窓手すりは後付けできる?転落防止の効果や布団が干せるかなども解説

「窓手すりは後付けできる?転落防止&布団干しに効果的!」というタイトルのリフォーム記事アイキャッチ画像。二階の窓に手すりが設置され、布団が干されている様子と、それを笑顔で見上げる男女のイラストが描かれています。

二階以上の窓には、転落防止の役割を果たす窓手すりがあると安心です。このような窓手すりには、室内側と屋外側に取り付けるタイプがあり、効果が異なります。
この記事では、窓手すりのメリット・デメリットをはじめ、布団干しとしても活用できるかなどについて解説します。窓手すりは家族全員の安全性向上に貢献してくれるので、ぜひ後付けを検討してみましょう。

2026年02月02日更新

監修記事
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窓手すりを後付けするメリット

窓手すりを後付けするメリットは、転落防止だけではありません。

窓手すりには、大きく分けて「転落防止による安全面の強化」と「防犯・美観性の向上」という2つのメリットがあります。以下の図で、それぞれの効果を視覚的に確認してみましょう。

転落防止と防犯・美観の向上を表現したフラットなベクターイラスト。左側は、安全な手すりと転落防止ネットが設置されたバルコニーで安心して過ごす家族(両親と子供)の様子。「転落防止」「安全面を強化」のテキストと、チェックマーク付きの盾のアイコン。右側は、窓の格子、センサーライト、スマートロックなど防犯対策が施された家に、侵入を諦めて逃げる泥棒のシルエット。「防犯・美観」「泥棒が侵入しにくくなる」のテキストと、鍵と輝きのアイコン。全体的にクリーンでモダンなスタイル。
窓手すり後付けのメリット

上記の図の通り、窓手すりには複数のメリットがあります。特に2階以上の窓掃き出し窓では、転落防止柵としての役割が重要です。それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

【メリット1】転落防止柵として安全面を強化できる

窓手すりを後付けする最大のメリットは、誤って窓から転落するリスクを軽減できることにあります。窓手すりがあることで、窓を開けた際に転落する事故を防ぐことが可能です。

特に小さな子どもの場合、少し目を離した隙に窓から転落してしまうことも考えられます。窓手すりがあれば、万が一の事故によって転落する可能性が減るので安心です。

【メリット2】防犯・美観性向上の効果への期待

窓手すりのメリットとしては、防犯や景観向上に役に立つこともあげられます。

窓手すりがなければ、防犯意識の低い家だと思われて泥棒が入りやすい雰囲気を作り出してしまいます。窓手すりを後付けすることによって、泥棒が侵入しにくい住宅になるだけでなく、建物の美観性も向上するでしょう。

このように、防犯やお住まいの美観性アップの対策にも、窓手すりの取り付けは有効です。

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窓手すりを後付けするデメリット

窓手すりを後付けすることには、メリットだけではなくデメリットもあります。

主なデメリットとしては「室内が窮屈に感じる可能性」「外の景色が見づらくなる可能性」の2点が挙げられます。以下の図で、それぞれのデメリットを確認してみましょう。

窓の防犯対策(格子やシャッターなど)がもたらす可能性のあるネガティブな側面を説明する、2つのパネルからなるインフォグラフィックです。

左側のパネルには、「室内が窮屈に感じる可能性」という見出しがあります。イラストでは、窓に格子が取り付けられた部屋の中で、一人の人物が膝を抱えて座り、憂鬱そうな表情を浮かべています。その下には、「視覚的な圧迫感が生じることがある」という説明文があります。

右側のパネルには、「外の景色が見づらくなる可能性」という見出しがあります。イラストでは、同じ人物がブラインドやシャッターで視界が遮られた窓の外を見ようとして、残念そうな表情をしています。窓の外には青空と木がぼんやりと見えます。その下には、「眺望が遮られることがある」という説明文があります。

全体的なスタイルは、指定されたフラットなベクターイラストで、背景は薄いグレー(White Smoke)です。テキストとイラストのアクセントには、指定されたフレッシュグリーン(Fresh Green)、ソフトパープル(Soft Purple)、アクセントイエロー(Accent Yellow)が使用されています。
窓手すり後付けのデメリット

上記のデメリットがあるものの、メーカー各社は窓手すりが自然に部屋になじむよう工夫を重ねています。デメリットも理解した上で、より快適な住まいづくりに生かしましょう。

【デメリット1】室内が窮屈に感じる可能性がある

窓手すりを後付けした場合、部屋に圧迫感が生まれ、窮屈に狭く感じてしまう可能性があります。

しかし、どのメーカーも窓手すりが自然に部屋になじむように工夫しています。そのため、人によってはそこまで窮屈に感じないかもしれません。

このように、室内側に窓手すりの後付けを検討する際は、あらかじめカタログ等で実際の空間をイメージしてみましょう。

【デメリット2】外の景色が見づらくなる可能性も

窓手すりを室内側・室外側のどちらに後付けした場合でも、室内から外の景色が見づらくなる可能性があります。どうしても窓手すりが視界に入ってしまうため、手すりがない時と同様にはいきません。

しかし、転落防止や防犯対策として、窓手すりの設置は有効です。小さな子どもや高齢の家族がいる場合は、窓手すりを設置することで安心感が増します。

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転落防止目的で窓手すりを後付けする際の注意点

転落防止目的で窓手すりを後付けする際には、いくつかの注意点があります。

特に重要なのが「転落防止専用の製品を選ぶこと」「適切な高さに取り付けること」の2点です。以下の図では、バルコニーと窓手すりの高さ基準を比較しています。

バルコニーと窓の手すりの高さに関する基準を比較した、クリーンでフラットなベクター形式のインフォグラフィック画像。

左側のセクションには緑色の文字で「バルコニー手すり」という見出しがあり、その下に「1.1m以上(建築基準法)」と記載されています。イラストでは、笑顔の男性が緑色の頑丈なバルコニー手すりに手を置いて立っています。床から手すりの上部まで、オレンジ色の両矢印と「1.1m以上」というテキストで高さの基準が示されています。

右側のセクションには同じく緑色の文字で「窓手すり」という見出しがあり、その下に「法的基準なし(バルコニーの高さを参考に)」と記載されています。イラストでは、同じ男性が青い枠の窓に取り付けられた緑色の手すりに手を置いて立っています。手すりの高さを示す両矢印が記載されています。

全体の背景は薄いグレーで、装飾的な要素はなく、情報が整理されて配置されています。
転落防止に必要な高さの基準

上記の図の通り、バルコニーには建築基準法で「1.1m以上」という高さ基準がありますが、窓手すりには法的基準がありません。しかし、安全性を確保するためには、バルコニーの基準を参考にすることが重要です。それぞれの注意点について、詳しく確認しておきましょう。

【注意点1】転落防止を目的とした窓手すりもある

窓手すりにはさまざまな種類があり、転落防止目的の場合は、転落防止用の製品を選ぶことが重要です。

転落防止目的以外の窓手すりの場合、強度やさまざまな面でもしもの事故が防げない可能性があります。転落防止で窓手すりを取り付ける際には、製品が「転落防止対応」であるかどうかを確認してください。

プロに依頼した場合、下地の補強なども行ってもらえるので、より強度の高い転落防止効果が期待できます。

【注意点2】取り付けの高さに注意する

窓手すりを後付けする際は、取り付けの高さに注意しましょう。身体に対して取り付けの高さが低い場合は、窓手すりを後付けしても転落する危険が考えられます。

バルコニーの手すり、1.1m以上の高さがマスト

バルコニーの手すりは、建築基準法で1.1m以上の高さに取り付けることが建築基準法で定められています。
参考:建築基準法施行令

一方、窓手すりにおいて取り付けの高さに法的な基準はありませんが、バルコニーの高さも参考にしながら、家族が安全と感じる高さを検討しましょう。

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窓手すりを後付けすれば布団干しにも使える?

窓手すりを後付けした場合の布団干しは、可能です。しかし、窓手すりでの布団干しにはいくつかの条件があるので、確認しておきましょう。

パイプを取り付ければ布団干し可能

窓手すりのなかには、転落防止の役割だけでなく、布団干しの機能を持つ商品もあります。

さらに、窓上部のホスクリーンと兼用することで、日常的に使うシーンも多くなるでしょう。

賃貸住宅では窓の布団干し禁止の場合も

窓に布団を干したくても、賃貸住宅では窓の布団干しが禁止になっている場合があります。

窓での布団干しが禁止になる理由は、おもに美観や安全性の問題です。窓で布団を干すことで建物の景観が悪くなったり、落下した布団が通行人に当たってケガをさせてしまう可能性もあります。

窓手すりを後付けしても無駄になってしまうことのないよう、事前に窓の布団干しが可能かどうかを大家さんに確認しておきましょう。

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窓手すりの取付位置による効果の違い

窓手すりは取付位置によって、期待できる効果が異なります。室内側に取り付けるか、屋外側に取り付けるかで、転落防止効果や防犯効果の度合いが変わってきます。以下の図で、室内側と屋外側の効果の違いを比較してみましょう。

窓の安全対策を室内側と屋外側で比較するインフォグラフィックです。

左側の「室内側」パネルには、窓の内側に設置された緑色の手すりに、笑顔の子供が安全に寄りかかって座っているイラストがあります。その下には「転落防止◎」というテキストがあり、効果が高いことを示しています。

右側の「屋外側」パネルには、窓の外側に緑色のシャッターが閉まっており、その横で泥棒の格好をした人物が困った顔をして立っているイラストがあります。その下には「防犯・美観向上◎」、さらにその下に「転落防止△」というテキストがあり、防犯性と美観は向上するが、転落防止効果は限定的であることを示しています。

全体はクリーンなフラットデザインのイラストで、背景は薄いグレー、テキストとアクセントカラーには緑とオレンジが使用されています。
室内側と屋外側の効果比較

上記の比較図から、転落防止を最優先する場合は室内側、防犯や美観を重視する場合は屋外側が適していることがわかります。住まいや目的にあった取付位置を選びましょう。

室内側に新設した場合の効果

窓手すりを室内側に新設した場合は、転落防止の効果が期待できます。

特に小さな子どもや高齢者がいる場合、窓の高さによっては、転落する危険も。窓手すりを室内側に取り付けることで、たとえ窓に寄りかかったとしても誤って転落する事故が防げます。

転落防止に重点を置く場合は、窓手すりを室外ではなく室内側に取り付けることを覚えて起きましょう。

屋外側に新設した場合の効果

屋外側に窓手すりを取り付ける場合の効果は、景観と防犯効果の向上です。形態によっては、転落防止の効果も期待できます。

屋内側に取り付ける窓手すりは建物の外から見えにくいですが、屋外側なら建物のアクセントになる役割も。見た目がおしゃれな窓手すりを選べば、お住まいの美観が向上する効果が期待できます。

また、屋外側に取り付けた窓手すりは防犯対策としても有効です。窓から家に侵入しようとしても、窓手すりがあると時間がかかり、泥棒も入るのを諦める場合が多いようです。泥棒は窓手すりを取り付けているなど防犯意識の高そうな家を避けるので、そもそも狙われにくくなります。

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後付けできる主要メーカーのおしゃれな窓手すり

後付けできる窓手すりは、主要なメーカーがさまざまなものを販売しています。主要メーカーのおしゃれで機能的な窓手すりをチェックして、住まいや目的にマッチする製品を選びましょう。

【メーカー1】YKK AP

YKK APには、シンプルで機能も兼ね備えた窓手すりがあります。

シンプルでモダンなデザインは、どのような外観の住宅にも違和感なく溶け込みます。アルミサッシでは国内シェア2位の大手メーカーなので、安心して利用できる点も魅力です。

【メーカー2】LIXIL(リクシル)

LIXILでは、おしゃれな上に機能を持たせた窓手すりがラインナップされています。

シンプルなデザインでカラーバリエーションが多いため、どのような建物にも違和感なく溶け込めます。また、国内シェア1位のメーカーなので安心感も抜群です。

【メーカー3】三協アルミ

三協アルミは、アルミ建材における最大手のメーカーです。

強度と耐久性に優れているのが特徴で、格子は子どものすり抜け防止に配慮した幅で作られています。デザインはシンプルながらも、実用性や機能性を兼ね備えた商品がラインナップされています。

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窓手すりの後付けはDIYで可能?

DIYによる窓手すりの後付けは、おすすめできません。

窓手すりをDIYで取り付け場合、プロがするよりも強度や耐久性が弱くなる可能性があるからです。転落防止のために取り付けた窓手すりなのに、強度の弱さが理由で外れて転落してしまうことにもなりかねません。

経験豊富なプロに任せれば、強度や耐久性を確保した確実な施工を行ってくれます。

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窓手すりの後付けにおける費用相場

窓手すりを後付けする際の費用相場は、5,000~50,000円が目安です。以下の図で、費用の内訳を視覚的に確認してみましょう。

窓手すりの取り付け費用とその内訳を示したインフォグラフィック。上段には窓手すりのイラストとともに「窓手すり本体(材料費) 5,000〜30,000円」、中段には作業員が手すりを取り付けているイラストとともに「後付け工事費 20,000〜50,000円」と記載。下段には取り付けが完了した窓のイラストとともに、合計目安としてオレンジ色の大きな文字で「5,000〜50,000円」と示されている。
窓手すり後付け費用の内訳

上記の図の通り、窓手すり本体の材料費と後付け工事費を合わせた金額が総費用となります。より詳細な内訳は、以下の表でご確認ください。

工事の内訳料金の目安
窓手すり本体
(材料費)
5,000~30,000円
後付け費用20,000〜50,000円
合計5,000~50,000円
窓手すりの後付けにかかるその他費用

2階で屋外側に窓手すりを後付けする場合は、別途仮設足場の費用がかかる可能性があります。また、複数の箇所に窓手すりを後付けする際は、建物全体に仮設足場が必要なケースもあります。特に、仮設足場の費用は高額になることが多いため、必要に応じて外まわりのリフォーム・メンテナンスを同時に検討するといいでしょう。

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賃貸物件で窓手すりをリフォームする際の注意点

賃貸物件で窓手すりをリフォームする場合には、注意すべき点がいくつかあります。トラブルなくスムーズに窓手すりを設置するためにも、工事を依頼する前に注意点を確認しておきましょう。

【注意点1】大家への届け出が必要

賃貸物件の場合は、窓手すりのリフォームに大家さんの許可が必要な場合が多いようです。

窓手すりのリフォームが可能な場合は、入居時に説明があるか、契約書に記載されています。入居時に窓手すりのリフォームの説明がなかった場合は、工事を依頼する前に大家さんに確認しましょう。

もし勝手に窓手すりのリフォームをした場合は、退去時に原状回復費用を請求される場合があります。

【注意点2】退去時に原状回復が必要なケースがある

賃貸物件で窓手すりのリフォームがOKな場合でも、退去時に原状回復が必要なケースがあります。原状回復の程度や費用はそれぞれの物件によって異なるので、事前に確認しておくと良いでしょう。

賃貸物件の原状回復は、最初に支払った敷金が充てられるので、自己負担を極力少なくできるでしょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】ディバルコンサルタント株式会社 代表 明堂浩治

ディバルコンサルタント株式会社

明堂浩治

芝浦工業大学工学部建築工学科を卒業。大手建設会社で20年勤務した後、独立しコンサルタント業を始める。

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