1,000万円

>>有担保型と無担保型についてくわしくはこちら

なお、借入限度額はリフォームローンを提供している金融機関によって異なります。

小規模なリフォームなら「無担保型」で問題ありませんが、増築など大規模な工事が伴うリフォームの場合は「有担保型」の契約が必須となるケースもあります。

借入限度額はあくまで目安

借入限度額は、申請した人の年収や年齢などの審査条件によって金額が大きく異なります。

申請者の返済能力や信頼性にあわせて限度額が決められるため「年収が低い」「高齢である」となどの理由で借入額が下がることもあるでしょう。

>>リフォームローンの借入限度額についてくわしくはこちら

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リフォームローンは何年まで借入できるの?

リフォームローンの借入期間は、タイプ別に以下の期間が設定されています。

借入期間
有担保型35年まで
無担保型10~15年

>>有担保型と無担保型についてくわしくはこちら

このように、土地や建物を担保にして契約する「有担保型」のほうが、最長35年と借入期間が長く設定されています。

借入期間は年齢を基準に考えよう

ローンの借り入れは、完済することが前提となっています。

そのため、申請者の年齢などによっては希望どおりの借入期間にならない場合もあることを覚えておきましょう。

>>高齢者・年金受給者向けのリフォームローンについてはこちら

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リフォームローンにおける月々の返済シミュレーション

ここでは、リフォームローンにおける月々の返済額を、年収別に見ていきましょう。

なお、返済シミュレーションにおけるリフォームローンの返済条件は、以下のとおりです。

リフォームローンの返済条件
借入額上限値
返済負担率35%
頭金2パターン
(なし/500万円)
金利5%
借入期間10年

【パターン1】年収300万円

年収が300万円の場合、1,050万円まで借り入れ可能です。

借入限度額の計算

300万円(年収)× 35%(返済負担率)× 10年(返済期間)= 1,050万円

なお、月々の返済額は、以下のとおりです。

頭金月々の返済額
なし111,368円
500万円58,336円

年収が300万円の場合、頭金がないと月々の返済額は10万円を超えてしまいますが、頭金を500万円用意できれば、ワンルームの賃貸アパートくらいの費用まで抑えられます。

【パターン2】年収500万円

年収が500万円の場合、1,750万円まで借り入れ可能です。

借入限度額の計算

500万円(年収)× 35%(返済負担率)× 10年(返済期間)= 1,750万円

なお、月々の返済額は、以下のとおりです。

頭金月々の返済額
なし185,614円
500万円132,581円

年収が500万円の場合は、頭金の有無に関わらず月々の返済額が10万円を超えてしまいます。

そのため、金銭的な余裕がない場合には、借入期間を延ばすことを検討しましょう。

月々の返済額を10万円未満にしたいなら、頭金が800万円以上必要

上記の条件で、月々の返済額を10万円未満にしたいなら、借入金額を942万円まで下げる必要があります。

その場合、1,750万円-942万円=808万円 の頭金を入れることが条件となります。

【パターン3】年収1,000万円

年収が1,000万円の場合、3,500万円まで借り入れ可能です。

借入限度額の計算

1,000万円(年収)×35%(返済負担率)×10年(返済期間)= 3,500万円

なお、月々の返済額は、以下のとおりです。

頭金月々の返済額
なし371,229円
500万円318,196円

年収が1,000万円の場合は、どちらの条件も月々の支払い額が高額となります。

そのためリフォームローンを検討する際には、金利が低い商品を見つけるか「有担保型」で無理のない返済計画を立てるようにしましょう。

金利の低いローンを選ぶことで月々の返済額を抑えられます

提示した条件の金利を1%ずつ下げると、月々の返済額が次のように変化します。

金利月々の返済額
(頭金なしの場合)
4%354,357円
3%337,962円
2%322,047円
1%306,614円

このように返済の負担を減らしたいなら、金利の値をチェックすることが大切です。

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リフォームローンの返済額を抑えるコツ

リフォームローンの返済額が高いとお困りの人は、月々の返済額を抑えるコツを覚えておくことが重要です。

【コツ1】頭金を支払う

リフォームローンは、頭金を増やすことで返済額を抑えやすくなります。

頭金を準備する方法
  • 収入の一部を貯金する
  • 副業して収入を得る
  • 両親からリフォーム費用の贈与を受ける

貯蓄にある余裕があるという人は、契約時に頭金を支払っておくと良いかもしれません。

贈与で頭金を準備する時は贈与税に注意

両親などから頭金の贈与を受ける際には、贈与税の発生に注意しましょう。

>>リフォームの贈与税についてくわしくはこちら

【コツ2】ボーナス払いを活用する

リフォームローンの月々の返済額を抑えたいなら、ボーナス払いを活用しましょう。

例えば、月々10万円ずつ支払う返済スタイルの場合には、完済するまで10万円の支払いが続きます。

一方でボーナス払いを組み合わせれば、月々10万円にプラスしてボーナスを支払うことから、月あたりの返済額を抑えやすくなるのが魅力です。

ボーナスありきで契約するのはNG

リフォームローンの返済は、ボーナスありきで考えないように注意しましょう。

勤めている会社によっては、ボーナスが出る年・出ない年があったり、金額が変動したりする場合があります。

急にボーナスをもらえなくなることを考慮し、返済額はなるべく基本給ベースで考えるのが良いでしょう。

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リフォームローンの控除シミュレーション

リフォームローンの種類によっては、住宅ローン控除を適用することで、所得税・住民税の節税が可能です。

控除の条件
住宅の種類既存住宅
最大控除額21万円
(1年あたり)
控除期間10年
控除率0.7%
(残高に対して)

自分の年収だと、いくらの控除を受けられるのかチェックしてみましょう。

【控除1】年収300万円

年収300万円の人が、以下の条件でローンの返済を続けた場合、控除額は以下のとおりです。

  • 借入上限額:1,050万円
  • 月々の返済額:5万円(年間60万円)
控除期間
(10年の場合)
残高控除額
1年目990万円69,300円
2年目930万円65,100円
3年目870万円60,900円
4年目810万円56,700円
5年目850万円59,500円
6年目790万円55,300円
7年目730万円51,100円
8年目670万円46,900円
9年目610万円42,700円
10年目550万円38,500円
合計476,700円

本項の条件では最大控除額21万円/年に達しないことから、満額の控除を受けられます。

【控除2】年収500万円

年収500万円の人が、以下の条件でローンの返済を続けた場合、控除額は以下のとおりです。

  • 借入上限額:1,750万円
  • 月々の返済額:10万円(年間120万円)
控除期間
(10年の場合)
残高控除額
1年目1,630万円114,100円
2年目1,510万円105,700円
3年目1,390万円97,300円
4年目1,270万円88,900円
5年目1,150万円80,500円
6年目1,030万円72,100円
7年目910万円63,700円
8年目790万円55,300円
9年目670万円46,900円
10年目550万円38,500円
合計76万3,000円

前項と同様に最大控除額21万円/年を超えないことから、満額の控除を受けられます。

【控除3】年収1,000万円

年収1,000万円の人が、以下の条件でローンの返済を続けた場合、控除額は以下のとおりです。

  • 借入上限額:3,500万円
  • 月々の返済額:25万円(年間300万円)
控除期間
(10年の場合)
残高控除額
1年目3,200万円224,000円
(最大控除額21万円)
2年目2,900万円203,000円
3年目2,600万円182,000円
4年目2,300万円161,000円
5年目2,000万円140,000円
6年目1,700万円119,000円
7年目1,400万円98,000円
8年目1,100万円77,000円
9年目800万円56,000円
10年目500万円35,000円
合計128万1,000円

1年目のみ最大控除額21万円/年を超過するため、控除額が減少します。

満額の控除は受けられませんが、100万円を超える節税が可能です。

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リフォームローンで利用できる補助金制度

リフォームローンの月々の返済額を抑えたいなら、補助金制度を活用しない手はありません。

国や自治体などから、以下のような補助金が提供されています。

補助金制度の種類
  • 子育てエコホーム支援事業
  • 長期優良住宅化リフォーム推進事業
  • 先進的窓リノベ2024事業
  • 給湯省エネ2024事業
  • 既存住宅における断熱リフォーム支援事業
  • 次世代省エネ建材の実証支援事業
  • 住宅エコリフォーム推進事業
  • 子育て支援型共同住宅推進事業

一部費用を負担してもらえるため、毎月の支払額を抑える目的で利用してみましょう。

>>具体的な補助金の額などについてはこちらから

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ローン申請をサポートしてくれるリフォーム会社の選び方

リフォームローンの返済や控除、補助金制度の活用などを理解したうえでローンの申請をしたいなら、お金のサポートを受けられるリフォーム会社に相談しましょう。

リフォーム会社を選ぶ際には、以下のチェックが大切です。

リフォーム会社の選び方
  • お金のサポートを提供しているリフォーム会社か
  • リフォームの実績が豊富か
  • 希望するリフォームに対応しているか

リフォーム会社によってサポート範囲や実績が異なります。

満足のいくリフォームをするためにも、お客様ファーストな会社を探してみましょう。

>>リフォームとローンの両方にくわしい業者を探すなら

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リフォームローンの月々の返済についてよくある質問

リフォームローンは年収200万円でも組めるの?

年収200万円の人でもリフォームローンを契約できます。

ただし、借入額が低くなるため大規模リフォームに対応しにくくなることに注意しましょう。

リフォームローンの返済は収入の何割が目安なの?

リフォームローンの返済額は、年収の3割程度を目安にしましょう。

なお、リフォームローンの返済負担率はおよそ30~35%。

早く支払いを終えたいなら3割程度、生活にゆとりを持ちたいという場合には2割程度だと考えてみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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