目次
マンションリノベーションには2つの種類がある
マンションのリノベーションでは、設備や内装、一部の部屋だけを工事する部分リノベーションと、躯体以外の全ての部分を工事するフルリノベーション(スケルトンリフォーム)とがあります。
どちらのリノベーション方法にもそれぞれメリットとデメリットがありますので、それぞれのリノベーション方法の特徴や費用について見ていきましょう。
部分リノベーションのメリットとデメリット
部分リノベーションのメリットは、老朽化した設備や内装の交換、または自分好みの設備に交換することで比較的安価に物件の住みやすさを向上させられること、工事箇所が少ないため、短期間で工事が終わるということです。
しかし、物件が古い場合、新しい部分と古い部分の差が大きく、同時に見渡せる範囲の中で部分的に古いところがあるとより古ぼけて見えてしまいます。
どうしても部屋ごとのバランスが取りにくくなるという欠点もあるため、できればクロスの張替えなどの内装のリノベーションも同時に行っておいた方が良いでしょう。
また、排水管などを交換しなかった場合、新しくした設備とのつなぎ部分で古い部分に負担がかかり破損、水漏れや詰まりなどのトラブルが起こる可能性もあります。
配管は床や壁の中に配置されているので交換時には床や壁を部分的に解体して行います、解体した部分の内装も行う必要があるので内装を交換する工事と同時に計画すると無駄になりません。
見積もりの際には配管についても確認を依頼し、必要なら交換工事も追加してください。
フルリノベーションのメリットとデメリット
フルリノベーションの場合は、コンクリートなどの躯体以外の全ての設備や内装を取り除いて木部の土台から作り直してしまうため、部屋全体のバランスが取りやすく、間取りの変更などもある程度自由に行えることがメリットです。
しかし、大がかりな工事となってしまうため、工事期間は長くなってしまいますし、費用も高額になってしまいます。
使用する設備や内装を安価なものにすれば費用はある程度抑えられますが、安い事例でも約300万円が工事費用の相場です。
細かな部分までこだわってリノベーションを行った場合、費用が3LDKで約2,000万円かかった事例もありますので、リフォーム会社とよく相談してプランを作成してください。
3LDKの特徴は?どんな人におすすめ?
LDKとは「リビング」「ダイニング」「キッチン」と3つの用途の部屋が1つの空間になっていることで、3LDKは、LDKの他に3つの居室がある間取りのことです。
LDKは一般的に10畳程度のスペースを確保し、それ以外の居室が4.5畳〜約8畳程度のスペースで構成されることが多いようです。
広いキッチンスペースで家族とのコミュニケーションを取りつつも、複数の居室があるためプライベート空間も取りやすく、複数で住むケースで非常に使い勝手がよいでしょう。
居室の大きさにもよりますが、一般的には小さな子供がいる子育て世帯や、家に友人を招く機会が多い方には特におすすめです。
また、子供の年齢にもよりますが、主寝室+子供部屋2部屋、主寝室+子供部屋+書斎などの使い方が多く、概ね3人家族〜4人家族向けの間取りと考えられるでしょう。
3LDKのメリットは?
3LDKにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは具体的に3つのメリットを紹介します。
間取りに余裕ができる
3LDKの大きな魅力はLDKの他に3部屋の居室がある点です。
寝室と子供部屋としての使い道だけでなく、来客用のスペースや仕事部屋などニーズに合わせて柔軟に使えます。
また、一人暮らしの場合や夫婦2人で暮らしている場合には、寝室の他に趣味の部屋を設けたり、物置として活用できます。
このように間取りに余裕があり、暮らしの選択肢が広がることは、3LDKの大きなメリットといえるでしょう。
子供が増えても対応できる
前述のとおり、3LDKは3人家族から4人家族に適した間取りです。
特に3人家族が3LDKで生活する場合、生活スタイルによっては寝室と子供部屋を確保しつつも1部屋余ることがあります。
このような場合、子供が1人増えても余っている部屋を子供部屋にすれば、従来の生活スタイルのまま暮らせます。
そのため、3LDKなら基本的に夫婦2人+子供2人までなら、部屋数は十分な間取りといえるでしょう。
空室対策になる(賃貸の場合)
3LDKは賃貸物件において空室になりにくい間取りです。
なぜなら、子育て世帯はもちろんのこと、荷物の多い方や、夫婦で広々暮らしたいと考えている方からも人気があるからです。
賃貸物件において空室は、大きな損失につながるため極力避けたい事態です。
空室が続いている場合には3LDKにすると、空室対策としても効果が得られる可能性が高いでしょう。
3LDKのデメリットは?
多くのメリットがある3LDKですが、残念ながらデメリットもあります。
ここからは3LDKのデメリットについて解説します。
部屋が余る可能性がある
前述したとおり、3LDKは3人〜4人家族向きの間取りです。
そのため、子供が育って家を出た場合や仕事部屋が必要なくなってしまった場合、部屋が余ってしまう可能性があります。
荷物が多い家庭や定期的に友人が来る場合には重宝しますが、夫婦2人で暮らしているような場合には無駄なスペースに感じるかもしれません。
将来を見越して3LDKを選んだものの、結果的に部屋が余ると維持が大変です。
部屋数が多いことがむしろデメリットになるでしょう。
部屋数が多く掃除が大変
3LDKは部屋数も多く、間取りとしては広い部類に入ります。
そもそもLDKスペースが大きい上、部屋数も多いため、掃除する範囲が非常に広く大変です。
特に部屋が余っている場合には、不要な部屋まで掃除をしなければいけません。
お掃除ロボットを活用するなど、少しでも負担を減らすことをおすすめします。
費用回収まで時間がかかる(賃貸の場合)
賃貸物件の場合、3LDKは費用回収までに時間がかかる傾向にあります。
多少家賃が高くても入居してくれる可能性が高い3LDKですが、間取りの大きさから初期投資の費用がどうしても高額になりがちです。
また、賃料の相場によってはリノベーションした際の費用を、賃料に上乗せしにくい場合もあります。
そのため、空室にならずとも費用回収までにかかる時間が自ずと長くなってしまうのです。
3LDKのリノベーションにかかる費用相場
部分リノベーション、フルリノベーションのどちらもですが、工事の内容や使用する部材などによって費用は大きく変わってきます。
部分リノベーションはフルリノベーションに比べて比較的安価に工事ができるのがメリットですが、使用する設備を高級で品質の良いものにした場合、標準品でまとめたフルリノベーションより費用がかかってしまうこともあるのです。
部分リノベーションにかかる費用
部分リノベーションでは水回りや部屋の内装などを主に行います。
水回りの交換などにかかる費用は、標準的な設備を用いた場合で、トイレの全面改装が約15万円、ユニットバスの交換が約40万円、キッチンリノベーションとシステムキッチンの交換が合計で約80万円です。
部屋の内装については、フローリングの張直しが面積にもよりますが約20万円、クロスについては約10万円からとなっています。
間仕切り壁を撤去したり、増設したりすることで間取りを変更する工事を行う場合には、壁の材質や繋げる部屋の形状などによって費用が変わり、安ければ約20万円、大がかりな工事が必要な場合は約100万円が相場です。
フルリノベーションにかかる費用
フルリノベーション(スケルトンリフォーム)の場合は、既存設備や内装の解体撤去費用、配管などの交換費用なども追加で必要となるため、費用は部分リノベーションに比べて割高になります。
ただ、リフォーム会社では面積あたりのパックプランを用意している場合があり、1平米あたり約30万円が相場です。
パックプランの場合、間取りの変更なども問題無く行えますが、設備や内装についてはあらかじめリフォーム会社が用意している範囲からしか選べないため、好きな設備や内装を使おうとすると追加費用がかかることもあります。
また、パックプランではなく、内装や設備を自由に選んでプランを作成する場合、好きな設備や内装でまとめられるメリットはありますが、その分費用が高額になりがちです。
間取りの変更にかかる費用
3LDKから4LDKに、逆に3LDKを2LDKに変更する場合にかかる費用は、間仕切り壁の設置だけなら約20万円、壁とドアを新しく設置する場合は約50万円が相場です。
リビングやダイニング、キッチンを同じ空間に統一する、工事の場合はもう少し費用がかかり、約200万円が相場となります。
マンションの場合、躯体の構造や面積の都合でどうしても希望通りに間取りが変更できないといったこともありますので、リフォーム会社と十分に打ち合わせを行ってプランを作成してください。
間取りの変更については、当たり前ですが3LDKから4LDKにする場合はどうしても1部屋あたりの面積は狭くなりますし、逆に2LDKにする場合は部屋が広くなります。
部屋数と部屋の広さについては住んでみないと本当に適切だったかどうかわからない部分もありますので、こちらについても実際にプランを作成する際に良く考慮しておきましょう。
金額ごとに出来るリノベーション内容を紹介
ここでは予算別にできるリノベーション内容を紹介します。
まずはそれぞれを下記の表にまとめてみましたので確認していきましょう。
予算 | リノベーション内容 |
---|---|
〜100万円 | ・トイレ交換
・洗面化粧台交換 ・部分的な床、壁の張り替え ・部分的な床暖房の導入 |
100万円〜200万円 | ・浴室交換
・キッチン交換 ・クロス張り替え ・床張替 |
200万円〜300万円 | ・間取りの変更
・キッチンレイアウトの変更 ・浴室の増築 |
300万円〜400万円 | ・1つの空間の全面リフォーム
・中価格帯設備の導入 ・水回り設備の総入れ替え/td> |
400万円〜500万円 | ・スケルトンリフォーム
・水回り設備の総入れ替え ・高級設備の導入 |
予算に応じて実現可能なリノベーション内容が異なるものの、予算が多くなればなるほど、ある程度同じような内容になっていることが分かります。
ここからはそれぞれの予算ごとのリノベーション内容について詳しく解説していきます。
100万円で可能なリノベーション内容
100万円以内でのリノベーションは、基本的に部分ごとのリノベーションがメインとなります。
特にトイレや洗面化粧台などの簡単な住宅設備の交換や、リビングに床暖房を導入するなどの工事であれば、この予算で十分な成果を得られます。
設備機器を選ばなければ浴室の交換やキッチンを交換することも可能ですが、その場合にはそれ以外の部分に手をかけられず、結果的に中途半端なリノベーションになる可能性が高くなります。
そのため、100万円以内でできるリノベーションは、あくまで軽微なものが中心となります。
200万円で可能なリノベーション内容
200万円以内でのリノベーションでは、浴室やキッチンなどの水回り設備の交換や、床や壁紙などの内装を一新するなどの工事が可能です。
基本的には劣化した住宅を回復する原状回復の意味合いが大きいリフォーム中心で、比較的希望している範囲をリフォームできる予算ともいえます。
しかし、水回り設備の移設や間取りの変更など、大きな変更があるリフォームを希望すると、予算不足となる可能性は高いでしょう。
300万円で可能なリノベーション内容
300万円以内でリノベーションする場合、簡易的な間取りの変更やアイランドキッチンなどへのキッチンレイアウトの変更、浴室の増築などの工事が可能です。
全面リフォームではなく、部分的なリフォームに特化すると、1つの空間を思い描いたとおりの空間にできる予算といえるでしょう。
ただし、キッチンや浴室にグレードの高い設備を使用したい場合は予算オーバーしてしまいがちです。
ある程度の制約がある予算ともいえます。
400万円で可能なリノベーション内容
400万円の予算があれば、基本的に1つの空間を完全に理想の空間にできます。
また中価格帯の設備機器を活用して水回り設備を一新することも可能な予算です。
基本的にこの程度の予算を用意すれば、それなりの機器を取り入れてフルリノベーションできます。
フルリノベーションを検討している方は、ここを予算の目標にするとよいでしょう。
500万円で可能なリノベーション内容
500万円の予算があれば、躯体のみを残してのリノベーション、スケルトンリフォームができます。
全て思い通りの間取りに一新し、場合によっては耐震補強まで施せます。
また、使用する設備も高級グレードを取り入れられる予算帯となるため、設備にこだわりたい方はこの程度の予算を用意しましょう。
3LDKのリノベーションの実例と費用
ここでは3LDKのリノベーション実例と目安となる費用についてみていきましょう。
3LDKのままリノベーションをした実例や間取りを変更した実例などを紹介していきます。
具体的に5つのリノベーション実例について解説しますので、自分好みの実例を見つけましょう。
3LDKのまま内装をリノベーションした実例
リフォーム費用 | 600万円以上 |
---|---|
リフォーム内容 | 床、クロス張替え、キッチンリフォーム |
建物 | マンション |
3LDKという元の間取りを活かしたまま内装とキッチンをリフォームしています。
人気のあるヘリンボーンの床を、シンプルな白いクロスでまとめたことで、床のデザインがより強調されています。
また、アクセントとして取り入れられたグレーのクロスが落ち着いた印象です。
キッチン上部の壁を取りのぞくことで、より開放感あるキッチンに仕上がりました。
ステンレス製のキッチンがよく映えるLDKです。
3LDKのまま内装をリノベーションした実例
リフォーム費用 | 約1,017万円 |
---|---|
リフォーム内容 | 床張替え、キッチンリフォーム、収納追加 |
建物 | マンション |
こちらも3LDKという間取りを活かしたリノベーションの実例です。
リフォーム内容は、床の張り替え、キッチンのリフォーム、収納の追加です。
全体的に白を基調としたデザインでまとめ、非常にシンプルで統一感があり、明るい空間に仕上がっています。
I型キッチンを採用することで、部屋全体の空間を無駄なく使用しているため、実際の大きさ以上に広くゆったりした空間に感じられます。
3LDKから2LDKへのリノベーションの実例
リフォーム費用 | 約600万円 |
---|---|
リフォーム内容 | 間取り変更、収納追加、水回りリフォームなど |
建物 | マンション |
こちらは3LDKから2LDKに間取りを変更したリノベーション実例です。
間取りの変更や収納の追加、水回りを中心にリノベーションしています。
LDKから廊下までの床を同じデザインで木目を縦張にし、奥行きが広い空間という印象を与えています。
また、床とキッチンの色柄を揃えることで、キッチンがしっかり空間に溶け込んでいます。
木目の床に白いクロス、グレーの天井という内装も非常に落ち着きがあり、建具の色ともマッチしていておしゃれな仕上がりです。
3LDKから2LDKへのリノベーションの実例
リフォーム費用 | 700万円台 |
---|---|
リフォーム内容 | 間取り変更、床張替え、水回りリフォームなど |
建物 | マンション |
こちらも3LDKの間取りから2LDKにリノベーションした実例です。
主なリフォーム内容は、間取りの変更や床の張替え、水回りのリフォームです。
キッチンの正面に窓があるため、開放感のある状態で調理を楽しめる空間になっています。
また、キッチンスペースの床に白ベースの床材を採用し、非常に清潔感のあるスペースになりました。
リビングダイニングは、明るめのフローリングに白いクロスを使用し、空間全体が明るい印象になっているのも魅力的なポイントです。
3LDKから1LDKへのリノベーションの実例
リフォーム費用 | 約550万円台 |
---|---|
リフォーム内容 | 間取り変更、床張替え、水回りリフォームなど |
建物 | マンション |
こちらは3LDKから1LDKにリノベーションした実例です。
複数の居室をまとめ、広々としたLDKに生まれ変わりました。
既存のキッチンを再利用し、リフォーム費用を抑えつつ、大規模なリフォームを実現させています。
コンクリート打ちっぱなしのような仕上がりで、ビンテージな雰囲気のLDKです。
3LDKのリノベーション費用を抑える方法
リノベーション費用を抑えるためには、いくつかポイントがあります。
ここではリノベーション費用を抑える方法を具体的に5つ紹介します。
リノベーションを検討している方は参考にしてみてください。
極力間取りは変えない
リノベーション費用を抑えるには、極力間取りを変えないことです。
間取りの変更は、大規模な解体を伴うケースが多く、リノベーション費用は高くなりがちです。
また、水回りの配置換えをすると、配管工事や電気工事などの付帯工事が増え、さらに費用が高くなります。
現在の動線に不満がなければ、間取りを変えずにリノベーションした方が費用を抑えられるでしょう。
オプションは必要最低限にする
水回り工事で起こりがちなのが、さまざまなオプションをつけても結局使わないケースです。
水回り設備のオプションには、あれば便利なものや、使いこなせれば役立つものなど、多くの魅力的な商品があります。
つい余計なオプションをつけてしまい、リノベーション費用が高額になったケースも少なくありません。
水回り工事の場合、商品価格がリノベーション費用に与える影響は大きくなります。
商品価格が高くなればなるほど、リノベーション費用も高くなるため、必要最低限のオプションにとどめるようにしましょう。
複数工事をまとめて依頼する
リノベーション工事を依頼する場合、部分的な工事をそれぞれ依頼するよりも、まとめて工事を依頼した方が費用を抑えられます。
現場管理のための交通費や養生費などの諸経費が一度ですむため、お得にリノベーションを進められるのです。
また、部分的な工事を依頼した場合には値引き交渉に応じてもらいにくいですが、複数工事をまとめて依頼すると、値引きに応じてくれる可能性が高まります。
リフォーム会社としても複数工事をまとめて受注したほうが、利益を上げやすいからです。
複数箇所のリフォームを検討している方は、全てまとめて依頼し値引き交渉してみましょう。
メーカーにこだわらない
使用する設備機器や材料のメーカーにこだわると、費用を抑えにくくなります。
良くも悪くもメーカーには、メーカー名というブランドがあります。
そのため質のよい製品をそれなりの価値で提供しているため、商品価格が高くなりがちです。
実際に同等の性能の商品を提供している別会社は多く、メーカーにこだわらず設備機器や材料を選定した方がコスパはよくなります。
リノベーション費用を抑えたい場合には、メーカーにこだわらず、コスパに優れた物を取り入れるとよいでしょう。
実績豊富な施工会社に依頼する
希望しているリノベーション内容の施工実績が豊富な会社に依頼することも、リノベーション費用を抑えられる有効な方法です。
理由はシンプルで、施工に慣れていない会社は無駄なコストをかけてしまう可能性があるのに対して、実績豊富な会社は施工をスムーズに進められるため、無駄なコストがかかりません。
実績豊富な施工会社の方が施工品質も高く、費用面、仕上がり面からみてもメリットが大きいため、実績豊富な施工会社に依頼するようにしましょう。
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マンションのリノベーション費用の相場はこちらの記事でも解説しています
賃貸物件をリノベーションするメリットとデメリット
施工:フレッシュハウス
リノベーションというと中古マンションを購入した際や既に住んでいる物件をリフレッシュするために行うイメージが強いのですが、賃貸マンションでもリノベーションが人気です。
しかし、賃貸物件のリノベーションでは、個人所有のマンションとは違ったメリットとデメリットがあるため、実際に工事を行う前に本当に工事を行って状況が良くなるかしっかり考慮しておいた方が良いでしょう。
賃貸物件をリノベーションするメリットとは
賃貸物件をリノベーションするメリットは、内装や設備をきれいに、使いやすいものへと交換することで空室率を改善、さらに家賃が上げられるということ。
リノベーションによる賃貸物件の改善では「今まで月10万円だった物件が月12万円で貸せるようになった」「空室が続いていた部屋にすぐ入居者が見つかったなど」の事例があります。
賃貸物件のリノベーションにともなうデメリットとは
賃貸物件をリノベーションした場合のデメリットは、工事費用が高額になってしまい、家賃に転嫁しきれず、費用を回収するのに数年間必要になってしまうことです。
賃貸物件の場合、家賃の相場がある程度決まっているため、周辺の物件と比べて高すぎる賃料は設定できません。
そのため、折角リノベーションして部屋をきれいにしたとしても、家賃をあまり上げられず、費用を回収するのに時間がかかるようでは、それだけ空室に対するリスクが大きくなってしまいます。
賃貸物件の賃料改善、空室率改善のためにリノベーションする場合には、費用対効果についてもあらかじめ調査、確認しておいた方が良いでしょう。
賃貸物件のリノベーションについてはこちらの記事でも解説しています
間取りごとにリノベーション費用は大きく変わる!
間取りごとにリノベーション費用は大きく変わってきます。ご自身の間取りに近い記事をチェックしてみてください。
- 3LDKのリノベーション費用は?3LDKからの間取り変更の予算まで紹介!
- 2LDKのリノベーション費用は?間取り変更にかかる費用まで紹介!
- 1LDKのリノベーション費用は?人気のデザイナーズ賃貸をしたい方必見!
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