2LDKにリノベーションするメリットは?他の間取りに変更できる?

戸建てやマンションをリノベーションするにあたり、2LDKに間取り変更しようか悩む人もいるでしょう。また2LDKを3LDKにリノベーションできるのかも気になるところです。そこで今回は、2LDKにリノベーションするメリット・デメリットや、ほかの間取りへの変更は可能なのかなどについて解説します。将来のことも視野に入れて、暮らしやすい間取りを探しましょう。

2025年12月18日更新

監修記事
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2LDKにおける間取りの特徴

2LDKの間取り

2LDKとは、LDK+個室2つの間取りを指します。個室が2つあるため、二人暮らしや三人暮らしに向いている最適な間取りです。間取り変更がしやすく、1LDKや3LDKにリノベーションすることも可能です

そのため、将来的に家族が増減したり、ライフスタイルが変わっても対応しやすい間取りといえます

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2LDKにリノベーションするメリット

マンションを2LDKにリノベーションして、リビングでのびのびとくつろぐ3人家族のイラスト

ここでは、2LDKにリノベーションするメリットを解説します。

メリット💡
リビングダイニングを広く確保できる
リビングにママの友人家族(夫婦+子供2人)が遊びにきて、ホームパーティをしている様子

3LDKや4LDKから2LDKにリノベーションする大きなメリットは、リビングダイニングを広く確保できる点です。これまで個室だった空間をリビングダイニングにすることで、開放的な空間を手に入れられます。

広々としたリビングダイニングになれば大人数で集まっても圧迫感を抱きません。家具のレイアウトもしやすくなり、模様替えも楽しくなるでしょう。

メリット💡
プライベート空間が2つになる

2LDKの間取りには個室が2つあるため、家族それぞれのプライベート時間を確保できます。夫婦二人暮らしの場合は、1部屋は寝室として使い、もう1部屋は趣味部屋として活用できるでしょう。

子どもがいる3人家族なら、夫婦の寝室と子供部屋で使い分けられます。プライベート空間が2つになればストレスの緩和にもつながり、暮らしやすい住まいへとなるでしょう

メリット💡
リビングダイニングの一部を将来的に部屋として活用できる
はじめは3人家族で、寝室に3人で寝て、もう一つの部屋は書斎にしていたが、10年後、子供が大きくなり、夫婦で1つの部屋、子供がひとつの部屋を使用している左右で変化のあるイラスト
子供が小さい時は寝室で3人で眠り、もう一つの部屋は書斎として使用。子供が成長したら子供部屋にする

広々としたリビングダイニングは、将来的に一部を部屋にすることも可能です。リビングダイニングの一角に引き戸や間仕切りを設けておけば、部屋が必要になったタイミングで空間を仕切れます。

今度子どもが増えたり書斎が必要になったりと、ライフスタイルに変化が起きるかもしれません。2LDKなら部屋の増減もしやすいため、長い目で見ても使いやすい間取りです

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2LDKにリノベーションするデメリット

次に、2LDKにリノベーションするデメリットを解説します。

デメリット⚠️
4人家族の場合はプライバシーの確保が難しくなる
2人の子供がこのデスクに座って勉強しながら話しているイラスト

夫婦+子ども2人の4人家族の場合、2LDKではそれぞれの個室を確保するのが難しくなります。個室が2つしかないため、誰が使うのか話し合いが必要になるかもしれません。

子どもが小さい間は、2段ベッドの活用やパーテーションで仕切るなどの対応でも問題ないでしょう。しかし、思春期を迎える頃には、別の策を考えないとストレスを与えてしまうおそれがあります。

デメリット⚠️
理想の間取りにできない可能性がある

2LDKにリノベーションするにあたり、必ずしも理想の間取りにできるとは限りません。構造上の関係で撤去できない壁や柱が存在するからです

そのため、新築時よりも自由度は低く、限られたパターンの中で間取りを決める必要があります。間取りを決める際は専門家に希望条件を伝え、提案の中から理想に近い間取りを選びましょう。

デメリット⚠️
エアコンの増設が難しい場合もある

マンションの場合、エアコンの増設が難しい場合もあります。エアコンを増設するとなれば外壁に穴を開けて、配管や配線を通す作業が必要です。そのため、構造上の制約や管理組合の規定によっては、許可が下りないことも少なくありません。

もし許可が下りたとしても、マンションのように鉄筋コンクリート造でできた建物に穴を開けるのは困難です。エアコンの増設が伴う場合は、管理会社や施工業者に確認をとりましょう。

2LDKを3LDKにすることは出来る?注意点は?
2LDKを3LDKにリフォームしたイラスト

2LDK→3LDKは可能ですが、「広さ・明るさ・動線」のバランスが重要です。将来使い方が変わる可能性があるなら、可動式の間仕切りを選ぶと柔軟に対応できます。

📙費用の目安
建具・内装を含む本格工事:約50万〜150万円
簡単な間仕切り壁の新設:約20万〜50万円

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2LDKにリノベーションした事例

ここでは、2LDKにリノベーションした事例を2つ紹介します。部屋数の増減が伴うリノベージョン事例をピックアップしているので見ていきましょう。

Before
費用約500万円
工事期間2か月
面積46㎡
施工範囲キッチン、壁紙・壁、洋室

リモートワークの機会が増えたことで個室が必要になり、1LDKから2LDKにリノベーションしました。しかし、1LDKから2LDKにするとどうしてもリビングダイニングが狭くなってしまうという懸念も考えられます。

そこで視覚的に広く見えるように、リビングとキッチンの間にあった間仕切り壁を撤去。キッチンの背面にはグレーの壁紙を採用し、奥行き感を演出しました(施工:ウチダリフォーレ)。

Before
費用約800万円
工事期間2か月
面積
施工範囲トイレ、キッチン、浴室、洗面所、壁、床、
洋室、リビング、ダイニング

リビングダイニングと個室の間にある間仕切り壁を撤去して、2LDKから1LDKにリノベーションしました。個室を1つ減らすことで、これまで以上に広々としたリビングダイニングに。

たとえば、空間が広くなり大型家具や観葉植物を数多く置いたとしても、すっきりした印象を与えてくれるでしょう。使わなくなった部屋があったり空間を広く使いたかったりする場合は、1LDKにリノベーションするのもアイデアのひとつです(施工:リビングサプライ)。

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2LDKのリノベーションにかかる費用

2LDKのリノベーションにかかる費用相場は、1㎡あたり10万〜15万円が目安です

間取りの広さ費用相場
50500万〜750万円
60㎡600万〜900万円
70㎡700万〜1050万円

2LDKにリノベーションする場合、間仕切りの撤去や増設などが伴うことも少なくありません。大掛かりな工事になればその分費用も高額になるため、あらかじめリノベーションの範囲を決めましょう。また、予算に余裕をもたせておけば、イレギュラーなことが起きても対応しやすくなります。

費用が変動する要素
  • 設備や内装材のグレード
  • 施工面積
  • 下地補修の必要性
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2LDKのリノベーションにかかる費用を安くするコツ

ここでは、2LDKのリノベーションにかかる費用を安くするコツについて解説します。状況に応じて適切な手段をとれば、無理のない範囲でリノベーションができるはずです。自分にあった手段を見つけて、賢く行動しましょう。

コツ🎺
水回りの位置を変更しない

キッチンやお風呂などの水回りは、なるべく位置を変更しないようにしましょう。これは、水回りの位置変更には、配管工事や下地補修など大掛かりな工事が伴うことが理由として挙げられます

またマンションの場合は構造上の制約も多いため、水回りの位置を変更しないことでトラブルに遭いにくくもなります。大掛かりな工事を避けるだけでも、大幅な節約になります。

そのため、予算に限りがある場合は大掛かりな工事をできるだけ避け、既存間取りを活かしたリノベーションを計画しましょう。

コツ🎺
予算にあった設備・材料のグレードを選ぶ

リノベーションにかかる費用を抑えたい場合は、予算にあったグレードの設備や材料を選びましょう。グレードが上がるにつれて費用も高くなる傾向にあるからです。ただし、同じグレードでもメーカーによっては価格が安いものもあります。こだわりがない場合はいくつかのメーカーを比べて、予算にあった設備や材料を探しましょう

コツ🎺
部分的にリノベーションする

全面的にリノベーションするのが難しい場合は、劣化が進んでいる箇所だけ手をつけるのも手段のひとつです。キッチンやトイレなどの水回りは配管周りの劣化が進みやすい傾向にあります。耐用年数を迎えていたり著しく劣化していたりする場合は、優先的にリノベーションしましょう。次にデザイン性や機能性を高めたい部分に目を向ければ、無理なくリノベーションを進められます。

コツ🎺
相見積もりをとる
相見積もり3社のイラスト

相見積もりをとることも、費用を抑えるのに効果的な方法です。同じリノベーション内容でも、施工業者の得意・不得意、商品の仕入れ額などによって費用は変動します。相見積もりで価格比較ができれば適正価格がわかり、納得のいく費用で依頼することが可能です。費用以外にも会社情報や人柄を判断するためにも、まずは相見積もりをしましょう。

コツ🎺
築浅の中古マンションを選ぶ

これから2LDKの中古マンションを購入してリノベーションしたいと考えている場合は、築浅の中古物件も視野に入れましょう

これは、築浅の中古マンションは比較的設備や内装が新しいことから、下地補修の手間を省けたり再利用できる設備があったりする可能性があるためです。とくに費用がかさみやすい配管や空調設備が新しければ、大幅なコスト削減につながります。

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【Q&A】2LDKのリノベーションに関するよくある質問

2LDKの建て替えにかかる費用はいくら?

2LDKの建て替えにかかる費用相場は、900万〜1800万円が目安です。建て替えにかかる費用は坪単価で計算されることが多く、地域によって異なるので注意しましょう。

2LDKのフルリノベーションにかかる平均費用は?

2LDKのフルリノベーションにかかる費用相場は、850万〜1000万円が目安です。

1LDKを2LDKにリフォームする場合の費用は?

1LDKを2LDKにリフォームする際の費用相場は、500万~1200万円が目安です。

2LDKを3LDKにリフォームする場合の費用は?

2LDKを3LDKにリフォームする場合の費用相場は、50万円~200万円が目安です。

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2LDKから1LDKにリノベーションする場合の費用は?

2LDKから1LDKにリノベーションする場合、300万〜900万円が費用相場の目安です。なお、部分的にリノベーションする場合は、10万〜50万円でおさまるケースもあります。

リノベーション内容費用相場
壁の撤去と内装の補修10万〜15万円
壁や床の張り替え40万〜50万円
                               
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賃貸物件でも2LDKにリノベーションできる?

賃貸物件でも2LDKへのリノベーションは可能です。ただし、実現するには「DIY型賃貸借」や「カスタマイズ賃貸」といった改修可能な物件を選ぶ必要があります。

物件を売却する場合、2LDKのリノベーションで注意すべきことは?

物件の売却を視野に入れている場合は、以下の点に注意してリノベーションしましょう。

物件売却における2LDKのリノベーションの注意点
  • 内装をシンプルにする
  • 収納スペースを設ける
  • 用途にあわせて間取りを考える

シンプルで使い勝手のよい住まいほど、買い手が見つかりやすくなります。個性的なアイデアは取り入れず、老若男女に親しまれるリノベーションを意識することがポイントです。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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