目次
- 1 洗面台リフォームをリフォーム業者に依頼する場合の費用
- 2 洗面台のグレードとサイズごとの費用相場
- 3 洗面台リフォームのオプションの費用相場
- 4 ケースごとの洗面台リフォームの費用の目安
- 5 マンションと戸建てで洗面台リフォーム費用は変わる?
- 6 10万円台でできる洗面台リフォーム事例
- 7 20万円台でできる洗面台リフォーム事例
- 8 30万円以上でできる洗面台リフォーム事例
- 9 予算ごとに可能な洗面台リフォームの施工内容
- 10 洗面台リフォーム費用の内訳
- 11 洗面台リフォームを依頼する際に費用を抑える方法
- 12 洗面台リフォームで活用できる補助金
- 13 洗面台リフォームで利用できるリフォーム減税・控除とは?
- 14 洗面台の耐用年数・交換時期の目安
- 15 洗面台リフォームの流れ
- 16 使いやすい洗面台にする方法とは?
- 17 洗面台リフォームを業者に依頼する場合の注意点
- 18 洗面台リフォームはDIYできる?
- 19 洗面台リフォームはどこに頼むべきか
- 20 洗面台リフォームを依頼する業者を選ぶコツ
洗面台リフォームをリフォーム業者に依頼する場合の費用
ひと口に洗面台リフォームと言ってもその内容は多岐に渡ります。
内容により安いものでは約10万円から、高いものでは約80万円を超える場合もあります。
それでは、一般的な洗面台リフォームにはいくらかかるのでしょうか。
洗面台リフォームの目安価格帯
リフォーム業者が公開している事例によると、洗面台リフォームに掛かる費用は10万円~40万円という事例が最も多いようです。
もちろんリフォーム内容によってはこの範囲内から外れる場合もありますが、もしリフォームを検討する場合はこの金額が一つの目安となるでしょう。
洗面台リフォームの中心価格帯
洗面台リフォームの中心価格帯は20万円~30万円であると言われています。
リフォームの費用としてはこの価格帯であることが最も多いのですが、条件次第ではこれより安い費用で済ませることも可能ですし、逆にこれよりも高くなるケースもあります。
洗面台のグレードとサイズごとの費用相場
洗面台の価格はグレードとサイズごとに変わってきます。一般的なメーカーの洗面台の価格をグレードとサイズごとに下記の表にまとめましたので参考にしてください。
ローグレードの洗面台の機能
サイズ(横幅) | 価格 |
60cm | 約10万円~ |
75cm | 約12万円~ |
90cm | 約14万円~ |
ローグレードの洗面台はシンプルでコンパクトなものが多いです。機能面では最低限のものになりますが、価格を抑えたい人や最低限の機能がついていれば良い人にはおすすめです。
ミドルグレードの洗面台の機能
サイズ(横幅) | 価格 |
60cm | 約12万円~ |
75cm | 約17万円~ |
90cm | 約19万円~ |
ミドルグレードの洗面台はローグレードよりも収納スペースが多く、洗面ボウルも大きくなります。
機能的にはハイグレードほどの高機能な内容はないものの、洗面台を快適に使用できる便利な水栓金具や掃除が楽な洗面ボウルなどの機能は充実しています。
ハイグレードの洗面台の機能
サイズ(横幅) | 価格 |
60cm | 約20万円~ |
75cm | 約22万円~ |
90cm | 約25万円~ |
ハイグレードの洗面台は収納力やゆとりのある大きさの洗面ボウルはもちろん、洗面ボウル一体カウンターや人工大理石のカウンターなどの高いデザイン性も取り入れることができます。
また、衛生面に配慮されたタッチレス水栓や、すぐにお湯がでる即湯水栓、除菌漂白効果があるといわれる除菌水など、高度な機能も選ぶことができます。
洗面台リフォームのオプションの費用相場
洗面台リフォームを行う場合に、オプションで追加する工事の費用相場はどのくらいなのでしょうか。オプション内容別に下記の表にまとめましたので参考にしてください。
オプション内容 | 費用相場 |
クロス・床の張り替え | 約4万円~ |
洗濯機パンの設置 | 約1.5万円~ |
トールキャビネットの設置 | 約6.5万円~ |
ウォールキャビネットの設置 | 約2.5万円~ |
鏡の曇り止めコーティング | 約0.2万円~ |
LED照明への交換 | 約1.3万円~ |
洗面所リフォームを行う場合は、床・壁・天井の張替えを同時に行うことをおすすめします。
なぜなら、床・壁・天井を別の機会に再度リフォームを行うと、その分工事費などが余分にかかってしまうからです。
また既存の洗面台より新しい洗面台の方が小さいと、壁や床に跡が残って汚い印象があるため、洗面台リフォームの時に内装も同時に行うことをおすすめします。
床・壁などのリフォームを行う場合は、洗濯機パンをいったん取り外すため、設置費用がかかるため注意が必要です。
ケースごとの洗面台リフォームの費用の目安
ここではケースごとの洗面台リフォームの費用の目安を詳しく見ていきましょう。
洗面台カウンター交換リフォームの費用相場
洗面台リフォームの種類 | 費用相場 | 工期の目安 |
洗面台交換リフォーム | 約10万円〜 | 約1日 |
洗面台カウンター交換リフォーム | 約20万円〜 | 約2日~約4日 |
洗面台リフォームの種類には洗面台交換リフォームを行う「ユニットタイプ」と、洗面台カウンター交換リフォームを行う「システムタイプ」の2種類があります。
「ユニットタイプ」は間口が決まっており、洗面台・カウンター・キャビネットなどがセットになっているもので、比較的リーズナブルなものが多く工期も短く済みます。
一方「システムタイプ」はカウンター・洗面ボウル・水栓金具・キャビネットなどのパーツを自分で好きなものを選択して組み合わせて作っていく洗面台です。
そのため選ぶものによっては高価になったり、工期が余分にかかったりしますが、こだわりの洗面台にしたい人にはおすすめです。
洗面台のキャビネットのみを交換する場合の費用
洗面台を丸ごと交換する必要が無い場合、洗面台のキャビネットのみを交換するということができます。
この場合はキャビネットの代金が約2万円、取り換えの工事費用が約1万円の合計約3万円で交換することが可能です。
システムタイプの洗面台にリフォームする場合の費用
システムタイプの洗面台というのはボウルや水栓、キャビネットやカウンター等を依頼主の好みで組み合わせてできるものです。
特別にオーダーしてパーツを作成してもらうこともあるため、このタイプの洗面台は他とタイプと比較すると高めの金額となることが多いようです。
ハイグレードで高級感のある洗面台にすることも可能ですが、その分費用も大きくなって100万円を超えるケースもあります。
洗面台のバリアフリーリフォームをする場合の費用
洗面台の下のスペースを広く取って車いすが入れるようにしたり、手すりやスロープを取り付けたりすることができます。
洗面所の広さにもよりますが、バリアフリー化する場合は安くとも50万円以上は必要となることが多いようです。
マンションと戸建てで洗面台リフォーム費用は変わる?
マンションと戸建を比較すると洗面台リフォームの費用は変わってくるのでしょうか。
結論としては、マンションと戸建ての洗面台リフォームの費用は変わらず、同じ費用でリフォームが可能です。
ただ、マンションの場合は洗面台などの水回りのリフォーム自体が難しい場合があります。マンションの洗面台の場合は、そのマンションに合わせて特殊な規格で作られていることがあるため、リフォーム自体が難しくなります。
またマンションの場合は、洗面台の位置を移動することができない場合もあります。マンションは管理規約などで配管の移動が禁止になっていることがあるためです。
もし配管の移動や増設ができたとしても、工事費が高くなる可能性は高いでしょう。
10万円台でできる洗面台リフォーム事例
ここでは10万円台でできる洗面台リフォームの具体的な事例をご紹介しますので参考にしてください。
TOTO製品で一新した洗面台リフォーム事例
リフォーム費用 | 約17万円 |
工期 | 1日 |
リフォーム内容 | 洗面台の交換 |
採用メーカー・シリーズ | TOTO Aシリーズ |
TOTO製の洗面化粧台に交換リフォームを行いました。
Aシリーズの洗面化粧台の特徴は、TOTO独自の技術でセフィオンテクト加工された陶器製のボウルです。
汚れが付きにくく、お掃除がしやすいとても機能的な商品です。
コンパクト設計の洗面台リフォーム事例
住宅種別 | 一戸建て |
リフォーム費用 | 約11万円 |
リフォーム内容 | 洗面台の交換 |
採用メーカー・シリーズ | パナソニック 「MX」 |
パナソニックの「MX」は衝撃に強い人工大理石のボウルとコンパクトな本体の設計が特徴です。
ボウル周りは石鹸などの小物が置きやすい形状になっていたり、曇りにくいミラーや明るいLEDライトが採用されている点など、日常面での利便性が十分に考えられています。
こちらのリフォーム施工事例では洗面台の交換のほか、クッションフロア、天井・壁のクロス交換なども同時に施工されており、洗面所の雰囲気が一新しています。
パナソニック製の人工大理石ボウルの洗面台にリフォーム
住宅種別 | 一戸建て |
リフォーム費用 | 約8万円 |
工期 | 3時間 |
リフォーム内容 | 洗面台の交換 |
採用メーカー・シリーズ | パナソニックMX W750 |
洗面台の交換リフォームに伴い、パナソニック製の「MX W750」を設置しました。
こちらの洗面台ではシングルレバー混合栓がとりつけられており、温かいお湯とお水をワンタッチで切り替えることが出来ます。
またお湯とお水を切り替える際には「カッチ」っと切り替わる感覚があり、感覚的に操作が出来るようになっています。
内装と洗面台を同時に行ったリフォーム事例
住宅種別 | 一戸建て |
リフォーム費用 | 約17.6万円 |
工期 | 2日 |
リフォーム内容 | 洗面台の交換、床クッションフロア張替え |
採用メーカー・シリーズ | リクシル 「PV」 |
洗面台交換と床の張替え、クロスの張替えを同時に行ったリフォームの事例です。
リクシル「PV」の特徴は比較的低価格ながらも、しっかりとした機能を備えている点です。
洗面ボウルの底面は平たい形をしており、汚れたシャツなどのつけ置きなどがしやすい形状をしています。
また、排水溝と洗面器が一体になった設計をしており、スポンジで簡単にお掃除できるような形状になっています。
20万円台でできる洗面台リフォーム事例
ここでは20万円台でできる洗面台リフォームの具体的な事例をご紹介しますので参考にしてください。
カラフルなタイルカウンターの洗面台リフォーム事例
住宅種別 | マンション |
リフォーム費用 | 約25万円 |
工期 | 2日 |
リフォーム内容 | 洗面台の交換リフォーム |
採用メーカー・シリーズ | WOODONE 「無垢の木の洗面台」 |
無垢の木の洗面台はデザイン性の高さが特徴的です。
目を引くタイルは日本の伝統的な美濃焼の製法で作られており、良質なタイルになっています。
また水栓は整流のほか、気泡を含んだ肌触りの優しい流水を出すこともできる優れものです。
多彩で便利な機能が付いた洗面台リフォーム事例
住宅種別 | 一戸建て |
リフォーム費用 | 約24万円 |
工期 | 不明 |
リフォーム内容 | 洗面台の交換 |
採用メーカー・シリーズ | TOTO 「Vシリーズ」 |
洗面台はTOTOの「Vシリーズ」に交換し、脱衣所のクッションフロアの張替え、天井と壁のクロス張り替えも行いました。
TOTO 「Vシリーズ」はフラットな底面の洗面器が特徴的で、傾斜によって水と一緒に汚れが排水溝に流れやすく、汚れが溜まりにくい形状になっています。
水漏れがきっかけとなった洗面台リフォーム事例
住宅種別 | 一戸建て |
リフォーム費用 | 約20万円 |
工期 | 1日 |
リフォーム内容 | 洗面台の交換 |
採用メーカー・シリーズ | リクシル 「ピアラ」 |
リクシルの「ピアラ」は深くて広々ととした洗面ボウルが特徴です。
オプションによって洗面器の広さは変更することができ、2名で使用することも想定されている設計になっています。
また排水溝は金属フランジがない設計となっており、排水溝まわりも綺麗にお掃除が出来るようになっています。
クロスの張り替え洗濯機パンを新たに設置した洗面台リフォーム事例
住宅種別 | 一戸建て |
リフォーム費用 | 約25.5万円 |
工期 | 2日 |
リフォーム内容 | 洗面台の交換、クロス、床クッションフロアの張替え、洗濯機パンの設置 |
採用メーカー・シリーズ | リクシル 「ピアラ」 |
75㎝幅のリクシル「ピアラ」へ洗面台の交換を行いました。また同時に壁紙クロスとクッションフロアの張替えを行ったほか、洗濯機パン(洗濯機を設置するための台)の設置を行っています。
ハイグレードなPanasonicのウツクシーズへの交換事例
住宅種別 | マンション |
リフォーム費用 | 約20万円 |
工期 | 4日 |
リフォーム内容 | 洗面台の交換リフォーム |
採用メーカー・シリーズ | パナソニック 「ウツクシーズW900m m」 |
ウツクシーズの洗面器はパナソニック独自のスゴピカ素材(有機ガラス系)で出来ており、油や水をはじくという特徴があります。
そのため水も汚れも拭くだけで簡単に落とすことが出来ます。
ミラー部分も撥水性加工が施されているため、曇りにくくお掃除のしやすい設計になっています。
30万円以上でできる洗面台リフォーム事例
ここでは30万円以上でできる洗面台リフォームの具体的な事例をご紹介しますので参考にしてください。
トール収納によって収納力がアップした洗面台リフォーム事例
住宅種別 | 一戸建て |
リフォーム費用 | 約50万円 |
工期 | 6日 |
リフォーム内容 | 洗面台の交換リフォーム |
採用メーカー・シリーズ | リクシル 「LC」 |
リクシルの「LC」はつなぎ目が少なく、汚れが溜まりにくくお掃除がしやすい形状が特徴です。
洗面ボウルの左右には広々としたフラットな面があり、ものを置くために十分なスペースが確保されています。また水栓は「即湯水栓」となっていて、直ぐにお湯を使用することが出来る便利な機能が備わっています。
オプションで様々な形状・機能の収納を選べるため、収納が少ない洗面所も活躍します。
洗面台交換と床の張替えのリフォーム事例
住宅種別 | マンション |
リフォーム費用 | 約41万円 |
工期 | 1日 |
リフォーム内容 | 洗面台の交換リフォーム、床の張替え |
採用メーカー・シリーズ | リクシル「ルミシス」 |
こちらの洗面台の特徴はリクシル独自の技術で作られた人工大理石「ラピシア」の洗面ボウルです。
高級感のある洗面ボウルは滑らかな鏡面仕上げとなっており、つなぎ目もないため、簡単にお掃除することが出来ます。
水栓は手をかざすだけで自動で温水が出来る仕様となっているため、清潔に利用しやすい設計となっています。
収納が十分に備わっている除菌機能付き洗面台にリフォーム
住宅種別 | マンション |
リフォーム費用 | 約30万円 |
工期 | 2日 |
リフォーム内容 | 洗面台の交換リフォーム、壁・天井・床の張替え |
採用メーカー・シリーズ | TOTO 「オクターブW1000」 |
お客様からは「限られた空間で、なるべく広く収納豊富な洗面台が欲しい」というご相談を頂いていた案件でのリフォーム事例です。
導入したTOTOの「オクターブ」洗面ボウルは広い形状をしており、とても使用しやすいデザインとなっています。
また「キレイ除菌水」を散布する機能が備わっており、菌を抑制できるとても衛生的な洗面台です。
キャビネットは5種類あり、収納にもこだわった設計となっています。
予算ごとに可能な洗面台リフォームの施工内容
ここでは予算ごとに、どんな洗面台リフォームが可能なのか、価格帯ごとにご紹介させて頂きます。
約10万円未満でできる洗面台リフォーム
10万円未満で可能なリフォームの例としては、比較的狭い範囲の壁紙の貼り替え、収納棚の取り付け、洗面台や洗濯機の配置換えをしてスペースを有効活用できるようにする等があります。
約20万円未満でできる洗面台リフォーム
20万円未満で可能なリフォームは、比較的低価格の洗面台の交換、壁紙や床のクッションフロアの交換です。
洗面台を交換せずに内装のみのリフォームを行うのであればこの金額内でも十分でしょう。
約20~80万円でできる洗面台リフォーム
20万円~80万円のリフォームでは床のクッションフロアや壁のクロスの交換を始めとして、洗面台の交換まで可能となります。
既存の洗面台にひびが入った場合や、よりグレードの高い洗面台に交換するとなると最低でも20万円以上の費用が掛かります。
そのため、洗面台の交換を伴うリフォームを行う場合はこの価格帯となることが最も多いようです。
この価格帯になると依頼主の要望の多くを反映できるようになります。
約80万円以上でできる洗面台リフォーム
80万円以上のリフォーム事例は少ないですが、依頼主の希望通りの洗面所にリフォームすることが可能です。
たとえばハイグレードで機能的な洗面台に取り換えたり、洗面所全体をバリアフリー化する場合等にはこの価格帯となることがあります。
洗面台リフォーム費用の内訳
洗面台リフォームを行う際の費用には、以下のような項目が含まれます。
費用内訳 | 費用相場 |
洗面台本体及び備品代 | 約10万円~ |
内装工事費用 | 約4万円~ |
水道工事費用 | 約1万円~ |
配管工事費用 | 約5万円~ |
タイルや壁紙など内装仕上げ材料費用 | 約6万円~ |
解体費用や廃材処理費用など | 約1万円~ |
洗面台リフォーム費用の内訳の中で、もっとも多く費用がかかるのは洗面台本体や備品代です。洗面台本体はグレードやサイズによって価格帯に大きく幅があります。
ローグレードのものなら10万円前後からありますが、ハイグレードのものは70万円以上のものもあります。
また、水道工事費用や配管工事費用などは業者によって多少変わってきますが、一般的な費用相場は上記の表のとおりです。あまりにも高い見積りを出してくる業者には注意が必要です。
この洗面台本体等の備品代というのは、洗面台そのものを交換するかどうか、また仮に洗面台を交換する場合はどの程度のグレードのものを選択するかによって全く金額が異なります。
他にも壁のクロスや床のクッションフロアを交換する場合は、その単価と施行面積によって費用が変動します。
また、床や壁の下地が傷んでいて修繕や交換が必要となり、その部分の材料費が掛かることがあります。
古い家など傷みの激しい洗面所であれば、予想以上に費用が掛かってしまうこともあるので予算を立てる際には注意が必要です。
次に、内装工事費というのは、施工業者ごとの作業単価と作業日数によって算出されます。
工事の内容が複雑で技術や時間を要するものであれば工事費はそれだけ高くなりますし、逆に簡単な工事であれば工事費を安く抑えることができるでしょう。
特別な技術を要する工事でなければ、施工業者に関わらず工事の内容次第でおおよその工数が求められます。
具体的な内訳は、リフォーム内容や規模によって異なりますので、詳細についてはリフォーム業者に相談することをおすすめします。
洗面台リフォームを依頼する際に費用を抑える方法
洗面台リフォームを業者に依頼する場合、次のような方法で費用を抑えることができます。
複数の業者から相見積もりをとる
洗面台リフォームを行う際に費用を抑えたいのであれば、複数の業者から相見積もりを取ることが大切です。
複数の業者から相見積もりを取ることで、それぞれの見積りを冷静に比較検討できます。そして相見積もりを取っていることを業者に伝えれば、各業者間で競争が起こって価格が下がることもあります。
複数の業者から相見積もりを取ることが大変であれば、無料の見積もり比較サイトなどを活用するのがおすすめです。
補助金を活用する
補助金事業は国や各自治体が行っている制度で、洗面台リフォームに活用できるものもあります。
条件があえば、リフォーム費用を大幅に削減することができるのでぜひ活用しましょう。補助金についての詳しい内容は別の章で詳しく解説していきます。
一体型の洗面ユニットを選択する
洗面台リフォームの費用を抑えたいのであれば、一体型の洗面ユニットを選ぶことも一つの方法です。
洗面台本体には、「ユニットタイプ」と「システムタイプ」の2種類があり、一体型の洗面台は「ユニットタイプ」になります。
一体型の洗面ユニットは、洗面台・洗面カウンター・収納キャビネット・ミラーなどが一体化していて、取り付け工事の際に部品を一つずつ取り付けなくても良いため工事費も安くなります。
リフォーム費用を抑えたい場合は、一体型の洗面ユニットを選択するようにしましょう。
洗面台のメーカーにこだわらないで選ぶ
大手メーカーはシンプルで安いものから高級感のあるグレードの高い洗面台まで幅広く用意していることがほとんどです。
しかし、ノーブランドのものと比較してメーカーの洗面台はやや高めの価格設定となっています。
昨今では大型家具の量販店やホームセンターでも洗面台が販売されています。
メーカーにこだわらずに洗面台を選べば費用を安く済ませることができるでしょう。
クロスや床の張替えと一緒に行う
洗面台のリフォームを行う際、クロスや床の貼り替えと一緒に行うことで費用を安く抑えることができます。
理由は、工事のために業者が自宅を訪問する日数をまとめることで、工事費を抑えることができるためです。
また、まとめて複数の内容を依頼することにより、業者によっては値引きを受けられるケースもあります。
部分リフォームとすることで施工箇所を減らす
洗面台を全て取り換えるのではなく、収納棚のみの追加や交換、また部分的な壁紙の貼り替えなどで済ませることで費用を抑えるという手段もあります。
予算が厳しく、特に大規模なリフォームを必要としないのであれば、まずは最低限必要だと感じる部分のみのリフォームを行うと良いでしょう。
洗面台リフォームで活用できる補助金
補助金事業の中で洗面台リフォームでも活用できるものには以下のものがあります。
- 長期優良住宅化リフォーム推進事業
- こどもエコすまい支援事業
- 介護保険の住宅改修
ここでは、それぞれの補助金事業について詳しく解説していきます。
※2023年11/16現時点での情報を記載しています。
長期優良住宅化リフォーム推進事業
助成金の割合 | 工事費用の3分の1 |
対象の施工内容 | 住宅の劣化対策、耐震改修、省エネ改修、性能向上工事 |
助成金の上限額 | ・評価基準型 150万円/1戸・認定長期優良住宅型 250万円/1戸 |
申請方法 | 事業者登録をしている業者に工事を依頼し、助成金の申請は業者が行う |
申請期限 | 2023年12月22日まで※予算が上限に達し次第終了 |
応募状況 | 通年申請タイプは受付中(2023年10月時点) |
長期優良住宅化リフォーム推進事業は、日本の住宅を長期間優良で快適なものにするために国が行っている事業です。
対象となる施工内容は、住宅の耐震性の向上や省エネルギー化、バリアフリー化を目的としたリフォームです。
具体的なリフォーム内容としては、耐震性向上のための耐震補強工事、省エネルギーを目的とした断熱性や気密性をあげるための断熱リフォーム、バリアフリー化を目的としたエレベーターの設置や段差解消工事があります。
こどもエコすまい支援事業
助成金の割合 | 30万円~60万円 |
対象の施工内容 | 子育て対応リフォーム、断熱リフォームなど |
助成金の上限額 | 1戸あたり30万円(条件により60万円まで) |
申請方法 | 事業登録をしている業者に工事を依頼し、その業者が申請を行う |
申請期限 | 2023年12月まで(予算の上限に達し次第終了) |
応募状況 | 2023年度の予算に達したため受付終了しました |
こどもエコすまい支援事業は、子育て世帯や若年世帯が行う住宅の省エネリフォームに対して補助金が交付される支援事業です。
対象の施工内容では、必須工事が開口部の断熱改修、外壁・屋根・天井・床の断熱改修、エコ住宅設備の設置のうち、いずれかの工事となっています。
任意工事としては子育て対応リフォーム、防災性向上リフォーム、バリアフリー改修などがあります。
介護保険の住宅改修
助成金の割合 | 工事費用の9割 |
対象の施工内容 | ・手すりの取り付け・段差の解消リフォーム・扉を引き戸に変更 |
助成金の上限額 | 20万円 |
申請方法 | リフォームを行う旨を担当のケアマネジャーに相談し、申請はケアマネジャーが行う |
申請期限 | 毎月10日・20日・末日 |
応募状況 | 受付中 |
介護保険の住宅改修は介護保険を利用して、要介護者やその家族が快適に暮らせるような住宅リフォームを行う際に助成を行う事業です。
助成金の上限額は20万円で、助成金の割合は工事費用の9割になります。
対象となる施工内容は、手すりの取り付けや段差の解消、扉を引き戸に変更するなどのバリアフリー改修になります。
申請は担当のケアマネジャーに相談をして、ケアマネジャーが申請を行います。
自治体のリフォーム補助金を利用する方法
国が行っているリフォーム補助金事業の他に、全国の各自治体でもリフォーム補助金制度を行っているところがあります。
そのような自治体のリフォーム補助金制度を利用すれば、洗面台リフォームにも活用できるものがあります。
補助金の割合は各自治体によって変わりますが、リフォーム費用の10%〜30%(上限額が5万円〜20万円)の補助金を出しているところが多い傾向にあるといえます。
補助金の支給条件も各自治体によって変わりますが、市町村内の中小業者に発注をすることや工事の契約・着工前に自治体の方に届け出をすることなどを条件にしているところが多いです。
またお住まいの自治体の補助金について調べる場合は、自治体のホームページでリフォーム補助金について調べたり、市役所などの窓口で問い合わせる方法があります。
洗面台リフォームで利用できるリフォーム減税・控除とは?
減税制度の種類 | 対象工事 | 控除限度額(控除率) |
投資型減税 | ・省エネリフォーム・バリアフリー改修・三世代同居対応リフォーム | リフォーム費用の20% |
固定資産税の減額 | ・省エネリフォーム・耐震リフォーム・長期優良住宅化リフォーム | 固定資産税の3分の1~3分の2 |
住宅ローン減税 | ・省エネリフォーム・バリアフリー改修 | 年末のローン残高の0.7%を控除(控除期間は10年) |
洗面台リフォームで利用できるリフォーム減税には上記の表のようなものがあります。これらは一定の条件を満たすことによってリフォーム減税の対象になります。
次では減税制度のさまざまな種類について詳しく解説していきます。
投資型減税とは?
減税の割合 | 工事費用の10% |
適用条件 | ・自ら所有し居住する住宅であること・工事完了後6カ月以内に居住を始める・改修後の住宅の床面積が50㎡以上・床面積の2分の1以上が居住用 (併用住宅の場合) |
対象の施工内容 | ・耐震リフォーム・バリアフリーリフォーム・省エネリフォーム・同居対応リフォーム・長期優良住宅化リフォーム |
減税の限度額 | 20万円~50万円(施工内容による) |
申請方法 | 工事が終了した翌年に確定申告を行う |
申請期限 | 2024年3月31日まで(申請は工事完了後3カ月以内) |
応募状況 | 受付中(2023年10月時点) |
投資型減税は、リフォームを行う際にローンの有無にかかわらず利用することができる、住宅特定改修特別税額控除になります。
控除期間は1年で、適用条件や対象の施工内容がいくつかありますので、上記の表を参考にしてください。
固定資産税の減額とは?
減税の割合 | 工事費用の2分の1から3分の2 |
適用条件 | ・耐震リフォーム 工事費が50万円以上、1982年1月1日から存在する住宅 ・バリアフリーリフォーム 65歳以上で要介護・要支援に認定されている人が居住 ・省エネリフォーム 工事費が60万円以上、窓の断熱工事が必須工事 ・長期優良住宅化リフォーム 建物の状況の検査を受けなければならない |
対象の施工内容 | ・耐震リフォーム・バリアフリーリフォーム・省エネリフォーム・長期優良住宅化リフォーム |
申請方法 | 工事が終了した翌年に確定申告を行う |
申請期限 | 2024年3月31日まで(申請は工事完了後3カ月以内) |
応募状況 | 受付中(2023年10月時点) |
リフォームを行う場合に、条件や施工内容が合えば固定資産税が減額の対象となる場合があります。
上記の表のように、対象の施工内容によって適用条件が変わってきますので注意が必要です。
また控除期間は1年で、申請は工事完了後3カ月以内に行う必要があります。
住宅ローン減税とは?
減税の割合 | 年末時点でのローン残高の0.7% |
適用条件 | ・工事費用が100万円以上・工事完了後、6カ月以内に居住を始める・ローンの返済期間が10年以上・年間所得が2000万円以下 |
対象の施工内容 | ・水回り、納戸、玄関などのリフォーム・耐震リフォーム・省エネリフォーム |
減税の限度額 | 14万円 |
申請方法 | 入居した翌年に確定申告を行う |
申請期限 | 2025年まで |
応募状況 | 受付中(2023年10月時点) |
住宅ローン減税は、住宅ローンを借り入れてリフォームを行う場合に、金利負担の軽減を図るために行われる制度です。
居住を始めた年から10年間、ローン残高の0.7%が所得税額から控除されます。
適用条件や対象の施工内容は上記の表のとおりになります。
洗面台の耐用年数・交換時期の目安
洗面台の耐用年数の目安 | 約15年~20年 |
洗面台の耐用年数・交換時期の目安は、約15年〜約20年とされています。
洗面台のような水回りの設備機器は、耐用年数に達するあたりから水漏れや排水のつまりなど不具合が起こりやすくなります。
また洗面ボウルは陶器製のものが多いため、比較的に耐用年数が長いですが、10年を過ぎたあたりからひび割れなどの不具合が起きることが多くなります。
水回りの設備機器は故障が起きてからリフォームするとなると、日常生活に支障が出てしまうので、交換時期の約15年〜約20年あたりを目安に早めにリフォームを行うことをおすすめします。
洗面台リフォームの流れ
洗面台リフォームを業者に見積り依頼を出してから、新しい洗面台の設置を行うまでの流れは以下の表のとおりになります。
見積もり依頼から業者決定 | 約3日~約2週間 |
業者による採寸(現地調査) | 約1日 |
床や壁の養生 | 約1日 |
洗面台の撤去 | 約1日 |
新しい洗面台の設置 | 約1日 |
1.業者に見積もりを依頼する
まずはリフォームをお願いする業者を選定するため、施工業者から見積もりを取得します。
お付き合いのある業者がいらっしゃる場合はその業者でも構いませんが、費用を安く抑えたいのであれば、複数の業者へ見積もりを依頼するのが良いでしょう。
同じ工事内容であっても業者によって金額が異なるということはよくあります。
2.業者が依頼を引き受ける
見積書に記載された工事内容と金額を勘案し、リフォームをお願いする業者を選定します。
業者によっては依頼主がお願いしたい工事内容以外にも別の提案をくれる場合もあります。
ただ金額だけで業者選びをするのではなく、しっかりと提案内容を確認しましょう。
業者が決まったら正式に工事を依頼します。その後、施工日を決める等の具体的な段取りを進めていきます。
3.工事当日に業者が新しい洗面台を持参し訪問
工事当日には業者が新しい洗面台を持参して自宅を訪問します。
持参する洗面台がスペースに収まるよう、場合によっては事前に測定を求められたり業者が訪問して採寸することがあります。
4.床や壁の保護を行う
まずは床や壁を傷つけたり汚したりしてしまわないよう、養生テープやシート等を使って保護します。
洗面台を撤去する際に埃や古くなったコーキング材等が散らばってしまう可能性があるため、養生作業は必須です。
5.元の洗面台を撤去し搬出する
元々使用していた洗面台を撤去します。
簡単に取り外せるものであればすぐに済みますが、洗面台と床や壁をコーキング材で埋めている場合はまずコーキングを剥がします。
コーキング材を剥がす際に壁紙やクッションフロアの端も一緒に剥がれてしまうため、壁紙やフロア材の交換が必要な場合は洗面台を取り外した後に交換します。
洗面台の取り外しが完了したら撤去するために搬出します。
6.新しい洗面台を搬入し設置する
洗面台を撤去すると埃や汚れ、カビ等が溜まっていることがあるので、まずは新しい洗面台を設置する前に洗面所をクリーニングします。
綺麗になったスペースに洗面台を設置し、水道配管等を繋いで洗面台の交換は完了となります。
7.施工完了
以上が洗面台リフォームの大まかな流れとなります。
壁紙やフロアの交換が不要で短時間で済む工事であれば半日程度で完了します。
一方、洗面台の交換だけでなく内装に手を加えるとなると4日程度かかる場合もあり、工事の内容次第で所要日数が異なります。
また、工事に要する日数は数日で済む場合であっても、事前の打ち合わせ等の期間も合わせると上記工程の1~7までで約1カ月半程度は見積もっておいた方が良いでしょう。
使いやすい洗面台にする方法とは?
洗面台は家族全員が一日に何度も使う場所なので、使いやすい洗面台にすることがとても大切です。では使いやすい洗面台にする方法とはどのようなものなのでしょうか。ここでは詳しく見ていきます。
洗面台の高さを使用者に合わせる
洗面台の高さは使いやすさに影響するので、洗面台の高さを使う人に合わせることはとても大切です。
理想的な洗面台の高さは「身長÷2㎝」といわれています。身長に対して洗面台の高さが低すぎると、使うたびに腰に負担がかかってしまいます。
逆に身長に対して洗面台の高さが高すぎると、顔を洗う時に肘に水が伝って使いにくくなります。
身長が低い子どもが踏み台として使えて、使わない時は収納できるキャビネットがついた洗面化粧台もあるので、小さいお子さんがいる場合は活用すると良いでしょう。
ボウルの大きさを調整する
洗面ボウルの大きさも使いやすさにとってはとても重要です。
奥行きが浅い洗面台やデザイン性を重視した洗面台の場合は、洗面ボウルが小さめの場合が多いです。小さめの洗面ボウルはおしゃれなのですが、周りや床に水がはねやすくなります。
また大きめの洗面ボウルは使いやすい反面、周りに洗面小物を置くスペースが少なくなってしまいます。
そのようなメリット・デメリットを考えて、洗面ボウルの大きさを決めると良いでしょう。
掃除のしやすさを重視する
毎日、家族全員が何度も使用する洗面台は、日々の掃除のしやすさを重視することも大切でしょう。
ユニット洗面化粧台は、洗面ボウルと洗面カウンターが一体化しているので掃除がしやすいといえます。
またユニットタイプ・システムタイプにかかわらず、汚れが付きにくい素材の収納棚や汚れが落ちやすい洗面ボウルなどもあります。
水栓金具が固定式のものは洗面ボウルのすみずみまで掃除がしにくいですが、引き出せるタイプの水栓や蛇口がホース状に延びるものは掃除がしやすいのでおすすめです。
十分な収納を確保する
使いやすい洗面台にするためには、十分な収納スペースを確保することは必要不可欠といえます。
洗面所には、かさばるタオル類や洗面用具、化粧品類や歯磨き用品などの細々したものなど収納したいものがたくさんあります。
洗面台の下部収納だけでなく、天井くらいまでの高さのある収納棚があるとタオル類や洗剤のストックなどを収納できて便利です。
洗面台リフォームを業者に依頼する場合の注意点
洗面台のリフォームを依頼する際にはいくつか注意点がありますが、ここではその中の3点についてご紹介します。
設置スペースと洗面台のサイズを確認する
洗面台リフォームを行う場合は、洗面台の設置スペースと洗面台のサイズを確認してから業者に依頼することは大切でしょう。
既存の洗面台から新しい洗面台に取り換えると、サイズが大きくなったり小さくなったりするケースは多いです。
しかしサイズが大きくなりすぎれば設置できなくなってしまいますし、設置できたとしても必要以上に大きな洗面台にすると、着替えをしたり身支度をしたりする時に不便です。
そのため設置スペースと洗面台のサイズを必ず確認するようにしましょう。
洗面台の高さは使用者とあっているか確認する
洗面台のサイズを確認する際に、洗面台の高さが使用者に合っているかを確認するようにしましょう。
洗面台の高さが低すぎると使うたびに腰に負担がかかってしまい、逆に洗面台が高すぎると顔を洗った時に水が肘を伝ってしまい使いづらいです。
洗面台のちょうど良い高さの基準は、「身長÷2」になります。
現在の洗面台の高さは80㎝が一般的ですが、75㎝や85㎝のものもあるので、使用者の身長を考慮して高さを決めるようにしましょう。
既存の配管に接続できるか、配管工事は必要か確認する
洗面台リフォームを行う場合は、基本的に既存の給排水管に接続をして、洗面台の取り換えだけを行うことが多いです。
しかし設置したい洗面台が既存の給排水管に対応していない場合は、配管工事も必要になることがあります。
また、収納キャビネットを扉から引き出しタイプに変える場合は、給水・給湯・排水の配管工事が必要になることが多いです。配管を大きく移動する場合は、工事費が高くなる可能性がありますので注意しましょう。
新設する洗面台の大きさをきちんとチェックしておく
洗面台には様々な種類のものが存在します。
しかし、お店やカタログで好みの洗面台を見つけたからといって、必ずしも施行場所である自宅で使用できるとは限りません。
洗面台を設置する予定のスペース以上の洗面台を購入してしまっては、大きすぎて入りきらなくなってしまいます。
反対に小さすぎる洗面台を選んでしまうと、洗面台と壁との間に隙間ができてしまい見た目が悪いだけでなく、隙間に物を落としてしまったりごみが溜まったりと不都合が生じます。
購入する洗面台の大きさと設置予定の場所のサイズは事前にチェックしておきましょう。
排水と給水のパターンを確認しておく
排水と給水のタイプがどうなっているかを確認しておくことも重要なポイントです。
通常、配管は壁もしくは床の中に埋め込まれます。
この給排水管が床であるか壁であるかで施行の方法が異なりますし、施工後のメンテナンスの方法も異なります。
洗面台を設置する時に配管が邪魔にならないよう、また配管が丸見えになって見た目が悪くなってしまわないよう給排水管のパターンも事前に確認しておきましょう。
洗面台リフォームはDIYできる?
洗面台は水回りの設備になるため、給排水管の接続などの工事は専門の資格所持者でなければリフォームはできません。
また洗面台リフォームをDIYで行うと下記のようなリスクを伴います。
- 洗面ボウルを設置する時にぶつけてヒビが入る
- 下地がない場所へミラーを設置してしまって落下事故が起こる
- 給排水管の接続に失敗して水が漏れる
上記のような失敗が起きる可能性が高いので、洗面台リフォームのDIYはおすすめできません。上記のような失敗をすると、その修理のためにかえって高い費用が必要になる場合があります。
洗面台で比較的DIYを行いやすい箇所
洗面台リフォームの中で、比較的DIYを行いやすいのは部分的なDIYでしょう。
- 洗面台にリメイクシートを貼って洗面台のイメージを変える
工具を持っていなくても手軽にできて、簡単におしゃれなイメージにできる
- 洗面台周辺に壁面収納を取り付ける
専門知識が必要なく、水漏れなどの心配がない
- ミラーキャビネットの鏡を外して、おしゃれな鏡を設置する
専門知識が必要なく、水漏れなどの心配がない
上記のような部分的なものなら、洗面台リフォームでDIYを行うこともできます。
しかしリメイクシートを貼ったり収納棚を取り付けるにもコツは必要なので、まったくDIYが初めての人は安易にDIYをしない方が良いでしょう。比較的DIYに慣れた人以外は、やはり業者に依頼した方が良いと言えます。
洗面台リフォームはどこに頼むべきか
洗面台リフォームを行っている業者はたくさんあるので、どこに頼めば良いのか迷うのではないでしょうか。洗面台リフォームを依頼する業者でおすすめのところは以下のとおりになります。
リフォーム専門会社
リフォーム専門会社は水回り設備全般の小規模から大規模なリフォームまで経験豊かな場合が多いです。洗面台の設置だけでなく内装工事も依頼できます。
地元の工務店
作業者に直接、依頼内容を伝えることが多いため費用が抑えやすいです。リフォーム 経験が多い工務店を選ぶと良いでしょう。
住宅設備業者のリフォーム部門
ネット販売をしているため価格が抑えやすいですが、施工は提携工務店が行うため、施工者の技量がわかりにくいと言えます。
家電量販店・ホームセンター
店頭で洗面台の実物を見て発注することができることが多いです。アフターサービスが充実しています。
洗面台リフォームを依頼する業者を選ぶコツ
疑問点分かりやすく教えてくれるか
見積りを取った時や打ち合わせを行う時に、疑問点について丁寧にわかりやすく教えてくれるかどうかは、良い業者を選ぶ上でとても大切です。
リフォームの専門用語を並べ立てたり、説明がわかりにくかったりすることは、後々トラブルの原因になることもあります。
洗面台リフォームのことがわからない素人に対しても、わかりやすい言葉で丁寧に、納得できるまで説明してくれる業者を見極めるようにしましょう。
営業担当者との相性は良いか
洗面台リフォームを担当する営業担当者との相性が良いかどうかも大切なポイントです。
見積りを取るためのやり取りや打ち合わせから、リフォームが終わったあとのアフターメンテナンスまで、気持ちよくリフォームを行うためには、コミュニケーションが取りやすい人であるとスムーズでしょう。
営業担当者との相性を見極めるには、見積りを取る時点でのやり取りが大切になります。期日や約束を守ってくれる人か、気持ちよく会話のやり取りができる人かを確認するようにしましょう。
アフターメンテナンスや保証内容を確認する
洗面台リフォームを依頼する業者を選ぶ際に、アフターメンテナンスや保証内容を確認することもとても大切です。
洗面台リフォームではリフォーム工事後に不具合や欠陥が見つかることがあります。そのような場合に、アフターメンテナンスや保証がしっかりついていれば安心です。
見積りを取って依頼する前に、必ずアフターメンテナンスや保証の内容までしっかり確認するようにしましょう。
満足できるリフォームを行うためには優良な業者へ工事を依頼する必要があります。
どういう基準で業者を選べば良いか、業者選びのポイントをご紹介します。
目的と予算に合ったプランニングをしてくれる業者に依頼する
予算を大幅に超えた提案をしてくる業者には注意が必要です。
しかし、なぜ予算をオーバーしてしまうのかといった根拠について丁寧な説明があり納得できる場合は信頼できる業者であると言えます。
経験のある業者だからこそできるプランニングにはしっかり耳を傾けましょう。
洗面台リフォームの実績が豊富なリフォーム業者に依頼する
洗面台リフォームの実績が豊富であればそれだけノウハウを持っていると言えます。
仕上がりの完成度はもちろんのこと、資材の仕入先も豊富でよりリフォーム内容の幅が広がる可能性があります。
費用を抑えたい場合には地元の優良な工務店に依頼する
地元で営業している優良な工務店は、仮に不当に高額な請求をして悪評が立ってしまうとその後の営業活動に支障をきたします。
そのため、費用を抑えたい場合は地元民に受け入れられている工務店へ依頼すると安心です。
複数のリフォーム業者から相見積もりを取る
同じ内容の工事であっても業者によって金額が異なります。
複数の業者から見積もりを取得することで、より安いリフォームを行うことができます。
また、複数の業者から提案を貰えるため、依頼主では気が付かなかった問題点やアイデアを発見できるというメリットもあります。
洗面所リフォームの業者選びで後悔しないために
必ず相見積もりを複数取って比較しましょう!
なぜならリフォームの費用・工事方法は、業者によって大きく異なるからです。
とはいえ「信頼できる業者が分からない」「何度も同じ説明をするのが面倒」と踏み出せない方もいらっしゃると思います。
そのような方こそハピすむの一括見積もり比較を活用しましょう!
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