天井の穴修理費用は2万〜10万円!業者の選び方と注意点

天井の穴修理を業者に依頼するイメージ図

天井の穴修理費用は2万〜5万円(小さな穴)、5万〜10万円(大きな穴)が目安です。
この記事では、業者の選び方・DIYの可否・賃貸での対応もまとめて解説します。
廃番クロスのトラブル事例など、リフォーム現場の視点も交えてお伝えします。

2026年03月10日更新

監修記事

天井に穴が開いてしまったとき、まず気になるのは修理費用と業者の選び方ではないでしょうか。この記事では、穴の状態別の費用相場や業者の選び方、DIYの可否・賃貸での対応までまとめて確認できます。

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株式会社エス・エム・エス
ハピすむ編集部 編集長
リフォーム営業18年。大手リフォーム会社出身のプロ。
数千件の住まいとお客様に出会い、現場を知り尽くした実務経験者。ユーザー様が後悔しないよう、長年の経験に裏打ちされた「正確」で「損をしない」情報発信を徹底しています。

天井に穴が開く原因と放置するリスク

天井に穴が開く原因は、大きく3つに分かれます。原因によって修理方法や費用が変わるため、まず自分の状況がどれに当てはまるか確認してください。

天井に穴が開く主な原因(雨漏り・害虫・物理的衝撃)
天井に穴が開く主な原因

雨漏り・湿気・カビによる腐食

雨漏りが発生すると天井の建材が水分を吸い続け、時間をかけて腐食が進みます。木材腐朽菌は高温多湿の環境で増殖しやすく、天井の強度を内側から低下させる原因に。カビによる素材の劣化も同様です。

放置すると天井板が自重に耐えられず、広範囲にわたって落下・崩落に至ることもあります。

雨漏りが原因の場合、天井だけ直しても再発します。屋根や外壁など浸水経路の補修も同時に行いましょう。マンション・アパートでは、上層階からの水漏れや給排水管の漏水が原因になるケースもあります。まず原因の特定を進めてください。

害虫(シロアリ・ネズミ)による被害

シロアリやネズミなど、天井裏に潜む害虫が原因のケースも少なくありません。シロアリは腐食した木材を好み、天井だけでなく家の構造部分まで食害が広がります。被害に気づいたときには、すでに深刻な状態に陥っていることも珍しくありません。

ネズミは鋭い歯で建材をかじって穴を開け、感染症のリスクや電気配線の損傷による火災の危険も招きます。

害虫が原因の場合は、穴を塞ぐより先に駆除を済ませてください。放置すれば同じ被害が繰り返されるだけです。

物理的な衝撃(家具・ボール・落下物など)

部屋の模様替えで背の高い家具をぶつけた、室内でボールが当たったなど、物理的な衝撃でも穴が開きます。

マンションや戸建ての洋室の天井に多く使われている石膏ボード(せっこうボード)は見た目以上にもろく、強い衝撃で割れやすい素材です。

穴を放置するとどうなるか

小さな穴でも、放置するほど状態は悪化します。主なリスクは、以下の4点です。

  • 穴を起点に石膏ボードが欠けていき、穴が広がる
  • 断熱性が低下し、冷暖房の効率が落ちる
  • ほこりや湿気が溜まりやすくなり、カビの温床になる
  • 来客時の見た目が悪く、賃貸では退去時のトラブルにつながる

天井がたわんだり、下がってきたりしている場合も、内部の腐食や建材の劣化が進んでいるサインです。穴が開く前の段階でも、早めに業者に確認してもらいましょう。

修理費用は放置するほど高くなるため、気づいた時点で早めに対処してください。

天井の穴修理にかかる費用相場

一般的な住宅に多いクロス仕上げの天井(石膏ボード下地)を前提に、費用相場と金額を左右する要因を整理します。

賃貸のリフォーム費用と原状回復の基本ルール
天井の穴修理の費用相場

天井修理費用の目安(穴の状態別)

穴の状態修理内容費用の目安
小さな穴
(パテで埋められる程度)
パテ埋め

クロス部分補修
2万〜5万円
大きな穴
(天井裏が見える、石膏ボードが欠損)
石膏ボード張り替え

クロス全面張り替え
5万〜10万円

小さな穴でも、同じ品番のクロスが廃番だったり、年数が経って色味が合わなかったりする場合は天井全体の張り替えになります。その場合は、5万〜10万円になることもあります。

雨漏りが原因の場合は屋根修理も必要になる

雨漏りが原因で穴が開いた場合、天井の修理費用に加えて屋根・外壁など浸水箇所の補修費用が別途かかります。屋根裏の断熱材交換や防水処理が必要になることもあり、全体の費用はかなり高額になるケースがあります。

天井だけ直して雨漏りを放置すると、また同じ箇所が傷みます。必ず根本原因から対処してください。

 屋根の雨漏り修理の費用相場を解説!どう対処すればいい?

費用を左右する要因

同じ穴のサイズでも、以下の要因によって費用が変わります。

  • 天井の素材
    クロス仕上げ・化粧ボード・塗り天井など、素材ごとに施工方法が異なる
  • 下地の状態
    腐食が進んでいる場合は下地補強が必要になり費用が上がる
  • クロスの入手可否
    同じクロスが手に入れば部分補修で済むが、廃番の場合は全面張り替えになる
  • 作業の難易度
    天井の高さや作業スペースの狭さによって工賃が変わる

費用を正確に把握するには、現地で実際に見てもらったうえでの見積もりが必要です。ネットの相場はあくまで目安として使ってください。

 天井を修理・補修するリフォーム費用は?

天井の穴を自分で修理する方法(DIY)

DIYが向いているケースと、業者に任せるべきケースを先に確認しておきましょう。

DIYできるケースとできないケース

石膏ボードに開いた小さな穴であれば、DIYで修理できます。費用は材料代のみで数千円程度、半日ほどあれば作業できます。

ただし、次のいずれかに当てはまる場合は業者に依頼してください。

  • 雨漏りや害虫が原因の場合(根本原因の対処が先に必要)
  • 穴が大きく、石膏ボードの交換が必要な場合
  • 天井の高さや構造的に、脚立での作業が危険な場合

必要な材料と道具

材料・道具用途
石膏ボード
(穴より大きいサイズ)
下地の補修・交換
補修用ネットテープ穴を塞ぐ下地
パテ
パテ用ヘラ
穴埋め・平滑化
紙やすりパテ乾燥後の表面処理
クロス
クロス用のり
仕上げ材
カッターナイフ
カット定規
クロスの切り出し
クロス用ローラー
スポンジ
貼り付け・仕上げ

いずれもホームセンターで揃えられます。クロスは補修箇所より大きめに購入しておくと、貼り直しが必要になったときに対応できます。

修理の手順

  1. 穴の周辺のクロスをゆっくりめくり、再利用できるか確認する
  2. 穴よりひと回り大きな四角形をカッターで切り取り、既存クロスを剥がす(石膏ボードまで切り込まないよう注意)
  3. 穴の中の欠片を取り除いたうえで、補修用ネットテープを穴が塞がるように貼る
  4. パテを水で練り、ヘラで均一に塗る。盛り上がらないように平らに仕上げる
  5. 3時間程度乾燥させた後、紙やすりで表面を平滑にして粉を拭き取る
  6. 新しいクロスを切り取った範囲より5cmほど大きめに切り出し、マスキングテープで仮止めする
  7. 既存クロスと新しいクロスを重ねた状態でカッターで切り、両方を剥がしてから新しいクロスにのりを塗って貼る
  8. ローラーで平らにならし、接合部に隙間が残らないよう仕上げる

DIYのデメリットと注意点

天井は上を向いた状態での作業になるため、パテやのりが均一に塗りにくく、仕上がりにムラが出やすいです。また、脚立や椅子の上での高所作業になるため、転落リスクも伴います。

穴の原因を特定せずに見た目だけ直しても、根本原因が残っていれば同じ箇所がまた傷みます。雨漏りや害虫が原因の場合はDIYの範囲を超えています。早めに業者へ相談してください。

業者に依頼するときの選び方と注意点

業者選びで失敗しないために、見積もりの取り方と、優良業者を見分けるポイントを押さえておきましょう。

天井修理の業者を選ぶ4つのチェックポイント
天井修理の業者選びのチェックポイント

複数業者に見積もりを取る理由

天井修理の費用はリフォーム業者によって異なります。定価がなく、1社の見積もりだけでは金額の妥当性を判断する基準がありません。

2〜4社に現地調査と見積もりを依頼して比較するのが基本です。見積もりを取る過程で各業者の対応・説明の丁寧さも確認でき、それ自体が業者選びの判断材料になります。

良い業者・避けたい業者の見分け方

避けたい業者の特徴

  • 現地を見ずに電話やメールだけで見積もりを出してくる
  • 専門用語を並べて説明をごまかす
  • 穴の原因を調べず、穴だけ塞いで終わろうとする
  • 見積もりの内訳を出してくれない

信頼できる業者の特徴

  • 必ず現地調査を行い、穴が開いた原因から確認する
  • 作業内容と費用の内訳をわかりやすく説明してくれる
  • 疑問や不安な点に丁寧に答えてくれる
  • 相見積もりを快く承諾する

雨漏りが原因なのに天井の穴だけ補修して終わりにしようとする業者は要注意です。数年後に同じ箇所が再び傷みます。穴の根本原因まで対応してくれるかどうかを確認してください。

工事後の保証・アフターサービスも確認する

修理後に仕上がりの不具合が出た場合に対応してもらえるか、工事前に確認しておきましょう。保証の期間・内容は業者によってまちまちです。口頭だけでなく書面で確認するのが安心です。

ハピすむ編集長からのアドバイス

天井クロスが廃番で同じものを手配できない場合、補修箇所だけ別のクロスで仕上げることがあります。そのため、工事後に「全面張り替えを提案してほしかった」とトラブルになるケースがありました。見積もり時に廃番の可能性について説明してくれる業者かどうかも確認しておきましょう。

賃貸住宅で天井に穴が開いたときの対応

賃貸の場合は対応の順序と費用負担の考え方が異なります。まず押さえておくべき2点を説明します。

まず大家・管理会社に報告する

賃貸物件で天井に穴が開いたときは、原因や穴の大きさにかかわらず、まず大家または管理会社に連絡してください。報告せずに業者を手配してしまうと、修理費用を大家側に請求できなくなります。

穴が広がってから報告すると、「適切なタイミングで連絡しなかった」として借主側の責任と判断されるケースも少なくありません。

原因によって費用負担者が変わる

賃貸物件での費用負担は原因によって変わります。

原因基本的な費用負担
雨漏り・害虫
(建物側の問題)
大家
管理会社
入居者が物をぶつけて開けた入居者
経年劣化による自然な損傷大家
管理会社

建物側の問題であっても、放置して被害を広げた場合は入居者の管理責任(善管注意義務違反|ぜんかんちゅういぎむ)が問われることがあります。原因を問わず早めに報告・相談するのが原則です。

 アパートの天井にひび割れ!対処法は?賃貸の場合はどうすればよい?

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】ハピすむ編集部 編集長

株式会社エス・エム・エス

ハピすむ編集部 編集長

リフォーム営業18年。大手リフォーム会社出身のプロ。
数千件の住まいとお客様に出会い、現場を知り尽くした実務経験者。 ユーザー様が後悔しないよう、長年の経験に裏打ちされた「正確」で「損をしない」情報発信を徹底しています。

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