目次
スレート屋根とは?
スレート屋根とは、粘土板岩を薄くした板を用いた屋根材を指します。
「コロニアル」「カラーベスト」「スレート瓦」などと呼ばれるケースもあります。
厚さが5mmほどと薄くて軽量なのが特徴ですが、その分強度が落ちる点がデメリットです。
スレート屋根の特徴やメリット・デメリット、寿命、部材などについて詳しく解説いたしますので、リフォームの参考にして頂ければと思います。
種類と特徴
スレート屋根には「化粧スレート」「天然スレート」の2種類があります。
化粧スレート | ・繊維状の素材をセメントに混ぜ、板状に加工したもの ・品質が安定しており、作業がしやすい ・比較的安価 ・住宅の屋根材として広く普及している |
天然スレート | ・天然粘土板岩を薄く板状にしたもの ・天然石を使用するため、加工に技術力が必要 ・費用が高額で、高級屋根材として使用される |
化粧スレートは経年劣化で着色が落ちてくるため、定期的な屋根塗装が必要です。
天然スレートは天然石ならではの意匠が魅力ですが、高価なため国内ではあまり普及していません。
スレート屋根のメリット・デメリット
スレート屋根のメリット・デメリットは次のような点です。
メリット | デメリット |
・費用が安い ・軽量で耐震性に優れている ・工事が簡単 ・カラーバリエーションが豊富 | ・デザインが限られる ・耐久性が低い |
スレート屋根は費用が安く、工事が簡単であるため広く普及してきました。
また、和瓦に比べて軽量であり、地震の揺れが小さくなる点もメリットです。
瓦が落下する危険も避けられるため、地震があった地域では使用されるケースが増えました。
色の選択肢が豊富で、理想に近い屋根にできる点もメリットといえるでしょう。
一方で、スレート屋根はデザインの幅が限られます。
加えてセメント瓦やガルバリウム鋼板に比べると寿命が短く、こまめなメンテナンスも必要です。
他の屋根材に比べると防水性が低い、割れや反りが生じやすいといったデメリットもあります。
スレート屋根の寿命はどのくらい?
一般的にスレート屋根の寿命は10~35年が目安といわれていますが、製造された年代によって耐久性が異なります。
1990年代に製造されたスレート屋根には耐久性を高めるためにアスベストが含まれており、目安は30~40年といわれます。
アスベストによる健康被害が問題になってからは、ノンアスベストのスレートに切り替わりました。
主に2000年代前半に製造されたスレートは寿命が短く、15~25年といわれています。
その後、2000年代後半以降に製造されたスレートはノンアスベストながら、耐久性が向上し30年が目安といわれています。
しかし、なかには10年程度で劣化症状が見られたケースもあるため、定期的な点検が必要です。
スレート屋根の部材の耐用年数の目安
スレート屋根はさまざまな部材から成り立っており、それぞれ耐用年数が異なります。
主な部材の耐用年数は以下のようになります。
耐用年数 | |
防水シート(ルーフィング) | 10~20年 |
野地板 | 35~45年 |
棟板金 | 10~15年 |
ケラバ板金 | 20~30年 |
破風板・鼻隠し | 20~30年 |
屋根材だけでなく、各部材の劣化によっても補修やリフォームが必要です。
特に屋根の頭頂部にある棟板金は雨風の影響を受けやすく、劣化しやすいため注意しましょう。
台風などの自然災害で破損や雨漏りが起こった場合は、耐用年数にかかわらず早急な修理が必要です。
スレート屋根の補修とリフォーム方法
スレート屋根を補修する場合、棟板金の交換や部分的な差し替えといった方法があります。
それぞれの費用相場やメンテナンスの目安は以下の通りです。
費用相場 | メンテナンスの目安 | |
棟板金の交換 | 1㎡あたり約5,000~8,000円 | 10~15年 |
コーキング材や補修材の充填 | 約1~3万円 | ひび割れ・欠けが生じた場合 |
部分的な差し替え・交換 | 1枚あたり5,000~30,000円 | 割れ・剥がれが生じた場合 |
補修を行う際、足場を設置するかどうかで費用が大きく異なります。
足場の設置が必要になると費用が高額になるため、予算について業者と相談しておくとよいでしょう。
屋根のリフォーム・塗装の費用相場の目安
スレート屋根のリフォーム方法には次の3つの方法があります。
費用相場 | メンテナンスの目安 | |
屋根塗装 | 150,000~500,000円 | 5~20年 |
重ね葺き(カバー工法) | 550,000~1,500,000円 | 20年~ |
葺き替え | 700,000~1,800,000円 | 20年~ |
塗装リフォームは、色あせたり剥げたりしてきた塗装を塗り替える方法です。
塗装リフォームを行う場合、塗装する面積のほか使用する塗料によって費用が異なります。
重ね葺きは、傷んだ屋根を撤去せずに上から新しい屋根材を施工する方法です。
しかし、下地まで劣化が進んでいる場合は葺き替えが必要になるでしょう。
なお、どのリフォーム方法が適しているかは、リフォーム業者に現地調査をしてもらったうえで検討するとよいでしょう。
重ね葺きや葺き替えの場合も、屋根の状態や条件によって費用が変わるため、目安としてご覧ください。
塗装リフォームに使う塗料の特徴と価格相場
塗装リフォームでは、使用する塗料によって費用だけでなく耐用年数も変わってきます。
主に使われる塗料の耐用年数と、特徴を紹介します。
塗料の種類 | 特徴 |
アクリル塗料 (耐用年数:5~7年) | 価格相場:1㎡あたり700~1,500円 ・耐用年数が短い ・コストパフォーマンスが良い |
ウレタン塗料 (耐用年数:8~10年) | 価格相場:1㎡あたり1,500~2,200円 ・種類が多い ・汎用性が高い ・高級感のある仕上がりになる ・施工費用が比較的安い |
シリコン塗料 (耐用年数:13~15年) | 価格相場:1㎡あたり1,800~3,500円 ・耐候性、耐熱性、耐水性、透湿性、防汚性が高い ・コストパフォーマンスが良い |
フッ素塗料 (耐用年数:15~20年) | 価格相場:1㎡あたり3,300~5,000円 ・耐久性、耐候性、耐摩耗性、耐熱性が高い ・光沢が長持ちする ・価格は高い |
ラジカル塗料 (耐用年数:12~15年) | 価格相場:1㎡あたり2,300~3,500円 ・チョーキング現象に強い ・防カビ性、防藻性が高い ・変色しにくく光沢が長持ちする |
遮熱塗料 (耐用年数:15~20年) | 価格相場:1㎡あたり3,000~5,500円 ・紫外線や熱を遮り、省エネ効果がある ・ヒートアイランド現象の抑制効果が期待できる |
以前はアクリル塗料が主流でしたが、より耐用年数が長く、機能性の高い塗料が出てきたため徐々に使用されるケースが減ってきました。
基本的に機能性が高い塗料ほど、価格も高くなる傾向があります。
しかし、条件によって最適な塗料が変わるため、必ずしも高機能なものを選ぶ必要はありません。
業者と相談しながら最適な塗料を決めましょう。
スレート屋根の塗装リフォームを行う目安とは?
塗装リフォームは、屋根の塗装が剥がれたり、コケや藻が発生している場合に行われる方法です。
以前の塗装リフォームから7~10年経っている場合も、塗り直しを検討しましょう。
なお、立地によって塗装リフォームの時期は異なるため、業者に定期点検をしてもらうと安心です。
塗装リフォームの施工内容と工期の目安
塗装リフォームを行う際の施工内容と工期は、それぞれ以下のようになります。
足場の設置 | 工期:6~8時間 |
洗浄 | 工期:半日 塗装する屋根を高圧洗浄機で洗浄する |
下地処理・修繕 | 工期:修繕内容による 塗装する前に、塗装面の汚れや錆を削り取って塗料の密着性を上げる作業を行う また、修繕が必要な場合も塗装前に行う |
下塗り | 工期:1日 下地と塗料の密着性を上げるために行う |
中塗り | 工期:1~2日 下塗りが乾いたあとに行う |
上塗り | 工期1~2日 塗膜を厚くし、耐久性を高める |
縁切りなど | 工期:1日 縁切りは、屋根が重なっている部分に隙間を作るための作業 屋根材の下に入った雨水を、外に排出させるために必要 |
足場の解体 | 工期:3~4時間 |
足場の設置から撤去まで、施工には10~14日ほどかかります。
施工面積や必要な補修の内容、作業する人数によって前後します。
また、雨天では基本的に作業はできません。
天気の悪い時期は塗料の乾きも遅いため、作業を進められない可能性もあります。
なお、中塗り・上塗りは、しっかりと塗料が乾いたうえで行わないと十分な効果を発揮できない恐れがあります。
塗料を乾燥させるための時間を空けているかどうか、工程表を確認しましょう。
スレート屋根の塗装リフォームの事例紹介
スレート屋根の塗装リフォームを行った事例を紹介します。
外壁塗装とあわせて屋根も塗装リフォーム
費用 | 約125万円 |
工期 | 25日間 |
施工箇所・内容 | 屋根・屋根塗装 外壁・外壁塗装 |
外壁の塗り直しをしたいとご相談をいただきました。
ドローンを使って調査を行ったところ、屋根にも気になる点がみつかったため同時にリフォームすることに。
ドローンは建物に近づいて撮影できるほか、施工前後の違いも確認できます。
軒天にあった雨漏りの跡は、下処理をしてから塗装を行いました。
雨漏りの補修とともに行った屋根の塗装リフォーム
費用 | 約169万円 |
工期 | 27日間 |
施工箇所・内容 | 屋根・屋根塗装 外壁・外壁塗装 |
雨漏りの修繕と塗り替えをしたいとご相談がありました。
雨漏り箇所をみつけるために、まずは事前調査で散水テストを行いました。
屋根の状態はドローンを使って撮影を行い、気になる部分も確認しています。
シミのあった軒天や、塗装が剥がれ始めていた外壁もあわせて塗装し直しました。
ベランダの排水周りが劣化していましたが、防水の再施工で改善されました。
スレート屋根の重ね葺き(カバー工法)とは?
重ね葺き(カバー工法)によるリフォームは、見た目は新しくなりますが、葺き替えよりも費用や工期を抑えられるメリットがあります。
築20年以上でも屋根の下地は劣化していない、もしくは、長く住み続けるかわからない場合は、葺き替えより重ね葺きを検討してはいかがでしょうか。
重ね葺きの費用相場や、工事内容などを解説します。
スレート屋根の重ね葺きの費用相場
重ね葺きの費用相場は、一般的な住宅で約550,000~1,800,000円です。
重ね葺きの方法としては、主に2つの方法があります。
直接下葺き材カバー工法 | 既存の野地板の状態が良い場合に採用される 屋根の上に直接防水シート(ルーフィング)を張り、新しい屋根材を重ねる |
野地板増し張りカバー工法 | 既存の野地板の状態が悪い場合に採用される 屋根の上に新しく野地板を張り、その上に防水シート、屋根材を重ねる |
どちらの方法でリフォームを行うか、新しい屋根材の素材をどうするかで費用は異なります。
なお、スレートは新しい屋根材としてはあまり選ばれません。
より軽量な素材であるガルバリウム鋼板や、さらに改良されたエスジーエル鋼板を提案されるケースが多くなります。
重ね葺きの工事内容と工期の目安
足場の設置 | 工期:6~8時間 |
棟板金などの撤去 | 工期:半日 既存の屋根板金などを撤去する |
防水シート(ルーフィング)の設置 | 工期:半日~1日 既存の屋根の上に防水シートを張る |
屋根材の張り付け | 工期:2~3日 防水シートの上から、新しい屋根材を張る |
棟板金の仕上げ | 工期:1日 屋根材の上から、棟板金などを設置して仕上げる |
足場の撤去 | 工期:3~4時間 |
重ね葺きにかかる日数は、足場の設置から撤去まで5~14日といわれています。
補修など、工事内容が増えるとその分日数が長くなるため、目安としてご覧ください。
また、工期は天候によって左右されるほか、施工箇所の面積や屋根の形状によっても変わります。
勾配がきつい屋根や、施工が難しい形状の場合は日数が長くなる可能性があります。
スレート屋根を重ね葺きした事例紹介
スレート屋根を重ね葺きでリフォームした事例を紹介します。
劣化した屋根を重ね葺きでリフォーム
費用 | 約69万円 |
工期 | 約2週間 |
施工箇所・内容 | 屋根・屋根塗装 |
屋根の劣化が進んでおり、リフォームしたいとご相談がありました。
状態を確認したところ、塗装では補修が難しいためカバー工法でのリフォームをご提案しました。
施工後の屋根をドローンで確認していただいたところ、大変お喜びいただけました。
塗装か葺き替えか・・・迷った末の重ね葺き
費用 | 約95万円 |
工期 | 1週間 |
施工箇所・内容 | 屋根・屋根塗装 |
屋根を塗装し直すか、新しく葺き替えた方がいいか、最適なリフォーム内容を教えてほしいとご相談がありました。
屋根の状態を確認し、カバー工法でのリフォームをご提案しました。
既存の屋根材を剥がしたり、処分したりする費用が削減できます。
また、屋根材を重ねるため断熱効果が高まるのも重ね葺きのメリットです。
劣化が気になった屋根を重ね葺きでリフォーム
費用 | 約120万円 |
工期 | 約2週間 |
施工箇所・内容 | 屋根・屋根塗装 外壁・外壁塗装 ソーラーパネルの着脱 |
経年劣化によって、外装の劣化が気になるとご相談がありました。
ご自宅の調査をしたうえで、お客様の希望をお聞きしながら重ね葺きと外壁塗装をご提案しました。
ソーラーパネルを設置していたため、重ね葺きとともに着脱工事も行っています。
丁寧な施工に満足していると、お喜びいただけました。
雨漏りした屋根を重ね葺きで一新
費用 | 約138万円 |
工期 | 21日 |
施工箇所・内容 | 屋根・屋根塗装 |
天井に雨漏りが原因と思われるシミができているため、調査してほしいというご依頼です。
屋根の調査を行ったところ、スレート屋根にひび割れと欠損を発見しました。
状態をご説明し、重ね葺きでのリフォームをご提案しました。
また、雨漏りしている屋根だったため、重ね葺きとともに屋根裏に防腐剤の塗布も行っています。
雨漏りの心配がなくなり、安心して過ごせるとお喜びいただけました。
費用対効果の高い重ね葺きでリフォーム
費用 | 約170万円 |
工期 | 2週間 |
施工箇所・内容 | 屋根・屋根塗装 |
経年劣化が見られる屋根をリフォームしたいと、ご相談がありました。
ご相談をいただいていた時点では、塗装でよいのか、葺き替えがよいのか迷っている状態でした。
重ね葺きは費用対効果の高いリフォーム方法です。
屋根の調査を行ったうえで、重ね葺きでのリフォームをご提案しました。
スレート屋根の葺き替えとは?
葺き替えは、古い屋根材を剥がして新しいものに張り替えます。
築20年以上の住宅で、これまで1度も塗り替えをしていない、もしくは屋根の下地が劣化している場合は、葺き替えを検討しましょう。
長く同じ家に住み続ける予定の場合も、葺き替えの検討をおすすめします。
また、定期的に塗装リフォームをしてきても、老朽化は避けられません。
築30~45年経っている場合は、経年劣化による雨漏りを防ぐためにも重ね葺きが適しているでしょう。
一方、葺き替えリフォームは高額になるケースが多い工事です。
状態によってはほかのリフォーム方法で修復可能な場合もあるため、業者に屋根を調査してもらったうえで選択していきましょう。
スレート屋根から他の屋根材へ葺き替える場合の費用相場
スレート屋根から他の屋根材に葺き替える場合、主な素材はガルバリウム鋼板・アスファルトシングル・軽量瓦があります。
それぞれ一般的な戸建てで施工した場合の費用相場や、メリット・デメリットを紹介します。
まず、ガルバリウム鋼板の場合は以下の通りです。
費用相場 | 約90~200万円 |
耐用年数 | 20~30年 |
特徴 | アルミニウムと亜鉛、シリコンによってメッキ加工された鋼板 |
メリット | ・コストパフォーマンスが良い ・さびにくい ・耐震性、断熱性などが高い ・シンプルですっきりとしたデザイン |
デメリット | ・種類によっては雨音が響く可能性がある ・施工には技術力が必要になる |
続いて、アスファルトシングルの場合です。
費用相場 | 90~180万円 |
耐用年数 | 15~30年 |
特徴 | ガラス繊維にアスファルトを染みこませ、表面に石を吹き付けている |
メリット | ・軽量で耐震性が高い ・色あせ、割れ、サビに強い ・複雑な形状の屋根にも対応できる |
デメリット | ・風でめくれたり、はがれたりしやすい ・劣化しやすい |
軽量瓦の場合は、以下のようになります。
費用相場 | 100~200万円 |
耐用年数 | 20~40年 |
特徴 | 従来の日本瓦より軽い素材で作られている |
メリット | ・軽量で耐久性が高い ・重量感のある仕上がりになる |
デメリット | ・比較的高額になる ・凍害、飛来物などによって割れる場合がある |
スレート屋根は、定期的な塗装リフォームなどのメンテナンスを行った状態で、耐用年数は20~40年といわれています。
しかし、どのような環境にあるのか、屋根材との相性はどうなのかといった要因で、耐用年数は変わります。
地域の特徴も考慮して、屋根材を検討するとよいでしょう。
また、同じ素材でもグレードやデザイン、価格が違うものがあります。
予算などを加味しながら、自宅に合うものを選びましょう。
葺き替えの施工内容と工期の目安
足場の設置 | 工期:6~8時間 |
既存屋根の撤去 | 工期:1日 棟板金などを取り外し、既存の屋根を撤去する |
下地板の修繕 | 工期:1~2日 下地が傷んでいる場合、補強のために板を張る |
防水シート(ルーフィング)の設置 | 工期:1日 下地の上に防水シートを張る |
屋根葺き | 工期:3日 軒先から新しい屋根を葺いていく |
棟板金の取付け | 工期:1日 棟板金など、細かいパーツを取り付けて仕上げる |
足場の解体 | 工期:3~4時間 |
屋根の葺き替えリフォームにかかる工期は、約2週間~20日が目安です。
屋根の劣化が進んでいる場合、補強工事を追加する必要もあるでしょう。
天候不良などで工事が中断する可能性もあります。
また、勾配がきつい屋根や形状が複雑な屋根も工期が長くなる傾向があります。
スレート屋根を葺き替えた事例紹介
スレート屋根を葺き替えた事例を紹介します。
屋根を葺き替えてエアコンの効きも改善
費用 | 約105万円 |
工期 | 7日間 |
施工箇所・内容 | 屋根・屋根塗装 |
屋根から破片が落ちてきたのをきっかけに、リフォームのご相談をいただきました。
調査したところ、屋根の劣化が進んでいたため、葺き替えによるリフォームをご提案しました。
施工後は安心感が増しただけでなく、2階のエアコンの効きが良くなったとお喜びの声をいただいています。
耐震対策で軽い屋根へリフォーム
費用 | 約150万円 |
工期 | 2週間 |
施工箇所・内容 | 屋根・屋根塗装 |
瓦屋根が劣化しているため、リフォームしたいとご相談がありました。
耐震対策も兼ね、軽い屋根にしたいというご希望がありました。
そこで、軽くて耐久性の高い金属屋根をご提案。
雨漏り補修も行い、安心して生活できる屋根になりました。
耐風性と防水性を備えた瓦へのリフォーム
費用 | 約160万円 |
工期 | 10日間 |
施工箇所・内容 | 屋根・屋根塗装 |
経年劣化が気になるため、葺き替えリフォームをしたいとご相談がありました。
近年は地震が頻発しているため「できるだけ丈夫な屋根にしたい」というご要望でした。
瓦屋根は美しさだけでなく、耐久性の高さも魅力です。
災害への強さを考え、強力棟工法でのリフォームをご提案しました。
雨漏りも解消され安心して生活ができるように
費用 | 約125万円 |
工期 | 18~20日間 |
施工箇所・内容 | 屋根・屋根塗装 壁・壁紙 洋室 その他 |
屋根の表面が割れ、雨漏りが発生しているとご相談がありました。
屋根の調査を行ったところ、屋根材の劣化が進んでいたため葺き替えリフォームをご提案しました。
同時に、雨漏りの原因究明と対策もさせていただきたいとご提案しています。
雨漏り調査の報告をしながら、お客様のご要望をお聞きしながら工事を行いました。
施工後は、ストレスがなくなったとお喜びいただけました。
建物のバランスを考えた葺き替えリフォーム
費用 | 約180万円 |
工期 | 5日間 |
施工箇所・内容 | 屋根・屋根塗装 |
屋根から雨漏りがしているとご相談がありました。
調査の結果を踏まえ、葺き替えリフォームと大棟を瓦で仕上げるご提案をしました。
建物とのバランスを考慮してのご提案です。
仕上がりと見映えに満足していると、お喜びいただけました。
スレート屋根の劣化症状とは?
屋根は外壁よりも紫外線や雨風に晒されることが多いため、劣化症状がひどくなる前に塗装するのが大切です。
では、スレート屋根に現れる劣化症状とはどのようなものなのでしょうか。
スレート屋根に現れる主な劣化症状は以下の通りです。
- コケやカビが生える
- ひび割れ
- 反り
- 色あせ
- 棟板金の釘が抜ける、浮き
- スレート屋根が落ちる
上記の症状が屋根に現れた場合は、早めに屋根塗装を行いましょう。
特にスレート瓦が落ちたり、棟板金の釘が抜けたり、浮く、反るなどの症状は雨漏りの原因となるため早急な対応が必要です。
スレート屋根の劣化は放置すると危険
スレート屋根は劣化すると割れが生じたり、台風などの強風で瓦や棟などがめくれたりすることがあります。
このような状態になると雨が中に入ってしまい雨漏りを生じさせたり、スレートが落下したりします。
雨漏りは住宅の劣化を早めます。
特に雨漏りに気づかずに放置すると下地の腐敗が進行していきます。
こうなると後で修理に余計に費用が必要となってしまいます。
スレートの落下は通行人を巻き込んだ事故になりかねません。
そうなる前にスレート屋根の葺き替えを検討しましょう。
古いスレート屋根に含まれるアスベストについて
現在使われているスレートにアスベストが含まれていないだろうかと、心配している方も多くいらっしゃると思います。
アスベストの使用は2004年に禁止となりましたが、2004年より前の住宅のスレートにはアスベストが含まれたスレートが使われている可能性があります。
2004年以降のスレートにはアスベストは使われていません。
また、アスベストを含有したスレートであっても、通常の状態では飛散しないと言われています。
しかし、劣化によりスレートの表面のコーティングがはがれたり、スレートを撤去したり、塗装工事のために高圧洗浄をする際に飛散したりする可能性があります。
そのため、アスベスト含有のスレートを使用している住宅のリフォームの場合、アスベストを扱うことのできる施工業者に依頼することが必要です。
またこの点でカバー工法によりガルバリウム鋼板の屋根へリフォームするという選択肢も考慮することができます。
スレート屋根に太陽光発電パネルを設置できるのか?
太陽光発電パネルを設置している住宅が増え、スレート屋根にも設置可能なのか興味をもたれている方もいるでしょう。
スレート屋根に太陽光発電パネルを設置すると、以下のようなリスクが考えられます。
- スレート屋根に大きな穴を空けなくてはならない
- スレート屋根の耐久性が低い
太陽光発電パネルを設置するには、屋根材に大きな穴を複数あける必要があります。
スレート屋根の場合は雨漏りにつながる可能性があるため、おすすめはできません。
屋根の耐久面でも不安があります。
太陽光発電パネルを設置する前に、リスクはないか十分な検討をおすすめします。
スレート屋根の塗装はDIYできるの?
劣化したスレート屋根は、DIYでリフォームするのは難しいでしょう。
理由としては次のような点が挙げられます。
- ひび割れや剥がれの修復が難しい
- 塗装前にしっかりと準備をする必要がある
- 塗装時期や塗料の選定には専門知識が必要になる
- 高所での作業には危険が伴う
それぞれ詳しく解説します。
ひび割れや剥がれの修復が難しい
DIYで塗装ができるよう、キットなどが販売されています。
しかし、屋根にひび割れや剥がれが生じている場合、塗装の前に補修しなければなりません。
DIYで補修を行うのは難易度が高いため、業者へ依頼した方が安心です。
塗装前にしっかりと準備をする必要がある
スレート屋根を塗装する前に、ホコリやコケ、カビなどを高圧洗浄でしっかりと落とす必要があります。
また、錆が発生していれば、塗料の密着性を上げるために削り取らなければなりません。
屋根の状態に合わせて丁寧に準備を行わなければ、塗料の性能を十分に発揮できない可能性があります。
塗装時期や塗料の選定には専門知識が必要になる
塗料を選ぶには、専門的な知識が必要です。
スレート屋根用だと記載されている塗料を選んでも、それが自宅の屋根に適しているとは限りません。
少しでも長く屋根を良い状態に保つには、塗料や環境などを万全に整えて塗装を行う必要があります。
高所での作業には危険が伴う
業者は足場を組み、安定した状態で塗装を行います。
慣れない方がハシゴなどを使って塗装を行おうとすると、転落の可能性があり大変危険です。
また、不安定な状態で塗装を行えば、塗りムラができる可能性もあります。
仕上がりが美しくないだけでなく、塗料の性能も十分発揮できないでしょう。
中途半端な仕上がりになれば、改めて業者に塗装を依頼する必要があり、かえって費用がかかる結果になります。
屋根の塗装は、専門的な知識や技術をもつ業者へ依頼しましょう。
スレート屋根のリフォームを依頼する業者の選び方
スレート屋根のリフォームを依頼するには、業者選びが重要です。
業者を選ぶ際は、次のようなポイントを大切にしましょう。
施工実績がある
屋根のリフォーム工事の実績があるかを確認しましょう。
屋根は家全体の耐久性にも影響します。
専門知識や実績をもった業者が安心です。
屋根材によっては、高い技術力を必要とする場合もあります。
施工費用の安さだけで業者を選んでしまうと、満足のいく仕上がりにならない可能性があるため注意してください。
ホームページなどを確認し、希望するリフォームの実績があるか確認しましょう。
相見積もりをとる
リフォームを依頼する業者は、はじめから1社に決めてしまうのではなく、複数の候補から決めましょう。
業者によって費用や工事方法が異なります。
一つひとつは小さな差だと思われるかもしれませんが、最終的な費用が大きく異なる可能性もあります。
複数の業者に相見積もりをとり、見積書を十分比較しましょう。
依頼した際の対応や見積書からも、信頼できる業者かどうか見極められます。
屋根リフォームの業者選びで後悔しないために
必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!
なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。
とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。
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